麻黄は甲状腺機能亢進症には動悸発汗などの症状を増悪させるので慎重投与になっている。姫路市外から既存の抗ヒスタミン薬では鼻汁が止まらない人がお越しになった。当然処方するのは麻黄剤。調剤薬局から疑義紹介がかかった。甲状腺機能亢進に麻黄なんてといっていると受付がいってきた。麻黄以外考えられないがとりあえず戻ってきていただいた、しかし麻黄が使えないと漢方薬をわざわざ服用しなくてもよいのではないかと思った。しかし東京の伊藤病院と並ぶ神戸の隈病院に通院して居たらそれなりのコントロールをしてあるだろうと処方したが疑義紹介をいただきました。患者さん結構お持ちの方がいらしたので麻黄非含有製剤を処方した。なかなか苦しい。私のこんな疑義紹介は初めてだったので反論する文献がないので資料請求しました。麻黄剤を使って甲状腺機能亢進が増悪した報告は文献上はないそうです。土曜日日曜日漢方薬の講演会を聞いた後の月曜日。漢方薬の番号や特定のメーカーの名前を出してはいけないなどの医薬品品適正使用のガイドライン改定を受けて漢方講演会では資料の配布がなくなっている。非常に過敏になっている。製薬協に入ってない漢方メーカーも続いしている。週の初めから躓いた。院外処方が進みいろいろな調剤薬局に処方箋が散っていく。患者さんを前にしている状態では先ほどの処方箋には心はなく今前にいる患者さんに集中している。きっと麻は水が止まらない効かない処方をしてしまった。中国が麻黄を輸出禁止にしたことがある。その時も麻黄の変りはないことになっていた.患者さんに申し訳ない。私よりも姫路で漢方について勉強している人がいない。ここひと月でもエキス漢方ZtoA、大阪漢方談話会、兵庫漢方医学談話会、関西系統中医学講座で4講座、漢方ステップアップセミナーいっぱい講演会で学び自宅でもいっぱい勉強している。調剤薬局の薬剤師の先生の一言は大きい。