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75歳以上は92万2000円

一人当たり75歳以上では92万2000円の医療費を使った。75歳以上は後期高齢者に相当する。後期高齢者医療制度を作るときに県あるいは市町村を運営主体に考えたがみんな断った、そこで広域連合が形成された。保険料は県単位で一律になっている。後期高齢者は広域連合の所管である。広域連合では責任の所在がはっきりしない。国民皆保険は後期高齢者を働き手の支援と税金で支えている。現役世代の拠出金で後期高齢者を守る形をとっているため給付を受けないと損みたいになっている。そのうえ自治体が名ばかり少子化対策で医療費無料化を実現しましたと誇らしげに選挙公約の実現を語るため財政規律が緩みまくっている。最も75歳以上の医療費が高いのは福岡県だそうです。2002年から16年連続全国ワーストだそうです。なぜ後期高齢者の保険が必要だったのか私はまだ理解してません。しかし今となっては組合は解散し協会けんぽに参加するところが増えている。原因は保険料の高騰つまりみんな後期高齢者への拠出金で苦しんでいる。一方で製薬会社は内部留保がどんどん増えている。国債発行ばかりが増えている。総理大臣は国が面倒見ますというが国民一人一人の借金が増えるばかり。決まった枠内で財源見つけるのが本来の姿。あの忌まわしい民主党政権というが決してそんなことはない。低金利をもとに財布が緩みっぱなし。アベノミクスはまやかし。

もう直ぐスギ花粉症

昨年の7月は涼しかった。6月29日に梅雨入りした。遅かった、7月の降水量と日照時間がスギ花粉の飛散には重要だとされている。ヒノキの花粉飛散予測はスギほど簡単ではないらしい。スギに比べてヒノキの期は若い。しかしヒノキはエキスの抽出すらできないのが今の技術です。そんなところに登場したのがゾレアである。スイスのノバルテイスは有力な製品をたくさん持っている。ぞれは最初気管支ぜんそくの薬でしたが蕁麻疹そしてこの度季節性アレルギー性鼻炎の保険適応をわが国で取得した。血清totalIgEと体重で投与量が決まる。なぜかRASTではなくRISTで投与量が決まる。つまりスギ特異的抗原に対する抗体量ではないのがわからない。ダニ抗原が高い人には高用量のゾレアを投与できる。ビラノア錠でもルパフィン錠でも70円の薬価です。ゾレアの値段聞いた患者さんは治ってしまうんですか?そりゃそう思うでしょう。レセプトにも舌下免疫療法を勧めたか今の治療は○○錠を○○mgと記載したりもちろん直近の血液中総IgE増加についても記載しないといけない。難治性季節性アレルギー性鼻炎、最重症季節性アレルギー性鼻炎に該当した人に投与することになる。私のところみたいなツブクリではたくさん使ったら返礼そして査定と10万円単位で査定がバンバン入る。アレルギー検査でも此のレセプト枚数で検査が多すぎるとの指摘もあるようだ。眼科医会で効くところでは今のような県単位の保険審査はあと数年全国を8から9ブロックに分けて保険審査を行うようになる。厳しくさてそして返戻が来る。そして高点数は悪であると近畿厚生局の集団指導個別指導が来る。