最近ネット上での話題として薬出せるだけ多くという患者さんが増えた。どうしてますかというのがありました。先日私も同じことを言われました。一か月分処方しました。そのあと処方薬がないからもう一度欲しいと連絡があった。このような紛失に対して保険診療の療養規則では自費診療を行うことになっている。もし院外処方で国保連合会や社保支払基金から査定されたらどうなるか?医療機関がすべて減点され損をする。西川病院〔医療療養型病棟〕で入院中の患者さんが薬をなくしたと言ってきたので紛失は自費ですよとお伝えすると「もうええわ」とおっしゃった。医療機関は薬屋ではない。まして査定が入ると処方箋料、調剤料、薬の薬価すべて医療機関の診療報酬から原点つまり減額される。調剤薬局は何も痛くもかゆくもない。医療機関にとって特に私の領域では長期処方で医療機関が得することはない。紛失は給付の対象外と言ってもわからん患者さんもいる。ところで遠方からエピペンの処方に来た方が先生なんで薬ここでくれんのや?「くれるところもあるやろ」と言われた。あの人たちの給与はわたし達患者さんが払っているのねと言われてしまった。欲しい薬もらえるというキャッチコピーも古くなっているようです。どっちがよいのでしょうね。