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漢方薬はレセプト一枚で2剤まで

最近漢方薬が2次審査で査定される。月の初めと月の終わりに二回お越しになったり、処方が合わないと中3日でお越しになり査定されたり。西洋薬の新薬に比べたら安い漢方薬がバンバン査定される。社保に連絡すると病名ありますか?あります。中3日で処方しているから査定したそうです。そしたら症状安定しない例で30日を超える処方をしろということですか?といったやり取りをしてもう一度突合再審と書いて提出してくださいとのことでした。なんせ昨年の10月のレセプトを保険者の申し立てにより査定します。期日までに提出しないときはこちらの判断で査定します。ツムラ加味帰脾湯を初めて処方するので14日良かったので3日後に28日処方したのが悪いというのです。そしたら42日を推奨するのかといえば30日を超えた処方は分割処方しなさいと言われることもある。漢方薬は2剤満量は認めるという申し合わせがある、クラシエ柴胡加竜骨牡蠣湯は12錠分2で三分の二の量にしている。今度の突合再審で復活することを祈ります。薬局の調剤料も査定され1万円近くの損害です。

MR失格

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麻黄附子細辛湯は長期に使うものではない

麻黄附子細辛湯は長期に使う薬ではないと保険で査定される時代が来ています。附子で体を中から温め細辛で腎気を外へ引っ張り扇のように麻黄で広げるのが麻黄附子細辛湯です。カプセルもあり便利で多用していますがこれも古い時代は少陰病の漢方薬とされ長期に使うものではないという理由で査定される時代が来ています。どうすれば査定されずに漢方薬は使えるのでしょうか。私にはわからなくなりました。漢方エキス製剤は生薬の量が少ないので古典に記載されているほど聞かないことが多い。その代りずっと用いても副作用が少ない。しかし健康保険の審査で古典にこう書いてあるといわれると保険で漢方薬を処方するのが難しい。患者さんがくれという薬を出す時代は終わった、保険で査定されても悔いのない診療をしたい。2剤満量よりも2剤を3分の2の量が無難です。

私の漢方処方ベスト3

メーカーさんのお話では一番はどうも気血相補の加味帰脾湯、錠剤も少ないながら使っています。帰脾湯は気を上にあげる柴胡と気を下げる山梔子が入ってないので気の巡りが少ない。二番目は二朮湯だそうです。メーカーは異なるが半夏白朮天麻湯ただ私の処方箋あちこちに飛んで行く麻黄附子細辛湯のカプセル、葛根湯のの錠剤、私の処方が広い範囲の調剤薬局に飛んで行く。その上位処方が軒並み社会保険で査定されている。病名もあり満量2剤も守っている。30日を超える処方もお断りしています。患者さんが起こってお越しにならなくても保険の決まりは順守しています。だがばっさり加味帰脾湯や半夏白朮天麻湯が査定される。それも昨年のもです。これでは漢方薬は自費診療を考えないといけない。今日は父の日でしたが東京飯田橋へ朝9時の望みで行って来ました。妻がうっとうしいのか愛情か漢方の勉強行かなあかんよ後ろから背中を押してくれた。エキス漢方ZtoAは26回で終わるそうです。あっという間の3時間で舌。来週は兵庫県一番忙しい休日夜間急病センターで仕事です。関西系統中医学講座も幕張のアレルギー学会も参加できません。

時間管理

産業医業務に時間の管理の助言がある。残業は悪である。あるところで行われる講演会が定時に絶対終わらない、私はペーパードライバーなので自転車かタクシーを使う。帰りはライブ講演ではないので定時に終わって当たり前と思うが定時を超えても非5お子とご挨拶ダ・次回から時間を超えて挨拶をする前を横切ってやろうと思った。タクシー代3000円投資して不快な思いをしていかなければよかった。その点産業医活動をしているところはみんな上場企業だけあって会議は短くと書いてある、理由は残業をしないように時間管理を徹底している。ゴールデンウイークがある5月も休日ロウにならないように取り組んでいる。医薬品卸の最大手が毎度毎度時間を守らずに何がコンプライアンスか。もっとひどいのは医療機関バイトに行っても契約書をいただいたことがないひどい時は給与の明細をいただけない。何か仕事をするときはアルバイトであろうとなかろうと契約書がいる。いままで見たことももらったこともない、コピーしてろうどうしゃにわたすのもあたりまえそんな医療機関にも事務長がいる。何を見ているのだろう。このままでは危険な医療機関だと思う。きっちりした産業医の報酬に比べて無茶苦茶安い。早々にやめよう。医療機関に対する応召義務を当たらなものに変える必要がある。私のところは私が職員と面談して契約書墓ならz更新している。事務長なんておらんでもできています。

亜鉛

血液中の亜鉛が下がるといろいろな病気が起こります。亜鉛の薬は今までは保険適応がない胃潰瘍のお薬でした。ウイルソン病のノベルジンが低亜鉛血症に用いられるようになりました。日常採決時に調べるとびっくりするくらい血清亜鉛血が低い人が多い、肝硬変で肝性脳症の人大酒のみの人糖尿病の人意外と血清亜鉛の値が低かった。ノベルジンを処方すると100以上に簡単に上がった。200以上になるとやめないといけないそうです。低銅血症性貧血という概念があるそうです。亜鉛が上がったと喜ぶだけではなく血清の銅の値も調べる必要がある。糖尿病のインスリン分泌にも亜鉛は関与する。低亜鉛血症は疑う測る補充するこの3つが大切です。意欲低下食欲低下皮膚炎脱毛、ざそう、味覚異常そう小遅延などいろいろなことで亜鉛の低下がみられる。また薬剤性の亜鉛の低下も多いそうです。血液検査で亜鉛を測定して評価することが大切です。そして低下していたらノベルジンという薬が使えることを頭の片隅に置くことです。

漢方薬の査定がひどい

兵庫県では漢方薬2剤満量は認めると聞いているが最近ひと月に2回お越しの方の査定がひどい。これでは漢方診療ができない、コタロー半夏白朮天麻湯、ツムラ加味帰脾湯ばさばさ切られている。症状を詳記しなさいという用紙が来て期日までに提出することが求められる。それも昨年のレセプトです。漢方診療なんて慢性疾患指導料を算定できない。難も算定できないのにバサバサ査定が入る。何で査定なのか社保に聞いてもわからない。これでは経営が成り立たない。そして今後どうしたらよいかと質問したがAでもないでもないものはわからない。いままでなんにも査定されたことがないのに…。知り合いの審査員の先生に聞いたそしたら私なら通しますよ。なんとかしてくれ。怖くて漢方薬が処方できない。

梅雨でしんどい

湿じゃがむんむんする季節です、参加しなかったが日本東洋医学会は終わった。梅雨でむしむししんどい季節です。漢方薬の出番です。最近は保険診療の漢方薬は査定されておりひと月に2種類しかと売らなくても文句は言えません。患者さんは60日下さいと初診からおっしゃる。それは漢方ではなく私のところとは違うところ手帳を見ながら処方する医師のところへ行ってください、お帰り下さいといってしまう。カローナールもついでに下さい、保険診療をしているからついではないんですよ、皆さんの税金ですよ。ところでカロナールの保険適応は何か。眼科の適応はないするとまた厚生局の立ち入り検査では保険病名をつけましたねといわれる。そもそも漢方薬は温めて体温を上げて病気を早く治す、カロナールは冷やす。つまり一緒に使うと聞かない可能性がある。なんも考えず深く考えずカロナールもついでに入れといて。ドラッグストアへどうぞと最近はお伝えしています。風邪には漢方薬は非常に効く。カロナールを使うから治るのが遅くなる。早く解熱したいという気持ちはわかる。医療費が安いからこんなことは起こる。

姫路病診快便セミナー

今日は姫路病診快便セミナーに参加させていただきました。慢性便秘診療の診療ガイドラインについての解説でした。漢方診療を行っていますと便秘には大きな関係があります。もともと放射線科の診療を志していましたので大腸の検査である注腸を数多く行ってきました。いままではカマグは安全な薬とされてきたマグミットには1錠500mgの剤型があることを最近知りました。最近は高マグネシウム血症が問題です。そういえば亜鉛の薬で亜鉛が上がりすぎると銅が以上になるから血清亜鉛が200以上になると亜鉛の薬は休むそうです。亜鉛の薬はウイルソン病の薬だから当たり前です。なんと1500mgも専門医が処方しているではありませんか。こんな患者さんはアミテイーザやグーフィスを使うのが妥当と思います。今日は姫路商工会議所でアミテイーザのお話でした。リンゼスも話題に上りましたがグーフィスは使用経験が少ないからか話題になりませんでした。アミテイーザは1錠から増量、かつ今までの便秘薬はresetするのが良いみたいです。

漢方薬の保険診療

ことしになり漢方薬を保険で処方すると査定されることが増えている。死活の問題です。処方箋料、調剤料も含めて薬局ではなく私のクリニックからすべて査定される。そのうちプラセンタも査定される日が来ると思う。プラセンタの注射の回数も患者さんに減らしていただくようにお話しています。このままでは・・・・・。保険診療は制限診療ですが、患者さんが存することはありませんが私共では自己負担が少ない方が査定されると○○の損になります。縦覧検査で査定とか記載されるようになっています。昨年の11月分が2剤満量でも査定されました。そして月に二回来られた方に異なる処方をつまり合計4剤ではなく3剤だったのですがこれまた査定、このままでは経営が成り立たなくなる。紅蔘やサフラン、炮附子は別にして月二回目は異なる処方は出せないという結論です。あまりの厳しい査定にびっくりです。薬を出したら損をする時代が保険医には来ています。