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麻黄

秋田大学の救急・集中治療医学講座の教授がお書きになった急性期漢方には麻黄を含む主な方剤がまとめてある。最高は越婢加朮湯の6グラム麻黄湯が5グラム、4グラムが麻杏甘石湯、麻杏よく甘湯、五虎湯、日本薬学の父は長井永義先生です。全国の雙葉学園の元を作った方です。麻黄は砂漠で取れるので中国が輸出を止めると大変だ。麻黄ちゅうのメチルエフェドリンは気管支拡張作用がある。エフェドリンは交感神経を興奮させる。麻黄は附子同様アルカロイなので食前つまり胃酸が多い状態では吸収されにくい。やさしいのです。だから漢方薬で麻黄と附子が配合されると食前がよい。それ以外のものは食前にこだわることはない。もっと言えば優しい漢方エキス製剤は私は食後に飲んでいる。今日は産婦人科漢方研究会です。産科婦人科医に交じって勉強しよう。

外向きのベクトルの生薬

系統中医学講座はオリジナルの話が多い。外向きのベクトルという概念も系統中医学独自である。外向きのベクトルというと麻黄桂皮細辛乾姜などいろいろな生薬が該当する。他の書籍には記載がない内容についての記載がみられる。依って著作権COPYRIGHTSがある。体の中に水を巡らせる。この場合良い水役に立たない水がある。蒼朮は発散する作用がある。蒼朮は液を外向きに動かす。袪風利湿止痛白朮や茯苓よりも広く水を動かす。たとえば関節や皮膚など。白朮は脾気を増強する、津液を巡らせる。そして固表止汗。外向きのベクトルの蒼朮に比べ汗を止めるから白朮は蒼朮と全く異なる。人参も外無のベクトルを有する。人参は脾気を高め津液を補って潤す。脾気肺気を増強するという形の外向きです。肝に働く生薬には柴胡香附子がある。日本で用いる柴胡は辛涼解表の働きがある、つまり外向きの働く。肝気を揺り動かして肝気を消耗する。香附子は疏肝を穏やかに行う。小柴胡湯が大柴胡湯に比べて柴胡の生薬量が多いのはなぜ?柴胡は疏肝目的では3~4グラム使う。6グラム7グラムになると辛涼解表になる。

低亜鉛血症

亜鉛不足の薬がノベルジンです。年を取ると嚥下力が落ちる。蒸せる。亜鉛含量は柿ではなく牡蠣に多い。缶詰などで牡蠣を接触することは少ない。牡蠣のかんづめが高い。ノロウイルスが怖くて週末に食べるようになった。いまだにウイルスにやられたことはない。牡蠣フライでは亜鉛は取れないそうだ。そうなると生の牡蠣酢牡蛎です。ノロウイルスが怖くて食べられない。しかし外食産業では牡蠣をべなくてもやられることがある。包丁やまな板です。消毒に次亜塩素酸ソーダ商品名ではハイターを用いる必要がある。牡蛎といえば桂枝加竜骨牡蛎湯を思い出します。漢方薬では牡蠣の貝殻が牡蛎です。カルシウムリッチなカキの貝殻です。あんしん作用は安神で、心の中の神を重たい牡蠣の貝殻で下のほうに引き下ろします、そしたら神が空騒ぎするのが収まります。神が舎に戻り心の中が落ち着きます。行く眠れます、これが安寧とか重鎮安神作用、寧心安神作用といわれるものです。五臓神。五臓のなかの心、胃酸を抑制します。胃酸を抑制するのは安中散の牡蛎です。安中散には延胡索が入っておりおなかの痛み生理痛、こむら返りで芍薬甘草湯が効かない人、甘草でむくむ人、血圧が高い人など甘草が使いにくい人には有効です。桂枝加竜骨牡蛎湯は桂枝湯に竜骨牡蛎を加えてます。桂枝湯は衆方の祖といわれ多くの漢方薬の元です。桂枝(肉桂)で引火起源を竜骨牡蛎で陽気を下へ引き下ろします。つまり顔がほてる更年期障害などに使える。

エキス漢方ZtoAZtoAのプラセンタ注射

7月のエキス漢方ZとAでプラセンタを使っている症例が登場した。陰も陽も増やすのがプラセンタ、サプリメントでも注射でも同じである。ただし注射の方が脾胃に負担をかけない。も増やすプラセンタは胎盤です。保険でメルスモンとラエンネックの製剤を扱っています。婦人科以外では保険が通りにくいメルスモンはあまり増えると保険適応で注射できなくなるかもしれない。メルスモンは45歳から60歳の誕生日の前日まで女性に保険適応がある。男性更年期障害はLOW症候群です。これはテストステロンが少ないのでプラセンタの注射は保険適応ありません。プラセンタ注射は女性に大人気です。45歳の誕生日から60歳の誕生日の前日まで健康保険が適応されます。漢方診療を行っているとニンニク注射をしないのかといわれることがある。これは健康保険適応外です。健康保険適応の医療には医療対策特別措置法26条が適応され、医療法人を作るよりももっと良いといわる。保険適応外の診療は措置法の適応を受けない。保険外のことをしたお陰でなんかわからないが8月は事業税まで搾り取られる。

用薬心得十講

以前はみんな中国語で読んでいた用薬心得十講。老中医焦樹徳先生の用薬心得十講を翻訳した書籍が東洋学術出版から出版されている「生薬活用に秘訣」です。4800円と消費税です。あの薄い本がこんなに重くなっていると思う人は多いと思う。他の書籍は記載がない考察がいっぱいある。時々よんでいるが前回のエキス漢方ZtoAの帰り東京からの新幹線でただいま三河安城駅を予定通り通過しましたというときに後ろの席にはなんと東大阪でご開業されている昔兵庫医大救急部におられたあの先生ではないか。名古屋で隣が開いたのでどこでどんな活動をしているかとかいろいろお話した。Kr社の仙頭正四郎先生の講演会で初めて一緒になった。この先生も私と同じで系統中医学を最初から学んでいるそうです。お話は新大阪まで続いた。東大阪へのアクセスが良くなりおおさか東線で20分らしい。私たちは医師国家試験を近代病院がある狭山ではなく本部がある東大阪で受けましたというと東大阪広いんやで。9年間もT社でこの先生の講演しており大阪では御高名だそうです、知らない私が恥ずかしい。2月1日に高津ガーデン行きますねと別れた。

漢方診療における問診

漢方診療で患者さんがおっしゃった一言でよい処方が見つかることもある、口訣がはまることがある。しかし、昔丁寧に話を聞いていた時と今を比べるとどちらが打率が高いかというと今です。つまり精神科ではない漢方診療は一生懸命長時間待ち時間を要する診療をしても同じということです。勉強している患者さんの一言に耳を傾けると大変参考になることもある、一方インターネットで学んだとおりのことをおっしゃる方もいる。この漢方薬飲んでみたいといわれたら仕方がない脈が違う、舌が違うといっても菅さんがおっしゃることを信じるしかない。一方漢方診療を行う上で大切なのは生薬の勉強そして二味三味の配合を学ぶことだと思います。この辺りは暗記しかない繰り返し繰り返し勉強することが大切だと思っています。手帳見ながら処方する漢方なんてあてものであり医療ではない。打率向上を目指して今週日曜日はパレードでにぎわう東京に行く。

Drいけのの思春期お悩み相談室

Drいけのの思春期お悩み相談室をサインペン持参して池野一秀先生の講演を聞きに行った。そして最後終わった後もう20時みんなキロ急いでいる。サインをいただきに前に行った。2時間にわたる講演の後にもかかわらず同じ図柄のPOSYCARDに名刺をいただいた。Dr池野の思春期お悩み相談室の著者池野一秀先生はイラストレーターのお仕事をされているだけあった。第一回第二回小児漢方懇話会フォーラムは父親の法事で参加できませんでした。新生フォーラムは要旨集が出てないので講演の内容はわからない。昔はビデオテープまでいただけた。7月9月の連休に二日間居眠りしながら可能な限り聞いた時代が懐かしい。しかしかなりハイレベルなご講演でした。もう一度聞きたい講演でした。ノートを見直していつもに比べて聞き漏らしているところが多い。姫路でも講演してほしい。附子の表を提示された。オリジナルの自作の表にまとめてあった。マヨネーズの油が味を消す、薬剤師さんからは配合変化を調べてますかという声が聞こえる、マヨネーズと混ぜるのは保険適応外のお話です。漢方薬の食前投与は麻黄や附子含有方剤は空腹時のほうが良い。適応外使用が大きな波紋を呼んでいる。今更知見をできない。

六君子湯でも太らぬ人

六君子湯を服用して太っただけという人に時々出会う。一方、六君子湯で胃が悪くなったという人もおられる。六君子湯が二陳湯と四君子湯の方位を有する方剤と考えると四君子湯による補気作用よりも二陳湯による理気作用が空回りしているから胃が悪くなると考えている。また抑肝散陳皮半夏という本庁経験方からすると六君子湯は四君子湯加陳皮半夏という考えもあってよい。陳皮半夏はベクトルを下向きにすると考えると下向きの蠕動亢進作用を意味する。六君子湯を服用して便が固くなるといわれた。鋭いご指摘です。二陳湯で津液代謝を買然すると便が固くなる。漢方薬は行き過ぎを調節するという説がある。そこまで完成品ではないから私は処方を変える潮時を感じる。昔小柴胡湯が乱用されたとき免疫を調節するといわれた。往来感熱は調節するが免疫を調節するまでの働きはないと考える。六君子湯で胃が悪くなる人は二陳湯で気が絡まりすると考える。まず人参や黄耆できの補充をすることが大切です。啓脾湯で脾の気陰を補うことから行うとよいと思う。割り勘でエッセンするときには六君子湯が割り勘負けしない。アルコールで割り勘負けしないためには五苓散白虎加人参湯そして茵陳五苓散そして黄連解毒湯カプセルを加えると完ぺきです。もうすぐ誕生日また年を取る。最近お酒を飲むことがない。少し口にすると飲まれてしまう。全くほしくない、ウーロン茶で乾杯、車の運転もしないのに。寒くなった。

麻黄湯が効かない

ここ数日風邪の患者さんが多い。日本アレルギー学会近畿地方会会場は少し寒かった。私だけかもしれない、何度かくしゃみをした。せっかく朝からきているのに、そういえば最近風邪などひいたことがない。そこで鞄を見ると麻黄湯があった、2法を2回服用したが全く効かない。そこで麻黄附子細辛湯を探したらあった。エキス漢方ZtoAで東京へ行ったがレインボービルは私には寒くなかったが多くの方はジャケットを着用されていた。温度管理が大変難しい。休憩時間に東大阪からお越しの先生に関西からきているのに私は半そで一枚、先生はスーツ着てますねとお話したら先生暑がりやろ、この先生私が兵庫医大の学生のころ救急部で活躍されていた。この先生の漢方の論文何度か中医臨床や漢方研究でお見かけしたが大阪ではかなりの講演を9年間にわたってなさっている。そして游漢方にも登場しているそうです。また久しぶりにツムラの游漢方に行ってみよう。しばらくはジャケットを着たほうが良いみたい。もう朝です、今日はかんさいけいとちうゅういがく講座です。麻黄湯は太陽病の薬だから2日以内と思う。

ツムラの講演ノートが取れない

三ノ宮のTKPの会議室で土曜日の18時からにもかかわらず超満員んで呼吸器疾患の講演が行われた。Dr池野の思春期お悩み相談室の著者池野一秀先生にサインとポストカードをいただいた。池野先生は水島先生や増田聡子が師匠著書は坂崎弘美先生が間に立って出版社の社長さんに引き合わせたそうです。アンケートにも記載したがなかなか池野先生の講義をノートにとれない。まだまだ漢方未熟です。今日の三ノ宮での池野一秀先生の講演会満席で大盛況だったが難しくてノートが取れない。池野先生の懐の広さについていけない。最後には著書にサインをいただいた達筆で読めなィまたポストカードまでいただいた。医師でイラストレイターとは珍しい。著書をアマゾンのレビューでみると応用が効かないとの記載があるが私は逆に奥が深い記述だと思う。講演の中でも複数方剤を示しておられた。しかしDr池野の際は読めない達筆すぎる。小児漢方懇話会をツムラさんがバックアップしたころは講演の要旨が本になっていた。小児東洋医学会も何年も学会誌が出ていない。ツムラさんの講演ではビデオもとらない、パワーポイントも配らない。なかなか復習できない。しかもエキスの番号をかいたらあかんツムラのエキス剤の写真も使ったらあかん何があかんのかわからん。