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中医臨床

昨日届いた定期購読している中医臨床が届いた。記事としては東洋学術出版社が行った3月12日の金匱要略をを読もうという高山宏世先生と大分の織部和弘先生の対談はユニークな試みでした。楽しかった。昨日届いた東洋学術出版社の中医臨床に系統中医学講座でおなじみ仙頭正四郎先生がTOPを飾っておられる。今日はホテルサンルート梅田で一日仙頭節を聞かせていただきます。私の元気の源は系統中医学講座での仙頭正四郎先生のお話です。系統中医学講座は何回きいても飽きない、それだけ系統中医学はオリジナルな理論を作られ標準東洋医学という本をお書きになられています。日本の中医臨床というところで仙頭正四郎先生が登場しておられます、中医学は柱に過ぎない、基本概念をおさえて自分自身で思考する。日本東洋医学会の漢方専門医の更新での症例報告は逆です。条文にない処方はしてはいけない、よほどの根拠がなければ合法はしてはいけない。漢方は一枚板ではない。系統中医学は中医学でも日本漢方でもない。最近スライドの右下に出典を記載しないと論文を引用していけない、メーカーのスライドチェックが西洋薬では入ります。仙頭先生の系統中医学のオリジナリテイも守られるべきものです。早く休まないと系統中医学の講義中寝てしまいそうです。

漢方医の顔も3度まで

仏の顔も3度までといいますがわたくしのようなはやらない漢方専門医には3度目はありません、流行っている漢方専門医の方も3度目はないなあとおっしゃっていました。2回目までによい何かがないと終わりです。逆にどんな症状も一回でよくなる非常に相性が良い人がいる、梅雨になって湿気が多くなると芳香化湿薬や理気薬が非常に多くなる。なかに麻黄が入るものはいらないものがあるが麻黄が入るとよく効く半面眠れなくなる胃腸障害が起こる敏感な方もある。梅雨を乗り切るには漢方薬で体に中の湿気と空気中の湿気をつまり内湿と外湿をともに取り除かないといけません。外の湿気はダニを増殖させアレルギーを増悪させます。体内の湿気は胃腸虚弱で下痢軟便・全身倦怠感を感じて辛いものです。私はもともと虚弱で体力がありません、しかし比叡山で鍛えた気力と漢方薬の助けで姫路で20年働いていますが病気で休診は今のところ回避できています。次第に湿度が上がり毎日、帯状疱疹や単純疱疹や麦粒腫など免疫力が落ちた患者さんが増えています。皆さん、刺身などは外から湿邪を持ち込みます、食中毒予防の観点からもご注意ください。

エクオール検査(ソイチェック)

日本人女性は更年期が軽い、骨粗鬆症が少ないのは大豆食品を食べるからとされています。その原因がエクオールです。エクオールを調べるキットはインターネットで販売して居るようです。大豆イソフラボンが腸内細菌と出会ってエクオールができるそうです。先日、21時ごろ駅前で講演会を聞いて帰り自宅で食事をとろうとしたらテレビでエクオールの話をしていました。今年は東洋医学会へ参加できず残念でした。昨年、高松の東洋医学会で頂戴したキットつまりSOY CHECKでエクオールを測定した。エクオールの働きはエストロゲン様作用、抗酸化作用、抗エストロゲン様作用、抗アンドロゲン様作用があるそうです。エクオールが私は5段階の4でした、優良な結果でした。だから私はお髭は生えていますがお肌がつるつるなのです。エクオールの産生は日本人では2人に一人だそうです。大豆を食べない欧米では20から30パーセントだそうです。エクオールは目の前のドラッグストアに併設の調剤薬局大塚ホールでイングスの製品を販売して居ます。エクオールを作るのは腸内細菌です。男性にとってエクオールは前立腺がんを予防する可能性があるそうです。美肌にはエクオールです。

診察せず薬を出す

保険診療では医師に処方権、そして薬剤師に調剤権がある。私のクリニックの近くでも薬だけというのが存在して居り迷惑しています。アレルギーの領域はお金さえ出せばOTCでいろいろな薬が販売されている。アレルギー性鼻炎薬のデイレグラはないがプソイドエフェドリン配合剤ならいくらでも販売しています。診察せず薬を処方することは無診療投薬として法律で禁じられているにもかかわらず薬だけという言葉が残っている。サフランを処方して無診療投薬として大阪であげられています、医師でもサフランを知らない人は多いようです。不眠や瘀血にはサフランが良い。さて相談があるという患者さんが時々来る。本人が来院せず保険診療はできない。先週末はNOVA社のゾレア、今週は同じNOVAグループのA社の講演会に参加したがノートは表紙がないレポート用紙、ボールペンは既製品よしてスクリーンには適応を守って処方すると強調されていました。今日の講演の中でも他社の薬のSTUDYが紹介されていました。今日の講演はA社の設立記念のようですが交通費は自腹でした。来年は同様の会は?とのことでした。

ephedrine

ephedrineは漢方薬の麻黄で有名です。日本人が発見したエフェドリンです。プソイドエフェドリン配合はOTCでは当たり前です。医療余でただ一つです。今年姫路では4月後半花粉症が重篤になりました。デレグラを使ってみました。40歳以上では血圧上昇や動悸がゼロではありませんでした。因果関係不明なので頼まれたのは副作用で挙げました。しかしこの会社実物のMRはキャッスルホテルで行われた昨年11月の講演会から来ていない、やっと6月になり本物のMRさんがお越しになった。花粉飛散が落ち着き、暇になってお越しになったんでしょう。それぐらいほっておいても売れる薬なんでしょう。MYMR君にお世話になっておりインターネットを介してテレビ電話のような面談を昼休みにしおります。本当にアレルギー部門のMRをなくすのではないかというくらい徹底しています。デイレグラは2月しかしない徹底ぶりです。確かに効率的です。ある程度の年齢の方にはデイレグラは私的には控えることを覚えた、あるいは花粉シーズン最初はプソイドエフェドリンが配合されていないもので十分とも思う。私はやはり麻黄が入った漢方薬が安全であると思う。

眼科の漢方特に中医学

日本漢方は腹診つまりおなかを触る。腹診が目の病気を反映するとは考え難い。日本広しといえども眼科の漢方薬のお話特に日本漢方ではない話を聞かせてくださる方は大変少ない。昔は臨床眼科学会で東洋医学のセッションがあり休診にしていったものです。今はアンチエイジングにとってかわられ会場の外で東洋医学は行われている.エビデンス不足が原因です。しかし、目に効くとうたう漢方薬があるのも事実です。眼科の漢方薬といって特別なものがあるわけではない。効果がアレルギー領域のように見える場合もあるがなかなか網膜硝子体へお薬は入らないようにできています。つまり硝子体に抗VEGF抗体を注射すれば眼内の炎症は収まる。しかし値段が高い。またいつ終わるかわからない治療です。また予防接種のワクチン同様一人分で二人取れる製剤もあるようです。高いお薬が問題になっています。効果は非常に高いただ一部の方が保険の財源に大きく影響を与える。安い薬から高価な薬まですべて保険で面倒見るのは日本だけです。今日から名古屋で日本東洋医学会です、漢方薬の保険外しの問題は消えては浮上する怖い問題です。生薬の値段が上がり中国の人件費が上がり原価率があっているのにあくかは下がる。東洋医学会総会の本草の広告がユニークです、一度ご覧ください。今回は眼科のシンポジウムがある。珍しい。

あっという間の一週間

神戸まつりから一週間です、神戸市内のそれも中央区の病院で5年以上勤務していたが私は神戸まつりに行ったことはない。漢方薬でご高名なそして大好きな木村豪男先生が神戸まつりの神戸にそれも三ノ宮に講演にお越しになりました。先生の講演は日本漢方でも中医学でも第三の医学でも何でも質問の答えが返ってくるので大好きです。募集定員の倍の申し込みがあったそうです。来週は関西系統中医学講座です。毎日少しずつ漢方の勉強をしてないと忘れる、そんな生活が続きます。漢方診療は8割以上女性といわれています。舌下免疫療法と漢方診療は決して利益を生みません。私のところでは漢方診療の患者さんは9割以上女性です、男性はほとんどおられません。舌下免疫療法は男性の方が多い。理由はわかりません。木村豪雄先生のよろず相談がまたあるそうで今度は20名しか定員がありません。ぜひ参加したいです。先週は土曜日ANACROWNPLAZAへ呼ばれていない精神科診療所協会の認知症の講演を聞きに行きました、今日も認知症の講演を聞きに行きます。明日は関西系統中医学講座です。今日は姫路市内の小学校で運動会が多いから暇かもしれません。私のところは子供の患者さんはすくない。わかりませんがおじいちゃんも運動家へ行くので暇かな

これなんのくすりですか

漢方診療を行う中で執拗にこれ何の薬ですかと効かれる方がいる、そんな考え方をする人はよその手帳を見ながら漢方薬を出す医療機関に行けばよいといいたいがそんなことを言うとネット上悪口を書かれて大変です。系統中医学で2000年から仙頭正四郎に学び漢方エキス製剤は道具であるという認識で診察しています。だから漢方エキス製剤を保険適応の2剤用いて気虚と気滞を改善するとか下にあるものを上げるとか考えている。構成生薬は程すべて空で言える。患者さんがネットで得た知識を持って今日は○○がほしいとかもっとひどい人は頂戴とおっしゃる。お帰りいただくのが筋だが遠くから来られているのにむげに断られません。これは自費の世界です。時にそういって断るように最近はしています。たとえば花粉症で三和の麻黄附子細辛湯を処方したら便秘が改善したこれは陽虚の便秘だったんです。桃核丞気湯では便秘は改善しなかったみたいです。手帳に書いてあるのは一部の効能です、気虚の便秘なら六君子湯で改善します。センナで便が出ても面白くない。日本東洋医学会は一剤で勝負といっているが漢方エキス製剤は古典の記載どうり用いるよりも道具として用いたほうがよい。何の薬ですかはぐもんです。仙頭正四郎先生の読体術を一度お読みいただきたい。

エンシュアリキッドで軟便

エンシュアリキッドを服用してアヒルのような便が出る人を見ています。なぜかといえば投与の速度に問題があるそうです。ゆっくり投与すれば改善することが多いみたいです。どうすればよいのか難渋してます。漢方薬の有効な例があると聞きました。在宅で訪問診療でうかがっている方が発熱されています、CRPが4、白血球が8600でレボフロキサシン500を服用していただいていますがどうも無効なので今日はフロモックスに変更しました。漢方薬でうまくいくのはまだ処方していませんので分かりませんが先日ひめじへお越しになった丹村先生がヒントをくださいました。漢方薬の人参湯か真武湯を併用するとうまくいくというものでした。フロモックスを使えば余計に便が緩くなります。エンシュアはエンシュアHに変更しました。また機会があれば採血をして亜鉛を調べたいと思います。WILSON病の薬であったノベルジン錠が低亜鉛血症に保険適応になったからです。味覚異常が患者さんにはあり創傷治癒遷延を合併しています。今までは胃潰瘍の薬を低亜鉛血症に適応外で使っていましたがこれからはノベルジンの時代です。

高山宏世先生の講演会

中医学でも日本漢方でもという両刀遣いの高山宏世先生と織部和弘先生の金匱要略の対談を聞きに四谷へ行った。会場は四谷の以前小児東洋医学会があった場所です。織部先生はひめじにも講演にお越しになったことがある。高山先生はおそらく姫路にはお越しになっていない。しかし、どちらの先生のご講演も10回ぐらいは聞いた。高山先生と仲が良い福岡の原田康冶先生は何度も姫路でご講演いただき何度がお酒を飲みながら会食しました。「金匱要略も読もう」の著者である高山宏世先生に織部和弘先生が質問を投げかけ高山宏世先生がお答えになるという試みでした。ツムラと東洋学術出版の企画でした。織部先生が冒頭におっしゃったのは中医基礎理論の書籍と金匱要略も読もうを一緒にまなんだら良いとのことでした。金匱要略も読もうは会場で発売されておりサイン会も行われていた。私も赤本と青本には高山先生のサインがある。しまった、持参すればよかった。織部先生がみなを代表して聞きたいことを聞いてくださった。織部先生は大分で医師会長もなさりよくそんなに勉強する時間があるなあと思う。すごすぎです。関西系統中医学講座が始まり中央線沿線に行くことが少なくなった。東京の系統中医学講座もあと一年で終わります。