桂皮・肉桂・桂枝の通陽化気とは水湿が停留、陽気が廻らん為に逐水証になった状態です。朮・茯苓は脾気特に陽気が廻らず、肺に水気がたまり痰邪・飲邪を治す。桂皮で膀胱気化不利を治す。沢瀉・茯苓を配合して膀胱の気が動かず小便不利となった状態を治す。これが五苓散です。五苓散に小柴胡湯で柴苓湯、五苓散に半夏厚朴湯で柴朴湯です。蒸騰気化不利に用いる方剤が五苓散です。蓄水症、水湿内停、痰飲が使用目標です。平胃散合五苓散で胃令湯です。口渇の原因で膀胱気化不利に用います。
姫路の眼科 西川クリニック院長の日々雑感及びお知らせ
桂皮・肉桂・桂枝の通陽化気とは水湿が停留、陽気が廻らん為に逐水証になった状態です。朮・茯苓は脾気特に陽気が廻らず、肺に水気がたまり痰邪・飲邪を治す。桂皮で膀胱気化不利を治す。沢瀉・茯苓を配合して膀胱の気が動かず小便不利となった状態を治す。これが五苓散です。五苓散に小柴胡湯で柴苓湯、五苓散に半夏厚朴湯で柴朴湯です。蒸騰気化不利に用いる方剤が五苓散です。蓄水症、水湿内停、痰飲が使用目標です。平胃散合五苓散で胃令湯です。口渇の原因で膀胱気化不利に用います。
キカラスウリをご存知ですか。北海道から南西諸島まで生育しています。かろこんは根かいです。黄色い中に入っている種子を瓜呂仁と言います。瓜呂根と瓜呂仁の違いはご存知ですか?瓜呂仁の仁とは種のことです。瓜呂根は柴胡桂枝乾姜湯や天花粉でおなじみです。瓜呂根は肺と胃の清熱・生津の効能を持ちます。白い色は肺の色です。中国語の原書と医学書院から出版された医学衷中参西録を読むの記載を見ました。口渇があれば瓜呂根を使うそうです。瓜呂仁は潤肺化痰、潤腸通便です。瓜呂根は天花粉とも言います。清熱生津、消腫排膿で脾胃虚弱にはよくない.瓜呂仁が入っているのは柴陥湯です。
麦門冬は麦門冬湯で有名ですが天門冬ってご存知ですか?どちらも補院薬です。何が一番異なるか?私は帰経と思っています。麦門冬は肺と心と胃、天門冬は肺と腎に帰経があります。麦門冬は潤肺養陰、清心除煩、益胃生津の働きを有する、甘・微苦・微甘です。天門冬は清肺降火・滋陰潤燥の働きを持つ。甘・苦・大寒の性質をもちます。つまり麦門冬湯はからぜきの薬だけではなく胃の陰虚の薬になります。陰虚の熱による不眠症にも有効です。麦門冬に比べ天門冬は瀉火作用が強い。脾胃虚寒や溏便の方には向きません。天門冬は補腎ができるのが大きな違い。最近生薬を勉強しなおしています。
補気する生薬の代表は人参と黄耆です。何が違うか?ほお両方含まれる処方を参耆剤と呼びます。補気昇陽、益衛個表、托毒生肌、利水退腫の4つの働きがあります。脾肺気虚の薬です。脾は気血生化の源です。肺は一身の気を気をつかさどります。中気下陥すれば脱肛、子宮脱、久寫、崩漏などが起こります。黄耆は脾肺の気を補い陽気を昇挙する。補気昇陽といえばよいことばかりではありません。火邪を助けやすく汗を止める作用もある。だから陰虚陽亢)怪我の初期、食癪、気滞湿阻、表実邪盛などの熱が盛んな状態には注意が必要です。熱が盛んな状態には補中益気湯は要注意処方です。補気するのは黄耆も人参も共通です。しかし黄耆は利水消腫する、人参は生津止渇する、気を補いながら津液を生じる。ここが大きく異なる。人参は大補元気、補脾益肺、生津止渇、安伸増智と補器作用以外は大きく異なります。人参も黄耆も元気を出すつまり補気作用は共通です。人参は実証・熱証には禁忌です。人参はウコギ科です。スーパーにうっている人参はせり科です全く違うものです。
漢方薬の講演会の講師に呼んでもらったらさっそくスポンサーの会社と他の会社の人が来られ評判どうでしたかと聞かれました。そこでアンケートの結果を教えてもらった。難しかった・スピードが速いとの意見もあったそうですがわたくし的にはおおむね良好とご評価いただきました。逆に生薬から方剤を考えていると薬剤師さんらしいご評価をいただき一安心です。ご縁がございましたらまたお呼びください、漢方の講演会をお受けするにあたり地元公民館での眼科の公演をお断りしたことをお詫びいたします。県医師会雑誌を読んでいると漢方の講演会の講師についての意見が述べられていました。投稿文を書かれた先生はM先生に弟子入りしたと記載してあった。その医師が漢方の講演会にいかれたときの講師が製薬会社で学んだ漢方であると批判が掲載されていました。講演をして一番勉強をしているのはこうだと思います。まずはPCの勉強になります。そして、あれも話したいこれも話したいとどんどんスライドが増えていきます。楽しかった、また講演会に読んでくださいね。暖かいアンケートありがとうございました。
「漢方の現状」というタイトルで投稿原稿が書かれていました。厳しい批判文でした。書かれている中味は漢方薬の勉強会に参加なさった時の講師の質の低さについてです。この医師にとっては流派というのが大切だそうです、ご自身は中島先生や松本先生の流派で弟子入りを許され詳細については門外不出と記載されています。早速、検索したところご夫婦で開業されているそうです。医師の80から90パーセントが漢方薬を用いる時代です。弟子入りせずにあるいはできずに漢方薬を処方している医師がほとんどだと思います。私も診察を県がさせていただいた漢方医はおひとりだけです。製薬会社から得た知識で漢方を勉強したつもりの講師がいることに対して怒っておられるとの記事が記載されていました。どこまでが弟子でどこからが弟子ではないかというのはファジーです。流派は崩れつつあると思います、そこへ多くの医師や薬剤師から共感を受けてモダン・カンポウや系統中医学の講演会に多くの医師や薬剤師が休日参加すのだと思います。医師会の会報に乗るような内容ではないと思いますが採択されて掲載されている。漢方薬と西洋役を一人の医師が処方できるは日本だけなのだから良いではありませんか?今は医学部の授業で漢方薬の講義があるのだから。轍鮒が入った患者さんが明石から姫路に向かっている層で私はお待ちしております。木曜日は何かとある。
兵庫県保険医協会薬科部の私自身の講演がHPでアップされました。講演要旨などくわしくは兵庫県保険医協会のホームページをご覧いただければわかります。兵庫県保険医協会での話に中心は、以前コタローの漢方研究に投稿した論文が中心です。気を持ち上げる上げる薬として補中益気湯,気の調節薬としては排膿散及湯を取り上げて眼科医の立場から私の理論をお話しします。私は緊張しやすい1。この間保険協会の医院経営研究会の司会をするだけでドキドキ心臓が鳴った。原因は文章にして予演をしていなかった。子供のひきこもりと進学で頭がいっぱいでした。今回はしっかり予演しています。スライドは90枚。わたくしに与えられた時間は90分後は質疑応答です。質疑応答はお手柔らかにお願いします。排膿散及湯は以前西播臨床漢方研究会で姫路商工会議所でお話しした内容です。以前西播臨床漢方研究会で同じ講演をしたところ赤穂か相生の女性にすごく突っ込まれた。あのときは参った。今回はスポンサーがつくから無料だそうです。薬剤師の先生のお役にたてればうれしく思います。眼科領域の漢方の論文や発表は一例のものが多い。だから10年以上前にタイムスリップしてみたい。系統中医学講座を拝聴するためにお茶の水や飯田橋に足しげく通った。あのころはわたしの漢方は成長真っ只中でした。しかし子供のひきこもりこまった。誰か手助けしてください。
本家の系統中医学講座の第一回のテキストがでてきた。当時系統中医学講座はパワーポイントのスライドではなくオーバーヘッドプロジェクターを用いた講演で配布されるテキストはカラーが少なく今とは全く違うものです。前回関西系統中医学講座11月においてお金払っているにに講師の雑談が多いとか時間内ですべて終われとかおっしゃる方が前回おられてびっくり致しました。そしたら今日仙頭先生とコタロー漢方製薬を擁護する意見がありホッとしました。このような意見を寄せらた方系統中医学講座を受講したくても会場に入れず帰って行かれた人が多くおられたことをご存知でしょうか。東京は大阪は物価が違います、赤字になったどうしようと思うはずです。日本東洋医学会の岡山県部会で仙頭先生の講演を聞きこれだと思い東京に通うようになりました。東京では別室もなくお水もでません。会場いっぱいに受講生の医療従事者がいます。私はむしろせんどう節のごろ合わせ集を出版してほしいと思っているくらいです。はじめはビデオでした。私の図書館にはビデオがいっぱいそろっていますがどんどん進化しています。カラーのテキストでお茶月世間話付きコタロー漢方製薬の社員MRさんは先週も出勤しています。他の会社では残業代を削減するため19時からの勉強会を18時に変更され私は参加できなくなりました。仙頭先生とコタローさんに感謝の気持ちをお持ちいただきたい。お金払っているのと言われいますがわざわざテキストの印刷機も買われているのですよ。くれまー患者さんと同レベルです、多くの参加者が違和感を覚えたのは間違いない。私なんて10年以上通ってもいまだに満足感いっぱいです。
関西臨床漢方医会に参加してきました。今回の講師は昭和薬科大学で教授をされていた田代真一先生です。独特の研究をされておりこの分野では第一人者です。同じ話題ばかりという方がおられるのも事実ですが楽しい2時間でした。田代先生に一人の泌尿器科の医師が質問しました。先生の五苓散の実験で腎盂カテーテルを入れtのはなぜか?単なるその時助言した泌尿器科医が左右の機能を見たかったからだそうです。あまりの痛みに片腎で途中でやめたそうです。前回は10年以上前に三河湾漢方セミナーで講演を聞きました。以前に比べ資料がとても充実しておりとても楽しかったです。十年以上前つまり福島の感電病院の横にあるNTTコミュニテイプラザで行われていたころから関西臨床医会には参加させていただいています。当時から講師の先生も聖光園細野診療所中田圭吾先生が年度末の最後を締める形が続きます。今は土曜日の夕方に阪急グランドビル26階会議室で定刻までにいかないと机がないことが多いようです。私はヨドバシ梅田で時間調整して帰ってぎりぎりになることが多いです。会費千円でお得です。阪急グランドビルに移ってから参加者は増えています。とても便利です。
漢方薬の服用時間は食前または食間です。しかし、おいしい食事よりも前にまずい漢方薬を服用することに抵抗感を覚えます。しかし、アルカロイド類の麻黄や附子は胃のPHで作用が変わるそうです。つまり麻黄や附子が怖いと思われたら食後、麻黄や附子を効かせようとしたらしょくぜんとうよということになりますm。アルカロイドはアルカリにOIDがくっついています。接尾語のOIDは様なもという意味です。アルカロイドとはアルカリのようなものです。しかし、せんじ薬を茶のように服用されている人も中国にはいっぱいいます。日本と中国では水が違います。北海道の過疎地が中国に乗っ取られたら大変です。準国産企業の武田薬品が京都の植物園で改良した甘草を用いて北海道で栽培を始めるそうです。武田漢方便秘薬の甘草は国産になるそうです。中国が種の国外への持ち出しを禁じているため今まで輸入に頼ってきたそうです。武田薬品も相次ぐ特許切れで武田漢方便秘薬も戦力として考えるようになっているそうです。アルカロイドは酸の中に入るとイオン化するそうです。水溶性になり脂溶性の細胞膜を通過せず胃では吸収されにくいことはお判りでしょう。私個人は食事に関係なく服用しています。そんなこと考えたら硬水か軟水でも大きく異なります。