記事一覧

一発特効穴

私が通った鍼灸学校は東京医療福祉専門学校、東京衛生学園そして神戸東洋医療学院です。この3つの学校は中医学です。神戸東洋医療学院に通っているとき子供が出産予定日になっても出てこない。クリスマスが終わり正月休みになってしまった。神戸東洋医療学院の先生に相談してそして針嫌いの妻の足の一発特効穴に針を施術した。2日ほど捻転を繰り返すと得気した。1月2日朝でした。陣痛が始まりました。そして出産が無事終わりました。この病院が今民事再生法の申請をしています。NHKのぽろじぇくとXでも紹介されました。兵庫県で分娩件数が一番の病院です。世の中分からないものです。私は外来で鍼灸をしたいがお隣に整骨院があるし保険所や厚生局から混合診療で保険医停止5年の処分を受けるのは嫌なので封印しているというかしだいに記憶から消えている。漢方は別名湯液治療と言います。鍼灸も流派がいろいろあります。補や寫の針があります、日本では整形外科領域でのみ応用されることが多い。中医学では眼病にも応用されています。どれだけ効くのやら?なぜなら眼科領域で治療効果の有意差を判断することが甘い。日本漢方の眼科領域での発表は甘い。だから眼科はサプリメントの代替統合医療に変わっています。

芍薬甘草湯はすぐ効果ありますか

芍薬甘草湯は飲んだらすぐに効きますか?すぐ効きますよ.透析している人が使う薬だものとお伝えしました。甘草はまさかというほど色々なものに入ってます。しょうゆや仁丹など色々なものに含まれています。甘草は急迫を治すと言います。また一方で甘草は諸薬調和の働きがあります。芍薬は柔肝作用と言い肝血を補います。当帰芍薬散の芍薬も柔肝作用が目的です。逆に当帰芍薬散は甘草が含まれていません。当帰芍薬散は四物湯と五苓散を合わせたような構造です。柔肝というのは肝は剛臓に対する話です剛臓は嬌臓に対する言葉です。嬌は弱弱しいという意味の漢字のことです。ブスコパンのかわりに芍薬甘草湯を使うのもはやりました、ブス子パン使えない人に使うグルカゴンの薬価300点以上あったものね。ジェネリックのない時代です。グルカゴン清水はなかった。立てば芍薬歩けばボタン歩く姿は百合の花有名な言葉です。甘草は血圧を上昇させます。二剤漢方薬を合方して処方する時甘草が二つの処方に入ってないか調べることは大切です。芍甘黄辛附湯ってご存知ですか・漢方エキス製剤で作るなら麻黄附子細辛湯か大黄甘草湯と芍薬甘草湯を合わせます。

ひえ痛みに効かせる漢方

11月17日大阪で冷え・痛みに効かせる漢方というのに参加しました。講師はめったに講演されない大阪漢方医学振興財団付属診療所理事長河田佳代子先生でした。たくさんの参加者がありました。ひとつは繊維筋痛症の漢方治療でした。2例目はウイルス感染後は症例です。最後は腰痛の症例でした。河田先生は大阪市立大学の漢方外来も担当されておられるそうです。漢方エキス製剤で行う火神派の治療についてのお話でした。火神派は附子・桂皮・乾姜を多用する量はですが私は詳しくありません。多分薬剤師さんも多かったがいっぱいの人でした。しかしDVDでもう一度勉強しないと難しかった。最大手の漢方メーカーが公正取引委員会の指導とかでDVDを配布しなくなっている。不便な世の中になった。11月16日は泌尿器科の漢方を阪急グランドビルで拝聴しました。森田幸門先生の話がでました。古書でいっぱい買いそろえていますが積読状態でした。中国語の本を読んで勉強しておられるそうで今一度読んでみようと思います。今度の土曜日も認知症の漢方治療の話を聞きに大阪に行きます。11月28日はANAへ糖尿病の話を聞きにゆきます。11月30日はアレルギー学会とスギ花粉の舌下免疫療法の話を聞きに行きますので休診です。更にWEBが毎日ある。いっぱい講演会があって楽しいが家族からのブーイングが強くなっている。

関口由紀先生

女性外来で御高名な関口由紀先生が姫路にはるばる来られるというので途中参加が残念ですが今日お話を聞きにゆきました。関口由紀先生は女性医療クリニックグループLUNAで大活躍されています。その中で情報交換の場があり関口先生に直接お尋ねして得たことをおつたえいたします。排尿の調子が悪い時の養生法です。辛味つまり香辛料がよくないとよく言われています。膩性のものがよくないのは当たり前つまり胃腸に負担をかける。豆乳がわるいというEBMもあるそうです。ビタミンC1gとかカルシウムの過剰摂取も悪いそうですよ一番気になったのは酸っぱいものが悪いという話で東洋医学的にとらえると酸っぱいものは五行で肝そして収斂作用があるからでよいですかと先生に質問いたしましたところEBMです。漢方的にはそうかもしれないけどアメリカではそうなのよと答えていただきました。加工食品が悪いというのはアレルギーの世界では常識で菅八こさせたら別みたいなところがありますよね、これもEBMだそうです。最後に柴胡桂枝乾姜湯についてですがやはり柴胡剤と日本の漢方でいわれているものは腹診しないと使えないみたいです。先生のおすすめ処方は小柴胡湯と桂枝茯苓丸の合法だそうです。最初から聞きたかったよ。

漢方薬の錠剤とカプセル

漢方薬の錠剤やカプセルを希望される方は多い。スティックタイプの粉末よりも錠剤やカプセルです。コタローには数が少ないがカプセルがあります、クラシエ・オオスギには錠剤があります。然し限られています。どうしても抗生物質やホルモンは嫌というひとがいます。しかし漢方の粉薬も飲めないという方がいるのも事実です。カプセルややオブラートにつめるのもひとつです。色々なカプセルがあります。薬局には龍角散のゼリーもあります。コーヒー味なんかに変化します。老人の誤嚥防止にもよいようです。漢方薬で診療に来られる方は極端です。神戸からでも続く人は続く。仏の顔も三度までというが3度目はないと思えと言われています患者さんのハートを2回目までにとらえられなかったら縁がなくなります。阪神間へ行くと漢方専門医は一駅に1人以上いるとされています。どんどん患者さんはうつっていくそうです。姫路は保険でせんじ薬を処方していただける薬局がなくっって久しい。せんじ薬が続く人は難病かご老人だそうです。処方する立場でも漢方薬の錠剤カプセルは貴重です。アドヒアランスが確実bに向上します。

膀胱炎と思うんですけど漢方で

診察時間も終わり調剤薬局も閉まっている時間に膀胱炎だと思うんですけどどうしたらよいですか?と電話があったらどうするか。膀胱炎なら抗生物質。グレースビット一に飲んだらすっきりですが抗生物質を飲みたくない人も多い。まず発熱悪寒があればさらにCVAtendernessがあれば腎盂炎、排尿痛と頻尿なら膀胱炎。私ならおなかと腰にカイロを張ります。更にしょうがをスライスして鍋に入れて野菜入れて鍋をします。擦ったしょうがよりスライスがよいです。本当はスライスして干した生姜の方があっためる力があるかもしれません。漢方薬なら太陽膀胱経の薬である葛根湯や麻黄湯を服用します。そして漢方薬で汗から邪を追い出します。猪苓湯や五淋散より有効ですよ。五淋散なんて完全に冷やす治療です。背中叩いていたいとか響くとか薬局でもうっている尿のテープで潜血陽性なら尿路結石です。尿路結石なら漢方専門薬局へ行って金銭草を買って聞き手煎じて飲めば早く排石します。猪苓湯で利水します。太陽病の葛根湯や麻黄湯は風邪だけではなく応用範囲はもっと広い。

漢方薬は本当に有効か

漢方薬にするかサプリメントにするか悩まれること多いですよね。結構眼科領域ではサプリメントが多く普及しています。おそらく、それは加齢黄斑変性症の委縮型にはサプリメントの処方が有効と言われているからです。アンチエイジング学会では眼科は活躍しています。漢方薬が効かないときの考え方ですがもともと難病で治療法がない疾患の場合、漢方薬の服用量が少ない場合、処方が誤っている、診断が間違っているときなどが考えられる。更に漢方薬が効いたと思う時には本当に有効であったとき、そろそろ自然に治る時期が来ていたとき、放置しても治る病気である時などが考えられる。色々なことが治ったときも治らぬ時も考えられる。漢方薬でも試してみようと思われる方はまず薬局の漢方薬を試されるとよい。なぜなら高いから医療用漢方製剤が安くていかに有効か理解しやすいからです。医療用漢方製剤は格安です。更に保険がききます。薬局で販売しているものに比べて医療用漢方製剤は濃度が濃い。絶対に濃度が濃い。生薬の配合量が多い。せんじ薬は逆ザヤが増えています。売れば売るほど赤字という生薬も多い。

虚証と実証

日本漢方には体力で実証と虚証に分ける考えがある。中医学になると虚や実は異なる。邪がはいているか或いは物質としての陰が虚しているかという世界で日本漢方と中医学は全く共通の言語を持たない。先日漢方メーカーさんがお越しの時私は日本漢方の実証だという.その理由は声が大きいとのことです。私が声がでるのは一つは意識的、二つ目は比叡山で修業したからです。比叡山での修行は現世からかけ離れたものです。トイレの便器を素手で洗う。これは医学的には間違っています。菌をもらいに行っているようなものです。お経を唱えるのに声がでていないと怒鳴られる。比叡山といえば僧兵で有名です。兵隊さんの教育のもとが僧侶です。しかし舌診や脈診をすれば私自身が中医学的虚証であることは自明である。中国人中医師にみてもらたらよくこれで飛びまわってるわねと言われました。沈細の脈でした。舌診でも舌質がうすい更に歯痕がる。歯痕は舌質に力がないことそして大きな舌質を有する必要がある。最後に今日は何の日だったでしょうとうちの妻にたづねると〇○さんが来る日あっそうだ。誕生日だ。わたしの戸籍上の誕生日です。馬に見捨てられ横浜の関内駅周辺のホテルはとれず学会行くのあきらめました。おかげでこのホームページやぶる具を含め月に7000件以上ののアクセスそしてカルテは6000冊突破静かな待たないクリニックになっていますよ。随分変わりました。漢方で治したそしてときに漢方ってこんなに聞くですかと言われことを楽しみに生きています、眼科は内科か外科か微妙な選択を迫られています。225点がつく病気がないさらには後継ぎが眼科に魅力を感じない時代を迎えています。

屠蘇散

昨年も取り上げましたがお正月に飲むお屠蘇は漢方薬です。屠蘇散と言います。屠蘇散は中国から入ってきたようです。日本で日本人の体に合うように変更されています。烏頭つまりトリカブトと便がよく出る大黄は除き、蒼朮、桔梗、蜀椒、防風、桂皮からなります。以前は漢方メーカーさんが下さっていました。大黄が入れば下痢する人でる。烏頭なんて使えばドキドキ同期を起こす人がいる。蜀椒は山椒です。花椒とも言われます。最近は公正取引委員会の縛りが出てきているようでお屠蘇も自分で購入する時代です。。漢方メーカーさんに尋ねても年末には屠蘇は完売するようです、防風,桂皮は風邪の予防薬です。桔梗はのどの薬です。蒼朮や白朮は胃薬です。なかなかよく考えられた処方です。お正月には屠蘇散を飲みましょう。

漢方薬の炙

炙ってお分かりですか?炙甘草湯という漢方エキス製剤がありますよ。炙とは鍋ではちみつやお酒と一緒に炒めるて混ぜ合わせることです。例えば酒と混ぜると酒炙といいます。はちみつと混ぜるのを蜜炙といいます。ショウガの汁なら生姜炙といいます。八味地黄丸の地黄を避けやはちみつでいるというのは時々話に聞きます。生地黄をはちみつや酒で炒りますそして薬物にその液を浸透させます。当帰芍薬散の当帰や八味地黄丸の地黄で胃腸障害は結構おこりますよ。当帰芍薬散は胃腸が強くないと飲めません。八味地黄丸は若いときはバリバリがんばっていた方で下半身の衰えが目立つ男の人つまり腎虚に用いる処方と考えています。若い時から胃腸虚弱の人にはむしろ真武湯くらいで探りを入れる。附子が入っているのでジンへの配慮はあります。腎だけではなく脾への配慮をするべきだと考えています。腎虚の証は日本の漢方エキス製剤には不足しています。炒めて修治する醍醐味はエキス製剤では味わえません。せんじ薬を処方できた10年前が懐かしい。今は中国の物価が上がり薬価が下がりせんじ薬を保険で用いるのは無理です。