神秘湯をご存知ですか?喘息発作に私はよく使います。麻杏甘石湯、半夏厚朴湯、疏肝理気作用の柴胡も入っています。喘息の発作時に良いものばかりという気がします。ただ方向性が乾かすことにかたよっている。かぜでのどがいがいがするとき飲むとよく効く。半夏がはいっていないのは乾かしすぎるのを戒め、石膏を抜いたのは粛降作用を嫌ったのか?
姫路の眼科 西川クリニック院長の日々雑感及びお知らせ
神秘湯をご存知ですか?喘息発作に私はよく使います。麻杏甘石湯、半夏厚朴湯、疏肝理気作用の柴胡も入っています。喘息の発作時に良いものばかりという気がします。ただ方向性が乾かすことにかたよっている。かぜでのどがいがいがするとき飲むとよく効く。半夏がはいっていないのは乾かしすぎるのを戒め、石膏を抜いたのは粛降作用を嫌ったのか?
太虎堂をご存じですか?太虎堂に他の漢方メーカーにない処方があります。それは芎帰調血飲エキスです。保険適応です。元々産後の漢方薬としてつくられた為芍薬はぬき不完全な四物湯二なっています。香附子と烏薬というエキス製剤ではあまり使われていない気を巡らせる薬がはいっています。産後に限らず、気滞化熱」の薬として使えます。アトピー性皮膚炎には表症を意識して排膿散及湯や麻杏よく甘湯と併用します。
しもやけの漢方といえば当帰四逆加呉茱萸生姜湯です。これは患者さんがいうことです。漢方専門医はどう解説しますか?桂枝湯加減です。つまり、桂枝という枝を巡らせる処方です。当帰で血を補い、細辛で発散させる、茣シュユで肝経を暖める。もっと暖める方剤はある。マオウや附子を加えるだけでもよい。もっとある。奥が深い。後は目の前の患者さんを見て決める。
当帰芍薬散は色白の婦人に使う漢方薬か?結論は違う。五苓散と四物湯の合剤加減である当帰芍薬散は四物湯から重たい地黄をのぞき五苓散から桂皮と猪苓を除く方剤です。つまり、「めぐらせる」発想です。漢方エキス製剤はしょせん道具です。くけつは大事です。が発想を変えることも大事です。
シミは漢方出直りますか?と聞かれた。シミはお血と言って血液の流れが悪い状態です。シミは黒い色をしています。黒い色は漢方では五臓の腎に属します。治るとしたら腎の薬か活血化おの薬になるでしょう。
数年前から中医学でも新しい流派が流行っています。姫路市医師会員が実践している古い日本漢方によるにきびの漢方治療とは全く違う世界なんです。試してみる価値はあります。「火神派」といいます。薬剤師さんの方が進んでいます。確かに効く。「火神派」について私は陸希先生に学びました。今までとは違う。全く反対なんです。日本漢方や中医学とは違う「火神派」によるにきびの漢方治療一度ためしてみませんか?