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麻疹の抗体がつかない

先日「麻疹単独ワクチン」をうった方から電話で御連絡いただきました。「麻疹抗体がつかなかったのでもう一回予防接種をお願いします。」やはり、麻疹ワクチンをうったら麻疹にならない麻疹にかからないということはないのですね。普通麻疹単独ワクチンを接種後採血することはない。麻疹の血清抗体価は保険診療にはなじみません。当然自費にて抗体の有無を測定します。経済上の観点から採血をして抗体価を測定することはありません。たまたま医療機関に勤務されており麻疹の抗体価を再度チェックされたそうでもう一度と予約の電話が入ったので今日でもどうぞとお伝えしました。コンドこそ抗体よついてくれと0.6ml皮下注しました。はしかも風疹も予防接種しても5パーセントの方に抗体がつかないなら採血して風疹の抗体価を測定してみないと分かりません。しかし、みんな抗体を測定するとなるとキットが不足するでしょう。妊娠3か月以内に妊婦が風疹に罹患すると「先天性風疹症候群」のベイビイが誕生するかもしれません。公費するから予防接種を受ける、自費なら受けないという時代になりつつあるかもしれない。

おとなの風疹単独ワクチン

大人の方の風疹単独ワクチン依頼の電話が増えました。おとなの風疹ワクチンの依頼主の電話の声は女性ですが男性つまり配偶者がお越しのことも多い。子供さんでは定期予防接種の制度がありワクチンは税金が使われることが多いつまり公費のワクチンということです。「ワクチンなんで高いの?」もっと安いところ探しますという話もしばしばです。しかし結局お越しになることが多い。どうも姫路ではおとなの風疹ワクチン接種可能な施設は限られるようです。予防接種等の自費診療をたくさん実施すると消費税を払う羽目になるとか消費税が上がるとまた税金がふえると思う。予防接種を行うとワクチンの費用が非常に効果になっています。一方患者さんは予防接種を自費で行うと高いと思う。医療者側と受診者には相反する思いがある。最近急にふえたのが30歳前後の方がご夫婦で風疹ワクチンを希望されることです。土曜日にご夫婦で仲良く来られることが増えています。挙児希望の中で先天性風疹症候群について話題になるからだ思います。ちょっと前はご夫婦というのはなかったが最近とみにご夫婦あるいは夫だけというのも増えています。今の30歳ぐらいの方は風疹の抗体がない確率がかなり高いらしい。なぜなら麻疹と風疹の予防接種を一度接種しているかいないかとせいう世代代だらだそうです。以前は不妊治療開始前のつまり挙児希望の助成でしたがパートナーというか誰が家庭に持ち込むかと発想が変わっています。少し世の中が変わりました。インフルエンザの学級閉鎖が今のところ減っています。兵庫県西部ではB型インフルエンザは他の都市からの持ち込みというか阪神間の学校や沖縄に旅行したという特殊なかたがB型陽性になっているようです。もうすぐB型インフルエンザが流行るのでしょうか?

インフルエンザワクチンうたなくてもよいか?

「中学生になったので」あるいは「8歳になったので」「小学生になったから」「うってもかかったから」もうインフルエンザワクチンうたなくてもよいですか?とかインフルエンザワクチン一回でよいですかとよく聞かれます。また妊婦はインフルエンザワクチンうったら太地に悪い?妊婦へ対するインフルエンザの予防接種は胎児を含めて安全性と有効性が証明されています。更には年々チメロサールフリーのインフルエンザワクチンが多く生産されるようになっております。妊娠中にインフルエンザに罹ったらどうなるか?重症化するとされています。今のところ薬の影響が胎児に及ぶという報告はない。抗インフルエンザ薬は重症化リスクを下げると報告されています。インフルエンザのキットはインフルエンザ流行期には偽陰性が相対的に増える。ガイドラインでは予防接種直後に妊娠が判明しても人工中絶の必要はないそうです。一般に予防するには湿度は50から60パーセントがよいそうです。それよりも十代のこどもの異常行動が抗インフルエンザ薬によるかインフルエンザ感染症そのものによるか?この問題は永遠の課題です。なかなかイクメンが進まぬ予の中で2日も十代の子供から保護者は目を離すなと言ってもなかなか実行できているのか?そもそもタミフルなど抗インフルエンザ薬の投与は差し控えることになっているとか未解決問題であることをご存知でしょうか?ハイリスクグループ以外では10代は今でもタミフルのみならず抗インフルエンザ薬の投与は差し控えである。

インフルエンザワクチンとEBM

インフルエンザワクチンをうってもインフルエンザウイルス感染症に罹ったという話は朝飯前で2回インフルエンザワクチンをうったのに2回かかったといわれるとつらいものがあるがまれではないと思います。あるデータではインフルエンザワクチンの有用性は1歳以上6歳未満で20パーセントから30パーセント、65歳未満で70から90パーセント65歳以上では45パーセントです。インフルエンザの感染様式は飛沫感染および接触感染です。潜伏期間は1.4日とされています。感染力のある期間は症状が出るⅠ日前から発症後3日から7日です。インフルエンザになってから抗インフルエンザ薬を用いるかどうかについてはタミフルその他の抗インフルエンザ薬と異常行動の因果関係が明快な結論を出すのは困難であることそして永遠に十代の未成年者にはハイリスク群を除いて差し控えになっています。すべての抗インフルエンザ薬を処方した時、抗インフルエンザ薬を処方したあかつきには2日間は保護者の観察下おくようにに配慮が必要とされていることを指導しなければならない。インフルエンザに罹患するといわゆる4月ルールでインフルエンザになってから5日かつ解熱後2日、幼児においては3日出席停止処分が必要になります。近畿統一試験までインフルエンザウイルス感染症が流行りませんようにお祈りします。すべての受験生がベストの状態で試験をうけれたたらよいのになあ。潜伏期間が1.4日というのは試験前の日はあれこれする勉強するより休む方が賢明かとも思います。ドキドキしますが私には図形や数列は分かりません。理科も人体以外はさっぱりです。表を理解したり計算なんてさっぱりできません。

BCGの変更

BCGの接種期間が2013年4月から延長されます。厚生労働省の決定によりBCGは生後12か月までに延長されます。BCGは今まで生後6か月までとされていましたがあまりに予防接種の回数が多いことによるものではなく骨炎を減らすためだそうです。BCGは生後早期に接種しないと結核感染リスクを増す可能性がある。「生後5から8か月」が推奨されます。私の施設ではBCGはは施行しておりません。しかし、ヒブ、肺炎球菌、三種混合と不活化ポリオ、あるいは4種混合ワクチンの間にBCGを接種するため小児科へ予約していただく必要があるためこのブログを記載しました。インフルエンザが流行すると予防接種の発熱かインフルエンザによる発熱か?迷ってしまいます。ラピアクタがあるといっても嫌な季節です。全然関係ありませんが、うちの子が県外の学校ですが合格いたしました。県内のゴールは1月19日です。

受験生とインフルエンザ予防

今日は私の居住する兵庫県姫路市では早くも私立中学受験です。第一志望とされる方には大きな意義を持つ日です。今日から診察です。ノロウイルスもインフルエンザウイルスも怖いそして私は。生ぬるいが送り迎えは必要である。デンカ生研の添付文書を見てもA型は83パーセント。B型は55パーセンしか予防できない。周りにインフルエンザが発生し何とか親としてできないか?イナビルの予防投与である。耐性菌の問題など副作用の問題さらに予防だから保険適応外で自費という問題もあり推奨するわけではありません。昨年に比べて近畿統一試験日が1月19日と大きく遅れることし学校が始まり約2週経っている。昨年つまり2011から2012年は1から3月にピークがきました。更に流行したのがH3N2とB型でした。A型から始まりめまぐるしく変化しました。2005から2006年にはアマンタジン耐性インフルエンザ、2008年から2009年にはタミフル耐性インフルエンザ〔H1N1〕など体制が生じたのも事実です。画期的なインフルエンザの注射薬ラピアクタを何人かに使用してみましたが一日以内で解熱しませんでした。ラピアクタは小児に確実に投与できるとされています。注射ですから吸入よりも確実です。子供はあっという間に脳炎になることがあるようです。抗インフルエンザ薬を投与しても間に合わない。予防接種とことない単なる熱を下げる薬です。さらに新しい抗インフルエンザ薬RNAポリメラーゼ阻害薬ファビピラビルが承認申請中だそうだがどんな薬でしょう。

おたふくかぜの予防接種必要ですか

おたふくかぜの予防接種って必要ですか。よくある質問です。誰もが疑問に思うことです。おたふくかぜの予防接種は任意接種ですのでこのような質問が生じます。MMRとして混合ワクチンが定期予防接種から外れて20年近くなります。1993年にMMRは中止となりました。おたふくかぜ単独ワクチン接種率は全国で見ると3割程度です。諸外国のように2回接種など夢の夢です。0.05パーセント程度の無菌性髄膜炎の発症が原因だそうです。おたふくかぜは別名ムンプスと言います。ムンプス脳炎、難聴さらに思春期以降では睾丸炎や卵巣炎のリスクがあがります。任意接種ですのでおたふくかぜのワクチンを子供に「うつかうたないか」は保護者が自分が決めることです。インフルエンザも任意接種ですのでうつかうたないかは保護者の考え方です。絶対安全ではないしインフルエンザワクチンは毎年変異するため株が変わります。「うってもインフルエンザにかかるから」インフルエンザは重症化しないための予防接種です。おたふくかぜはならないための予防接種です。変異もしないためのワクチンです。

いつまでインフルエンザの予防接種していますか

いつまでインフルエンザの予防接種していますか?との電話が増えました。この西川クリニック近辺にもインフルエンザの患者さんが散見されだしたそうですよ。そのため呼吸器感染症のリスクが低い私のクリニックにはインフルエンザの予防接種29日に受けたとか1月4日に受けたいという電話が多くなりました。出来れば29日は勘弁してほしい。何かあったとき心配です。関東では流行入りしたところが多い。福岡ではかなり前に学級閉鎖してましたよね。マスコミはノロウイルスで騒いでいますがインフルエンザの流行も遠くないとみんな思っている。2月の中旬になったらインフルエンザワクチンは返品します。それまでインフルエンザワクチン可能ですよ?

インフルエンザワクチンの誤解

インフルエンザワクチンの接種は誤解の塊のように思います。ひとつめは「インフルエンザワクチンをうつとインフルエンザにかからない」他の予防接種とは異なりインフルエンザは絶えず変異しておりかかりますが軽くて済むというのが今の考えです。つまり、かかるかからないではなく、脳炎などもっと重症な事態を回避するために接種しているということです。「2回接種するのはワクチンの効果が切れる為」2から4週間隔で2回接種するのはブースター効果を狙っています。ブースター効果とは相乗効果のことです。「子供は2回ですよね」任意接種ですので一回接種でもゼロ回接種でも構いません。勧奨されることはありません。一方、抗インフルエンザ薬は脳炎・肺炎リスクを減らすというエビデンスはありません。またすべての抗インフルエンザ薬は十代のかたには慎重投与です。永久に異常行動と抗インフルエンザ薬の因果関係は不明な可能性があります。「冬にインフルエンザがはやる」沖縄では2005年から夏と冬の両方でインフルエンザは流行しています。何が原因でしょうか?インフルエンザは一部で流行入りし、今週は先週の1.8倍です。関東の方は軒並み流行入りしました。四〇.七度のお子さんが来られました。インフルエンザキットおよび採決結果から扁桃腺が腫れており発熱のフォーカスはインフルエンザではありませんでした。

不妊治療前の予防接種

不妊治療前に採血をして風疹の抗体価を調べ風疹ワクチンを接種するのは当たり前のことになっています。風疹単独ワクチン接種に結構お越しになります。普通はそれで話は終わります。麻疹、おたふくかぜ、水痘は接種しなくてもよいかと聞かれました。問診票を見ると確かに2か月間の避妊期間を設けることと記載があった。風疹は先天性風疹症候群の胎児が生まれるリスクを避ける意味があります。しかし、生ワクチンの麻疹、おたふくかぜ、水痘をうったらなぜ避妊が必要か?製薬会社のワクチン専門MRさんにうかがいました。もし流産したら生ワクチンの場合、ウイルス感染が流産の原因ではないかということになります。これが答えです。今の30歳くらいの方はいろいろ抗体価が低いようです。抗体価を測定するには健康保険では調べることができません。自費になります。それなら抗体価を測定することなく接種するのも一つです。こどもから逆に感染症をもらう可能性は十分です。A型肝炎の抗体価を測定するとほぼ40歳以下では抗体はないそうです。自然には抗体はつかないきれい社会の時代です。