記事一覧

麻疹風疹ワクチンの3期と4期

現在5年間の措置で麻疹と風疹ワクチンの予防接種が中学1年生と高校3年生には第Ⅲ期と第Ⅳ期という形で無料で受けられる。2005年3月までの措置です。この措置が延長になるかどうか?関心のあるところです。現時点では延長にならないそうです。なぜなら過去の実績と政令都市へのアンケート結果から麻疹と風疹ワクチンの3期と4期の延長による効果は限られると考えているからです。今年高校3年と中学一年生の保護者の方麻疹風疹ワクチンをインフルエンザが流行するまでに接種されてはどうでしょう。今風疹が流行っています。対象者の多くは30歳代の男性です。これは1995年の予防接種法改正までは男性は麻疹風疹ワクチンの接種をしていないからです。2004年以降先天性風疹症候群はほとんど発生していません。1期2期の麻疹風疹ワクチンは95パーセントの接種率です。いまやにほんははしかの輸出国ではありません。もうひとふんばりだそうです。A型肝炎ワクチンが品薄だそうです。海外渡航者が多いからでしょうか。ひも付き商品しかないといわれましたよ。HPのアクセスのところをクリックしている人が大変多い今日この頃です。初回来院患者さんの数と合わないな。不思議です。誰が何のために。

イモバックスワクチン本日発売

イモバックスワクチン本日発売です。アメリカに遅れること15年、英国に遅れること8年そしてアジアのマレーシアに遅れること4年不活化ポリオワクチンが本日発売されます。不活化ポリオワクチンの名前をイモバックスといいます。イモバックスポリオ皮下注は7月までに生まれた子供用ワクチンです。11月に発売予定の4種混合ワクチンが2種類あります。8月以降に生まれた子供用として製造されるクアトラバック皮下注シリンジ、テトラビック皮下注シリンジイモバックス皮下注シリンジとの違いは何があるでしょう。1型から3型のポリオウイルスが入っているのは同じです。イモバックスはソークワクチンです。ソークワクチンは人の名前から命名されており、ソーク株は世界中で今まで使われてきた株です。セービン株は日本から世界に発進するワクチン株です。テトラビック皮下注シリンジやクアトラバック皮下注シリンジにはセービンカブが入っています。同じ株のワクチンを接種するという考えからイモバックスを途中でクアトラバックやテトラビックに替えないことになっています。

テトラビック皮下注シリンジ

テトラビック皮下注シリンジは沈降精製百日咳、ジフテリア、破傷風そして不活化ポリオワクチン〔セービン株〕の4価混合ワクチンです。クアドラバックともともと同じ株のポリオウイルスからできています。不活化ポリオワクチン単独は短い命かもしれません。だから個人輸入の価格に比べて高い薬代に設定されています。つまり4価混合ワクチンが発売されますと不活化ポリオ単独に対するニーズは確実に減少します。みんな三種混合ワクチンと不活化ポリオ単独を別々に接種するよりも4種混合ワクチンに移行します。クアトロバック皮下注シリンジとテトラビック皮下注シリンジどちらが人気商品になるのでしょう。きょうは姫路ではワクチン研究会があります。テーマは不活化ポリオワクチンです。それにしてもブログの人気がすごい。毎日、診察におとづれる患者さんさんは近くに若い男前の眼科医登場で若いお母さんを中心に減少したがブログは人気です。毎日お読みいただいてありがとうございます。

56日ルール

56日ルールをご存知ですか?56日ルールは三種混合ワクチンを打つ間隔を20から51日以上開けて接種る決まりのことです。不活化ポリオワクチンでは56日ルールが除外されることになりました。不活化ポリオワクチンの開始に伴いまして56日ルールは三年間は20日以上あくと接種可能です。56日ルールは三年間凍結です。

四種混合ワクチン

四種混合ワクチンは三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えたものです。11月から四種混合ワクチン接種可能になる予定です。三種混合ワクチン未接種の方のみ11月から対象になります。不活化ポリオワクチンと三種混合ワクチンに分けて二回うつより一回接種ですむなら四種混合ワクチンを希望されるかと思います。しかし、どれくらいの方が不活化ポリオワクチンを「自費で接種したか」なかなか読めません。また、「予防接種一切拒否」、「予防接種は怖い」など保護者の考えもいろいろです。だから読めない。製薬会社もはっきりしたこと言いたくても言えません。四価ワクチンであるクアトロバック皮下注シリンジばかり希望されても品薄になります。昨年も子宮頸がんワクチンでパニックになりました。不活化ポリオワクチンへの移行が円滑に進むことを期待します。

不活化ポリオワクチン

不活化ポリオワクチンはいよいよ導入されます。姫路市でも9月から不活化ポリオワクチンに従来の生のポリオワクチンが切り替えられます。しかし全員が不活化ポリオがすぐに接種できるわけではありません。優先順位に下がっって切り替わります。まなワクチンの集団接種はなくなります。どのような優先順位がついているか?生ワクチン未接種の0歳児と生ワクチン未完了の6歳から7歳6か月以内が8月末に接種券が郵送されます。接種券が送られてきて7歳6か月を超えると自費です。自費では1万1千円程度かかる見込みです。第2グループは生ワクチン未接種の1歳から5歳です。第3グループは生ワクチン一回接種済みの0歳から5歳児です。第一グループは9月に接種できるでしょうが第二、第三グループはしばらく待つことにまります。ワクチン不足になりませんように。本当にポリオが流行っているのはナイジェリア、パキスタンなどです。

エンセバック皮下注用

エンセバック皮下注用はチメロサールフリーの日本脳炎ワクチンです。水銀化合物のチメロサールが入ることによりADEMが発症するということを危惧して日本脳炎ワクチンの接種を一時中止しました。日本脳炎はウイルス感染による中枢神経疾患です。ヒトヒト感染ではなく豚を介して感染します。100から1000人に1人感染者の中から一人発症します。脳炎により20から40パーセントの死者がでます。副作用で多いのは局所の反応です。発赤、腫脹,です。ひどいときは湿布します。発熱に対しては冷やすあるいはアセトアミノフェンの投与になります。ジェービックVとどちらがよいか迷うところです。医療機関から保健所への報告ではジェービックVとエンセバックに分けて報告することになってます。日本脳炎ワクチンからチメロサールを除去してもインフルエンザワクチンにはチメロサールがいまだ入っています。ご存知でしたか?

クアトロバック皮下注シリンジ

不活化ポリオと従来の3種混合ワクチンを混ぜ合わせたものを4種混合ワクチンといいます。クアトロバック皮下注シリンジは4価混合ワクチンです。接種対象は3か月から90か月の間です。0.5CC皮下注です。クアトロバック皮下注シリンジはチメロサールフリーです。シリンジタイプなので利便性が高い。バイアルから数のは面倒くさいです。2012年11月発売予定です。今日もホームページアクセスが多いです。

破傷風トキソイドワクチン

破傷風トキソイドワクチンありますかと時々尋ねられます。東日本大震災でも活躍したのが破傷風トキソイドワクチンです。難しい問題をたくさん抱えています。ワクチン接種でのみ破傷風から免れることができるとされています。破傷風になっても抗体がみにつかないとされます。どれくらいのけがで破傷風トキソイドワクチンの適応か。外傷用か渡航用か。我々の世代ではワクチンを打っていないのがあたりまえです。だから大震災でも発症したのかもわかりません。普通は犬にかまれたがキズが汚いという人が多い。昨日来られた方は熱心なかたで10年うってないので破傷風トキソイドワクチン接種希望で来られました。この方が言われたのが大人用破傷風ワクチンでしたが厳密にはそのようなものはありません。破傷風に有効なワクチンは3種混合、2種混合、破傷風トキソイドワクチンです。アナフィラキシーも起こしやすいようです。どの感覚で接種するか難しいワクチンです。しかし、ホームページのアクセスからどうして入るのだろうか?

風疹ワクチン

定期予防接種では風疹ワクチンは、原則麻疹風疹混合ワクチンとして接種する。ただし、今の時代薬学部や医学部に行くと実習前に採血で感染症の検査をうけてウイルスの抗体がなければ実習に参加できません。今日も風疹単独ワクチン希望の方が来られました。麻疹風疹混合ワクチンと風疹単独ワクチンと麻疹単独ワクチンがあります。HI抗体価が8以上ないと実習に病院などへでれないそうです。しかし抗体は100パーセントではありません。一度うつと抗体は17年持つと書いてあります。風疹ワクチンは生ワクチンなので免疫抑制効果のある薬を服用していると本当に風疹になるかも。赤い色はTCM-199が使用されています。無添加無香料がすすめられています。無色になることは可能でしょうか?風疹ワクチンを一度うつと二度とならないのでしょうか?一回の接種では抗体取得律は95から99パーセントです。採血で風疹のHIを調べるなら6週後が一番よいとされています。風疹んの抗体価が一番高いのが6週間後です。今日は今から時間外診療です。