記事一覧

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンにはサーバリックスとガーダシルがあります。サーバリックスが2価ガーダシルは4価です。わたくしのクリニックでも昨年9月にガーダシルが公費適用されて以来ガーダシルの方が圧倒的人気です。姫路市でもサーバリックスとガーダシルをご本人に選んでいただくような同意書に変更されています。「姫路 西川クリニック」でも昨年9月以降は十分な説明のうえ同意を求める為ガーダシルかサーバリックスかを大切にしてきた。一度サーバリックスをうつとガーダシルは公費ではうてません。ふつう2種類よりも4種類のHPVウイルスに有効なワクチンがよいと考えるはずです。2価のサーバリックスと4価のガーダシルどちらが勝るか?或いはどちらが発癌リスクをさげるか?まだ10年しかたっていません。誰もわからない世界です。そうなるとTVコマーシャルが大きい。どちらもTVコマーシャルしてるそうです。ワクチンの液代がとても高価です。

ワクチン改革

1990年代にMMRワクチンやインフルエンザワクチンによる副作用のためワクチンを予防接種することが怖いと考える時代がきた。私が小児を救急外来で診察した1990年代の前半にはまだまだはしかや風疹の方さらにはおたふくかぜのかたもおおく診察にきた。そのころの日本の製薬会社の戦略は毎日の薬である生活習慣病の薬の開発に特化していました。生物製剤やワクチンは研究所が細々と作製していました。しかし、今海外の製薬会社と共同でワクチン開発が行われています。財源さえつけば子宮頸がん、Hib,小児肺炎球菌ワクチンの定期予防接種化が実施されそうです。子宮頸がんに関しては長期予後が一定の年月をふるまでわかりません。Hibや肺炎球菌は脳炎に何人がなったかすぐわかります。しかし、子宮頸がん、Hib,小児肺炎球菌ワクチンいずれも薬代が高い。陰の貿易赤字増強剤です。薬代が安いおたふくかぜや水痘を無料化すればそれほどお金が要りません。狂犬病ワクチンももっと作るべきです。

越婢加朮湯

越婢加朮湯エキスを花粉症の治療に応用することは中医学の世界ではあたりまえになって久しい。しかし、これをEBMにすることは大変なことです。時間にお金もかかります。しかも越婢加朮湯は漢方薬の中でも味が悪い。しかし、確かにきく。有効性は間違いない。麻黄と石膏を合わせると炎症を抑え、利水作用が生じる。朮は蒼朮は利水、白朮は補気と理気利水の働きを増す。確かに関節リウマチにも使える。アトピー性皮膚炎のジュクジュクした者にも使える。アレルギー性鼻炎ではなみずがたくさん出る人の炎症を抑え水を裁くのにも応用できる。Nの特進クラスに共通以外に応用の試験問題のようなものです。製薬会社の手帳漢方つまり病名漢方にもよさはあるが応用できる漢方エキス製剤の使い方があることを知っていただきたい。

チメロサールフリー

チメロサールフリーとはエチル水銀化合物のチメロサールが入っていないことを示します。チメロサールはワクチンに添加されている水銀化合物です。保存剤としてくわえられている。WHOは自閉症とチメロサールの関係を否定した。更にチメロサールによる有害性よりも有益性の方が勝るとの見解を示した。日本脳炎ワクチンはチメロサールを除去するため約5年にわたり予防接種が実施されなかった。インフルエンザワクチンにもシリンジに入ったものがありチメロサールは入っていません。

渡航前の予防接種

渡航前の予防接種は数か月前または渡航が決まった時点で受ける必要があります。A型肝炎やB型肝炎ワクチンは開始時を0とすると1か月、6か月の3回の接種を受けて初めて採血で調べることになります。今日、お越しいただいた方は明後日外国へ行かれてしまうとのことでした。一回だけうっても効果がない。3回うっても抗体がつくかどうかわからない。海外旅行には関係なく接種されるB型肝炎は3回接種で95パーセント抗体が獲得できるとされている。1回接種ではちなみに10パーセント2回で約50パーセントとされています。黄熱病は検疫所でうつ必要があります。一か月後に帰ってくるそうですので帰ってきたらお越しくださいと伝えました。

失神

子宮頸がんワクチンにはサーバリックスとガーダシルがある。子宮頸がんワクチンを接種後に失神することが問題になって久しい。失神は湿疹ではない。サーバリックスを接種して10万人に8人という数字は決して少なくない。ガーダシルはその2倍との記載もある。全国で失神で35人が外傷を負ったそうだ。あっという間に頭ををうつのは危険だ。30分立ち上がるなと言ってもなかなかむずかしい。今の中学生は部活と塾が忙しい。30分も待ってはくれるまい。立つなと言っても場所がない。

サーバリックス

サーバリックスはHPVに有効な2価の子宮頸がんワクチンです。公費でのサーバリックスの予防接種がはじまり約1年です。平成23年9月15日から4価のガーダシルの無料接種が始まり1回目にサーバリックスをうった人が2回目、3回目にはガーダシルを接種されたみたいで「ご注意ください」というお知らせがGSKから届きました。「姫路 西川クリニック」では当初よりガーダシルとサーバリックスについてご説明の上平成23年9月15日以降はほとんどの方がガーダシルを選ばれています。平成24年度においてはガーダシルの圧勝に至る可能性があります。欠品に至らなければよいと考えます。

やっぱり

昨日から予防接種のキャンセルが殺到しています。インフルエンザがこの地域で警戒入りしているからでしょう。みんなインフエンザにかかられているようですが噂ではこの地域ではまだまだA型インフルエンザ優位ですがB型が3割という噂もあります。もう一回なるかもしれないインフルエンザウイルス感染症です。

失神

子宮頸がんワクチンのサーバリックスとガーダシルの添付文書に失神の予防に子宮頸がんワクチン接種後30分間は失神による転倒に注意する旨書かれている。子宮頸がんワクチンによる失神は血管迷送神経反射による失神とされています。昨日海外渡航に日がない人が来られて4種類の同時接種を施行したところ血管迷走神経反射が起こった。その前はアトピー性皮膚炎の方に採血を行ったところ血管迷走神経反射による気分不良が発生した。2名はすぐ気分が改善し帰宅された。アトピー性皮膚炎の方はIgEが10000以上HDとコナヒョウダニが100以上ありかなりのアレルギー体質のようだ。

MRワクチン

MRワクチンは麻疹と風疹の混合ワクチンです。現在1歳過ぎと小学校へ入学する1年前が接種対象ですが、2回接種制度が導入される前の1回接種世代に対し3期と4期が実施されています。MRワクチンは年齢ではなく学年で対象が決まっています。3期、4期は2013年3月31日までの期限付き制度です。定期予防接種は社会を守る予防接種です。