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小児肺炎球菌ワクチン

プレベナー13が登場して何が起こったか。プレベナー13の登場でSEROTYPE COVERSIONが起こりました。さらには大人の肺炎球菌感染症にもSEROTYPE CONVERSIONが起こりました。つまり定期予防接種として社会を守るワクチンとなっているわけです。SEROTYPE REPLACEMENTは集団保育・人口密度などの要因が絡んでいます。多糖体莢膜を持つ細菌を死滅させるには抗体の存在が大切です。多糖体抗原に対する抗体はIgG2である、IgG2は胎盤移行性が乏しい。新生児のIgG2は検出感度以下だそうです。また多糖体抗原はT細胞非依存性抗原であるため免疫が未熟な2歳未満では免疫応答が惹起しない。だから2か月から肺炎球菌ワクチンを接種しないといけない。ふつう生後6か月以内の発熱は入院になる。今日ロタ、肺炎球菌、ヒブ、四種混合ワクチンを同時接種した。大人でも怖いような同時接種が今は当たり前になっている。同時接種をすれば4回、同時接種をしなければ14回も予防接種に生後数か月のBABYを連れて行かねばならない。きっとお母さん方は所得制限有の医療費無料化よりもマンパワーが欲しいと思いますよ。

ワクチンギャップの解消に向けて

ワクチンギャップの解消に向けてというタイトルの講演会に参加させていただきました。私以外は小児科医の先生医師会の委員会で御一緒になったことがある方ばかりでした。世界でワクチンで助かる命が260万人失われています。ワクチンで助かる命には5歳以上では肺炎球菌、B型肝炎ワクチン、子宮頸がんワクチンが命に係わるワクチンだそうです。病気がはやらなかったらワクチンは不要、副作用が危険、1998年にLANCETに掲載された論文ではMMRワクチンで自閉症になるという論文が掲載されのちに撤回されたが論文を掲載された医師は医師免許を取り上げられたそうです。たとえばなしでカラーテレビと女性の寿命というのもありました。カラーテレビの普及で女性の寿命が延びたという仮説をだれかがたてるとしたら信じますか。私は信じませんむしろ運動量が減り寿命が短くなりそうです。SIDSとワクチンこれも関係ないでしょう。すべてにおいて紛れ込みというものがあります。はしかつまり麻疹ですが1000万人に6人が死亡率だそうです。ところがワクチンが存在しなければ1000万人に10000から20000人だそうです。100パーセント安全なワクチンは存在しない。私は明日3か月のお子さんに4種混合ワクチン、Hib、プレベナー13、ロタウイルスの同時接種をご予約いただいています。小児科で予約が入らないからと遠くから予防接種にお越しになる方がおられる。所得制限有の医療費無料以外にもっともっと行政がするべきことがあるように思いませんか。おばあちゃんを予防接種にできる方はいいですねえ。オーストラリアでは定期予防接種を受けないと児童手当が出ないとN大学の教授がおっしゃっていました。定期予防接種は社会を守るワクチン接種です。

侵襲性髄膜炎菌感染症

侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)を覚えておられるでしょうか、宮崎県の高校生が4名感染し1人が死亡したあの病気です。感染症法や学校保健安全法を変えた感染症です。侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)にワクチンが日本でも登場しました。IMDワクチンは4価です、ジフテリアトキソイド結合体ワクチンです。SANOFIが売っているらしい。先日SANOFIの女性MR(課長)をMSが連れてきたが話が合わない。仕方ないから自分で勉強しました。MENACTRAはジフテリアトキソイドが主成分で保存剤やアジュバントは入っていません。アメリカでは11から12歳、16歳の2回接種だそうです。侵襲性髄膜炎菌感染症は2012年学校保健安全法で学校医が出席停止と登校許可できるようになりました。2013年感染症法で5塁に指定されました。鼻腔にいるグラム陰性桿菌が血流観戦さらに全身感染そして免疫応答が起こるようです。診断が難しい疾患高齢者に多い病気だから正確な頻度はわからない。治療期間は7日だそうです。ペニシリンGあるいはセフトリアキソンをもいるそうです。

予防接種の講演会

今月は予防接種の講演会が多い。B型肝炎ワクチンとロタウイルスそして侵襲性髄膜炎菌といろいろあります。最近はB型肝炎ワクチンが来年度から定期予防接種に組み込まれるとのことで大きな話題ですがビームゲンが0.5mlと0.25mlを有するのにヘプタバックスⅡには0.5mlの製剤しかありません。ワクチンで防げる病気をワクチンで防ぐ当たり前の考え方です。日本脳炎の予防接種のうち控えもそろそろ覚めてきたようでもうすぐ7歳半になる方お越しになっています。7歳半と言えば不活化ポリオワクチンの追加も7歳を超えてお越しになっている。保険所経由で注文を入れる三種混合ワクチンでなくてよかった。今や三種混合ワクチンは作られていません。三種混合に不活化ポリオワクチンを加えた四種混合ワクチンが標準です。日本脳炎・不活化ポリオ・三種混合ワクチンは7歳半を超えると有償になり任意接種になります。今日は水痘ワクチンを接種した、土曜日と言われたがお断りした、連休前にわざわざ予防接種しなくてもよいと思いませんか。姫路では土曜日の午後はどこも開いていない、急病センターしかあいていません。台風の風の音が大きくなってきましたよ。警報が出ているので当り前ですよね。

4価インフルエンザワクチン

今年は間違えなくインフルエンザワクチンと予防接種が値上げされます。なぜならアメリカを見習い4価つまりA型2つ、B型2つになります。わたくしのクリニックでも昨年も破格の一回税込2500円でインフルエンザの予防接種をしました。今年からつまり2015/2016から今迄のB型1亜型から2亜型に変わります。インフルエンザワクチンは4価ワクチンになるつまり待ち受けるのはインフルエンザ接種料金の値上げです。インフルエンザのワクチン値上げです。インフルエンザワクチンを吸って私一人で1000人近く接種すると私の肩がパンパンになる。特に子供で保護者の押さえ方が甘い方は危険です、うちの子は賢いから大丈夫ですと言われる方が一番危険です。痛くない注射はありません。がっしっと押さえないと危険です。挙句の果ては消費税に持ってゆかれる。今年はインフルエンザワクチン自体がが500円上がるとか1.5倍に上がるとかネット上でも噂されます。きっと今年は何処もきっとインフルエンザの予防接種が値上がりします。子供は特に手がかかる。かつてはワクチンの量が少ないからと子供が薬の量がすくなくやすかったが子供の方がお高い医療機関も出ている。

ロタウイルス感染症

ロタウイルス感染症は5歳以下の白色便の急性胃腸炎の原因ウイルスです。2歳になるといまどきのお子さんはHibと肺炎球菌ワクチンを両腕にさらに口からロタウイルスのワクチンを接種します、ロタウイルスのワクチンには2種類あります。ロタウイルスのワクチンは2回接種と3回接種です。金額的には同じです。どちらが良いですかお任せしますといわれました、良く売れているのは3回接種のワクチンでした。院内感染を起こすこともあるそうです。また、衛生環境の整備では感染制御が困難です。初回接種後のインバギのリスクが少しだけ上がるそうです。ロタウイルスのワクチンを接種すると約20パーセント痙攣リスクを下げるそうです。ロタウイルスのワクチンは生ワクチンです、昔のポリオワクチンと一緒の生ワクチンです。ポリオワクチンは生から不活化ワクチンそして4種混合ワクチンへと変わりました。はじめてロタウイルスのワクチンを接種しました。美味しくないのかうまく吐き出しているように見えました。来年度からB型肝炎ワクチンが定期予防接種となりさらにはB型肝炎ワクチンとロタウイルスのワクチンが遠からぬ日に定期予防接種に食い込むと2か月から大忙しになります。最近小さなお子さんの予防接種が多くなっています。これを支援するのがつまり定期予防接種を増やすだけではなく受診のサポートこそが本当の少子化対策ではないでしょうか。子供は何かあったらややこしいと予防接種を施行するところが少ないからなあ。そろそろ子供の塾の迎えに行く時間です。

水痘ワクチン

今日大人の方が挙児希望で2回目の水痘ワクチンの接種にお越しになった。前回は風疹・水痘ワクチンを同時接種でした。この患者さん自身が勉強され風疹・水痘ワクチンの同時接種でした。妊婦さんが水痘ウイルスにかかると重症化するとの考えによります。大人の方が水痘ワクチンを接種するとウイルスの再活性化による帯状疱疹の予防になります。水痘ワクチンの免疫を上げるには2回接種が必要と最近は考えられている。2歳になるまでに2回接種という話もある。子供の定期接種に水痘が加わり2期目になった。昨年10月から水痘ワクチンは定期接種となった。今後水痘は子供の病気ではなく大人の免疫学的弱者の病気となるかもしれません。さらには大人になってかかると重症化しやすいとされていることや帯状疱疹として姿を現すかもしれません。ヘルペスウイルスにはいろいろな仲間がある。EBウイルス・CMV・HHV6・7・8,水痘・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルス1型・単純ヘルペスウイルス2型などが知られている。CMVは免疫学的弱者たとえば妊婦の敵です。かつて日本では90パーセント以上の免疫があったそうですが今では70パーセントくらいになっているそうです。

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は糞口感染します。カキを食べるとA型肝炎になるのは糞口感染です。そろそろ増えてくるのがA型肝炎ワクチンの接種です。海外渡航に向けてそろそろA型肝炎ワクチンの接種の予約が入る。いわゆるエームゲンです。なかなか品薄ですから返品不可商品です。B型肝炎ワクチンが来年から定期予防接種になることが国内でほぼ確実になっています、B型肝炎のほうが怖いイメージです。A型肝炎患者さんは数百人です。海外渡航向けにA型肝炎ワクチン希望者が夏休み前に増えるのです.55歳未みまんの方はワクチン以外でA型肝炎の抗体はほとんどつかないつまり持っていないことがわかっている。A型肝炎で死亡する可能性がある時代に変化している。高齢者のA型肝炎が劇症化すると死亡する可能性がある。A型肝炎は劇症化しないといわれたのは私は昔は水道が普及していなかったからだと思っています。今は塩素消毒した水道水を飲むのが一般的ですが昔は井戸水でした。またこの井戸水がおいしい。夏はとても冷えている。

成人肺炎球菌の最新話題

成人肺炎球菌ワクチンの最新情報ー小児肺炎球菌ワクチンが及ぼす影響と成人肺炎球菌ワクチンの定期接種導入という講演会に参加した。肺炎球菌には90種類の亜型があるそうです。昨年秋ぐらいから小児肺炎球菌ワクチンPCV7あるいはPCV13の接種が世界中で普及しています。PCV7やPCV13はアジュバントワクチンです。定期予防接種で小児はPCV13を4回接種です。SERO REPLACEMENTは本当におこっていました、肺炎球菌は眼科領域でもレボフロキサシンが弱いとされています。したがってセフェム系の抗生物質が優位とされています。費用対効果から平成31年からは65歳の方が順番に肺炎球菌ワクチンの接種を受けることになります。2014年ACIPの推奨はPCV13とPPSV23は同格ということになっています。PCV13は免疫原性が高い。両方のワクチンを接種するとよいとの話もある。何と言ってもPCVは免疫力の持続だとのことです。PCV13は子供が4回PPSV23が大人に一回というのは不思議な気がします。

初めての予防接種

生後6か月半になり生まれて初めての予防接種に来られました。ご兄弟は接種経験があるのになぜかとお訊ねすると忙しかったそうです。こうなると同時接種するしかない、しかし怖い。上の子は同時接種はしていません。しかしプレベナーを子供に接種して世の中の肺炎球菌の菌株が変化したというからびっくりします。PCVは免疫原性が高い。PCVはタンパク結合型ワクチンでありブースター効果が期待できます。そして肺炎球菌の粘膜定着を防ぎます。侵襲性肺炎IPDが80パーセントから0に3年でなるからすごい。ACIPではニューもバックスとPCV13はどう描くとされています。予防接種のワクチンにおけるワクチンドタキャンについての記事が書いてあった。冷蔵保存の製品は原則返品が不可能です、なぜなら廃棄するにもお金がかかる皿には感染性廃棄物になる。感染性廃棄物として処理するには免許がいるし報告義務がいる。やはり全国で起きているのです。対策としてかかりつけしか受けないのが一番だそうです、なぜなら間違えるお母さんが多いからです。生ワクチンが、不活化ワクチンがと言ってもわかる人はわかるがそうでない方が多い。接種してしまってから副反応についてのお話になる、ご質問はと言ってもないとおっしゃりそのあとの話です。坐薬も冷所管理で破棄が多いそうです。