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スギ花粉症が原因のアレルギー性結膜炎

スギ花粉によるアレルギー性結膜炎はもう発症している人も多いと思います。今年は正月明けから結構痒いとのことで受診されます。今年は元旦以降暖かい日が続いたからでしょうか。スギ花粉症の国民的損失は大きい。だからか?私のクリニックではシダトレンを用いた舌下免疫療法を行う人はみんな続けている。風邪と書いてふうじゃと読むのが漢方薬の世界です。ふうじゃは同じアレルギーであるリウマチ関連疾患の原因でもあります。患者さんから漢方薬の説明書に咳とか痰と書いてあるとおしかりを受ける。痰の仲間には痰邪・飲邪・湿邪がある。必要以上の涙も鼻水も邪である。そんな説明していたらいくら暇な医療機関でも回ってゆかない。そりゃそうだ、2000年の歴史においてアレルギー性鼻炎などという病名はずいぶん後のことです。昔、カモガヤアレルギーが知られていないころ5月に変な風邪がはやることが話題になりました。風邪症候群とアレルギー性鼻炎は似ています。漢方薬も昼間に飲みやすいのはカプセル・錠剤であることは明らかです。一日18錠であろうと錠剤なら飲むという人は多い。しかし顆粒なら飲めるんですという方もおられる。

つけまつげ

まつ毛エクステ、つけまつげとグラッシュビスタとどちらが安全でしょう。接着剤を使ってまつ毛をつけるのがまつ毛エクステです。韓国ではじめられたまつ毛エクステですがいろいろ問題があります。まつ毛エクステのセルフ方式が導入されているらしい。セルフ方式とは自分でさせて見守るだけということです。睫毛貧毛症の治療薬グラッシュビスタは高くて中なかユーザーがいない。パンフレットはご覧になるが2か月で2万円というと考えますとのこと。グラッシュビスタの2万円は高い。4ヶ月でPLATEAUに達する治療ですから4万円の予算が必要です。しかしまつ毛エクステンションに関しては独立行政法人国民生活センターから安全性について注意喚起されています。しかしまつ毛エクステを施行している女性は多い。貧毛症で苦しむ或は関心あるのは案外中年女性です。若い人も年配の人もまつ毛エクステをしている。同じ製薬会社が販売するアシテアダニ舌下錠・違う会社のミキテイアダニ舌下錠も安い。欧州から原料を購入しているにもかかわらず世界初の舌下錠にも関わらず薬かが安い。わたしの周辺ではダニの舌下免疫療法を最初に行うのはわたしのクリニックではないかといわれているとのことです。ダニはスギと異なり反響がありません、先日も12歳まで待てないから舌下免疫療法を12月に始めたいといわれた。お母さんは看護師ですが案外安いねと言われてほっとしましたが言葉を変えたら厚生労働省がシダトレンに安い薬価をつけたということです。このままではすぎ花粉も高力価の舌下錠が登場してみんなが効く治療ならないとしないと漢方薬のよう原料費すらでない様になり苦しくなると思います。

ハードコンタクトレンズのすすめ

ハードコンタクトレンズをお作りの方には少なくとも一日でよいからハードコンタクトレンズを外してくださいとお伝えしています。角膜曲率半径が変わってしまうためです。言葉を変えると角膜の形状がハードコンタクトレンズの形状に代わっているのです。ハードコンタクトレンズの遠近両用を私のクリニックで処方した方からのご紹介の方が見えた。ハードレンズで一生あるいは白内障手術を施行するまで使ってください、遠近両用コンタクトレンズが確かに見えるという方は圧倒的にハードコンタクトレンズです。角結膜障害がすぐに発見されるのはハードコンタクトレンズです。カラコンユーザーはわたしのところにはいません。デファインはカラコンではないと思っている人が多い。カラコン適正使用の7か条がPMDAから発表されました。ものすごくショックな内容です。感染防止の4か条もなかなか良いいです。15年間、ハードレンズならほぼ100パーセント遠近両用コンタクトレンズを成功させています。それがソフトレンズになる遠近両用コンタクトレンズはほとんど成功しません。

BAKフリージクアス点眼液

BAKは塩化ベンザルコニウムのことです。眼科では重要なグラム陽性菌に有効であるから重要です。BAKの配合は重要です。ほとんどの医療用点眼液に入っています。BAKフリージクアス点眼液にジクアス点眼液が変身するそうです。BAKフリージクアス点眼液に代わりに入る防腐剤は病室の前設置されているに消毒液クロロヘキシジンです。入院基本料の算定条件である病室前の擦式の消毒器に入る消毒液であるヒビテンです。ソフトコンタクトレンズの上から指してよい点眼液はないのが現状です。ソフトサンテイア点眼液もBAKはフリーですがホウ酸が代わりに入っています。緑内障薬のトラバタンス点眼液やアイファガン点眼液にはBAKが入っていませんが代わりのものが配合されています。PF点眼液やNP点眼液、さらにはunit doseという形でBAKフリーの点眼液は使われている。ヒアルロン酸の点眼液にはPFやUNIT DOSEが存在するがジクアス点眼液が水とムチンを分泌する大きな期待がかかる点眼液です。角結膜上皮障害を有するドライアイには欠かせない点眼液です。今までPFでしたが水とムチンを増やすBAKフリージクアス点眼液もよいです。

まつ毛の異常

まつ毛が短くて悩む人は意外に多いことが分かった。塩野義製薬のまつ毛クリニックのパンフレットを受け付けに置いたら大きな反響があった、ただし価格が・・・。2か月から3か月で20000円という価格を伝えると・・・・。乳がんで抗がん剤を続けている人、案外ご年配の方が悩みを持っていることがわかりました。カラコンは扱わないので私のところには関係ないのかと思ったらそんなことはない。お若い女性のイメージでしたがそんなことはない私のところにお越しのご年配の女性も関心いっぱいです。ただし値段を聞いてを聞いてびっくり。20000円です。みなさん・・・・・。ただし塩野義製薬のMRに聞いても不明なのが上のまつ毛だけに塗布するのが何故かです。下のまつ毛に塗ると色素の問題が一つ、もう一つ考えるのがまつ毛が伸びて角膜を傷つけるのかもしれません。塩野義製薬のMRさんは昔からジェントルマン。しかし、なぜ下まぶたのまつ毛にグラッシュビスタを塗布するといけないのか?高い物は売れない。インフルエンザワクチンが納入価が500円から1000円変わっている。値上げには敏感な時代です。

コンタクトレンズでの損失増大

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ドライアイのプラグ

残暑がなくいきなり秋になった、ドライアイでプラグを入れてくれとの希望が増えている。最近つまり先週からドライアイがそして目が痛いという人が急に増えている。ジクアス点眼液が増えている、以前なら大塚製薬のムコスタ点眼液だったが今はジクアス点眼液です、ムコスタ点眼液関連涙道閉塞を複数経験してMRの対応が悪かった、そして怖い薬とのイメージが私の頭にこびりついている。そして一番の原因は空気の乾燥とスマホです。25CMで公共の交通機関で移動するときあるいは子供を待ち受けるときみんなスマホをしている。パソコンもデスクトップからノート型に変わっています。ノートの方が目には優しいそうです。電車の中でスマホを絶えず使っている人が大変多い。携帯電話で会話をする人が減ったがスマホいじりが増えている。個人的には電車の中が静かになった。車内放送で携帯電話とスマホは…と放送している。バス停でバスを待っている人もスマホいじり、いっぽう講義中にスマホいじりしている人にはメモを取っている人もいるそうだ。シリコンのプラグは挿入失敗すると丸損です。

めばちこ

過去2年間秋にはメバチコが両眼にできた。夏に頑張った疲れが出る季節です。ところでメバチコは方言です。両眼にできたメバチコは手ごわい。オフロキシンの眼軟膏、ベガモックス点眼液、ベストロン点眼液、クロマイ配合のコリナコール点眼液いろいろな系統と剤型の抗生物質を用いても全く無効でした、そこで漢方薬の大量療法を施行しました。用いた漢方薬は加味帰脾湯です。四物湯と四君子湯が入っているのは人参養栄湯や十全大補湯です、気血双補の錠剤は加味帰脾湯しかありません。加味帰脾湯が良いところは気虚と血虚の両方を治療しかつ寫の生薬が配合されています。補うだけではなくじゃを取り除いてくれます。気虚であれば補中益気湯が今年四月に新発売されました。MSDからオオスギ製薬の販売が移ったジュンコウです。ジュンコウはMSD時代からうちのは越婢加朮湯に翼状片の保険適応があるとよく宣伝を受けていました。賦形剤は乳糖ではなくトウモロコシでんぷんです。十味敗毒湯にも錠剤がある。もともとは刑防排毒散の変方ですからニキビだけではなくもっと広く体の表面の風邪の対して用いることが可能な方剤です。病名をブログでかくとためしてガッテンの世界になりますから風邪(ふうじゃ)としています。涼しくなり3週間前には右目に昨日から左目にまた麦粒腫です。

結膜下出血には黄連解毒湯

黄連解毒湯には結膜下出血の保険適応はありません、しかし黄連解毒湯は結膜下出血にはとても効きます。結膜下出血は真っ赤になるのでびっくりする。特に木曜日は休診のところもあるから結膜下出血の人がお越しになります。充血か出血かはわかりにくいことも少なくない。結膜下出血の患者さんで確認する3つの兆候は外傷の既往、薬、出血傾向の病気の有無だそうです。wireが当たり血が出ているという患者さんがわたくしどもへ見えました。どこから血が出たのか、よくみると結膜が切れていました。まぶたが血でいっぱいだったのでまぶたについつい目が行きました。賛同して見せていただきましたが何もなかったよかった。今の時代主治医をもちプライマリーケアの医師が結膜下出血を継ぎどうすればよいかの判断ができる教育を目指しているそうです。結婚式だから早く出血を改善してくれと言われたら清熱解毒薬の黄連解毒湯カプセルを病名漢方で処方します。黄連解毒湯カプセルはは苦寒薬です、病名漢方ではだれでも飲めないといけない。カプセルなら味がしません。木曜日には一期一会の出会いがあります、だからMRさんにはご遠慮いただいています。

春季カタル

夏休みも終わりです、アレルギー学会のアレルギー専門医講習会で春季カタルの講演を拝聴しました。遠くからお越しになる小学生で春季カタルと診断することが増えている。中学生以下所得制限有の無料化で春季カタルに使うシクロスポリンの点眼液であるパピロックミニやタクロリムス点眼液のタリムス点眼液が使いやすくなっている。最近はなぜか、特に輪部型が多い。眼科を3件か4件回ってステロイド点眼液を入れても他院でよくならなかった。そしてお越しになると眼瞼型もあるが真っ赤な結膜は輪部型です。しばらく点眼液はやめてはいけないすぐ元の木阿弥になりますよとおつたえしてますがみんな結膜充血が改善すると点眼液を辞めたくなるのです。パピロックミニ点眼液が良いのはどのような人か?まずはパピロックミニ点眼液はBAKフリーでやさしい薬です。一方タリムス点眼液は強力です。ステロイド点眼液と異なり眼圧上昇の心配がない。最近は春季カタルが緩解しにくくなっているそうです。