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全く売れないコンタクトレンズ

春はやはりコンタクトレンズが多く出る。有り難いがうれしくない、全く売れないレンズとは高級コンタクトレンズは付加価値コンタクトレンズです。高級なコンタクトレンズの一部がトラブルの元です。更に消費税を納めるとばかばかしくなる。コンタクトレンズはキズが入った方がお越しになる方が一番うれしい。メーカーは使い捨てコンタクトの価格が高いソフトコンタクトレンズを競うように作っている。初めて高級コンタクトレンズが売れました、返品が難しいため二箱つまり60枚購入いただきました。しばらくして別の方にまた高級コンタクトレンズが売れました。開封してしまうと原則返品無理なので最小で購入いただくのが一番ありがたいです。高い付加価値レンズは合わない方が多いのが特徴です。遠近両用や酸素透過性が層構造になっているものなどいろいろです。コンタクトレンズで傷が入った方がお越しいただくのが一番です、しかし、カラコンできずだと思うと言いながらカラコン溶着して診療にお越しの方にもびっくりです。筑紫が生えていました、春ですね、しかも花粉症は軽い。

色覚異常検査

学校医実務研修会の兵庫県眼科医会理事の藤沢先生と日本眼科医会理事である柏井真理子先生の色覚異常の話はとても画期的というか大盛況でした。平成14年の法改正で同意書を取り色覚検査を行うようになった。眼科医も養護教諭も忘れかけている世界です。姫路では当然のように廃止された.夢前町は姫路から眼科医が検診に行っていましたが、最初は学校のご厚意で色覚検査がなされていました、しかし、いつの間にか廃止されていました。7月の日本眼科医会の生涯教育神戸講座は学校保健がテーマです。その中で色覚異常の話があるそうです。先天色覚異常は人の人生を変える。人権問題である。今や小学校6年生が学校でカンニングをする時代だそうです。内申書が大きくものをいう中学生ならいざ知らず。不登校児童が多くなり、学校検診を受けていない人も多いのではなかろうか?本当は学校検診を休むと個別で受診しなければならない。私が学校医をしている学校で1校だけであるが後日養護教諭や家人が私のクリニックまで遠いところ受診していただく学校がある。これが本来の姿です。もちろん無料ですというよりも学校医として当然の責務です。久しぶりに色覚検査をするとなると学校医だけでなく現場ではだれが施行するかという問題が生じる。そして伝え方です、昨年私立の学校の生徒さんが一人学校から連絡があったと受診された男の子であったのでご兄弟も発見できました。職業選択に影響する。日本人女性でも500人に一人いる。日本人男性では20人に1人とかなりおられる。

消費税

確定申告の時期です。消費税増税が昨年行われたが私のところの月極駐車場はどこも値上げなし。コンタクトレンズも5パーセントでうちがかぶれるものはかぶる。ワクチンもインフルエンザは据え置きです。みんなインフルエンザの接種料金あげています。2500円から2800円や3000円です。どうせ消費税を払うなら値上げするより喜んでほしい。5パーセントの時代に課税対象業となったものを8パーセント4月に支払わないといけない。対抗策はふるさと納税位でしょうか?今の時代に年収2000万円以上限定というローストビーフがあるそうです。違いが判らない、表面でモノを見る、安くなければ買わないという価格至上主義が増えた思いませんか?と高級ローストビーフ店が問題提起してました。コンタクトレンズメーカーも安く設定するようになっています。消費税の納税は4月です、確定申告税と合わせてお金を用意しないといけません。4月に向けて質素倹約です。

急性緑内障発作

目の前が白くなる病気って何でしょう、食前かつ糖尿病があれば低血糖昼食前の11時30分ぐらいに多い気がする、あとは眼圧の上昇緑内障、ぶどう膜炎、ポスナーシュロスマン症候群を疑います。急性緑内障発作の患者さんが来られた。充血が主訴です。嘔吐や眼痛はない。時々あるが間違って消化器内科や脳外科に紹介される。鑑別点は瞳孔散大がある、充血が結膜充血ではなくもう用充血である。毛様充血である。悪心嘔吐がある。眼圧上昇で目の前が白く見えるという人も多い。今回の患者さんは白く見える、充血、瞳孔散大がったが1パーセントサンピロ点眼をお待ちいただく間に数回点眼すると眼圧が51mmHあったものが23mmHgに降下した。患者さんにとっては治ってしまった。閉塞隅角緑内障に対してサンピロ点眼を用いても予防しきれないことが証明されているが患者さんは治ってしまったと思ってしまった。大変珍しいケースだと思いますが治ったと思ったら患者さんは帰ってしまった。どこかで白内障手術をしているか?レーザー虹彩切開術をしているか?どちらが患者さんのためになるかはわからない。今頃どうされているでしょう。

SGLT2阻害薬

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SGLT2阻害薬で十人の方がなくなったそうです、私のところでも一番最初に発売されたSGLT2阻害薬を発売当初から服用中の方が心不全を発症した。あわや緊急入院するかという事態に至った。SGLT2阻害薬の副作用かどうかは循環器専門医の医師は分からないとのことでした。SGLT2阻害を処方している人に何が起こったか?体重減少5キログラムはよかった。しかしそのあとに待ち受けたものは心不全だった。先生あすの予約をとってとお越しになりました。とてもあすまで待てる様子ではないのに午前中お越しになり混んでるから昼から来るわねということでした。午後も4時になってお越しになり全身倦怠感著明,呼吸困難、峡部不快感と心臓に何かが起こっている様子でした。これを読めば副作用報告がMRはできる、木曜日に訪問実績をつくために私のところへ来るMRさん、木曜日の午後は会議をすればよいと思います。木曜日はMRさんは医療機関訪問禁止にしてほしい。併用薬は一番最後に発売れたDPP4阻害薬です。一月は眼科は暇な月です。二番目に暇なのは全国的には8月だそうです。お盆休みの影響だそうです。

めばちこ

今年初めての患者さんはめばちこでした、内科でクラビット1.5を処方されたがよくならないとのことでした。麦粒腫が医学用語とするならば「めばちこ」は関西の方言です。関東ではものもらいです。年末になりめばちこが多い。OTCの抗菌点眼液で治ればよいがなかなか治らないでしょう。私今日診察来なかったらどうなりましたかと質問いただきましたが私は占い師さんではありません。「たら」という質問は医学での世界では禁忌だと思います。麻黄の入った漢方薬も有効な可能性があります。まずは患者さんご自身が養生するかどうか?年末で残業続きなら治らないでしょう。病気を治すには自然に治るものと治らないものがある。子供さんには処方しないがめばちこには補剤を大人の方には追加します。或いは肩こりに効く漢方薬で発表つまり汗をかくこと理気薬を用いて津液や痰や飲を除く、さらにオレキシン受容体拮抗薬で寝るのも一つです。ベンゾジアゼピンや非ベンゾジアゼピンと異なり寝入りはいまいちだが自然な眠りを誘ってくれる。依存症や耐性に対して安全そうに思う。年末には必ずめばちこが増える。みんな子供は行事で疲れている。大人は仕事でヘロヘロです。私は医師国保なので自家診療できないからどこかの医療機関へ行かないと処方箋がもらえません不便な保険証です。兵庫県病院厚生年金基金が解散するそうですね、老後なんて誰もわかりません。年5パーセントで増えてゆくなんて夢物語が続くはずがありません。現時点では試算も今はできないそうです。ああ老後がますます不安です。兵庫県病院厚生年金基金は運用がよいと聞いていましたがこれだけ病院が減ったらあかんわね。

体内時計

昨年何度か体内時計についての講演を拝聴しました。スポンサーは武田薬品工業です。体内時計やサーカディアンリズムという概念が普及するにはMSDと武田薬品の力が必要です。体内時計は覚醒系と睡眠計のバランスです、24時間周期です、サーカディアンリズムや概日リズムとも言います。年とともに眠る必要がない。加齢により6時間寝ると充分になります。メラトニンの分泌により朝に朝日を浴びると覚醒し夜中に眠ります。昼の12時に高く深夜の12時に低くなる。メラトニンは昼夜逆転の補助です。覚醒物質であるオレキシンは1998年見つかった。というより日本人が見つけた。昨年お二人のうちのおひとりの先生の発表を拝聴したのは既述のとおりです。1月9日は武田薬品の講演会です。楽しみにしています。オレキシン受容体拮抗薬を処方した患者さんが正月明けに診察にお越しになります、どんな答えをお持ちでしょうか?今年もマイスリーやデパスをやめたい方お待ちしています、かなりの方がベンゾジアゼピンのデパスや非ベンゾジアゼピンのマイスリーから離脱できています。

タプコム点眼液

配合剤を点眼液で用いる一番のメリットは防腐剤や添加物が眼瞼につくことを避けることです。タプコム点眼液は1+1は2だそうです。チモロールとタプロス点眼液の配合剤だから当たり前かもしれない。しかし従来の緑内障点眼薬では配合剤は1+1は2ではなく1+1=1.…だったそうです。ゲル化剤のチモプトールXE点眼液とタプロス点眼液なら1プラス1が2になるのは理解できるが普通のチモロールとタプロスを混合したら1+1が2になる。不思議な気がする。私はまだタプコム点眼液もグラナテック点眼液も処方したことがない。しかし、正月を前に処方をかえたくない。グラナテック点眼液も使ってみたいしかし充血を気になさる方には怒られそうです。新薬が年末にでるのは毎度のことです。昨年はアレジオン点眼液が新登場でした。グラナテック点眼液の発売記念講演会は新年早々に行われるそうです。会場の都合か全く新しい緑内障治療薬か?どちらの影響かは分かりません。グラナテックはチモロール化PGとの併用薬という位置づけです。充血が2時間続くというが患者さんにはどう映るでしょうか。年末には新しい薬は使えません。合わなかったら患者さんに迷惑です。

ポカリスエット イオンウオーター

インターネット調査に1000名の医師にご協力くださいというから何かと思えばポカリスエットイオンウオーターが送られて来ました。更にポカリスエットイオンウオータ―のパワーポイントの資料が同封されていました。ポカリスエットイオンウオーターは100mlあたり11kcalと改善されている。大塚製薬のMRは来ないから確かに厳正なる抽選の上のことだろう。なぜOS1ではなくポカリスエットなのか?MRが訪問しているところはOS1かファイブミニかもしれない。3号輸液と全く同じ電解質が入っているのがOS1です。学生時代はいくら飲んでも大丈夫だったが今なら血圧や血糖値と大きく関係するかもしれません。さすが大塚製薬と思ったのはEBMを作っていることです。ブドウ糖と果糖を飲むことで血漿量を増やす事になります。体に素早く吸収し体内に水分を保つそうです。熱中症だけではなく乾燥の季節など様々なシーンでの水分補給に適しているそうです。確かに弾道が効いたクリニックでのポカリスエットイオンウオーターおいしいです。低湿度環境での感染防御機構の維持に役立つそうです。

1+1=2

スぺシャルル対談緑内障を語るという講演を拝聴しました。緑内障の重鎮の医師二人が対談されました、1+1=2ではないことが世の中には多くぎます。緑内障も高血圧も配合剤ブームというか画期的新薬の欠如です。予防接種ではブースター効果という言葉が私が学生時代にはよく使われていました。日本脳炎や4種混合ワクチンを4回も接種するのはブースター効果を目指しています。1+1+1+1は5ではない。インフルエンザワクチンを一回うつか2回うつかは任意接種だから保護者が決めたらよい。最近の保護者は1回でよいんですよねと言われるが一回でよいと言い切ると訴訟リスクを抱える発言です。インフルエンザワクチンはかかるが軽く済む、B型の抗体取得率は20パーセントです。点鼻生ワクチンが登場してもどうだろうか?要するにノロとインフルエンザワクチンはなかなか世の中の期待には添えない。つまり絶えず変異しているからです。今流行しているA香港型ワクチンは時間とともに変異する。更に南半球ではAソ連・A香港・B型のすべてがはやったそうです。1+1は2でないから人生面白いのではないでしょうか。