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社会医療診療調査

社会医療診療調査をご存知ですか。社会医療診療調査で結膜炎と思い眼科受診したらいくらになるかというデータがあります。社会保険診療調査では一般の方がレセ単価680点、後期高齢者は1034点です。1点10円です。高齢者の方が病気が多いので当然のことです。近畿厚生局のホームページに掲載されているレセ単価と随分差があるようです。昨日結膜炎でお越しのご婦人の方2人から窓口負担2000円は高いといわれました。眼科なんて結膜炎になったときぐらいしかお越しにならないことが多い。2000÷0.3の相当算やはり6000円位になります。近畿厚生局の平均になります。高点数は悪、しかし低点数も悪。なぜなら必要な検査をしなかったら病気を発見することを否定していることになります。と医師会でお話を聞いたことがあります。昨日結膜炎の患者さんから「この前2000円以上したわ。高いですね。」と言われました。平均点数から見てうちは安いです。6800円や10340点に0.3をかけると2000円では済まないはずです。初診料が2700円ですから0.3をかけるといくらでしょうか。糖尿病になったらインスリンの指導料8100円×0.3を毎月支払っている人もいます。まさか私が緑内障と思わないから眼底写真や眼圧など他の診療科で実施しない検査を無駄に思うのでしょう。40歳以上の20人に1人70歳以上の10人に1人が緑内障です。

ジクアス点眼液とムコスタ点眼液

ジクアス点眼液とムコスタ点眼液の選択法についての講演がドライアイ研究会で行われました。ムコスタ点眼液はユニットドーズでBAKフリーですが接触性皮膚炎起るんだ。懸濁液だから皮膚につきますからね。新しい点眼の選択というタイトルでした。一方がMR力なら圧倒的です。しかしそれもよいがKOWAの実用視力計、アールテックウエノウエノが開発中のアルブミン点眼液、ホワイトメデイカルのStripMeniscometory,HBA点眼液、セレノラクトフェリン点眼液、JiNSのドライアイ保護眼鏡、メデイプロダクトのアイシャンプー、ビタミンD軟膏のような実用化を目指したドライアイ診断の方が関心がありました。やはり実用視力検査は面白い。特に私自身が実用視力を検査し患者さんとデイスカッション出来るので患者さんにも大好評です。PCめがねの試供品をかけてこのブログを書いています。噂通り少し暗く見えます。JiNS PCはブルーライトを発するLEDデイスプレイを見つめる時のめがねです。JiNS PCは眼科専門医と共同研究しているそうですブルーライトとは可視光線の中でも最もエネルギーが強く目の奥の網膜にまでに届いてしまう青色光のことだそうで。すLEDの普及とともに問題となっていますがまだよくわかっていませんすでにREDLIGHTの開発が始まっている。ブルーライトが入っていないものが一部企業で始まってます。ブルーライトは白色光をいかに安くするかということを追求した産物です。関係ないけどムコスタ点眼液でも接触性皮膚炎起るんだ。

ドライアイ研究会

今年のドライアイ研究会は眼科手術学会の会期中のため却って面白かった。慶応大学ゆかりの講演が多かった。眼科手術学会に土曜日まで参加してドライアイの権威横井先生の講演を聞くために朝一番の新幹線で飛んできた先生もおられたとのことでした。昨年のドライアイ研究会で話題になったリピフローがいよいよコーナンから発売になったんですね。1200万円するそうです。つまり、自費診療の医療機関向けですね。アイシャンプーは目にしみない、リッドハイジーンに用いる抗炎症作用を有するまぶたのシャンプーだそうです。私はドライアイ研究会にはかなり以前から加入していました。ドライアイ研究会のホームページに会員であれば自分の名前を掲載することができました。しかし著明な方の中に自分の名前を掲載することが恥ずかしい。取り立てて特別な治療をしているわけではありません。今年になり実用視力計を兵庫医大付属病院に続き兵庫県で二号機を導入したため畏れ多くも私の氏名をドライアイ研究会のホームページに掲載することとなった。特別なことができるわけではありません。しかし姫路のケーブルテレビWINKに十年以上前に出演した。テーマはドライアイであった。WINKは資金不足のため古い映像がいつまでも放送されることがある。最近は常に更新されるようになった。昨年も一策も子供同伴でしたが今回は午後からドライシンドローム学会に参加するため一人でした。

ドライアイ研究会主催講習会

ドライアイ研究会主催研究会に今年も参加いたします。とても楽しいので3年連続参加です。会費は昔からずーっと15000円です。年会費緒3000円です。昔大坂で得行われたときはシャンパンがでたような気がします。お隣ではドライマウス研究会が行われていました。来週は東京眼科アカデミーでまた東京です。これまた15000円です。自分に投資するにはお金がかかる。これで患者さんお越しいただけなかったら勉強が無駄になります。今年はWOC開催に伴い眼科の学会はWOCの前後2か月間自粛となっている。したがって手術学会と重なってのドライアイ研究会の開催です。主要学会期間中は講習会自粛のはずではなかったのかな?したがって一つの大学からの演者が多かった。層が厚い大学だなあ。この大学が兵庫医科大学の眼科を上回り全国一手術件数が多いそうだ。たかがドライアイされどドライアイ。実用視力計が人気です。たいていの検査にはまた検査といわれるが実用視力計で測定すると集中力皆さん凄い。そのあとも患者さんと機械の前で患者さんとデイスカッションです。今検査して春雨の3月にもう一度検査したら瞬目回数かなり違うようです。瞬目回数ですが10月の検査結果と今の検査結果は大きなかい離がみられます。平均視力は2秒に一回指標が提示されるので慣れが必要です。今日は近畿統一試験日です。講習会が終わるころ近畿統一試験日の結果発表が行われる。最近は合格発表もインターネットの時代です。

実用視力

実用視力を測定できるのは兵庫県では〇○医科大学の眼科とここだけだそうです。これもコストパフォーマンスが悪いからです。普通の視力を測定しても実用視力を測定しても保険点数は変わりません。臨床眼科学会の機械展示でも実用視力を試す眼科医は多かった。眼科を志す医師はかなり減少しています。眼科の研修医がいない。私が眼科医にトラバーユしたころは眼科志望者が多く研修するのに困った。手術しない眼科は淘汰されそうな保険点数になっているからです。日本眼科学会が外保連から内保連に移ったことからも明らかです。内科に属しかかりつけ医的な診療内容を行わないと医師ではない。厚生労働省の評価が低い。眼科手術は時間の割に手術に対する保険点数は高いと病院関係で他科の医師から酷評されている。手術の保険点数は上がるが基本検査は保険点数が下げられる傾向にある。インフルエンザが流行り始めたため昨日あたり暇だった。私が研修医のころは放射線科、整形外科、眼科が人気だった。なぜなら衛生的当直が一見楽そうである。実は内科の患者さんも真しないといけないから当直は大変さらに眼科の当直医がいないから診察希望者が多かった。ドライアイ研究会のホームページ実用視力〇に訂正していただきました。

NIDEKのAA-2

NIDEKのAA-2をご存知ですか?AA-2はコストパーフォーマンすが合わない器械です。AA-2はJFCのSPEEDY-iとともに調節障害を調べる検査機器です。AA-2の方が詳しく検査可能です。パソコンなどで目の疲れた人にぴったりの検査です。県外からわざわざ患者さんがお越し下さった。29号線を飛ばしてお越しいただいたみたいです。お目当てはNIDEKのAA-2で診断をしてほしい。わたしは調節緊張ひょっとしたら老眼かもしれないということだった。NIDEKのAA-2は県下では私のところだけに導入されているようでNIDEKの営業さんもNIDEKのAA-2はどこに入ってる労災病院は?と聞いても答えられない。NIDEKのAA-2を考案された東京の先生のところを受診すすめたが私のところが一番近いそうでお越しになった。まず片眼は異常がなかった。もう片目を思い切り力を入れて行ってくださいと指導して検査しました、45歳にしては暖色系の変化がみられた。そこで自家製剤の低濃度サイプレジンを処方しました。点眼液を配合することはPL法がありあまり行いたくないが仕方がない。更に漢方もといわれて舌診したら舌下に瘀斑そして紫舌です。温経湯と抑肝散加陳皮半夏を処方した。問診と合わせたせて私の診断は診断は脾気虚、寒帯肝脈、寒凝瘀血でした。加味帰脾湯を考えたが気血双補の薬で胃腸障害が嫌だったので抑肝散加陳皮半夏にしましたよ。御縁があったら又お越しくださいね。漢方求めて遠くは福井県からお越しになったこともある。次は滋賀県です。あのころはせんじ薬も処方できた。今や生薬は高騰し大変なことになっているそうです。今年は何処から患者さんおみえになるでしょう。AA-2と実用視力計はVDT検診の看板です。今年もブログがいっぱいの方にお読みいただけますように毎日更新できますよう勉強して好きたいと思います。

ツープラトンシステム

ツープラトンシステムとは野球でよく出てくる。例えば捕手と一塁手、セカンドと遊撃手など二つのポジションを守れるように普段から練習しておくことです。私のクリニックでのツープラトンシステムとはオートレフが故障したらつまりトノレフが故障したらレチノマックスやAA-2がレフの働きを果たす。眼圧ならトノレフが故障したらトノペンやハンドアプラネーションが活躍する。ハンフリー視野計が故障したらFDTとAP7000が登場する。眼底カメラが故障したらトプコンの三次元眼底解析装置で眼底写真が撮れる。倒像鏡も同じコードレスの倒像鏡の色違いを設置しています。いちだいなのは角膜内皮細胞、YAGレーザー、アルゴンレーザーです。21日に倒像鏡がバッテリーがやられてしまった。患者さんは散瞳してしまった。12時46分の新幹線に乗らないといけない。開業湯ワイに知人に頂いた新品の倒像鏡があるはずだ。色違いがあった。眼科なんて器械ばかりの診療科です。ひとつ壊れたら変わりの器械が兼用できるようにしておかねば大変です。眼科のツープラトンシステムです。当直と産業医学専門講習会で疲れました。

緑内障禁忌の薬

結構薬剤師さんが診察に見える。普段眼科の門前ではない薬局の薬剤師さんが診察時質問されます。緑内障禁忌の薬についてです。緑内障は大きく分けて閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障があります。一般に抗コリン作用のある薬は緑内障禁忌と添付文書に記載されています。この場合禁忌なのは閉塞隅角緑内障です。さらにレーザーイリドトミーがなされていたら閉塞隅角緑内障では抗コリン在使用してもよいのです。しかし西川病院時代例外的な経験をしました。レーザーイリドトミーがされていましたのでブスコパンを打ってUGI胃透視を施行しました。そしたら目の前が白くなると昼から病棟から呼ばれました。診察するとイリドトミーのホールが小さいのでホールが詰まったのです。イリドトミーのホールが小さいと抗コリン作用で少し散瞳するとホールが詰まります。眼圧は測定不能60mmHG以上でした。眼科の散瞳薬ミドリンさらに泌尿器科の薬つまりOABの薬や感冒薬PL顆粒や胃薬のブスコパンやコランチルは緑内障禁忌薬です。抗コリン薬は認知症患者さんにもBBBを通過し認知機能が悪化することが分かっています。ブスコパンやコランチル古い薬です。私も放射線科にいたころは前立腺疾患、心疾患、緑内障はありませんか?と問診票に書かれているものにサインしたものです。ブスコパンの代わりのグルカゴンは一A4000円。ブスコパンは80円。間違って注射した看護師さんが50倍よあんた何考えてるのと叱ってました。ではPACではどうなるか?PACは隅角は狭いが緑内障性視野変化がない状態です。PACと知る人は少ないほとんどいない。この人が危険です。自分は緑内障ではないと思っているからです。隅角が狭い人は抗コリン剤禁忌と記載するのがよい気がするが何でも新しいことを始めるのは大変です。

往診

眼科で往診って何を見るの?多いのは坂睫毛を向くのが多かったです。病院の時は元気だったので市川を超えて往診をしてました。車はペーパードライバーなので自転車で市川を超えてました。コぼもの学校の近くまで自転車で往診してました。今は無理です。時間外にかかってくる電話ほとんどが営業です。またかと思って電話にでたらお近くの方で昔はよく診察させていただいた方でした。目がいたい、涙が出るどうしたらよいですかとのお問い合わせでした。まさか眼科に往診はないと思われたようです。自転車飛ばしてゆきました。眼科用往診バッグもあるんですよ。久しぶりです。姫路でも車で土曜日の午後とか往診されている方がおられます。私から土曜の午後をとったら自分の勉強できません。アレルギー学会専門医、漢方専門医、眼科専門医、さらに日医認定健康スポーツ医更に産業医さらには生活習慣病や鬱そして中医学いろいろ学びたいので土曜午後は絶対フリーにしています。さて患者さんですがなぜか?角膜にキズが入っていました。眼帯でとりあえず今日は様子見てくださいと言ってその場を去りあす朝また来ますとお伝えしました。朝もう一度診察にゆきました。やはり治っておらず薬を取りに来ていただきました。支払額が!3割だったので5000円以上する。所得があるご年配の方の医療費は高い。夜に往診したから余計に高い。

1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ

1日使い捨て遠近両用ソフトコンタクトレンズはLASIKみたいに100点満点を目指すものではありません。現在日本で使える1日使い捨て遠近両用ソフトコンタクトレンズは3社から出ています。臨床眼科学会で1日使い捨て遠近両用ソフトコンタクトレンズであるクーパービジョンのPROCLEAR1dayのフェアウエルセミナーに参加しました。新素材PCハイドロゲル素材を使用しているそうです。今までのワンデイレンズと同じ合わせ方でよいそうです。梶田先生の話では遠近両用だがシリコンハイドロゲルレンズと同じ価格で販売しているそうです。そして第4回アジアメデイカルコンタクトレンズセミナーでは塩谷先生にCIBAのMUTISTAGEという遠近両用の一日使い捨てレンズについての講演をお伺いしました。低加入度のレンズで対応するのがよいそうです。昔から言われていますが加入度を上げてもコンタクトレンズはメガネと異なり見え方の満足度が変わらない。コンタクトレンズの使用経験がある40歳から50歳代、近くが見えず不満がある、若い時から使用しているコンタクトレンズに不満があるこのような人に向いています。シードコンタクトレンズは一部日本群馬県で作っており東北の震災のようなことに備えて海外でも作っている。実際は人件費やコストの問題で海外で作っているそうです。現在クーパービジョン、CIBA,SEEDの三社から一日使い捨て遠近両用ソフトコンタクトレンズが出ています。クーパービジョンとぢゅお版でおなじみノバルテイスのCIBAは外資です。まずソフトコンタクタクトレンズの遠近両用は視力が気になる埃が落ちている時なるそこら汚い時なるような神経質な方のは向きません。許すという概念が必要です。コンタクトレンズ検査料と再診療で810円という人には絶対向きません。よく言われるのは近くも遠くも見えない。これが実態です。先日も遠近両用コンタクトレンズを反対に入れてこられた方がおられました。ご本人様は全く気付いていなかった。まさにこのような人つまり生活に困らなかったらよしという人にピッタリです。運転をしない人の方が良い。私はコンタクトレンズ推進派ではありません。一日使い捨てワンデイ遠近両用コンタクトレンズはわたしのところにはおいてません。メガネの方が良質の視力を得ることが可能です。