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眼科健診

昨日は早くも新学期の眼科の視力検診の結果をお持ちになりました。学校により処理の速さに大きな差があると思います。PCを保健室から先生が持ち出せない時代です。本当は生徒や児童にとって次の席替えまでに健診結果が出るとよいそして保護者が結果を知るとよい思います。結果が分かるのは遅い学校は6月です。一学期が終わってしまう。みんな軽度遠視で多くのベービーが生まれ学童期には正視になります。更には禁止に至る子供さんもいます。これは角膜水晶体の屈折力、眼軸長が関与します。眼軸長が長いのが近視です。小児にの近視の予防は現時点では不可能に近い。近視は近年増加の一途をたどる傾向がある。-6D以上が高度近視です。近視の進行に少しでも優位な因子としては屋外活動時間の増加低濃度アトロピン点眼液、一部のめがねやコンタクトレンズに可能性を求めているのが現状でしょう。屋外で過ごす時間が今の子供は極端に少ないと思いませんか?ただ花粉や紫外線など未知のことを危惧する声も強い。眼軸長は2歳までに急速に伸びる。うちの子も3歳で-3Dの近視でした。眼軸長が1cmのビルと1Dの変化につながります。3歳児検診で視聴覚検査が姫路では行われています。三歳児検診の視聴覚検査がもうすぐ形が変わる予定です。だいたい8歳で正視化します。8歳から16歳で近視になる子が多いようです。学校で視力を図る時期です。もうすぐBCDと記載された紙を持ち帰りショックを受けることになります。Aはメガネコンタクトレンズを用いて1.0あればよし。1.5や1.2は学校では測ってないんですよ。今の保護者の方は1.0ですねというとそんなに悪いんですかといわれます。1.0以上測っても意味なしではなが・・・・。Bは0.7が見えればよし、Cは0.3がみえる、Dは0.3が見えない状態です。

求人の話

私が姫路に帰ってきたときは竜野や加古川からも木曜日の午後や夜間ご連絡いただきました。開業したら「いまでみたいに夜はあかんのやね」と患者さんから言われました。姫路に帰ってきたころと違い今やこの地域は大激戦区となりました。春休みも終わり求人の募集してますよねと患者さんが診察が終わってからよく言われます。またハローワークからも電話がよくかかってきます。しかし、未経験とか午前中だけとか「15時まで?つまり子供が学校から帰る時間」とか条件が合わない人が続きます。ハローワークに提示している条件と違う方がご応募くださいます。少し余裕が要ります。例えば、夏休みと言ってどこでも仕事は子供の休みと一致しておりません。15時までと言っても子供には行事もあります。また学童と言っても時間きっちりと迎えにいかないといけないようです。今の時代なかなかむずかしいです。今の時代警報が簡単に発令されます。警報が出ると学校から迎えに来るよう言われます。何処の学校であろうと教育委員会の決めたことですから例外はありません。そのときどうするか?考えるとやはりバックアップ出来る方がある方でないと穴が開きそうです。一昨日午前中一人で受け付け、会計、検査、診療してみましたが疲れます。春は出会いと別れの季節です。人生は春夏秋冬つまり四季にたとえられます。しかし、人が動くのは春です。多くの人がいるところは人間関係が難しい。まして私は男、職員は女性。おひとりだけ、事務員さん待っています。電話でお話しするとこのひとかなあと思いますが患者さんが少ない今日この頃一人しかご縁がありません。ハローワークで提示するすべてを満たす人はなかなかお会いできません。お待ちしてます。経験を有しと一日通しの勤務ができる方を。

WOC

WOCとは何か?WOCは2014年4月に東京で行われる国際眼科学会という大きな学会のことです。大きな学会で前後二か月は眼科に関する学会はないそうです。だから私は今日から東京で行われている日本眼科学会総会に参加します。現在の眼科学会認定の専門医制度は第三者機関認定の専門医制度に移管される見込みです。まだ霞の無効といった感じです。そのため来年の国際眼科学会と日本眼科学会の同時開催でにぎわうと思いますが人が多いのは苦手なので今年日本眼科学会へ行くことにしました。5年に一度は参加しないと眼科専門医の更新ができません。2014年春は生涯教育神戸講座もないそうです。WOCはさらには近視の視力回復訓練のことです。WOCは制作している会社の名前です。近視にはもちろん根本的治療はありません。近視は眼軸長が長く伸びることです。正常は24mmです。遠視は眼軸長が短いことです。長くなったものは短くできません。つまり近視の訓練はさほど有効ではないということです。はっきり言って近視を本質的に治すものではありません。

わたしのOCT画像

OCTは黄斑疾患や緑内障診断に有用とされています。わたしのOCTを取ってもらったところ黄斑周囲の網膜が薄いことを示すサインがみられました。近視性の変化であるのか将来緑内障になるのかわかりませんがびっくりします。私の視神経乳頭は正常であると自負していたからです。OCTの普及により視野検査では正常の緑内障「PREPERIMETRIC GLAUCOMA」と診断されることが増えることが予想されます。私自身GCCで薄く表示された写真を見てびっくりです。OCTは早期診断もするがOVERーDIAGNOSISもするということです。おそらく近視性変化です。まだまだOCTは緑内障分野では発展途上です。OCTはの教科書が出ていますが今は雑誌の方がよいみたいです。まだまだ緑内障への臨床応用は進みます。高度近視と緑内障は今のところ大変似ています。今日も大変ゆったりしています。

画像ファイリングシステム更新しました

画像ファイリングシステムを新たに更新しました。2GB?あるそうです。写真を見ていただき納得していただき糖尿病のレーザー治療をしたいと早い時期からファイリングを導入してまいりましたがこの度新たな画像ファイリングシステムを導入することになりました。日本の医療は進んでいるが満足度が低いといわれます。画像ファイリングシステムを用いることにより満足度が少しでも改善すればと思っています。大きな病院で多くの器械をつなぐとサーバーがいるそうですが電子カルテ導入で患者さんの顔が見ることが確実に減少します。紙のカルテでファイリングシステムが一番ゆっくり診療できるように思います。コンピューターの性能は上がりましたが何も見かけ上変化はありません。しかし、このファイリング0番を入れてデモしたらOKだったが5800番を入れると再起動がかかり画像が消える珍現象がおきました。翌日にはメーカーが来てなおりました。器械には振り回されます。しかし、異物が目に入っているときなど異物がないことを患者さんの目で確認できることが画像ファイリングシステムの大きな利点です。

塩酸ヒドロゾリン

お使いのOTCの点眼薬に塩酸ヒドロゾリンは入っていませんか。塩酸ヒドロゾリン配合のOTC点眼液を使用している人は多い。塩酸ヒドロゾリンははOTC薬に配合の血管収縮剤です。いったんは血管を収縮させる働きがありますつまり真っ白になりますがその後血管は拡張しかえって真っ赤になります。そしてしだいに癖になります。なかなか抜け出すことができません。点鼻薬にも同じようなものがありますのでご注意ください。鼻づまり用の点鼻薬は血管収縮剤が配合されている場合があります。医療用にもあるプリビナが該当します。鼻の中の容積血管が拡張すると鼻が詰まります。容積血管が収縮すると鼻が通ります。血管収縮剤で収縮すると鼻が通り気持ち良くなります。しかし、収縮した血管は今まで以上に拡張します。リバウンドです。却って鼻が詰まるためまた点鼻薬を使用します。癖になる悪魔のような薬です。ステロイドの鼻噴霧用に比べて血管収縮剤は怖い。

多治見疫学調査報告書

医学系の学会はいって良いことなど少ないが今日は緑内障学会から一通の郵便が届きました。岐阜県多治見市で最近といっても2000年ですが多治見疫学調査報告書が届きました。多治見疫学調査は日本が世界に誇る緑内障の疫学調査です。個人情報保護法は2003年に施行更には2005年全面施行ですから大変な努力であったと考えられます。多治見スタデイの報告書で残念なのはOCTが普及していなかったことです。いまならOCTを撮影し解析されるが10年以上前のものがやっと解析されるとはびっくりです。感度と特異度をご存知ですか?感度は陽性的中率、特異度は陰性的中率をさします。FDT弟子や検査をスクリーニング弛緩度55パーセント、特異度が92パーセントで意外や意外早期緑内障にはFDTは役に立たなかったそうです。やはり眼圧25mmHg以上では要注意です。進行が速いことさらに有病率が急上昇することが問題点です。眼圧は計ってみないとわかりません。時に小児の発達緑内障を発見できることもあります。緑内障には関係ありませんが男の子の色覚検査一度は受けていただきたいです。春休みですがわたくしのクリニックは大人の方中心です。夢のようです。姫路に帰ってきたときは90パーセント子供ですよ。大人の方はきませんよと〇〇Sに言われました。そういえば○○Sの人やめたのかなあ。〇〇Sと同じ会社の担当MRさん毎年変わっています。毎年担当者が変わっていてはあかんでしょう。

白目が黒い

ドライアイの季節が終わり花粉症の季節です。花粉症の季節は漢方が力を発揮します。漢方薬の力を一番感じるのがアレルギの季節です。眼球結膜は白目の上を表層を覆う透明な膜です。つまり黒目の季節は終わり白目の季節に移行したともいえます。白目をじっくり見てしまうのが花粉症の季節です。白目が黒く見えるところはありませんか?白目が黒く見える状態にはメラノーシス、母斑、悪性黒色腫があります。母斑細胞性母斑通称母斑です。母斑細胞とはメラノサイトにもシュワン細胞にも分化できなかった未分化な状態です。母斑とはほくろです。表面平滑境界明瞭、軽度隆起した茶滑色腫瘍です。目にもほくろができるのです。母斑は涙丘や球結膜に多くできる。母斑は先天的なものでゆっくり大きくなるため良性で放置可能です。10歳台で気になることが多いようです。一方悪性黒色腫は大変まれですがその名の通り悪性です。隆起し母斑より高くなる。急速に大きくなる。更に結膜メラノーシスがあります。有色人種の20歳以上で見られる茶褐色の色素沈着です。以上3つが白目つまり結膜にできる茶色あるいは黒いところです。

外傷性視神経症

外傷性視神経症という病名を聞かれたことはありますか?昔はつまり学生時代は視束管骨折と名付けられていました。必ずしも骨折を伴わないので外傷性視神経症と呼ばれています。眉毛の外側にけががあれば怖いという話をお聞きになったことはありますか?病名としては外傷性視神経症です。眉毛の外側には視束管が通っているため視束管の骨折や周囲の血腫による圧迫つまり外傷性視神経症を疑います。しかし、交通外傷で病院に運ばれ入院するときには意識状態が悪く意識が回復し始めてはっとする。片目が見えない。眼科に回ってきたときにはすでに遅しという経験が何度かありました。数週間後には視神経萎縮を起こし蒼白になります。骨折は20パーセント程度しかCTを用いても検出できないそうです。スインギングフラッシュライトテストRAPD陽性の有無を確認する必要があります。治療としてはステロイドパルス療法があります。しかし、自然治癒力もあるように考えが変わってきています。まあ、けがで意識がない状態になれば頭の中のことで精いっぱいです。鹿も動くからCTやMRIで薄く断層写真を撮ることは難しい。

AZOOR

AZOORは網膜の病気です。AZOORは急性帯状潜在網膜外層症という病気です。しかし、網膜を見ても何も異常がないから難しい。普通、AZOORのように網膜に異常を見つけないと頭や視神経の病気を考える。若い女性に多く急に視力視野が欠損する病気です。日本では70~80パーセント女性だそうです。近視眼に多いようですね。きらきら光ると訴えるそうですOCTが診断に大変有効だそうです。外層の4本のラインのうち3本しか見えないそうです。ここでもOCTは診断に力を発揮します。治療にはEBMがありません。OCTについて学びたいという医師は多いようです。OCTがないと眼科でないという日が来るかもしれません。眼科はメンクリとは異なり投資が必要な診療科です。精神科クリニックつまりメンクリは話を聞く診療科です。「視力に始まり視力に終わる」のが眼科だそうです。今年の冬は寒かった血圧コントロール不良の人を眼底写真から見出すことが多かった。初のアムロジピン10mg配合アイミクス配合上HDに期待しています。ユニシア配合錠HDまだ下がらぬ人が多かった。視力1.0でも近視・遠視・乱視色々な人がおられます。最近、もっと視力検査を積極的にしようと考えています。視力は生き物です。そして男の子は0.5パーセントに色覚異常がみられとされています。色覚検査を施行しても治るわけではありません。しかし、発見することは差別することではなく生き方を変える可能性があります。AZOORでも後天性色覚異常を引き起こすことが知られいるようです。脱線。今日は深夜に初めてブログを書きました。すごいアクセスで!今日はもうすぐ「神戸の松方ホールに眼科 生涯教育講座」に行ってきます。参加費2万円分しっかり勉強をしなければなりません。でもこのままではすいすいと居眠りしそうです。目ざましにコーヒーをどこかで飲んでゆきます。普段コーヒーは飲まないのでよく効きます。確か韓国の論文ではコーヒーはドライアイにも有効だそうです。