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オルソパッド

オルソパッドはいわゆるアイパッチの改良版です。アレルギー肌の子供たちにも楽しく苦痛なく使えるように工夫してあるそうです。カラフルな模様が素敵です。最近、アイパッチで斜視弱視の治療を行っているとかぶれて遮蔽できないお子様が増えました。低アレルギー性で肌にやさしい素材でゴムや樹脂を含んでいません。皮膚呼吸を妨げない素材、粘着部分も容易にはがすことができます。遮光性が高い。などさまざまな改良がなされているようです。昔はかぶれる子いなかったのになあ。時代の変化。夏休みになり子供さんの来院が減りました。大人の方には快適かも。

耳の前のぐりぐり

耳の前にぐりぐりができると眼科では恐れられています。はやり目の可能性があるからです。「はやり目」は流行を止めることがかなりむづかしい疾患です。耳の前のぐりぐりは耳前リンパ節腫脹です。目に強い炎症が起きたときのサインです。めばちこでも耳前リンパ節は腫脹しますが「はやりめ」でも腫脹します。耳の前のぐりぐりを耳前リンパ節腫脹と言います。はやり目の時に多くみられますが炎症が強いサインです。「はやりめ」はアデノウイルスが犯人です。カツアゲも怖いが「はやりめ」はこわい。耳の後ろのリンパ節腫脹は風疹です。前と後ろでは大違い。アデノウイルス感染症は迅速キットを用いると70パーセントの診断率とされています。どんな名医が診察してもはやり目をはやり目と診断できるのは70パーセントです。かなり痛い。インフルエンザのキットは鼻の細胞です。アデノウイルスは結膜か咽頭ですが結膜はかなり痛い。子供には痛すぎるからしません。駅前でこの夏も多くの子供がカツアゲされたのでしょう。お金持ってこれないなら万引きを強要される場合もあるようです。弱きをくじき強きを守る社会をつくるにはどうすればよいのでしょうか?モンスターペアレント扱いされても子供を守れるのは親だけですよ。患者さんが減ってもお客さんが減ってもどんな噂を立てられても自殺者を減らすのは親しかいません。

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズどっちがお勧めときくひとへ。絶対ハードコンタクトレンズです。しかし、中学生となる話は別です。スポーツのためにコンタクトレンズ装用を希望されるとソフトコンタクトレンズになります。ハードコンタクトレンズはスポーツをすると落っこちてしまいます。でも安全性からいうと日本のお家芸であるハードコンタクトレンズです。ハードコンタクトレンズでも日本コンタクトレンズつまりニチコンとサンコンタクトレンズつまりサンコンをおすすめいたします。MZ加工やエッジの加工ができるからです。さらには研磨やパワーアップも可能です。コンタクトレンズを大切に使いたいあるいはお金がないという方にはハードコンタクトをつかっていただきたいです。ハードコンタクトの方が安全性が高くハードコンタクトは日本のお家芸です。

コソプト点眼液

コソプト点眼液は韓国で支持されている点眼液です。チモロール点眼液とドルゾラミド点眼液の合剤です。プロスタグランディン点眼液が一番の日本とはちょっと違います。コスメティックが韓国では重要視されています。睫毛が伸びる、まぶたが黒くなる等の副作用を重要視するのが韓国式です。緑内障の遺伝子が似ているとかで講演会ではお隣の韓国の話がよく出てくる今日この頃です。近視矯正手術のレーシックも韓国のほうがすすんでいるようです。海外ではドルゾラミドは2パーセントですが日本では1パーセントです。コソプト点眼液の弱点はしみると霧視です。韓国のかたはしみるより外観重視です。どのプロスタグランディン点眼液とも併用できるコソプト点眼液が単剤の1位になるのは間違いないでしょう。プロスタグランディン点眼液はジェネリック医薬品を含め30種類もあるますからね。なぜ日本の点眼液の濃度は低いのでしょうか。

めがねをかけると視力が落ちる

「めがねをかけると視力が落ちる。」これはまことしやかに語られている迷信のようです。これは近視の進行とは関係のないことです。一つの説としては心因性視力障害のまぎれこみです。心因性視覚障害は詐病ではなく、めがねをかけたいとか母親の愛情を兄弟の中で自分に取り返したいという気持ちが目の症状として現れることです。そのような病態を視力がでにくいため近視と解釈している場合があります。だから、近視は治ると誤解している方がいる。近視は治るはずがないのだが近視はなおるという本がたくさん発売されている。近視は目の長さがながい状態です。目の長さが短くなることはありません。もうひとつの説はめがねをかけ始めると目を細めることをしなくなり大きく目を開けてみることを始める。すると調節力を使わないため一見視力がかえって落ちるような錯覚におちいる。

中学生まで医療費ゼロ

姫路の近くには姫路市に比べ医療費の自己負担がすくない都市がある。あるいは姫路に比べて負担が少ない都市が多い。なかでも中学校まで自己負担ゼロの都市がある。しかし、きいてみると眼科の学校医がいないそうです。但し、眼科の健診はされているそうです。一人一人の生徒さん、学生さんとの委託契約なのでしょうか。すべての健診が多数の人を診る為けつして丁寧とは言えません。委託契約で丁寧に診るのも一つの政策です。限りある予算です。しかし、縦覧突合検査が始まり保険の審査が異常なまでに厳しくなりました。保険が査定されると10割まるごと医療機関が損することになります。さらに院外処方の場合、調剤料も医療機関の保険点数から減点されることになります。ああ大変。

ハードコンタクトレンズの妙味

ハードコンタクトレンズは加工ができることを知る人は案外少ない。どの会社のハードコンタクトレンズでも加工できるわけではないし、ハードコンタクトレンズは加工することで破損することもあることをご了承いただかないと加工はできません。ハードコンタクトレンズはハードコンタクトレンズは加工といってもレベルは様々です。加工にはハードコンタクトレンズの位置を真ん中にする技がある。下に落ちるつまり下方固着、上へあがってしまう上方固着したコンタクトレンズのセンタリングを改善することが可能です。手品のような技です。若い人ではなかなか難しい。ベテランの匠の技が生かされます。買いっぱなしや売りっぱなしはもったいない。ソフトコンタクトレンズは加工ができません。ソフトではなくハードコンタクトレンズの時代に戻りたいが戻れない。日本医師会の力が弱くなり国会に独自候補を送れなくなってしまいました。日本医師会の力が戻ってくるとうれしいな。

ヒアレインミニ点眼液での検索

ヒアレインミニ点眼液は非常に限られた人にしか使われないあるいは使えない点眼液です。ヒアレインミニ点眼液はシェーグレン症候群やスティーブンスジョンソン症候群の方の角膜障害に対して用いる。このブログの検索キーワードで「ヒアレインミニ査定」とか「ヒアレインミニ顔に塗ったらどうなる」などが書かれています。ヒアレインミニがOTCの薬として発売されてくる日が遠くないことが予測されています。しかし、一本いくらするのだろうか?小さな一回分が200円ぐらいでしょうか?保険薬価収載でもいい加減高いのにOTC薬を買うならちょっと待って保険医療機関へという発想は今の時代にはそぐわないようです。ヒアレインミニ点眼液は本来の適応病名であるシェーグレン症候群やスティーブンスジョンソン症候群がないと一生保険適応薬としては処方できない薬です。ドライアイでヒアレインミニ点眼液を処方されている人がいるようですが縦覧突合のカモです。アムロジピン5mg2錠を毎日どう飲まれていますか?一日1回で5mgを2錠に飲むように処方箋を書かないとバンバン保険では査定されはじめています。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品は特許の切れた医薬品をさします。日本のジェネリック医薬品は先発品と全く同じである必要はありません。PF製剤を処方した人がこの薬ジェネリックだから優しいのねと言われました。違う違う。ジェネリックだから優しいのではない。PFだから優しいのです。PFは防腐剤が入っていないことをさします。防腐剤がはいっってないから優しいのです。茶のしずく石鹸以来、今は無香料、無添加が好まれる時代です。確かに値段も8掛け、効果も8掛けとのキャッチフレーズもあります。しかし、先発品とジェネリック医薬品が全く同じではないところが日本の特徴です。

コソプト点眼液はすごい

日本でいま注目されている緑内障治療薬はコソプト点眼液かもとおもっています。コソプト点眼液はドルゾラミドとチモロールの合剤です。緑内障治療薬の2番手にコソプト点眼液があがってきました。コソプト点眼液の眼圧下降効果とアドヒアランスが支持されたものと考えます。コソプト点眼液は一滴の点眼でで二回点眼することと同じです。コソプト点眼液は韓国では緑内障の点眼液の30パーセントのシェアを有しています。お隣の韓国と日本人は遺伝子が似ているとされています。今、コソプト点眼液は日本では10パーセント弱のシェアと聞きます。一般名ラタノプロスト点眼液の出現で緑内障治療は大きく変わりました。手術が減りました。コソプト点眼液も海外ではドルゾラミドが2パーセントです。日本では1パーセントです。なぜ日本では2パーセントが発売されないのでしょうか?