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EPAとドライアイ

EPAやDHAは青魚に多く含まれる油です。ある大学の眼科ではドライアイやアンチエイジングつまり動脈硬化の薬としてEPAを1800mg毎日服用することを勧めているそうです。出血していないのかと心配します。EPAやDHAは青魚を取ればよいが深海魚は水銀の問題があります。まぐろのさしみがよいと思いまぐろのさしみばかりたべると50切れ位食べないといけなそうです。さんまなら1匹です。青魚をフードファデイズム的に摂ると水銀の過剰摂取につながります。ω―3の不飽和脂肪酸でドライアイを改善させるのではないかという仮説があります。

ドライアイのコンポ―ネント治療

涙は油層、水層、ムチン層の3層構造からなります。油を補うには眼軟膏、水層は人工涙液あるいはヒアルロン酸の点眼、ムチン層はレバパミドことムコスタ、ジクアソイドNa点眼液つまりジクアスが日本発でもちいることができる。「3コンポーネント治療」と呼ぶ人もいます。油層の油は何処からきているか?マイボーム腺から一部来ています。しかし由来が不明な油があります。ムチン層のムチンは分子量25万の高分子糖鎖です。カエルの表面のにゅるにゅるはムチンの存在を示します。角膜上皮には糖衣がくっついています。ムチンは陰性荷電しており涙液を広げる親水性をもっています。膜型ムチンは核膜上皮全体をおおい第3層以下にはありません。

TS-1

TS-1をご存知ですか?TS-1はテガフールのことです。TS-1は経口抗がん剤です。5-FUの改良型だそうです。つまり、5-FUのプロドラッグだそうです。眼科とTS-1はなに関係があるのでしょうか。おおありだそうです。TS-1を内服しているひとには角膜障害が起こりやすいのだそうです。円盤状の白濁が角膜におこるそうです。しかし、TS-1の内服をやめると発生したハリケーン角膜症が治るそうです。また、涙道閉塞も起こるそうです。原因は涙道上皮障害です。わたくしも最近ナゾネックス点鼻薬で味覚障害を経験いたしました。副作用のない薬はありません。

ムコスタUD点眼液

ムコスタUD点眼液は1990年に発売されたムコスタ錠の点眼液です。学術のUさんはなんと赤穂の研究所におられるそうです。私の高校の同級生に女性で一族の大塚さんがいらした。どうしておられるのだろうか。ムコスタ点眼液には防腐剤が入っていないそうです。ムコスタの内服をやめたら角膜が修復した例があるそうです。つまり、ジクアス点眼液でもムコスタ錠の内服や点眼ともに糸状角膜炎には要注意です。上場はしていませんが国内では武田薬品さんに次ぐ規模で日本国に税金が入る会社です。乳白色の外観のようにあまりドライアイでお困りではない人には向かない薬です。しかし、リピートしているのも事実です。

アジスロマイシン点眼液

アジスロマイシンつまりジスロマックの点眼液が海外では発売されています。ジスロマックは15員環のマクロライド系抗菌剤です。内服薬は250ミリグラムを2錠3日間かジスロマックSRを1回で飲むことになります。マイボーム腺の治療にはテトラサイクリン系かマクロライド系の抗菌剤が有効のようです。瀰漫性汎細気管支炎やざ瘡つまりにきびの治療と同じです。ある程度長期に使うことが必要な場合はマクロライド系やテトラサイクリン系になります。アジスロマイシン点眼はゲル化されており1日に1~2回点眼です。アジスロマイシン点眼液は血液中よりも100倍の組織移行します。商品名はAZASITEです。日本ではキノロン系ばかりです。

中高年の方のめがね

40歳を超えるとメガネを合わせるのが難しくなる。メガネなんてメガネ屋さんへ直接行けばよいとお考えの方も多くいらっしゃる。緑内障が40歳以上で20人に1人おられます。そう思うのも無理がないお話です。一番合わせるのが難しいのは美容師さんと理容師さんです。次に難しいのが教員の方のような気がいたします。教員のかたも個人情報保護法の施行以来PCでの仕事が難しくかつ増えています。デスクワークとPC用めがねはデスクワークとPC専用めがねそして遠近両用めがねが必要になってきます。美容師さんのは鏡と頭の両方が見える必要がある。なかなか満足してはいただけません。

初めてのコンタクトレンズ

初めてコンタクトレンズを使いたいという人が毎日お越しになる。歓迎しませんがもしお越しになるならお越しになる前に、付け爪は外す、爪を切る、など最低限のエチケットをは守ってほしい。そして素直に説明を聞いてほしい。笑ってしまい説明にならない中学生や高校生など医師が自ら説明しているのに何を教育されてきたのだろうか?コツは目を大きく開けることです。猫も杓子もコンタクト時代です。めがねは「でもしか」時代です。メガネでもとかめがねしかできない。そんなことはありません。メガネにお金をかけるおしゃれのしかも一時流行りましたが今はやはりコンタクトレンズしかもカラーレンズ全盛時代でカラーコンタクトの酸素透過性不足による障害あまりに多いので驚きます。出来ればめがねがお勧めです。検診に対する考えが甘い。甘すぎる。

オルソケラソロジ―

オルソケラソロジ―は固いコンタクトレンズをもちいることで角膜形状を変化させることで一見近視や乱視が正視になったような錯覚に近い減少です。一時的現象です。ガイドラインでは20歳以上となっているにもかかわらず小学生にさせる方があり感染症つまりばい菌が入り大変なことになる例が非常に確率的に高いとされています。小学生にコンタクトレンズをさせて一時的に近視が治ったかのように錯覚をおこす。そんなことになんであるいはどんな意義を感じるのか不思議です。ご父兄の気持ちが私にはわかりません。

患者さんは同級生

今日面白い?経験をした。「コンタクトレンズを初めて作りたい。」という親子が来られた。結局今日は見送りになったがひょんなことからおかあさんが高校の同級生であることがわかった。わたくしよりよっぽど若く見える。うらやましいなと思った。毎日子供の不登校に悩み「顔で笑って心で悩む」を実践しています。だからぶくぶく太り、額のしわが増え続けます。市内の私立男子校ならいじめは即退学だそうです。最高裁の判決に対し過度の加害者保護から光市の18歳になったばかりの少年による事件で家族がうれしくないといったのはもっともだ。神戸新聞の2月15日の記事でも同じことを感じた。わたくしの高校の同級生で一番出世しておられるのは大蔵省のようです。TVのディレクターやいろいろ偉い人その他にいっぱいおられます。だんだん話がまとまらなくなってきた。レセプトをそろそろ見直さないと2月は短い。子供を持つと想定外にインフルエンザになったり、ラピアクタの点滴後の異常行動?で亡くなられた子供さんのご冥福をお祈りいたします。

学校健診

ここ数日学校健診をいつ行うかというお電話を養護教諭からいただく。現在の眼科学校健診を変えよういう意見をきくが器械を導入するには多額の予算が必要である。更に検診の日が特定の日に集中するため年間数日しか使わない器械を多数購入するのは難しいことだと理解する。また、文部科学省管轄の学校と厚生労働省管轄の民間保育園や幼稚園との大きなギャップである。現在の外眼部検診を変えてゆくのは大変だと思いますが学校健診を行っても精密検査にこないのでは?養護教諭による勧奨を期待する。