記事一覧

ムコスタとジクアス点眼

ムコスタ点眼液は作用機序を含めまだわからない事ばかりですが防腐剤無添加は大きな売りかもわかりません。東京歯科大学市川総合病院の島崎潤教授が研修医を終わったくらいにされた実験でドライアイ入りの点眼を行うと涙液中のLDHが上昇することを体験されたそうです。LDHは細胞破壊の指標でアトピー性皮膚炎の時TARCなどとともに検査をわたくしもしております。苦みは涙点を2分間圧迫すると全然違うようです。これに対してジクアス点眼液はP2Y2受容体拮抗薬として作用機序がわかっています。10パーセントにしみるという刺激感があるそうです。しかし、1週間で半分、4週間で8割が改善するそうです。ムチン?が眼脂となって出てきます。効果としてBUTを延長するそうです。

おしゃれ用度なしカラーコンタクトレンズ

平成23年2月4日は何の日だろうか?おしゃれ用度の入っていないカラーコンタクトレンズが雑品から薬事法の中に入った日です。度の入っていないおしゃれ用カラーコンタクトレンズが薬事法の中に入るとは高度管理医療医療機器に分類された日です。今まではおしゃれ用カラーコンタクトレンズの色素が溶出することが分かっていながら使われていました。国民生活センターのおかげでおしゃれ用カラーコンタクトレンズの色素の溶出がしょうめいされました。おしゃれ用度なしカラーコンタクトレンズの使用者はコンプライアンスが低い傾向がある。おしゃれ用カラーコンタクトレンズ使用者はキズが入ったときだけ眼科に来る。

カラーコンタクトレンズ

カラーコンタクトレンズのニーズが異常に高まっているのかジョンソンアンドジョンソン社製のカラーコンタクトレンズレンズがトライアルも販売分もないことよくあるときく。爆発的に売れているのだろうか。時代の流れでカラーコンタクトを希望する方を説得するのがしんどいくらい文化として定着してきた。クとめるのは無理なようです。チバビジョンからは2種類のワンデイ型カラーコンタクトレンズが発売されている。それなら「カラーコンタクトレンズは危険だからやめなさい」というより眼科医も介在しインフォームドコンセントをしっかり行うことが重要であると考える今日この頃です。色素により酸素透過性が下がり眼障害が起こりやすいこと、ファッション感覚に走りすぎることでコンタクトレンズは安全な物と考えることです。

合剤の賛否

武田薬品工業のユニシア配合錠を飲む人は大変お得です。2つの薬が入っているのに一剤の薬価になっている。それに比べ眼科用剤の合剤は薬価的に全くお得感がありません。しかし、防腐剤や添加物に暴露する量は確実に減る。薬価だけが合剤の利点ではない。アドヒアランスも確実に向上する。ただ、一本4000円は高い。

眼科 漢方

みなさん「眼科 漢方」で検索してみてください。「眼科 漢方」で検索すると「姫路 西川クリニック」が上位でたくさん出てきます。目からうろこです。「姫路 西川クリニック」には漢方治療を希望されるむずかしい病気の方が時々こられたり、ご連絡をいただきます。「眼科 漢方」はガイドラインが策定され漢方診療も転換期を迎えています。べーチェット病に漢方薬を使った時に訴訟リスクがあります。ステロイドの全身投与は禁忌で免疫抑制剤を使うことが標準治療です。皮膚のアトピー性皮膚炎の標準治療がステロイドの外用であることと同じです。頼りにされるとうれしいですがストレスも感じます。「眼科 漢方」で一度ご検索ください。入口は何処でもよいが西洋医学の診断をしっかりつけとりあえずどこでも眼科の入り口にお入りいただくことです。

中央社会保険医療審議会

平成24年1月31日に施行された中央社会保険審議会で眼科はターゲットになっているらしい。角膜形状記億検査、静的視野検査、調節検査が減点となる見通しだそうです。前回同様眼科、耳鼻科、皮膚科はターゲットです。アア、暗い世の中です。

眼科の日帰り手術

眼科の日帰り手術といえば今まで白内障の手術が定番だった。10分で手術が終わり、10分休んで帰る時代が来たとHPにかかれていた。まるで東京のM記念病院のA先生のようだ。でもA先生に手術していただくには6回も外来受診があるそうだ。昔紹介した時そうだった。硝子体手術も日帰り手術の時代になったらしい。わたくしが姫路に帰ってきたころはS病院しかできなかった手術です。患者さんにとって素晴らしい時代です。しかし、入院すれば通院の手間もかからず保険金も入り患者さんにとってもよいことも多いと思います。

ムコスタ点眼液のその後

ムコスタ点眼液を兵庫県下でも多く処方しているのが「姫路 西川クリニック」です。ムコスタ点眼液の患者さんの感想です。ムコスタ点眼液を使用すると顔に大きな粒子がつくが鼻涙管が詰まることはないのか?そこでジクアス点眼液にに変更しましました。自覚症状はやや改善していました。他覚的に角膜のキズは改善していました。

サンテルタックス20+DHA

日本人は糖尿病の有無にかかわらずGLP-1の分泌能力が劣るつまりヘモグロビンA1cが下がりにくい体質です。ヘモグロビンA1cと遊離不飽和脂肪酸であるDHAやEPAは相関関係があることが分かっています。今日は参天製薬のサンテルック20+DHAの紹介です。大塚製薬のファイブミニやOS-1のご紹介をしましたが如何でしょうか。確かにに診療で患者さんとお話ししすぎたときにOS-1を試してみると塩辛くありませんでした。からだがそして口が欲しているときOS-1はポカリスエット並みにおいしかった。サンテルック20+DHAは青魚に豊富にふくまれるDHAは、網膜内のωー3脂肪酸の93パーセントをしめます。ωー3は細胞の形成や細胞膜の合成にに関与している。目に良い栄養成分であるルテインにDHAをプラスしたのはさすが参天製薬ですね。お魚の摂取が少ない、お魚が嫌いな人に向いています。私自身はさんまの塩焼きやあじの南蛮漬けが好きなのでω―3系は食事でとります。

ヒアルロン酸を顔に塗る

検索キーワードを見て見ますと意外に多いのが「ヒアルロン酸を顔に塗る」です。嘘みたいな本当の話です。ヒアルロン酸の点眼液はジェネリックを含め数多く発売されています。数多く発売されている中で添加物や防腐剤が入っていることが問題です・さらにはヒアルロン酸点眼液そのものにもεアミノカプロン酸が含まれており接触性皮膚炎の原因になります。ヒアレインミニ点眼液にかぶれるのはこのためです。ちなみにεアミノカプロン酸は緩衝剤です。塩化ベンザルコニウムだけが悪ではありません。