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コンタクトレンズの多様化

ホームページにコンタクトレンズよりめがねをすすめめる旨書いているが色々なコンタクトレンズを求めてこられる。OASISの乱視用ぐらいまではよかった。ソフトの遠近両用コンタクトレンズをはめて成功した人を初めて診た。カラーコンタクトレンズの頻回交換レンズ、ワンデーのカラーの安いものなど多様なコンタクトレンズ装用者のニーズは多様化の一途です。西川クリニックではコンタクトレンズをすすめたことはありません。

MZ加工

MZ加工という言葉をご存じですか?知っていればハードコンタクトレンズの相当のプロです。MZ加工はメニコンのハードコンタクトレンズには無理です。MZ加工はサンコン・ニチコンのレンズのみ可能です。MZ加工はハードコンタクトレンズが下の方にずれたとき使う技です。サンコン・ニチコンのハードレンズが大好きです。安全かつ安いそのうえ加工もできる。.「姫路 眼科 西川クリニック」のホームページと同じカスタムです。表面張力を利用して角膜上の静止位置を引き上げ、同時にレンズの製紙位置中央に寄せるわざです。

使い捨てコンタクトレンズ

中学生が頻回交換レンズの使い方だけを習いにくる。そのままの人もいる.父兄がレンズを1回だけ取りに来る人もいる。それっきりこない人もいる。中学生・高校生で視力が変わっていくはずである。まだまだレンズの度数はかわっていく。角膜に傷が入り、痛い目に合う。部活動で予防接種する間もない。東京方面でアカントアメーバ角膜炎が重傷化する例が多い。啓蒙活動が必要なように思う。コンタクトレンズは危険でできれば遅くはじめてほしい。親が認めれば何でもOKの時代です。クラブ活動の指導教員が安易にコンタクトレンズを進めるのがまず間違いでしょう。軽い近視ならメガネをはずしてクラブ活動をすればよい。だいじょうぶかなと思ってこられるぐらいの親子が好きです。

はやり目

はやり目は学校伝染病の第3類に分類されています。つまり、飛沫感染が主ではないが放置すればすぐ広がってしまう病気です。去年は5から10倍はやったそうです。流行性角結膜炎以外には今話題の手足口病もあります。対策はとにかく手洗いの励行です。家族全滅にいたることもあります。当院でははやり目対策で雑誌や新聞は置いていません。眼科では雑誌や新聞は読まないほうがよいですよ。

点眼後

点眼後つまり目薬を差した後、何をしますか?目を1分間閉じます。これは何のためでしょうか?副作用防止のためです。点眼後目を閉じたらどうなるか?点眼薬が鼻に流れません。点眼薬による全身的副作用は鼻粘膜から起こります。鼻粘膜から吸収された点眼薬の成分が全身に回りいろいろ副作用を起こします。こんな説明する眼科へいくべきです。

SSOH

緑内障を緑内障と診断するのは難しい。他院で緑内障と言われた症例を緑内障でないと言い切るのが難しい症例がある。その代表がSSOHという病態です。進行することがありません。ここが大きな違いです。他に、近視性眼底などもなかなか難しいことがあります。

ホルモン異常

中高年女性にドライアイが多い。なぜでしょうか?その原因は男性ホルモンです。更年期の女性はもともと男性ホルモンが少ないところにさらにホルモン補充療法でアンバランスが生じてドライアイが増悪します。そこに漢方治療が力を発揮します。

紫外線で目がいたい

紫外線による眼障害についてよく聞かれますが、短期的には角膜炎、長期的には白内障、翼状片が有名です。しかし、眼科の教科書には案外でていません。よく登場するのは、コンタクトレンズの宣伝です。そうなると、みんなコンタクトレンズでUVカットしなければなりません。サングラスでUVカットするのが一番大切です。

点眼間隔

二つ以上の点眼薬をどう使われていますか?点眼コンプライアンスを順守するのは人生の無駄?二滴同時にさすのは無駄よりも有害です。なぜなら接触性皮膚炎を引き起こすからです。点眼コンプライアンスは重要です。懸濁液やゲル化製材はできるだけ最後に点眼してください。懸濁液やゲル化製材は滞留時間が長いため注意を要します。つまり懸濁液やゲル化製材を点眼するときは30分開けた方がよいとされています。薬局で、5から10分開けてさすように言われますがすべてではありません。

サプリメント

サプリメントとは健康補助食品のことです。日常生活で不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養素の特別な保健の要とに適する食品のうち錠剤、カプセルなど通常の食品の形態をとらないものをさします。抗酸化物は加齢黄斑変性の発症リスクを減らします。しかし、私はお勧めしていません.漢方は体にやさしいイメージだと思います。サプリメントも同じ思いだと思います。違いは、漢方はコンビネーションの医学です。サプリメントは悪く言うと偏在の医学です。全く発想が違います。私には漢方があっています。目に良い食べものと信じてレバーを食べ過ぎて高脂血症になられた方がいらっしゃいます。