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不眠症

20歳以上の日本人の2割が不眠症です。60歳になると中途覚醒が起こりやすくなります。若い人は睡眠不足の頻度が増えます。うつ病の前触れとして眠れない、食べられないなどの症状がみられます。不眠症は国際分類ではどのように定義されているか?調べてみました。「適切な時間帯に寝床で過ごす時間が確保されているにもかかわらず夜間睡眠の質的低下がありこれにより日中の生活の質の低下がみられる症候群」と定義されています。高齢者の場合、昼寝が問題となることが多い。寝れないといいながら実はTVを見ながらうとうとされておられる方は多い。うつ病だけではなく生活習慣病の高血圧や糖尿病では効率に不眠症が合併することが知られるようになった。また日本では医療機関を受診する機会が少なくアルコールへ頼ることが比較的多いそうです。アルコールでねるのははなぜ悪いのか?それは「睡眠の質の低下」が悪いとされている。却って覚醒します。姫路では小学校4から5年のお子さんに進学塾の先生が子供に聞くと21から22時くらいに寝ている子が多いそうです。中には1時から2時まで起きている子もいるそうです。「ウシミツドキ」つまり1から2時といえば成長ホルモンが出る時期です。凄い子もいるんですね。

医師で作家や漫画家

医師で作家といえば渡辺淳一さんを思い浮かべる。更に雑誌によると今は寒川猫持さんが有名です。寒川猫持先生に一度は死ぬまでにお会いしてみたい。最近さらに医療漫画が意外と売れているようです。医療漫画といえば手塚治虫さんです。いま売出し中の人は茨木保さんです。1月ほど前、新聞で渡辺淳一先生の自伝が連載されていました。知らなかったことがいっぱい書かれていました。札幌医科大学の心臓移植が行われたとき、移植が行われたすぐそばで整形外科医としてそして講師として活躍されていたこと。W教授擁護の文章を書かれていたことなどなどいろいろ記載されていました。さらに医療漫画の特集が組まれていました、最初は手塚治虫さんから始まりいま売出し中の「医師で漫画家」は茨木保さんです。茨木保さんが奈良県立医科大学にご入学の動機も漫画家を志願してのこと、茨木保さんが手塚治虫さんに会ったのは一度だけのことで大学でお会いになったことがあるそうです。日本医事新報社から出版されている「がんばれ猫山先生」というまんがを読みました。大変面白く書かれています。しかも、内容は4コマ漫画にしては細かくリアルです。自らの開業の様子を書いているところはほぼ本当のことなのかなあと思います。それを面白おかしく書かれているようです。医療漫画は医療従事者が読むと「言外の意を汲み取る」ことが可能です。漫画が描かれた時期からか?医療崩壊を取り上げるのもお得意な様です。

姫路の新しい駅ビル

姫路の新しい駅ビルを眺めながらシャンパンをいただきました。姫路の新しい駅ビルは7階建てに見えるが6階建てだそうです。姫路の新しい駅ビルは地下へ直接へ入る階段があるから7階建てに見えるそうです。最上階は北向きはお城を眺めるのには最適のようです。しかし、FESTA南館のお隣に新みゆき苑ビルが建設中ですが新しいJR姫路駅前で元気になるのでしょうか?今までなかったブランドが姫路に入るのはよいですが既存の建物から新駅ビルに移るならあまり活性化につながらないように思います。新しい駅ビルが建つとFESTA南館の3階・4階には新駅ビル完成後にはどんなテナントが入るのでしょうか?新駅ビルの地下へ直接入る階段は大雨の時大量の水が地下へ流れ込まないか心配です。多分何か対策を講じてあると思います。東京ではよくあるスタイルの入り口ですからわたくしが時代遅れなのでしょう。4月末か5月初旬のオープンだそうです。桜の開花には間に合いませんが人の動きが変わることには違いありません。新しいものが大好きな土地柄です。

最高裁不受理

奈良県立の病院勤務の産婦人科医の「宿日直」が時間外労働に当たるという大阪高裁判決が最高裁不受理という形で幕を下ろした。最高裁不受理の判決が日本の急性期医療に及ぼす影響は大きいと考えられます。つまり、最高裁不受理を受けて現在コンビニのように患者さんを受け入れている救急病院の宿日直には時間外手当を支給する必要を生じるからです。奉仕の精神や自分のスキルアップのためという考えが通用しなくなり医師も労働者という考えのもと労働基準監督署が動く可能性があるからです。宿日直の手当てでなく、平素の基本給の1.5倍とか1.25倍という時給計算が必要になります。医師の宿日直は過酷です。そして平日の昼間と同じ医療を求められる。朝8時から翌日の午後6時までぶっ通し勤務です。救急救命センターの方がむしろ楽です。宿日直は以前このブログでも取り上げました通り軽作業です。速達が来たから受け取る。患者さんの情報に関する照会が来たから答える。宿日直は現実には平常の外来をしているのと変わりません。宿日直の勤務を時間外勤務にするならよほどの診療報酬アップがないと救急医療は採算が合わないでしょう。

足を骨折しました

子供が足を骨折していました。学校の先生から腫れていて痛いから家で診てあげてくださいと言われました。学校の先生がおっしゃる通り足背が腫脹していました。保健室で手当てもしていただいたそうです。外傷の既往はなく足が痛い、足が腫れているだけでした。経過を看ていましたが熱感を伴うので整形外科に行くとやはり折れていました。そこでいわれたのが外傷の既往がないため腫瘍か骨髄炎かもしれないとのことで学校を早退してMRIまで取りに行く羽目になりました。採血でCRPと白血球が正常のため骨髄炎は否定的されました。MRIでは腫瘍らしき影がありませんでした。となるとまたまたうちのお騒がせ少年が学校であった何かを隠しているかもしれません。何もしないで第二中足骨がおれるだろうか?いや折れないでしょう。いくら尋ねても打撲を否定します。困ったこどもです。しかし、腫瘍や骨髄炎と聞いてびっくり。一般の方ならもっと驚かれることでしょう。

託児室

医療の世界でも学会や研究会で託児室を設置する動きが進んでいる。最近「イクメン」という言葉がすっかり定着しました。眼科は女医さんが多く女性が働きやすい環境とされています。そのためか大きな学会小さな研究会いずれでも託児所が設置されていることが比較的多い層に思います。私の研修医時代の男性の同級生が育休を今取っているそうです。兵庫県ではかなり大きな病院です。研修医時代は夜も帰らず病院に住み着いていました。そんな彼も育休を取得する時代です。「ワークライフバランス」という概念が進んでいると感がられます。医師は転勤が多く医師不足が叫ばれる前から育児にはあまりかかわらない職種であったように思いますが最近の勤務医は違うようです。さてわたくしも先日東京で託児室を初めて利用する機会を得ました。小学校6年生まで利用可能であると記載されていたので子供に1人で大きな本屋で立ち読みしているのと託児室にいるのとどっちがよいか尋ねたところ託児室と答えたので一緒に入ってみました。さすがに小学校6年生は一人です。一人で読書していました。さすがはじめていく東京で一人にするのは酷な話でした。託児室とても助かりました。3月2日にも託児室申し込みのFAXを申込みしました。

普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる方法

朝日新聞出版から出版された「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」は読めば読むほど夢がある。「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」の表紙には次のように書いてある。努力だけでは合格できない勉強にはコツがあり頑張り続けるためには仕掛けがある。2浪してうまくいかなかったのは私も同じであった。確かに試験合格にはコツはある。計算問題一つにしてもテクニックがある。図形の問題なんてひらめくかどうか?「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」には「記憶力より記録力」すべての学びたい社会人対象と表紙に書いてあります。学びたいそして資格を取得したい人は多いはずです。学校へ入学せずして得ることができる資格は知れているかもしれない。ケアマネージャーの試験は医師にとって免除科目が多いため容易に取得できる。わたくも百点で合格したと思っています。しかし実際ケアマネとして働くことは不可だと思います。「毎日充実して過ごすために必要なものは夢ではなく目標だ」と記載されています。子供の受験をみていて第一志望校合格、他の学校は合格してもいかないと言っていた。うちの子は二次の算数の過去問で5点や10点を取っているのを見て志望校変更かと思いましたが「まだまだこれからです」「今の時期こんなもんです」と先生方に励まされていました。万事において基礎が大切です。「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる」を読んで何か新しいものに取り組みたい気持ちになりました。話は全く変わりますが今年のセンター試験で小林○▽さん文章が出題されたそうです。我々の世代には懐かしいお名前であるとともに難解な文章ですね。最近はあまり出てないそうですね。時代です。

朝日新聞出版社

「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強方法」しかも医師の和田秀樹先生推薦とはどんな方法でしょうか?朝日新聞出版社で我が家にある書籍は「サバイバルシリーズ」「実験対決」です。丸善丸の内本店で山積みされた朝日新聞出版社の書籍がありました。朝日新聞出版から出版されている和田秀樹先生推薦「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」という本が目に留まりました。確かに私の高校の一年先輩にあたる方が50歳にして東大に入られたと昨年K新聞に大きく取り上げられておられました。「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」この本の著者の方は2年浪人されており、わたくしが一浪の時通った同じ京都の予備校にちょうど在校されていた記憶があります。高校時代この方は大変学業優秀で高校で実施される学研、進研、兵庫県下一斉模試等が学校で受ける模試でしたがよくお名前だけを見かけました。だから覚えています。しかし、今度は「普通の主婦だった私が東大に合格した夢をかなえる勉強法」という本をだされたとは!。更に「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」はなんと昨年12月に出版されもう2刷です。売れているんですねー。早速購入し自宅でゆっくり読ませていただきました。大変な勉強家であった。わたくしから思うのは「普通の主婦かなあ」と思います。わたくしからみるとこの方はスーパーウーマンだと思います。運・鈍・根のうちどれが欠けての試験には合格できません。うちの子にも学校へ行けるようにしてくれた学校の先生、算数のカリュキュラムテストで30点とっても励ました頂いた塾の先生、診察のとき心配してお声掛けいただいた地域の一部の方,そしてわざわざ何か役立つことありませんかとお越しいただいた方に「感謝の気持ちを持って」ご恩がえしするように言っています。中学受験が目標では決してありません。わたくしは高校時代公文の数学を学びました。高校のとき姫路市書写の公民館ではじめて公文が始まりました。公文のおかげで数学が高校三年の時はTOPになったこともありました。計算と漢字は大切です。15歳にして公文を初めて学ぶ。孔子曰く「15にして学に志」に対する表現です、孔子曰く「50にして天命を知る」と。50歳になり受験は無理です。今では公文は0歳から学べるそうです。時代です。

大塚製薬の社長の話

いま日本製薬業界でTOP5は武田薬品、大塚製薬、アステラス製薬、第一三共、エーザイの順である。いつの間にか大塚製薬が入っている。各社ワクチン産生を強化したり、ジェネリック医薬品に手をだしたり暗中模索しています。大塚製薬の社長さんのお話しを伺いました。医師が製薬会社の社長さんの話を拝聴することは大変まれなことで、大変貴重な経験でした。大塚製薬は「真似をしない」というポリシーつまりイノベーションだそうです。大塚製薬は徳島に40年間根差しサッカーを支援し地域貢献しておられます。ポカリスエットがあるのにより点滴に近い成分であるOS-1を発売されています。そして未解決のジョブを見つけそのジョブを解決するとか新しい価値をと顧客の満足を生むという素晴らしい理念をお持ちです。水だけを排出する利尿薬バゾプレッシンV2アンタゴニストであるサムスタ等を販売しておられます。利尿剤を使うと腎臓の働きが低下する。耐糖能異常がおこる。電解質異常が起こる。最近の大規模RCTではRAS抑制や厳格な降圧は腎機能からみればよくないそうです。さらには消化器や眼科領域の国内代4位の医薬品であるムコスタ錠や涙を増やし涙の質を改善するムコスタ点眼液もいろいろ研究されています。スイッチOTC薬の候補であるムコスタ錠は世界10か国で発売されており毎日200万処方されているそうです。一度出した製品はあきらめずコツコツ販売されるそうです。ムコスタ点眼液の澄明化をめざしておられるとのことを再確認しました。よろしくお願いします。

両生類と爬虫類そしてムチン

ムチンとは高分子の親水性蛋白です。つまりムチンはアポムチンと糖鎖がO-グリコシド結合で結合したものです。ムチンは胃、腸、眼表面などの粘膜に存在します。子供の理科の勉強を見ていて一つは発見したことがあります。脊椎動物は魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほ乳類の順で進化してゆきます。両生類と爬虫類を正確に分類することできますか。両生類も爬虫類も変温動物です。子供が先生に聞いて聞きたことは子供の時は鰓呼吸、大人になると肺呼吸するのが両生類です。卵の産卵場所が違います。両生類は水中ですが爬虫類は陸です。蛇やヤモリが爬虫類であることは誰も迷いません。水の中と陸を両方行ったり来たりしているのがややこしい。「あかはら」こと「いもり」はどちらでしょうか。もっと簡単に記載すると井戸を守るイモリは?さらにカメは?卵を産む場所、呼吸の助歌で区別します。ムチンといえばねばねばぬるぬるの植物性ムチンが親しみある存在ですが動物性ムチンがここでのムチンです。魚類は粘膜で覆われています。一方両生類は粘膜と角化皮膚で覆われるよう変化しています。生体ではムチンは粘膜を潤し粘膜の損傷を防ぎます。高分子多糖類に短い蛋白質が結合しています。動物性ムチンと植物性ムチンは異なります。結膜杯細胞を増やしムチン分泌するのはムコスタ、P2Y2受容体を介してムチンを分泌させるのがジクアスです。日本でしか使えない薬がジクアスとムコスタです。