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ニキビ

ニキビの始まり毛穴が詰まることです。目に見えない毛穴のつまりが微笑面皰、白ニキビが面皰、赤ニキビ、化膿したニキビとなります。ニキビができる機序は①皮脂の分泌・②毛穴のつまり、そして③アクネ菌の増殖です。ニキビが気になってとご相談いただくときどこですか?と思うことがある、これは微小面皰です。外用れ血の井戸は2008年から使われています。アダパレンことディフェリンゲルは黄穴のつまりを取り除きニキビの進行を抑えます。昔は硫黄カンフルローションでしたが今はデイフェリンゲルです。抗菌薬のアクアチムやダラシンは赤ニキビに使います。ニキビはストレスで悪化する、春悪化するのは過剰なホルモン分泌が関係する。冬は乾燥肌です、肌の生まれ変わりが妨げられます。ニキビにはもちろん特に5月以降UVも増悪因子となります。さらに夏は皮脂の分泌が盛んになります。洗顔しヒルドイドで保湿しそして薬を塗ります。額やあごに髪の毛がふれることも増悪因子となります。食事では脂肪分を控えることです。マルホさんのUVのパンフレットを待合室に置いていますとても人気です。デユアック配合ゲルが2から8度で冷所管理なのは薬局泣かせです。同時に返品不可です。

ポーラファーマのデユアック配合ゲル

尋常性ざ瘡つまりニキビの薬デユアック配合ゲルがいよいよ発売となります。発売が遅れたのはGSK社ではなくポーラファーマが発売するそうです。ポーラ化粧品はだれでも知っている、ポーラファーマって初めて聞きました。GSKが発売するのかと思いきやポーラファーマが発売するそうです。いよいよ尋常性ざ瘡の治療薬デュアック配合ゲルがいよいよ発売されます。ベピオゲルは今一つ即効性がなくRELIEVERではなくCONTROLERとして使われてゆくのではないかとされています。今後は、シオノギ製薬のアダパレンともう一つ外用薬となるとデユアック配合ゲルになると思われます。アクネ菌を殺す治療といえばよく効きそうですが、やはり耐性菌の問題はあります。デユアック配合ゲルにはクリンダマイシンが配合されています。化粧品と薬の壁はだんだん低くなっています。さらに新しいアンケート調査ではニキビに悩む方は内服でも外用でもよいからきれいな肌を取り返したいそうです。意外なことにニキビでよく用いられるミノマイシンの内服は尋常性ざ瘡の保険適応は取得してないそうです。

ヘパリン類似物質とにきび

にきびに思ったほど過酸化ベンゾイル製剤のべピオは効かない。1パーセントクリンダマイシンと3パーセントBPOを配合したデュアック配合ゲルも12週以上使ってはいけない。そこで保湿剤による皮膚の修復が必要です。ヘパリン類似物質の先発品はヒルドイドです。後発品はいっぱいある。例えばヒルドイド1本薬価が1200円、後発品では500円です、先発品には高い薬価がついている。では特性は油性クリームでは油中水型クリームです。更に温度変化による高度変化が少ない剤型です。ローションはといえば低刺激です、外用スプレーもあります、溶液性ローションのスプレーです、さらに低刺激を追及しています。乾燥肌に保湿はスキンケアの基本です。脂性肌は液性剤がよいそうです。ワセリンとヘパリン類似物質を混ぜるのは相性がわるいようです。保湿剤の剤型ですが使用性は液剤、軟膏と言ってもクリームが基剤になっていることがある。基剤により有効性と皮膚刺激が違う。思春期のにきびには刺激が少ない者でも成人では皮膚刺激がある、毛穴を詰まらせないオイルフリーノンコメドジェニックな化粧品と言ってもメーカーが作った用語のようです。

皮膚を掻く

皮膚がかゆくなると皮膚を掻く、子供であれば「かくな」と保護者が怒る。怒って治るなら怒ればよい。その対策に手袋すると手の発達が遅れると昔から言われています。爪を切る方がよいと思うのはわたしだけでしょうか。何が掻くと起るのか?物理的には炎症を起こす、皮膚のバリアが壊れるさらには末梢神経を刺激する。二次的に増悪する。必要以上の掻く行動がかゆみを増す。湿疹はもともとかゆいものである。湿疹とは表在性の皮膚の炎症です。代表はアトピー性皮膚炎と接触性皮膚炎です。皮膚のかゆみに内服薬を使いますが嫌なのはINPAIRED PERFORMANCEです。だるい。抗ヒスタミン薬は覚醒か睡眠かというと徐派睡眠をふやします、つまり第一世代抗アレルギー薬では眠くなっても睡眠の質が低下します。REM睡眠が減るすなわち睡眠の質が悪化する。つまり寝る前であっても第一世代抗アレルギー薬の服用は避けるべきです。さらには脂溶性が高く、脳内への以降がよいものは肥満を起こす。抗うつ薬でも太る。1910年にHISTAMINEは発見されました。もう100年以上も前の話です。

ニキビをなかから治療する

ニキビの患者さんの内服薬は漢方ぐらいになるのが日本の現状です。海外では難治性ニキビに用いる西洋薬があるそうです。ことしになり尋常性ざ瘡の古くて新しい治療薬つまり海外ではOTCで用いられるが登場しました、更に尋常性ざ瘡に新しい治療薬つまり配合薬が登場しました。BPOが発売されましたが耐性菌ができない治療ということは劇的に効くのではなくずっと続ける治療のようです、つまりデユアック配合剤は急性期12週以内そのあとはBPOが良いかと思います。難治性ざ瘡には日本では薬がないそうです。ざ瘡を体の中から治す、言うは易く行うはがたし。にきびを中から直すつまりアクネ菌を殺す抗生物質はいま日本では保険適応があるものは6種類しかありません。ミノマイシンには実は保険適応がありません。ルリッド、ファロム、オラセフ、クラビット、オゼックス、スパラだけです。耐性菌の頻度的にはエリスロマイシンが一番多くテトラサイクリンそしてミノマイシンのようです。キノロンはすぐに耐性菌を作ります。クリンダマシンとBPOの大きな違いはピーリング効果です、塗る場所はにきびができている場所ではなく今はにきびができそうな場所です。

にきびと耐性菌

過酸化ベンゾイルの働きはピーリング、抗菌作用です。過酸化ベンゾイルでも副作用はある、おかしいと思ったらすぐにやめるべきです。ニキビはアクネ菌が発症に絡んでいます。どうしても外からの外用薬が中心となる。寒熱のベクトルで見る漢方薬の処方を求めてにきびの方がお越しになる。今までニキビといえばダラシンゲルとディフェリンゲルが使われていることが多い。青春のシンボルと言われたにきびもすっかり嫌われ者です。漢方薬で赤いニキビや黄色のにきびを見ると漢方薬では冷やしたくなるが素体は冷えている特に男性よりも女性に多いのではなかろうか?そういえば昔、硫黄カンフルローションというのがあった。硫黄カンフルローションは洗顔後すぐ塗布しない方がよいと聞きました。にきびこと尋常性ざ瘡の原因となる菌は30パーセントくらいは抗生物質耐性菌つまりアクネ菌耐性クリンダマイシンが増加しているようです。そこでべピオゲルが登場したようです。外用抗生物質、レチノイド、内服抗生物質、漢方薬そして過酸化ベンゾイルが日本で使えることになりましたピーリング効果そしてしみること一か月赤いにきびが改善しているとよいと思います、臨床治験で実施していないことは言わないのが今の日本です。BPOは角質剥離作用と抗菌作用が期待されています。べピオゲルには耐性ができないない抗菌作用に期待が寄せられています。然し、講演会も雑誌の記事も同じ先生ばかり登場する。

べピオゲルとデュアック配合ゲル

にきびの新しい薬べピオゲル〔BPO〕を使われた方はおられますか?刺激はいかがでしたか?一か月は刺激感が続くそうです。耐性菌がないことを理由に海外では40年の使用実績があるBPOがニキビで悩む患者さんの朗報となるでしょうか。アクネ菌にクリンダマイシンことダラシンゲルを用いると日本人で20パーセントが耐性、実はもっと多く30パーセントも耐性だそうです。べピオゲルと保湿剤をどちらを先に塗布するか?どっちでもよいのではないかというのが今のコメントのようです。GSKのBPOとダラシンゲルの配合剤デユアッであるデユアックゲルとべピオゲルの使い分けも今のところはっきりしていないようです。しかし、52週間における日本人のデータではなかなかわからないと思います、なぜならクリンダマイシン耐性アクネ菌が数年前の調査では20パーセントでありきかない人にも投与されているのでもっと耐性菌が増えているかもしれないところでアクアチムローションが話題に上りません。キロンはノは耐性になりやすい使い続けていると続けている可能性が高いからです。たぶん治験データがないのでしょう。

デュアック配合ゲル

どんどんニキビの新しい薬が登場します。まずは皮膚科学会の要望で発売になったベピオゲルは過酸化ベンゾイルBPOです。BPOは抗生物質と併用するべき薬だそうです。BPOの刺激に一月たえる必要があるそうです。2か月目に入ったらずいぶん楽になるそうです。デュアック配合ゲルつまり過酸化ベンゾイルつまりBPOとクリンダマイシンの配合薬が登場します。当たり前ですがデュアック配合ゲルは顔全体が2FTUです.過酸化ベンゾイルが発売になったところですがさっそくダラシンTゲルとの配合剤が登場するそれがデュアック配合ゲルです。ニキビの世界も耐性菌だらけだそうです。耐性菌ができないのがBPOの特徴です。ニキビは全身どこでもできるようです。べピオ配合ゲルとダラシンTゲルを別々に使うのとデュアック配合ゲルの比較試験は行われていないのでまだどちらがよいかはわからないそうです。過酸化ベンゾイルは海外では1960年代から用いられ今はOTCとして発売されているそうです。赤いにきびにはデュアック配合ゲルが耐性菌を作らないとのことで大きく期待されています。

ニキビの新しい薬

海外では40年以上使われた実績があるニキビの薬であるべピオがいよいよ発売です。べピオ以外にも4月には多くの薬が新発売です。べピオを待つ人つまりニキビで悩む若い方は女性ばかりではなく男性もいます。ケミカルピーリングは美容皮膚科で保険適応外です。しかしべピオにはピーリング効果もあるそうです。ピーリング効果とは角層をはがし毛穴をふさいでいる古い角質や角栓を除去します。にきびには漢方薬も有効なため私のところへも来られます。面皰の形成を抑制するため丘疹や膿疱も抑制するそうです。ニキビの原因の一つにはにきび菌の増殖があります。この後べピオに続きクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合薬が登場します。こちらはニキビができているところに塗布するそうです。①面皰②紅色丘疹③硬結・嚢腫の形をとることが知られています。ニキビの原因ですが月経・ストレス・ドライスキン・皮膚のバリア機能の低下不規則な生活などです。当たり前ですがストレスのない生活、睡眠、入浴、衣服・バランスがとれた食事など当たり前のことを当たり前にこなすことです。

爪白癬にクレナフィン外用液

爪白癬菌外用薬として登場したのクレナフィンが効かないと患者さんに言われました。お使いの方有効でしょうかまず?クレナフィンの爪白癬に対する効果ですが重症例でしたので全く効果ない上に高薬価です。知人に聴いたらイトラコナゾールのパルスの方がよいそうです。肝機能障害がおこるリスクもありますがクレナフィン外用薬が効かなければ仕方がない。イトラコナゾールのパルスでは400mgの錠剤を一日8錠服用する、一週間続けるというものです。それを3クールするとかなりの方で爪白癬が治るとのことです。肝臓障害は怖い。先日もイレッサを服用している方が肝障害を起こして今は呼吸器科で肝臓の治療しているとお話しされていました。イトラコナゾールのパルスについてはもうちょっと調べてみたいと思います。手ごわい爪白癬です。クレナフィンの寛解率は17パーセントと高くはありません。寛解率はテルビナフィン50パーセント、フイトトラコナゾール30パーセントだそうです。製薬会社は新しいものには力が入る。しかし安くて有効だからと言って宣伝しない。クレナフィンもっと効くのかと思ってました。