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保湿剤と手荒れ

寒い朝が続きます。手荒れが始まっているようです。保湿剤ほど好みの激しいものはありません。昨日もお二人の方から手が荒れると相談を受けました。処方的には尿素系はしみると嫌がられます。尿素系は水に溶けることが特徴です。石油を精製したのが低刺激で安全性が高いのがワセリンです。ワセリンで眼科用軟膏の基剤としても用いられるのがプロペトです。保険適応はないが石油から生成されるもう一つのワセリンがサンスクリーンです。酸化作用を受けにくいのが特徴です。ヘパリン類似物質は「ヘパリンとは別」という意味の類似です。親水基を多く持つ構造です。 尿素系とは尿素配合製剤という意味です。尿素は哺乳類、両生類の尿に含まれるタンパク質の代謝最終産物として親和性をもちます。後は紫雲膏がありました。漢方薬配合です。あったまります。紫根の色がつくため不人気です。ザーネもありました。手荒れは水仕事をすれば誰でもなります。後はステロイドの類です。目はドライアイ、皮膚はドライスキンの時期が参りました。

八チ刺されの薬

蜂に刺されたときアンモニアを塗ると思っておられ方は大変多いと思います。八チ刺されに効果あるのでしょうか。蜂に刺されたら小便掛けるとどうなりますか?細菌感染を起こす可能性あります。標準治療ではありません。八チ刺されの標準治療は抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を塗ることです。更に蜂に数か所刺されたり、何回も刺されたときにはアナフィラキシーショックの危険があります。蜂に刺されたら小便をかけずに早く医療機関に行くことです。さらにアドレナリン自己注射器であるエピペンとお持ちの方は蜂に刺された後のどがイガイガするならまずエピペンを自己注射することです。蜂に刺されたときアナフィラキシーショックを起こしたりする人に対しエピペンは保険適応になりました。アンモニアは民間療法として有効かもしれません。しかし、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を用いるのが今の時代です。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹後神経痛は高齢者によくみられるつまり位多くみられます。帯状疱疹後神経痛は急性期のペインクリニックでは大変有効ですが慢性期ではそれほど有効ではありません。帯状疱疹の後発部位は三叉神経第一枝の領域が多く次は胸椎領域です。薬としてはとランセットやリリカが使われています。リリカはブレガバリン抗痙攣薬のガパペンの類似薬です。至摘内服容量を決める過程が必要です。至適内服容量はタイトレーションといいます。②5mgでは聞きません。75mgでは眠いといわれてしまいます。腎機能低下例では要注意です。トラムセットはドラマドールとアセトアミノフェンの合剤です。非ガン性疼痛の薬です。吐き気に注意が必要です。漢方でといわれる方も多い分野ですが難しいですね。非麻薬とはいえ漢方薬の方がやさしい気がします。ブロックも急性期ほど有効との見解になってきています。帯状疱疹後神経痛の治療にはきめてはありません。これが現実です。

アセモトール

アセモトールをご存知ですか?アセモトールは昔からあるあせもの薬です。アセモトールはタルクつまり滑石が入っています。純生ミョウバン、サリチル酸原末、酸化亜鉛末、タルク原末、グリセリン、はっか油、滅菌精製水、エタノールがはいっっています。小児に頻用される。ステロイド嫌いの方もステロイドが入っていないので安心です。薄荷が入っているのですっきりするという人も多いが私自身そうは思わない。

じんましんの原因

じんましんは膨疹すなわち紅斑を伴うを伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患です。特定の刺激で皮疹が誘発誘発されるものと自発的に皮疹が誘発することができるものがあります。

止血剤と思ったら

止血剤といえば研修医でもアドナ、トランサミンさらにはビタミンCときます。先日シミの漢方治療を希望した患者さんが持ってこられたくすりはなんとトランサミンとビタミンCでした。たしかにじんましんや薬疹などの適応がトランサミンにはあります。さらにかぜで漢方治療を希望された方が持参された薬がまたトランサミンです。調べるとトランサミンには咽喉頭炎というのがあります。一見大昔の薬で万能薬のようですがトランサミンはアドナやビタミンCのような血管強化剤と異なり血栓を作る可能性のある薬です。トランサミンは血液を固める薬です。脳梗塞や心筋梗塞を誘発したら?と思うのは私だけでしょうか・謎が多いトランサミンカプセル本当に効くんでしょうか?副作用はおこっていないのだろうか?やっと待ちに待った患者さんが帰られたので帰ります。コンタクトレンズアレルギーでした。メガネを持ってないので一日使い捨てコンタクトレンズをおすすめいたしました。

セラミド

セラミドは脂質に属します。セラミドは日本語では細胞間角質物質ともいいます。「細胞死のメッセンジャー」ともいわれます。セラミドはOTCのお薬にはなりますが保険適応の医薬品ではありません。ワセリンって油からできているため大丈夫ですかと聞かれますが多くの医師が使っていることから考えると大丈夫でしょう。何か健康被害があると医療用を適切に使うことが大切です。補償制度が全く異なります。

じんましん

じんましんの方が今日も多い。やはり「姫路 じんましん」で検索すると数多くわたしのブログつまり姫路西川クリニック院長のブログをご覧いただき悩みをお持ちの方がお越しになります。悩みのなかでも多いのが原因です。誰でも食事が悪いのではないかと思うものです。漢方薬で一番よくもちいられるのは十味敗毒散ではないかいう噂です。中医学の刑防敗毒散を華岡青州が日本人向けに改良した漢方薬です。湿熱なら茵陳蒿湯がびっくりするほど有効な例を経験します。しかし、今の空気が乾いた冷えた季節には茵陳蒿湯は使いません。わたくしどもに来られる方は難治例が多い。毎日、悩みが尽きない。

保湿

保湿剤といえばなにを思いうかべますか?皮膚の上から幕を張るなら、補脂質には皮膚バリアーを保つならワセリンです。尿素製剤は刺激と書く層破壊の問題があります。ヒルドイドには刺激がある。理論的には混ぜ合わせるとよいようにも思うが分解されPL法にふれるかもしれない。

いぼとうおのめ

いぼはウイルス感染症、うをのめは摩擦が原因ですが表面上よく似ています。西川クリニックでは痛くない治療を目指しています。最近、イボと思って治療したらうをのめという経験をしました。ご本人もアトラスを見てイボと思われました。しらべるとそんなことってあるそうです。イボの治療をはじめて約半年ですがどんどん治療法が進化しいます。家族でうつしあいしておられる方が多いですね。必ず、家族の方が後から来られます。インフルエンザもウイルスです。一人では生きていけないのがウイルスです。誰かに寄り添うように生きていくのがウイルスです。