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人を見る目

人を見る目をどうしたら身につけることができるか>なかなか難しい、私自身は永遠に身につかないと思っています。入院した患者さんならある程度分かってきますが外来診療の短時間の接触では無理です。大きな組織にいれば分業化されています、小さな組織にいればいろいろな経験を積むことが可能となります。T大の眼科の教授が免職になっていました、びっくりしましたあの眼科の教授が免職ですよ、眼科生涯教育講座でオーガナイザーを務められた理講演されたあの教授WOCの後ですよ、WOCを成功させたあの教授が公認なんでしょうか?T大はips細胞の問題、N社と腫瘍内科の不透明な関係と連続スキャンダルです。私のようなものには縁遠いT大です、医療安全研修に一度だけ行きました。漢方の研修に護国寺の分院にも行ったことがあります。なかなか人は見かけではわかりません。患者さんも入院していただき始めてわかることが多いです。パッと見では人は絶対わかりません。このブログいよいよ兵庫県以外の人ばかりがご覧になっています。最近、患者さんはどんどん減っています。

ヒスタグロビン

4月になり受診抑制が起きています。シダトレンも発売延期で暇です。漢方薬も長期処方したら患者さんの服薬アドヒアランスがよくなるかというとそんなことは決してない。うちの子のヒスタグロビンを花粉の時期なのでやめていたら間違いだった。調べてみると花粉の飛散期こそ一週間に一回注射する必要があったそうだ。昨日鼻炎がひどくなったので何とかしてやりたいといろいろ調べていたらヒスタグロビンを飛散期こそ打つんだということが分かった。今日早速ヒスタグロビンを打った。一方、近頃、医療の世界は毎日インターネット講演会で忙しい。その点、眼科領域はおくれています。生の講演会ではわざわざ姫路駅前まで行かねばならぬ。家庭で講演を見ることができるのはとても良いことです、こどもの迎えを考えたら便利なこともありますが。COPD,喘息、高血圧ガイドライン、昨日は小児アレルギー性鼻炎、今日は精神科領域と毎日WEB講演会です。ひとつのテーマにつき一人の講師を確保して全国の色々な会場に配信すればよい。講演会に使うお金を節約し開発費に回して医療で世界に対抗してほしい。

とんでもない医師

とんでもない医師と出会ったとか信用できない医師より民間療法とか一般人ではなく芸能人がブログで言ったとか医師の間で話題になっている。売れなくなって話題作りと伺った見方もあります。STAP細胞ではないがもしその芸能人の病名が肝内胆管癌が本当ではなかったらどうでしょう、普通、肝臓の悪性腫瘍は肝細胞癌が圧倒的に多いと思いますまた良性なら血管腫です、医師を批判する以上肝内胆管癌という病名にウソがあってはいけない。ほんまかいな?医師ならみんな思うと思いますよ。ワインの飲みすぎ?という話もある。日本人の肝臓がんはウイルス性肝炎の治療に進化によりB型肝炎C型肝炎が減少しNASHの比率が増えてゆくことが予想されています。現在はまだ日本人の肝臓がんは圧倒的にウイルス性肝炎が潜んでいます。日本人はアルデヒド脱水素酵素が欠損しておりそんなに大量にアルコール摂取できない民族です、とんでもない医師を具体的に言ってほしい位です。昔、ジャイアンツの投手が鍼灸治療をして投手生命が短くなったと発言して物議をかもした。有名人の発言はマスコミの取り上げ方が違う。慎重に発言してほしい。胆管癌といえば印刷会社での労災が有名ですが私は画像を放射線科時代もあまり見たことがない。半年も放置して民間療法とか標準でない治療をマスコミが伝えると誰か真似して手遅れにならないか心配です。ブログは一歩的な意見です。多くの医師が民間療法で癌を半年放置するなんてことは控えるべきですとの意見だと思います。癌と戦うなというのもありますが。もうすぐ当直明けです。姫路へ帰れます。

甘茶

甘茶とアマチャヅルチャは全く違うものであるということを発見しました、甘茶は発酵品しないと甘くはないそうです、糖尿病でも甘味が大丈夫という甘茶をお飲みになられたことはありますか?甘茶を私も最近は全く飲んでおりません。今年の甘茶は天然ものを科学し、創意工夫するというコンセプトの漢方薬の会社があります。そこの会社さんの甘茶を購入して寺の花祭りに使うそうです、4月8日は何の日でしょうか?4月8日はお釈迦様の誕生日です、小さな舎の周りに蓮華やつつじなどの花を糊で半紙の上に貼り付けます。寺に生まれた子供の仕事です。甘茶の木というのが私の育った寺にも木ありましたが確かにアジサイとどうみても区別がつきません、茶の仲間ではなくアジサイの仲間です。アジサイの仲間のアジサイが甘いのはフィロズルチンが正体だそうです。蔗糖の1000倍もの甘味を有しているそうです。花祭りと言って漢方薬のメーカーにもいろいろな会社があります。円高だけではありません。どこも原料の高騰で漢方薬メーカーは大変です。漢方薬のメーカーさんには少ない人数で全国をまわってるメーカーもあればMRランキングで第6位になるメーカーもある。6位の会社がEBMを作ってくれるから漢方薬に保険適応がある。漢方薬にはジェネリックの先発もない。しかしなぜ花祭りでは甘茶を?お釈迦様にそそぐのか?

心筋炎と筋書きのないストリー

九州の離島で13歳の方が心筋炎を診断できずお亡くなり訴訟になったそうです。訴訟になり医療側が6000万円負けたそうです。心筋炎は大変診断が難しい病気です。結果的には解剖で心筋炎の診断がついたそうです。時間とともにドンドン悪くなってゆく病気です。私が研修医のころ同級生の優秀な研修医の医師が心筋炎を診断して話題になった、特別優秀な医師で今も開業せず頑張っておられるようです。50歳を超えた今も急性期の医療をされているそうです。離島でも厳しい、しかし医師を集めるのは大変なはずです。過疎地は大学時代に奨学金もらったようなひとのような人材派遣するところがないと成り立たない。離島の医療どころかわが街の小児科救急が立ちいかなくなる。心筋炎を診たとき胸部症状軽くても急速に悪くなる非常に診断つけにくい。専門医と言っても小児科すべてが診れるわけない。裁判官は医療の素人です、鑑定人が入るといってもなかなか離島の医療水準で心筋炎を診断することは容易ではないことは医師なら誰でもわかります。心筋炎、喉頭蓋炎、ライ症候群、腸間膜血管の血栓症、腸重積の一部地雷疾患という呼ぶらしい。

国民皆保険

国民皆保険は当たり前になっています、国民皆保険さらに手厚く姫路以外の近隣では中学校卒業まで医療費0円の街があります。白内障手術で遠近両用レンズを選択すると完全自由診療となり100万円かかるそうです。保険診療ではありえない高額となります。眼科のレーザーは大幅原点になります。更にアレルギー領域ではエピペンの在宅自己注射も大幅原点となります。そして抗アレルギー薬のスイッチOTCの進行はとどまるところ知らず、国民皆保険を守るための施策のように進行しています。昨年来られたアレルギーの方が昨年の薬をどうであったか覚えていることもあればすっかり忘れていることもあるようです。EPA製剤のようにスイッチOTC化しても医療機関の受診を求める薬もある。今日来られて方も興味深い話をいっぱいなさっていました。インフルエンザウイルス感染症と言われましたが信用できなかったのでもう一軒キットを受けに行った。もう一軒でもやはり陽性だったのでこんなインフルエンザもあるのかと思った。社保や国保が縦覧突合検査をしていることなど患者さんはしる由ない。インフルエンザのキットは医療機関が変わらないと一医療機関で2回キットすると査定されてしまう。会社によりキットの性能が違う。2分待てばよいものもあれば8分待たなければいけない。しかも以前よくあったキットを施行した患者さんが帰った後インフルエンザのキットにうっすらとAやBに線が入ることは今では陰性と判定することになっています。私たちの医療は自由診療ではないのです保険診療です。今、私は療養病棟です。当直です。この寒さいやです。弱者の患者さんは寒さで弱ってしまうからです。包括化医療の中でできることは限られるが患者さんの要求は高い。花粉がいっぱい飛散していること人あっているが花粉症の患者さん軽い人が多いです。

もっこすのラーメン

神戸大学のシスメックホールに久々に行ってきました。前回は台風のなか東洋医学会の講演会でした、今回は喘息死ゼロ作戦の講演会です。喘息死は確実に減っています。小児科では吸入ステロイド群で身長が1.2cm伸びなかったと注意喚起されてますがなかなか難しい問題です。昨年は県医師会会館で行われましたが今年は神戸大学です。もっこすの大倉山店のラーメンも楽しみです。今はラーメンタローもできている。しかしタローなら姫路にもある。講演会が終わったあと一人もっこす大倉山本店へへ行きましたよく空いてました。但しラーメンは700円になっていました。阪神淡路大震災の後早くから暖かい暖かいラーメンを提供してくれたのがもっこすです。私は中山手〇丁目あたりにいたから元町のもっこすでも大倉山本店でも歩いていけました。震災後は毎日眼科外来のソファーで寝ていました。月曜日にぼうぜ汽船に乗りメリケンパークから坂を歩いてあがる生活でした。南京町を通ると汁ビーフンを無料でふるまっているときもあった。当時は600円はしなかった。心温まるラーメンでした。細麺で器の回りにたくさんチャーシューが載っています。これでラーメン?ではチャーシュー麺はどんなにすごいのかと最初に行ったときは思いました。なんでも値上げの時代だから仕方ない。

ロコテイブ症候群

平成19年日本整形外科学会はロコモテイブ症候群を提唱しました。以前にもこのブログでロコモテイブ症候群つまりロコモを紹介しました。ロコモは運動器症候群という日本語で表現されます。物人が超高齢化社会の影響でわが国にでは4700万人のロコモがおられるそうです。平成22年には500万人にも及ぶロコモがおられるようです。75歳以上の3人に1人が要介護者だそうです。運動器を超高齢医者の到来とともに長く使用する必要が生じています。一方眼科にはこれという慢性疾患が少ないことが眼科を目指す研修医を一気に減らしています。なかなか魅力を感じない時代になっています。眼科には岐阜県多治見市で行われた多治見スタデイで70歳以上の10人に1人が緑内障であるとのデータが出ています。目という感覚器が介護保険の適応になったとき緑内障の人は低く評価される。運動器がロコモなら感覚器である目の病気や障害も〇○症候群という発想があればよいともいます。ロコモで整形外科は新しい時代ですが眼科も緑内障が70歳以上で10人に1人と多いことを受けて何提案してほしい。 

療養型病棟

療養型病棟は原則マルメです。しかし輸血、胃透視、注腸、CT等はマルメになっていません。なぜでしょうか?輸血は処置ではありません。検査はマルメです。胃透視、注腸、CTは検査ではなく画像診断です。医療区分2か3でないとなかなか入院できないのが療養病棟です。医療区分1は介護施設並みに保険点数は抑えられています。医療区分1の人を多く入院させると経営難に陥ります。これが昔と違うところです。介護保険制度ができ介護と医療に分かれてしまった。医療が必要な人しか入院できない一方介護度が高い人は介護施設へ入所することになる。入院中の他科受診が大変難しくなっている。入院中にその病院にない診療科を受診すると入院中の病院は入院料の8割の減算そして特殊診療科の診察費を負担することになる。更にお薬代は1日分の未詳できる。後は入院中の病院の負担になる。お薬の不安が思い方は長く入院できません。多くの医師が思っていると思う。介護保険制度ができる前の方がよかったなあ。そして病院が社会福祉法人を創設し介護に手を出している。一般人が思うほど入院は簡単ではない、私は入院保険はほとんど入っていません。働かなければお金が出る保険のみだと思う。介護施設では胃瘻枠というのがある。胃瘻を作ってしまったら介護療養病棟でないとなかなか入院できない。IVHが入れば医療区分3となり医療療養型病棟に入院しやすくなる。今は出来高払いの入院というのはほとんどありません。今の医療制度ではなかなか老後の居場所ありません。

こんな場合どうなるの

牛乳アレルギーがある人が牛肉を食べるとどうなるか?たまごアレルギーを持つ人が鶏を食べるとどうなるか?今の標準的考えでは大丈夫です。逆に何でもかんでも除去したらどうなるか。低栄養に陥ります。最近と言っても以前も一度ブログに記載しましたが食べて治す食物アレルギーというのが大きな施設を中心に行われ始めている。食物負荷テストをどこかで行わないとずうっと除去食を続けることになります。話は変わりますが私のクリニックが確定申告してしまったのに今日になり公費の保険証を提示されました。そしたら前回の診療でも公費医療の適応があるではないか?3割ではなく2割なのです。参ったなあ。患者さんは何も思っていない、さあどうする。レセプトをもどしてもらい、、三割と二割の差額を返金するのは当たり前です、税務の処理はどうしたらよいのでしょうか。新しい粘土の確定申告の対象にはなるそうです,面倒くさい。患者さんが保険証提示してくれなかったらわからない。所得が一定以上ある人に公費の保険証はお持ちですかと聞くのは失礼なような気がする。