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診療拒否

院外処方箋を発行している医療機関で患者さんの無理を聞きすぎると保健医療機関停止になると書いてありました。具体的には薬局に患者さんがいき薬がほしいと言って良心で出したところ患者さんがが心筋梗塞でなくなった。家族は何というでしょう。更に厚生局は何というでしょう。無診療投薬で医師法違反につき保険医停止になるかもしれない。警察からも問い合わせが入るかもしれない。わたくしどものクリニックには依然常習犯がいた。お昼休みに電話をしてくるとかどうしても診てほしいと時間外に電話をしてくる。来れば同じ人です。最近はブログで盛んに無診療投薬について書くので改善されました。親切も時と場合によります。もっとひどい例は生活保護の方で土曜日午後に電話がありお断りすると診療拒否だと言われた。生活保護になると受給券がある。一回一回保険証がないため市役所へ行き受給券をもらう必要がある。お昼寝をしているので一時間後に受診しますといわれ断ると「診療拒否」といわれた。生活保護指定医療機関ではないのでこれは診療拒否ではありません。

道医療枠

札幌医科大学の「道医療枠」というのが話題になっている。医師免許を取った後「道医療枠」で入学すると9年間は北海道で医療に従事することを確約して入学する制度です。道医療枠は北海道で免許だけ取って他の地域へ行くことを制限しようとする制度です。一学年35人が「道医療枠」になるそうです。当然といえば当然ですね。北海道大学に医学部ありさらに旭川医科大学があるのに慢性的医師不足なのは北海道立である札幌医科大学が地域医療に貢献するために設立されたという趣旨にはずれた立場にあるのかもわかりません。財政の苦しい地方行政の立場からは当然の結果でしょう。兵庫県の北部も医療過疎地です。兵庫県のことは兵庫県でといわれ鳥取大学に資金提供し兵庫医科大学や自治医科大学で養成した医師をかつては県立尼崎病院で養成していましたが今は公立豊岡病院で養成しているといいます。浜坂病院や柏原病院もたいへんです。眼科なんて検診も困っています。どこもたいへんです。

日経ヘルスケア

毎月定期購読している雑誌の一つに日経ヘルスケアがあります。その日経ヘルスケアの最新号に私にそっくりな方がいらっしゃることを知り笑ってしまいました。どのような方かというとコンピューターが大の苦手な開業15年の医師です。ブログを書くように進められても全く書かず、ひたすら紙のカルテに向かっているそうです。オンライン請求もそんな時代が来ると思わなかったそうです。確かに、わたくしが専門医を目指した当時ワードもエクセルもできなくとも論文もうけいれられました。今は電子カルテを導入する医療機関が増えた。しかし、電子カルテを導入するには一千万円という膨大な費用と人一人が余分にいるようです。関西電力の計画停電の話がでて命に関係ない診療科目でも会計も検査もできないことに気が付いた。中高年の医師にはコンピューターに関しては両極端な2つのタイプがあるように思います。きわめてコンピューターが得意な医師、極めて苦手な医師の双極性がある。わたくしの場合車にも嫌悪感があります。公共の交通機関をつかって温室効果ガスの削減に努めたい。

入院中の他科受診

「入院中の他科受診」ということばをきかれたことはありますか?一例をあげるとある医療機関に入院中の患者さんがアトピー性皮膚炎などの漢方薬を入院中の医療機関にはないといわれてとりに来られることです。厚生労働省はあるいは厚生局は「薬だけ」というのは存在しないという立場です。にもかかわらず「入院中の他科受診」という言葉が存在することに大きな疑問をもちませんか。投薬が入院前ならよくて入院中はダメというのが疑問です。慢性疾患だけではない急性疾患ならいつ入院するかはだれもわからない。昔はDPCなる概念はなかったため開業医の薬はもってこなくてもよいといわれていたものがいまではすべて薬を持ってきてくださいと言われるようになった。しかし、患者さんはここでもらった薬の方がよいというからという理由で投薬希望で来られる。しかし、オンライン請求が始まり、さらには縦覧突合がはじまり一発査定されかねない事態となっている。入院中に他の医療機関を受診することついてあまり広報活動されていないように思いますが如何でしょうか。

僧侶派遣会社

今日の新聞に僧侶派遣会社の税逃れがのっていました。葬式に僧侶を派遣する会社のようです。寺院にとって葬式は収入源です。そのお金で寺が維持されているのです。昔から坊主丸儲けというように非難されやすいのがお布施です。しかし、寺に住めばわかりますがすごいストレスです。不在にしていると昼来たけどおらんかったといわれたり、だからか寺の跡継ぎがいないという寺院が結構多い。庭も広いところが多い。落ち葉は気ままに庭をあらす。須佐からしをまいても追いつかない。衣も位が上がれば上がったで買い替えになります。お付き合いも広い範囲をカバーします。お葬式のお布施や戒名料は寺の管理において大きな資本です。派遣会社に登録しなければやっていけない僧侶も大変です。不動産や檀家の数で寺も持てる寺と持てない寺に分かれます。これはどうしようもないことです。持てない寺の檀家になればそれだけ寺を支えなければならない。少子高齢化の波を何とかしなければならないが子供手当が児童手当に戻るこの世に希望は少ない。

突合点検調整額通知票

今日各姫路市内の各医療機関に社会保険診療報酬支払基金から突合点検調整額通知書なるものが送られてきたに違いない。ナゾネックス点鼻薬を一本処方しアレルギー性鼻炎の病名漏れのため査定され今月の当院の診療報酬から減額された。ここからが問題です。保険薬局は調剤料なるものが算定されています。それも減点されるのが今日この頃です。話は変わりますが、このたびは医療事務の募集にたくさんの方からご応募いただきましてありがとうございました。このようになかなか医療事務は特殊な事務職です。更に高血圧のアムロジンも査定の対象になりました。今日通知がきたなかでうれしいこともありました。暗中模索し四月分のレセプトはゴールデンウイークにこのブログを書きながら頑張ったので査定ゼロでした。ほっと一息です。以前ならくすりが査定されるだけでしたが保険薬局の調剤料も査定されるようになりました。ほんとに大変です。一年前のレセプトが査定されることもあります。五里霧中の中査定ゼロをめざしています。近畿厚生局の公表する眼科の平均点数が私どもの平均点数です。わたくしどもが平均的な治療をしているあかしです。

みずあおい

姫路には魚町や塩町という繁華街があることをご存知ですか?一年ぐらいいってません。魚町や塩町には年に一度くらい眼科医会の二次会などでいかせていただきます。行くところは限られています。個人で行くことはめったにありません。もうすぐわたくしが開業して2年です早いものです。光陰矢のごとしとか歳月人を待たずといいますがあっという間の二週間です。その一方で平成24年6月7日に姫路の塩町に新しい日本料理の店がオープンします。「みずあおい」と言います。みずあおいの場所は塩町の雪洲ビルというところらしいです。みずあおいのマスターは今日とのセンチュリーホテルで修業した方です。みずあおいのマスターはかなりの偏屈です。夕方6時から12時まで営業しているそうです。みずあおいは昼間は仕出し屋さんらしい。みずあおいは6席だけの小さなお店です。よろしければ一度お立ち寄りください。かなりの偏屈マスターです。

日本最大級の産業廃棄物処分場

姫路市夢前町に計画されている産業廃棄物処分場は甲子園球場10こ入る日本最大級の産業廃棄物処分場らしいですね。夢前町のなかでも荒神山付近は自然に恵まれています。農業公園や数々の自然の恩恵を受けています。有害業務が日本から消えてゆく中産業廃棄物処分場は永遠の課題です。先日も新聞に滋賀県大津市の問題がありました。夢前川流域にすむ者にとって大変大きな問題です。

TTP

TTPにはよいところと悪いところがあるのは間違えない。TTPは日本を縛ることも間違いない。TTPが成立すると外交に弱い日本ですから海外からの圧力にいくらでも屈することが生じるでしょう。AIRJの年金の問題で分かったのは日本医師年金基金に加入すると節税にはなるが日本医師年金と同じく減額される可能性がたかい。農産物は安くなり日本の農業は衰退する。医療は国民皆保険が崩れるといわれています。しかし、整骨院や歯科では混合診療は当たり前になっている。医療は混合診療を行うと逮捕され送検され医道審議会にかかると医師免許停止もありうる。少子化の波には勝てません。更にTTPというのが現在の考え方です。確かに医療ツーリズムの観光客が来るかもしれないがレーシックなど韓国に流れるのは必至ではなかろうか。

兵庫県保険医協会

兵庫県保険医協会の評議員会にお呼びに預かり昨日参加させていただきました。いろいろ驚いたことがありました。JRの元町駅ではいきなり改札口でおまわりさんが椅子の上か台の上に立っていた。そして保険医協会の会議室へ向かう途中兵庫県警の車が停車していた。更には車の上に警官が数人立って公務に当たっていた。何か事件かと思いきや神戸まつりの警備であった。皿には信号が全部消えていた。計画停電になれば当たり前の状況である。しかし、普段から大丸の周りは歩行者が多い。この状態が毎日続くとゆったりします。協会のビルに入るとたくさんの役員さんを中心とした会員医師がおられた熱心な議論がありましたがなかでも普段から話題のTTPや姫路に計画される作業廃棄物処分場の話が話題になりました。姫路市夢前町に産業廃棄物処分場が計画されているとはゆめゆめ知りませんでした。今日、診察に夢前町の方が来られたのでお伺いしますと荒神山だということ署名活動が始まっていること等を知りました。井の中の蛙大海を知るとはこのことですね。これでも姫路市医師会公害対策委員会の委員なんです。