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ヒトスジシマカとネッタイシマカといえば昨年騒がれたデング熱を媒介する蚊のことです。デング熱は昔1942から1944年に流行したときは南方からの引揚者が持ち帰ったようです。今は南方への旅行者が関与するようです。デング熱には1から4型があるそうです。昨年はやったのは1型だそうです、今年はどうなることやら韓国旅行が減る代わりに熱帯への旅行者が増える可能性がある。7月20日に大阪でもヒトスジシマカが1000匹以上捕まった。ずっといたのではないかと言われています。あるいはデング熱はずっと日本に存在していたのではないかと思われます。RASTで蚊を調べたいと電話があった。蚊のRASTで何を見たいのか診療中で前に患者さんに問うことができなかったが蚊に対する関心の高まりです。RASTで調べることができるのはやぶ蚊だけのようです。蚊に対する関心の高まりを示すものです。今日は東京へ行ってましたが今年はデング熱が話題となりません。

淋菌性結膜炎

大人も子供も淋菌性結膜炎を見たことはまだない、しかし、10年位前にトスフロキサシンの抗菌薬の点眼液が発売されたころから子供の淋菌性結膜炎が話題になっています。なぜ子供が淋菌に感染するのか私にはよくわかりませんがあっという間に結膜穿孔する怖い細菌性結膜炎です。昔はAgNO3硝酸銀でした、今は点滴か自家製剤を作るかです。淋菌性結膜炎はキノロン耐性そしてレボフロキサシン耐性菌なので要注意です。とりあえずベストロン点眼液そしてロセフィンを点滴あるいは0.5パーセントか1パーセントに希釈して用いる必要があります。淋菌は婦人科や泌尿器科では当たり前ですが眼科には早々お越しにはなりません。トスフロキサシン点眼液が発売されたころから子供の淋菌性結膜炎は話題です。ロセフィンは古い薬ですが淋菌感染症には特効薬です。クラミジア性結膜炎はキノロンの点眼が有効なため知らずに治ることがあります。

食中毒

冬の食中毒はノロウイルス感染症です。H25年の兵庫県の食中毒は多いのはノロウイルスとカンピロバクターです。次がクドア・せプテンプンクタータさらにサルモネラが控えます。中央保健所で資料をいただいてきました。食中毒は衛生委員会のテーマです。保険所にはいつも食中毒関係のものが積んであるカラーの資料の方がみなさん喜ばれます年間予定で毎月2つのテーマをお話しすることになっております。労働基準監督署に議事録など見られてもクリアできるようにしておかねばならない。予防のポイントはばい菌をつけない・増やさない・やっつけるです。24年7月からナマレバーは販売提供が禁止されています。生レバーには腸管出血性大腸菌はHUSやのうえんを起こす怖い菌です。今のところ生肉を食さないことが大切です。中心まで75度一分間以上の加熱が必要です。クドア・せプテンプンクタータは寄生虫です。蒸し暑い日月どきます。職員食堂で食中毒を出すと仕事が回らなくなる。子供から家庭内で感染することもあり私病か業務上疾病か難しいところです。

CDI

CDIはCLOSTRIDIUM.DIFFICILE INFECTIONの略です。入院中の患者さんが突然亡くなる怖い病気です。日本でも存在するようです。C.DIFFICILEはグラム陽性桿菌です。抗生物質の使用により腸内細菌叢が崩れることが原因です。トキシンAとBが原因で下痢症状が多いようです。重症例ではCRP高値WBC高値、低アルブミン血症だそうですがこれは特異的ではありません。C.DIFFICILEは芽胞を形成します。つまりアルコール消毒は無効です。アルコール消毒は万能ではないし儀式のようなものです。菌の付着はアデノウイルスも同じですが可能なかぎり物理的に流す、手洗いです、不可能な場合はノロウイルスでおなじみ次亜塩素酸ソーダを用いるそうです。接触しなことそして接触すればSTANDARD PRECAUTIONです。C.DEFFICILEは昔から知られていました。治療はバンコマイシンがファーストチョイスです。もともと頑固な便秘の方は下痢にはならず腹部膨満感のこともあります。弁中のTOXINAとBは検査できます。

E型肝炎

E型肝炎が最近話題です、牛の胆を昔は生レバーとして生で食していましたが2,012年以降禁止になりました。。私自身E型肝炎が怖いからシカ肉を食べることがなくなり久しい。鹿はこの辺りでは大変多い。しかし、せっかく獲得した肉もイノシシなら高く売れる。世界で年間300万人がE型肝炎に罹患しているとされる。代わりに豚の肝提供され摘発されている。国内で10万人以上がE型肝炎に罹患している。わが国では豚や野生の動物が感染源だそうです。1パーセントとが劇症肝炎になります。発展途上国では水が感染源だそうです。ほとんど慢性化はしないそうです。妊婦や高齢者では重症化しやすい。シカが増えてひめじでも被害が多いと聞く。歯科を駆逐してもなかなかジビエ料理には使いにくい、締め方に問題がある難しい。イノシシは高く売れるが鹿は難しい。以前、先生医師免許があるやろうちで働いてと言われました。シカ肉をたとえば店でカレーライスにして提供するならよいがレトルト食品として提供するには医師面鏡がいるとの話でした。E型肝炎のIgAが保険適応になっています。

MERS

WHOはMERZがはやっている国を隔離していない、一方日本の世界文化遺産の登録のため大統領がドイツへ訪問している、まずは国の中を固めるべき時期です。検疫法と感染症法がある。MERZが日本に入ってくる前は検疫法です。いったん入ってくると感染症法に基づきMERZは第2種感染症指定医療機関に入院するべき病気です。第一種指定感染症指定医療機関と第二種指定感染症指定医療機関があります。違いは陰圧施設があるかどうかです。中東呼吸器症候群MERZが250人とされて一年ですが遺伝子が似ている韓国で広がっている。緑内障の研究では日本人と韓国人の遺伝子が似ているからよく比較の対象となる。致死率40パーセントと極めて高い。医療機関での2次感染も問題になっている。2012年に初めて同定されたMERZコロナウイルスは潜伏期間2から14日です。発熱外層から肺炎に至る。急性呼吸窮迫症候群ARDSを併発し人工呼吸器が必要になるそうです。日本でもそんなに人工呼吸器はないと思います。ウイルスの単体はヒトコブラクダとされています。TVでにほんじんがかんこくへあそびにいっているのは?理解できません。空気感染しないとされているが十分わかっていないそうです。君子危うきに近寄らず。ラクダの出産期に流行したことから風土病との説もある。潜伏期14日は長い。ふつうコロナウイルスは飛まつ感染や接触感染する。COMPROMISED HOSTは重症化しやすいそうです。普段からSTANDARD PRECAUTIONを励行することが大切です。不要不急の渡航はやめておこう。しかしペストがヨーロッパで流行したとき40日渡航しても防げなかった。

デング熱

熱くなると出てくるのは蚊です。蚊に瘀血を吸ってもらっているぐらいの気でいたが雲行きが怪しい。講演会で聞いた話ではもともと日本にはマラリアやデング熱が存在したようです。。デング熱はもともとバリ島などの東南亜細亜などからの帰国者のものでした。日本にも渡航歴を有するデング熱患者さんは200人程度はいたそうです。発熱・頭痛・発疹が見られます。日本でも対象明治時代にデング熱やマラリアの記録があるそうです。世界で1億人の患者さんがいて50万人がデング出血熱を発症2万人が死亡するそうです。日本にもかつていたということで診断をつけよう日本にもデング熱はいるとの思いでつまり日本でもいつかいつかと感染症のプロは待ちわびていたそうです。海外ではサノフィはデング熱ワクチンの第三相試験まで行っているそうです。蚊にかまれると病気になる。お墓詣りして蚊にかまれる。日本脳炎ワクチンを子供に受けさせない保護者の多いことには閉口する。北海道でやっと接種できるようになったのに。グローバル化しているからこそワクチンがあるものは接種しておいた方が無難です。

MRSA結膜炎

MRSA結膜炎の患者さんがいる。もう数週間結膜充血が引かない、包括医療の中に置かれているので難しい。MRSA感染症のインターネットシンポジウムを楽しみにしていたがつながらなかった、MRSA感染症に興味があり30分以上格闘したがつながらなかった。時々MRSA感染の話はある。この放送は時々ある。そして再放送になる。後日再放送がありとてもためになった。抗MRSA薬にはバンコマイシン・テイコプラニン・リネゾリド・ドプトマイシンが全身的にはあります。そしてこれらの薬は臓器移行が大きく異なるそうです。整形外科領域ではバンコマイシンは臓器移行はよくないそうです。眼科でMRSAを見たら点眼液は何を用いるか?まずはクロラムフェニコールつまりクロマイです。クロランフェニコールはコリナコール点眼液に配合されています。クロランフェニコールは再生不良性貧血を恐れて内服では投与されなくなって久しい。バンコマイシンの眼軟膏もオーファンドラッグとして存在します。今富山では東洋医学会ですが免疫力を上げるために漢方薬を経管栄養なら入れるのも一つです。COMPROMISED HOSTです。

ビオフェルミン

ビオフェルミンとビオフェルミンRをどのように使い分けしていますか、大昔に抗生物質を使うときはビオフェルミンRと信じていた。しかしグレースビットやジェニナックがが発売されたときにビオフェルミンRではなくビオフェルミンをキノロンは併用するということを。抗菌薬と一緒に用いるビオフェルミンですがいつのまにか長田から神戸の中でも西区に移っていました。阪神淡路大震災の時長田の工場がやられたのは周知のとおりです。当時は武田薬品との結びつきが強かったが今は富山大正製薬と結びつきが強くなっているそうです。ところでビオフェルミンRの添付文書をご覧になったことはありますか?何とキノロンとは併用できないのです。ペネム系のファロムも記載がありません。最近ビオスリーも人気が良い。BIOが3つと分かりやすいネーミングが良いのかな。キノロンにはビオフェルミンです。ビオフェルミンRは査定の対象です。

学校保健法施行規則

学校保健法施行規則が改定され色覚検査が復活する。色覚検査が廃止された世代の方が大学を卒業する時期を迎えやっと色覚検査が任意検査で復活する。つきましては兵庫県医師会館で京都から日本眼科学会の柏井真理子理事をお招きして講演会があるというので京都の眼科診療アップデートセミナーをキャンセルして参加しました。眼科健診の日を決める為連絡をいただくが38版の石原式を買いました、それ以上は決まっていませんと異口同音に答えが返ってくる。色覚検査を人権団体が差別につながると言って廃止になりました。眼科医会の長老に尋ねるとまだ何も決まっていないとのことでした。超満員私は何とか中に入れました。養護教諭・医師も小児科と眼科に医師がいました。DVDを配るはずが超満員で足りなくなったそうです。私のクリニックにある石原式・PANEL・SPPだそうです。うちには東京医大式もあります。石原式を一つでも間違えたら眼科で違う検査をするべきだそうです。男子は20人に1人存在します・ABO式の血液型でAB型は10パーセントです。AB型血液型がクラスに2人・色覚異常が男子で1人と思えば早いうちにわかった方が良い。