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ゾレア

ヨーポッパのアレルギーのグループであるGA2LENに参加するために海浜幕張まで行き、そして大学病院の皮膚科の医師が多く参加して5名が不合格だった試験に土曜日診療のため2時間も遅刻して参加して第二日のPASSAN EXAMつまり合格証と参加証の両方をいただくことができました。次はゾレアがお役に立てる患者さんが私のクリニックにおられるか?見渡している。じんましん診療の1ST LINEはH1ブロッカーです、次は保険適応があるのは漢方薬、グリチルリチン、キプレス・シングレアなどCYSLTRAはじんましんは保険適応外です。そしてステロイド内服やサイクロスポリン内服も適応外で使われることもあるようです。そこへ適正使用に非常にうるさいNOVA社がゾレアをじんましんに使えるよう日本と韓国で臨床試験をおこないました。毎月一回28日ごとに3回300mgを投与しました。PLACEBOと比べかなり有効性を発揮しています。治ってしまう人もいるが12カ月以上の試験はなされていません。眼科の抗VEGF抗体ほどは高くないがゾレアを300mg使うと保険の平均点数が上がり集団指導を受ける恐れがある。本当にゾレアが必要な方はだれか今のところ分からない。

慢性じんましん

GA2LENに参加して蕁麻疹の患者さん以外と漢方薬が効いていることに気づきました。GA2LENで分かったのは慢性じんましんは日本では4週間ですが欧州のガイドラインでは6週間を超えると慢性じんましんとなります。一年で90パーセント以上治るが10パーセント弱の方は治らない。ゾレアは気管支ぜんそくのお薬ですが3月に抗ヒスタミン薬が聞かない難治性の慢性じんましんにも使えるようになりました。日本は国民皆保険で使うかどうかは保険の適応かどうかですが欧州では民間の保険会社です。日本は2倍が抗ヒスタミン薬の上限です、デザレックスやビラノアそしてじんましんの適応はないがデイレグラには適宜増減の文言すら入っておらず2倍を使うことは日本では不可能です。欧州では抗ヒスタミン薬は4倍まで保険会社の許可を得れば使用できます。それでだめならそして民間の保険会社の許可があればゾレアが使用できます。日本は国民皆保険のため多くの患者さんを診療すれば利益が出る。消費税20パーセントの国は医療費ただもありうる、しかし風邪薬やシップはドラッグストアで購入するようです。今日総合感冒薬、酎ハイ、抗生剤いろいろな薬で発疹が出ると患者さんがお越しになりました。私のような開業医ではらちが上がらないので市外の有名な先生にご紹介いたしました。たかがじんましんされどじんましん。

アシテアダニの舌下免疫療法

先週はアシテアダニの舌下免疫療法のWEB講演会とONDEMAND放送ををSIONOGI TVでなめるように見ました。ダニの舌下免疫療法は軽症ながら副反応が多い。冷所保存品ではないのにつまり舌下錠なのになぜ返品不可商品なのか不思議です。講演を聞きコツをいろいろ考えてみました。まずは3日で増量してしまうのではなくモデイフィアイしてゆっくり増量することです。12週たっても4人に一人は副反応がある。また、副反応は副作用とは違う。舌下免疫療法のワクチンの副反応は多い。WHOは舌下免疫療法のお薬をワクチンとよんでます。はさみで患者さんの前で切って半分に割っています。ミテイキュアダニ舌下錠は増量期で今まで多くの方が口腔内の掻痒感を訴え断念した。特に気管支ぜんそくの既往がある人は厳しい。SCITは気管支ぜんそくの適応がある、SLITはアレルギー性鼻炎のみ適応です。全国的にダニはスギに比べて少ない、困ってないからか副反応が多いからなのかわかりません。アレルギー学会に参加したかったが疲れ果てていました。7月に日本医大の大久保教授が姫路来られるからまあいいか。最近睡眠負債の状態でした。一時間早く寝て明日から仕事を頑張りたい。

添付文書

最近お薬の添付文章が重要視されており、裁判になると添付文章が大切です。2週間を超えて投与したときの有効性と安全性は検討されていないとデイレグラの添付文書に記載がある。これを変更するのは難しいそうです。DEPATURE STUDYで8週間までの安全性を確認したにもかかわらず添付文書の改定には大きな壁があるそうです。発売時はできるだけ早く市場に送り出したい、後発医薬品ではちょっと異なる。AGが非常に多くなっています。フェキソフェナジンのAG「SANIK」の売り上げは一番ではない、納入価がお高いことが原因だそうです。AGは他の後発医薬品数ヶ月先行発売できるに対してその間に薬審をPASSできる。これからのジェネリックは全く同じものを作ることが要求される。患者さんにちょっとでも不利なことがあってはいけない、といいながら私がせっかく処方箋にサンドール点眼液と書いた処方箋を先発品のミドリンM点眼液に了解なく先発品変更した調剤薬局が姫路にある。困ったものです。これは患者さんにとって翁不利益です。今後子供の薬は出なくなる、不利益について保護者に説明したら誰も臨床治験に参加しません。

漢方薬とステロイド

漢方薬かステロイドかという患者さんがかなりお越しになる。次元が異なる医学なのでぜひ併用していただきたい。漢方薬のせんじ薬単独のアトピー性皮膚炎の方が見えた、昔ご一緒に働いたことがある医師のところにかかっておられたが漢方薬のせんじ薬だけしか処方されていませんでした。目を見ると春季カタルで角膜潰瘍を合併している。今どきこんな方がおられるのかとびっくりした。視力もほとんど出ない。姫路以外からお越しになったので大きな病院あてに紹介しました。せんじ薬は今や絶滅危惧種です、逆ザヤで保険診療で漢方薬のせんじ薬を出すと損をする。混合診療には手を染めないことにしています。プラセンタの注射も一回1Aのみです。自費で大量に売っているところもあるが消費税納税の時に働いて損したと思うのでプラセンタは保険の範囲内で行っています。せんじ薬の変りがコタロー漢方の匙クラブですがこれも高くて希望する人はいない。また近くの調剤薬局で売っていただこうと思ったがOTCはツムラでないとだめらしい。できるだけ自費での診療はしたくない。

乾癬

乾癬の薬も多くなっています。乾癬の講演を聞くためキャッスルホテルに行きました。多くの参加者がおられました。乾癬の方の頭につけるシャンプーまで保険適応になっているそうです。TNFα以外にもいろいろ生物製剤が登場しています。乾癬性関節炎の話も聞きました。なかなか皮疹がないとリウマチとの鑑別診断が難しい時もあるそうです。姫路キャッスルホテルはルートインのグループに今は属しています.キャッスルホテルのおゆは姫路の北部の温泉から正確には冷泉から運ばれているそうです。子供の修学旅行がLONDONから北海道へテロの影響で昨年から変わった。北海道の南は中学でも行った。その代りにおこずかいが無制限になった。しかしながらカニを宅急便で送ってくれたのは良いが足だけでした、私はカニ味噌が好きです。お小遣いいっぱい残して帰ってきた。カバノキ科の花粉症が有る子なので果物食べて口がかゆくなる。デイレグラを持たせたが不要だった。姫路駅のロータリーで待っていたが20分遅れで到着した。おかげで感染の講演をすべて聞けなかったのが残念です。ちなみに一人目の演者は私の高校の同級生でした。

アシテアダニ舌下錠

大人のアレルギーはどこへ行ってよいかわからないのでまた漢方薬にも関心があってと最近遠方からのアレルギー患者さんが増えています。一方普通の眼科と思ってくる人も多いからいろいろ起こる。ON DEMANDのアシテアダニ舌下錠のSIONIOGITVが先週終わりました。幕張から帰って最後にもう一度見ました。アシテアダニ舌下錠を300IRまで増量するときに口がかゆくみんなやめてしまう。もう10人以上やめた方がある。あるいは気管支ぜんそくが発症した。そこで最近はレスキュー薬は必須、本人が要らんとおっしゃるまで続ける。増量も慎重に行っています。おかあさんといっしょ一緒にシダトレンを導入しました。中学生は続かないからやめたほうが良いといった大きな病院に勤務するお母さんが私と二人したいとおっしゃた。3年間続くことをお祈りします。ミテイキュアダニ舌下錠を年末に導入した人から感想が聞けた。タンスで衣装を片付けても前はくしゃみが出たが最近でなくなったとのことです。みんな舌下免疫療法を続けている人は良くなっているとおっ射程ます、ただ中学生高校生大学生は続かない。将来の妊娠出産授乳の時に薬を服用したい人は一人もいない。もっと先を見つめた人生を送りたい。7月に舌下免疫療法のエキスパート日本医科大学の大久保教授が姫路にお越しになります。知識を深めたい。

アレジオン点眼液を6本

アレジオン点眼液を一度に6本も子供医療の方に処方している医療機関があるようです。アレジオン点眼液は一本1800円もする、一万円以上もするどこの眼科?1ヶ月を超える処方をするとレセプト審査ではどうもなくても厚生局の監査で引っかかる。費無料化で国策である後発品比率80パーセントになるように私は医療を行っています。もう少しで近くの薬局は達成できます。国の施策を助けたいと思うが無料化の子供のお母さんが後発品は嫌とおっしゃる場合が非常に多い。こうなることは割っていたはずですがこれを改善するには後発品がある先発品を選んだ公費医療の子供・生活保護などの方には差額を徴収するという以前からの案を実行するしかないように思う。そのお金で一回2万円の人工受精やもっと高額な顕微授精,そして橋下師長の大阪市に多き劣る妊婦検診のクーポンの枚数をもっと増やすべきだと考える。神戸の師長も医療費無料化の公約を撤回している。阪神間は医療費無料化はしていません。過疎地が兵庫県で無料化している。無料化は良くない、将来の子供の負担を増やす、今税金を無駄に使ってはいけない。医療費無料化は選挙対策であり少子化対策ではない。

GA2LEN

今一番コンプライアンスを順守していると思われるNOVA社のGA2LENに参加しました。先週は皮膚科学会と来週はアレルギー学会で金欠乏症の医師も多いと思います。皆さんご自身で交通費も負担してオマリズマブつまりゾレアのじんましんへの応用そしてPRICKTESTやFRIC TESTの実習や症例検討など充実した二日間でした。午前中は診療しさらには朝早く来院予定の日本脳炎ワクチンの兄弟が遅くに問診票も白紙で来たからてんやわんや。幕張についたら17時過ぎ、15時開始だから2時間以上経過していた。名札着用で見ると○○大学と名札に書いてある先生方が多い。まさかその中に眼科専門医の私がいるとはゆめゆめ思った人はいないと思う。難治性じんましんにオマリズマブ300mgを一月に一回3か月使えるようです。スペインやドイツからじんましんに対してゾレアを使用しているお偉い先生の講演を同時通訳で聞くことができた。なんとノートとして配られたレポート用紙は表紙が取り除かれている、ボールペンも社名がない、またゾレアの宣伝を描いたものも一切配られない、NOVA社はスイスのそして世界を代表する製薬メーカーです、頑張っていただきたい。

オマリズマブと難治性じんましん

ドイツやスペインではオマリズは難治性じんましんのお薬としてすでに使われているそうです。マブは抗IgE抗体のオマリズマブは今まで重症気管支ぜんそくのお薬でした。オマリズマブは皮下注射です。重症じんましんでは150の製剤を2本一カ月開けて3回皮下注射するようです。オマリズマブが今度は既存の薬に抵抗するじんましんでも使えるようになるそうです。また高額医薬品が保険で使えるようになるということです。高価なお薬ですので専用の攪拌機で攪拌するそうです。泡をたてないように攪拌するみたいです。じんましんの治療といえば抗ヒスタミン薬が中心です、これ以外は適応外のものが非常に多い。LTRA、H1BLOCKERなど未承認薬、シクロスポリンA,STEROID PULSE療法などいろいろある。GA2LENの講習会でGA2LEN POCKET GUIDEという小さな冊子を頂戴しました。スペインやドイツから講師の先生が来られ同時通訳でいろいろ教えていただきました。じんましんは生涯有病率がとても高い病気です。兵庫県でもオマリズマブがじんましんに使われている、臨床治験も行われたそうです。