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インバースアゴニスト

インバースアゴニストは10年前から抗アレルギー薬の世界では使われている概念です。インバースアゴニストはヒスタミンの非存在下で不活性型受容体を増やしシグナルを抑制し細胞全体の受容体を低下させる。眼科にしては1本1800円する高級点眼液アレジオンの出現で一気にインバースアゴニストがMAJORになりました。アレジオン点眼液が優れているのはどんなところか。人工的に花粉飛散ができる部屋で臨床治験がなされたこと、抗ヒスタミン作用とメデイエーター遊離抑制作用の両方を持つところ、BAKFREEであること、そしてインバースアゴニスト作用です。アレジオンはPGD2にも作用するそうです。PGD2は装用や充血の作用増強作用がに止められるそうです。ADで言われるPROACTIVE THERAPYやREACTIVE THERAPYをアレルギー性結膜炎の世界に持ち込んだのがアレジオン点眼液です。鼻アレルギーガイドラインでは初期治療の有効性はないとされるがアレルギー性結膜炎ではいまだに初期治療は重要視される。新しいアレルギーの薬は強力で立ち上がりが早いとされる、そしたら初期治療は不要ではないかと思います。

ロラタジン

デスロラタジンが販売されていることを知らなかった。MRさんもMSさんもお越しにならなかった。ビラノアばかり使っていました。デスロラタジンはロラタジンの代謝産物で7.9倍もの抗ヒスタミン作用があるそうです。デスロラタジンはロラタジンに比べ70倍、セチリジンに比べ10倍以上の親和性があるそうです。もともとMSDが販売していましたがバイエル社に移管しナゾネックスも杏林製薬に移り世界でもう15年前から流通していたデスロラタジンは今になって日本に入り杏林製薬が売る、シングレアやキプレスも特許切れに伴いオーソライズドジェネリックが杏林製薬から登場した。そろそろ敏感型のスギ花粉症の患者さんお越しです。こんなに寒いのスギ花粉の症状が出ている方が毎年おられます。NHKの今日の健康に千葉大学の岡本教授が出ておられました。タイトルは花粉症の話でした。レーザーでは数年で元に戻る、根本治療はシダトレンを用いた舌下免疫療法ですとのお話でした。年末駆け込みで数人舌下免疫療法を導入しました。若い人は忙しいからルーズです、若い女性こそ将来の妊娠に備え薬を使わなくてもよい体に肉体改造するべきです。

新しいもう一つのアレルギーの薬

先週は寒い中、梅田のウエステイン、今週も寒い中,オークラ神戸へ行きました。今週はもう一つのアレルギー薬を学ぶためにいってきました。というか姫路の枠が一つ空いたのでよかったらどうぞということで行って来ました。本当は注意欠陥多動性障害か経方医学の勉強に行く予定でした。先週のビラノア錠と異なりデザレックスは12歳以上で処方できます。デザレックスもビラノアも適宜増減という文言がないということは兵庫県では倍量投与は認められません。POLYPHARMACYはいけないと日本老年医学会は提言していますが適宜増減ではないデザレックスとビラノアでは弱いと感じたら多剤投与になります。デザロッサの次に控えるのはデザロッサと同じロラタジンの代謝産物だそうです。だからMSDさんはナゾネックスを譲渡しさらにはLTRAはオーソライズドジェネリック一本の時代が来ています。演者は自由に講演できる企業は添付文章上に記載されたことだけをお話しできる。デイレグラくらいからそして食事と抗アレルギー薬の効果について急に話題に上るようになっった。1から2年後登場するロラタジン代謝産物が大いに気になる

新しいアレルギー薬

最近登場した新薬のビラノアはやはりわたくし個人の感想あるいは患者さんの声としてはジルテックや光学異性体のザイザルから見れば眠気は改善するが効果は落ちるようです。ジルテックやザイザル1錠で眠くなるのではさみで切って用いている方がおっしゃるにはやはりビラノア錠は弱いとおっしゃる。会社の方がおっしゃるには今ある抗アレルギー薬の中では理想的な薬として14年ぶりに発売されました。NH2やCOOHは抗アレルギー薬には大きな影響があるそうです。世界で多く使われているデザレックスやビラノアが日本で発売が遅くなったのはなぜなんでしょう。日本で運転注意などの喚起が添付文章に記載がない薬はこれで4剤になりました。ロラタジン、デスロラタジン、フェキソフェナジン、ビラスチンです。日本は薬を服用して運転することに対して甘い国です。精神科の薬を服用して運転ができるあるいは縛りがない国です。ビラスチンの添付文章には適宜増減という文言がありません。つまり倍量投与はできません。健康保険で査定されても文句は言えない、併用する必要があります。そんなときに私には漢方薬があります。

シダトレンで口がかゆい

今日もシダトレンで舌が腫れた人がお越しになりました。舌下免疫療法は昔は減感作療法や脱感作療法と言われていました。スギ花粉症の舌下免疫療法のお薬シダトレンは12月中に開始しないと次回は6月導入となります。つまり、シダトレンは年末に導入できなかった方は6月1日以降の導入になります。第3回総合アレルギー講習会のテキストによるとスギ花粉の舌下免疫療法はシダトレン以外にもPHASE2の製薬メーカーがあります。今年も少なからぬ方に導入しましたがまた赤穂や加古川から発売当初から14日ごとにお越しの方が去って行かれました。代わりにお若い方がスギ花粉の舌下免疫療法に挑んでおられます。私のように最初は東京まで行って講習を受けていたのが今やインターネットで講習を受けたらよい時代になっています。患者さんが若くなるとシダトレンで口がかゆいという患者さんがパラパラおられる。ダニの舌下免疫療法では初回の医師の前での舌下投与から口がかゆくなる確率が66パーセントです。しかしながらダニのアレルゲン免疫療法の副反応が多いのにはびっくりします。それにもかかわらずスギの舌下免疫療法の後1カ月したらダニを進めるフシがある。確かに3年+3年は6年です。海外では5しゅるいのMIXのアレルゲンを一度に投与しているところもあるようです。何事も慎重が良いと思います。

もっとしろうよ、アレルギー性鼻炎

スギ花粉の舌下免疫療法は今行わないと来年の6月まで待つことになります。12月中の新規導入がタイムリミットでした。1月のおなり旅行をすると日本全国どこかでスギ花粉の飛散が始まっている可能性があります。したがって1月になるとスギ花粉の舌下免疫療法は開始できません。第三回総合アレルギー講習会でもっと知ろうよアレルギー性鼻炎という指導せんをいただきました。いきなりNOSEにBUTTERFLYが止まっている。意味不明です。この指導せんは舌下免疫療法のためのアレルギー性鼻炎の内容を解説しています。年中鼻がおかしいのは通年性アレルギー性鼻炎という病気の可能性がある、採決すればダニアレルギーやペットアレルギーと診断できることも多い。今の治療に満足すれば舌下免疫療法は不要です。将来妊娠可能な女性は挙児希望さらには授乳中に対し薬が使いたくなくなるかもしれない。また、姫路では8割の中学生が医療費無料残り2割は3割負担となっている。高校生ではみんな3割です。お金の問題だけではなく大学に進学したら下宿にバイトで忙しく定期受診ができないかもしれません。自宅にいる今がチャンスです。6月になったらアレルゲン免疫療法新規患者さんの導入が

ホームページの充実

スギ花粉症の舌下免疫療法SCIT及びSLITを非常に多く行っておられる三重県津市の先生が舌下免疫療法をもっと増やしたいという医師の質問に対して「ホームページの充実が大切」とお答えになっていました。今年も12月、第3回総合アレルギー講習会の時期となりました。日曜日の昼食を食べると睡魔に襲われた、シダトレンの話が・・・・。昔は舌下免疫療法という用語はなく減感作療法と言ってました。変えたのはWHOです。WHOがVACCINEといえばVACCINEになります。VACCINEとは予防注射に使う言葉です。アレルゲン免疫療法とワクチンはWHOによりセットで用いられるTERMです。ワクチンということはスギ花粉症を予防するとともに治療をします。最近シダトレンを導入した患者さんが口がかゆいといわれることが増えています。増量期にはいろいろなことが生じます。舌下錠を少なくなめるとか抗アレルギー薬を併用するとか工夫が必要です。妊娠を考える女性、今は考えていなくても将来妊娠したら薬を服用したくない女性にはシダトレンを用いた舌下免疫療法は大切です。学生時代に未婚時代に不妊治療よりも前にしたいものです。

舌下免疫療法の実習

スキンケアの実習が終わり、廊下に出ると舌下免疫療法の実習があるというのでキャンセル待ちをかけました。入室してしばらくするとプリックテストの同意書を回収された。アレルギー専門医の集う会とあってアレグラとオイラックスそしてエピペンが用意された。調子が悪くなったら皆さん医師なんだから早くおっしゃってください。キャンセル待ちの8番だったが回ってきた机に座ってよいとのことです。耳鼻科の医師が初回の説明をデモンストレイションなさった。そして質問タイム。初心者からたくさん経験を持つ医師まで多くの質問があった。そしてプリックテストを隣の席に座っているいる人と一緒に行いました。昨年登場した鳥居の陽性コントロール、大塚生食の陰性コントロールそして自部が検査したいん鳥居のエキス。判定は15分後です。さすがに陽性コントロールはかゆくなりました。1ッ本100円もするBIFURCATION、中には23Gの針で行うところもあるそうです。お隣の男性医師はかゆみが強くアレグラを服用されていました。舌下免疫療法と言いながらPRICKができてよかった。

アレルギー科

日本は自由標ぼう制度です。アレルギー科にアレルギー専門医はいないという記事が出ていた。アレルギー科はだれでも医師免許があれば標ぼうできる。姫路以外では小児科に小児科専門医がいない。そもそもアレルギー学会専門医がいるのかどうか日本では疑問視されている、アレルギー医会もない。電話で肺機能検査が今からできるかと問いあわせがあった。機械がないしどこにでもあるものでもないがアレルギー科へ行けばあると聞いたものでと言われました。日本ではまだまだアレルギー科は広まっていない。周知不足です。そんな状態を打破しようとおこなわれるのが12月17日~12月18日の第3回アレルギー総合講習会です。アレルギー学会でなくて講習会です。喘息おなじなら人と子供を同じセッションで講演するなど学会とは違いTOTA LALLERGIST育成に向けたカリキュラムです。皮膚テストや呼吸機能検査の実習もありとても充実していました。アメリカのような教育で一人のアレルギーをすべて見る医師の誕生が待たれます。

舌下免疫療法をお勧めの人

アレルゲン免疫療法は別名舌下免疫療法とか減感作療法というNAMEで呼ばれていました。WHOに従い今はアレルゲン免疫療法と呼ばれています。一番早く保険適応を取得したのはスギのシダトレンです。次はアシテダニ舌下錠です。最後がミテイキュアです。少ないながらアシテアもミテイキュアも実施していますどんな人が舌下免疫療法を行うとよいかが見えてきました。12歳以上が保険適応今は12歳以上なので、女の子でスギ花粉やダニアレルギーの人は全員、何故なら将来妊娠する可能性があるからです。妊娠中そして授乳中はアレルギーのお薬服用してよいですか?という質問が多いからです。スギは12月中に導入しないと6月1日までお待ちいただくことになります。。全国を旅行するときどこでスギ花粉が飛散しているかわからないからです。さらに男の子は妊娠はしませんが大学進学で下宿をすると受診が確実に行われるかどうかはなはな疑問です。だから姫路市民の中学生がおおよそ8割無料化した今中学生の導入をお勧めしています。もちろん今までのアレルギーの薬で満足な人はアレルゲン免疫療法は不要です。