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花粉症に異変

ロラタジンの光学異性体デスロラタジンは杏林製薬が販売するそうです。光学異性体といえばザイザルとジルテック、ルネスタとアモバンなど評判がよくはないような気がします。また混ぜMSDが発売しないか不思議です。キプレスシングレアがともに特許が切れるからアレルギーの後継薬が必要な会社とアレルギーから引く会社ということでしょうか?7月から非常に自主規制が厳しくなりよくわかりません。2年連続スギ花粉の飛散が少ない。スギ花粉症の飛散は7から8月の日照時間、降水量、気温で大きく左右される。しかし、今年は姫路では雨が降らない。夢前川の水が枯れている。日照時間は十分です。来年のスギ飛散は秋になって山に入らないと予想できないような気もしますが久しぶりに飛びそうな気もします。シダトレンの新規導入もぼちぼちです。夏休みはお子さんにシダトレンの導入にはぴったりです。ダニアレルギーはミテイキュアかアシテアか?姫路の耳鼻科の医師お二人に尋ねました。いろいろな試薬を作っているさらにはシダトレンを作っている会社が優勢なようです。しかし長期処方できないので???

ブリーチバス

ブリーチバスはブリーチなどの次亜塩素酸ソーダに入浴することだそうです。アトピー性皮膚炎のブリーチバス入浴について今年のアレルギー学会で聞きました。次亜塩素酸ソーダに入浴するのは違和感を覚える。アメリカでは推奨される殺菌作用は一時のもののようです。かぶれることも多いようで日本では推奨されないようです。ノロウイルスに有効な消毒液の次亜塩素酸に体をつけるといつ次亜塩素酸ソーダに感作されるかわからないから怖い。経皮感作が茶のしずく石鹸の問題で当たり前になった。一度も食べたことがないものに対してアレルギー反応が起こるのは奇異なことです、母親のおなかにいる胎児に対して母体の除去食は全く無効です。茶のしずく石鹸の問題は大きな教訓を食物アレルギーに与えました。話は変わって今日は早くも二七日忌いわゆるふたなのかのお参りでした。あと五回あるとも言えます。長ーい旅の始まりです。多くの方にお参りいただき本当に喜んでおります。親族のあいさつが良かった、僧侶がたくさんいて感動した、いつまでも余韻に浸っておれぬ。しかし、しばらくはこの雰囲気です。

抄読会

姫路市医師会の抄読会でNEW ENGLAND JOURNAL OF MEDCINEの掲載論文を読んで8月に発表するはずでした。それが水曜日ごとに亡き故西川実英の七日参りが入りかなわぬこととなりました。楽しみにしてくださっていた医師会会員の方のお詫びを申し上げます。島根大学皮膚科の千貫先生の講演を聞きお話する予定でした。マダニにかまれて牛肉・セツキシマブアレルギーという千貫先生の話のもととなる論文のお話でした。セツキシマブは上皮成長因子受容体(EGFR)を標的にしたキメラ抗体です。マダニ咬傷と牛肉アレルギーさらにはカレイではなくカレイの魚卵アレルギーが関係する。多くの牛肉アレルギーは食後一時間以上経過してから発症します。かなり遅いアナフィラキシーの発症です。赤い牛肉がセツキシマブのアレルギーに関与するという非常にショッキングな話題でした。9月になったら日本語にて発表いたします、しばらく時間をいただければ幸甚です。

アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法特に舌下免疫療法を保険適応前から行っている医師とお話しする機会があった。大学病院で講師をなさっていたそうです。今のアレルゲン免疫療法を主導する教授は部下だったそうです。偶然にも感動の物語を聞きました。保険適応前の時は自家製剤で破棄する分がすごく多かったそうです。先生は現在は掃き出し法を進めておられるようです、保険適応前は週刊誌の取材もあったそうです。保険適応前は最初は2JAUからのスタートであったそうです、ダニの舌下免疫療法は副作用率が60パーセントを超えるため吐き出し方がおすすめだそうです。決して利益が出る治療ではない、しかしスギ花粉に苦しむ患者さんには根本的治療になるかもしれません。舌下免疫療法はやめた後が楽になる治療です。3年をめどに治療しいったん止める。効果判定の時です。ダニの舌下免疫療法は気管支ぜんそくの既往がある人には特に要注意だそうです。やはり以前から聞いていた通りです。ダニは慎重に行う。特に3日で維持量に持っていくのはいろいろ難しいようです。OASのシラカバの免疫量はまだまだ日本では実現しないようです。

イモバックスポリオ皮下注シリンジ

秋からはB型肝炎ワクチンも定期予防接種になりますが消えてゆくワクチンもあります。今年はチメロサールフリーのインフルエンザワクチンも製造されません。イモバックスポリオ皮下注シリンジをうってほしいと電話いただく。三種混合ワクチンと経口ポリオワクチンがなくなりがなくなり、4種混合ワクチンとイモバックスポリオ皮下注シリンジで対応する時代が来ている。返品ができないワクチンの接種はやめてしまおうかとも思っている。来年度はMRと水痘そして日本脳炎と二種混合ぐらいにした方が良いかもしれません。そしたら問診票も経口ポリオワクチンをお持ちになりました。不活化ポリオワクチンのに変わっている。そしてHIbとプレベナー13を予約なしにお越しの方が二人続いた。もちろんおいているわけがない。予約をお取りしてノートにつけるのも面倒です。良く雨が降りました。夜は会議です、プレゼンテーションがうまくできるとよいのですが。

適応外使用

4月から製品名が入った文具を配ってはいけません、医薬品の最近適応外使用が厳しくなっています。適応外使用とは日本でさらに保険で認められた薬の使い方ではないことです。舌下免疫療法でまだ発売されていないシダトレンの舌下錠、抗IgE抗体のゾレアを気管支喘息ではなくアレルギー性鼻炎の治療に用いることなどです。学会前から聞いてはいましたがアレルギー学会のブースには厚生労働省のGメンがいるとのもっぱらの話でした。7月から広告規制も入る、1ページの25パーセントしかグラフや表は入れてはいけないとか医師のコメントを入れてはいけないとか。さらには一般の方に展示会でお配りする例えばプリン体の表に自社の名前を記載してはいけない。医療機関で配るのは会社名をいれることは良いそうです。7月からさらに製品説明が型通りのものになるようです。創薬をやめた日本企業まで出てきました。導入品をうるということでしょう。医療費抑制が変な方へ行っているような気がします。高分子の製品、ips細胞関連、バイオシミラーなどで寡占されるんでしょう。側鎖を変えて新薬の時代は終わりでしょうか。

エピペン

エピペンの処方が増えます。八ノアナフィラキシー予防です。エピペンは蜂・薬・食物アレルギーでも重症のアナフィラキシーの方向けの薬です。皮膚病変だけではエピペンの適応はありません。最近エピペンが夏の蜂刺されによるアナフィラキシー予防で動いています。エピペンは100本の処方で1本使われるという掛け捨ての保険のようなものです。然し一人の児童や生徒はエピペンを持つと学校の対応が大変です。九州方面の修学旅行がキャンセルになる今年の姫路市の公立中学校の修学旅行ですが9月に九州へ行くそうです。エピペンが使用される場面があるかもしれません。2002年エピペンは蜂アレルギーの薬として日本へ入ってきました。当時は林野庁の関係の方の蜂によるアナフィラキシーの薬で保険診療ではありませんでした。エピペンを打つタイミングのABCDはAIRWAY、 BREASING 、CIRCULATION,DIAREAREです。先日一般ごみにエピペンを捨てたと患者さんから連絡が入った。幸いにも何とか出てきました。良かったです感染性廃棄物です。

学会の抄録集を忘れたとき

トートバッグに入れたアレルギー学会の抄録集を忘れていると気づいたのは東京についてからでした。仕方ないから友人に何処へ行ったら受け付けがができるかランチョンセミナーはどこかなどを携帯で教えていただきました。以前は小さな抄録集をが受付においてありましたがないそうです。そしてアレルギー専門医講習会のテキストは事務局で特別にお借りできると聞きました。朝8時過ぎが会場のフォーラムにつきました。受付をしてお金を支払い専門医講習会のテキストを忘れた旨伝えたところ貸していただけるとのことでした。ブースでコーヒーをいただきさらにシダトレンの会社のブースではフレッシュジュースをいただきました。アレルギー検査の会社のブースでし量請求しようとすると私の顔をじっと見る人がいた、なんと製薬でミケランを売っていたMRさんだった。そして専門医教育セミナーでは部活動でご一緒だった先生が講師をされた、どうせ太ったのでわからないだろうと名刺を持参してあいさつをしに行った。姫路なら講演に行きましたよ、姫路の○○先生は私のオーベンでした、懐かしくて話に華が開いたが石坂先生の講演を17時から聞きに行かれるとのことでお別れしました。楽しかった。アレルギー学会には臓器別の学会ではありえない出会いがある。

舌下免疫療法のワクチン

インフルエンザの予防接種に用いるのはワクチン、舌下免疫療法に用いる薬もワクチン。インフルエンザワクチンのシリンジ型チメロサールフリーを今年はどこも作らないそうです。WHOはチメロサールフリーを推奨するが生産本数を重視するそうです。インフルエンザの予防接種にお越しになるのは成人が多いがそのおかたがおっしゃるには一度かかったらものすごくしんどかったから予防接種を受けに来たとおっしゃる方が多い。今年はスギ・ヒノキ以外のブナやオオアワガエリ・カモガヤ花粉も姫路は少ない。そもそも花子さんで上郡のスギの飛散が阪神間の飛散を下回るとはいったいどうなっているのか?ものすごく楽なようで初診の方に漢方薬と西洋薬をフルに処方すると薬局で要らんといわれる。漢方薬だけでよいといわれる。あるいはMSDからバイエルに販売移管したクラリチンを処方するとそれで満足だとおっしゃる。これではシダトレンのフレッシュな患者さんはいない。苦しくないんだから仕方ない。日本東洋医学会総会にもシダトレンのブースがあった。お話していると四国と近畿は花粉飛散が少なかったそうです。遠くない時期に錠剤の高用量シダトレンが販売される。しかしアシテアとミテイキュアでは効果が同じなら浮く作用を考え低用量のミテイキュアを巣動きがある、一方スギ花粉症ではシダトレンを錠剤にして高用量にする。矛盾を感じる。

アシテアダニが6月から長期可です。

6月1日からアシテアダニ舌下錠が長期処方可能となりました。シオノギ製薬のサポートはすごい。フットワークの良さにびっくりしました。お金がかかっていそうなミュージックフェアを続けていることがすごい。同種同効品と効果に差がないのは今までのデータです。週刊誌に危険な薬というのがでたそうです、糖尿病ではアクトスがのっていたそうです。こういう記事って今その薬を服用している人に対する思いやりがないと思います。急激に薬をやめて有害事象が起こるとどうなることやら。買うに値しないものであると思います。さてアシテアダニを調剤薬局でとってきて薬局でももう1度説明を受けていただき私のところへ戻っていただきました。そこでサプライズなんと患者さんがアシテアを待合室で自分で服用してしまってました、3分経過と自分自身で測定してました。初めての出来事です。次回からは調剤薬局でヨーク説明していただかないといけません。副作用率60パーセントでなんか不安を感じたので14日処方です。次回からは30日にする予定です。