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スギ花粉の舌下免疫療法

6月からスギ花粉症の新たな方にシダトレンを用いた舌下免疫療法を姫路眼科西川クリニックでは行います。シダトレンを用いた舌下免疫療法はやめてからもスギ花粉に対する効果がつづくする治療です。シダトレンを用いた舌下免疫療法を発売時から続けておられる姫路市外の方が2カ月ぶりにお越しになりました。深くは聞きませんでした。最低3年姫路眼科西川クリニックへ続けてご来院いただける方へ行う治療です。スギもダニにも舌下免疫療法を続けている人がお一人でも中途でやめることなく継続していただくためにできる限りゆったりと時間をお取りして行列ができる耳鼻科や内科ではできないおもてなしを阻用意しています。姫路眼科西川クリニックは漢方薬を用いた診療をしている関係で診察時間は長いそして待ち時間は長くはない。危機になりたいことはメモに書いてご用意いただけれバいくらでもお答えします。5月は眼科検診で一番込んでます。もうすぐアレルギー学会とアレルギー専門医講習会です。採決は5月そしてシダトレンをなめていただくのは6月です。ダニは塩野義製薬と鳥居薬品どちらの製品も使用できます。

ハンノキ

ハンノキ陽性の方が多い今日この頃です。ハンノキは公園などに植えられています。ブナ目カバノキ科のハンノキです。ブナ目とは秋にどんぐりのみをつける樹木だそうです。北海道や長野県ではシラカバで検索した方が良いそうです。ブナ目では花粉間の交差反応が強い。カバノキ科花粉症には成人大豆アレルギーが起こることがあるそうです。学童以降成人に多い大豆アレルギーの検索にはf353Glym4イムノキャップアレルゲンコンポーネントつまりGly m 4特異的IgEを測定する判定が可能だそうです。従来のイムノキャップ大豆では成人に多い大豆アレルギーは陰性だったようです。納豆味噌醤油に比べて豆乳では症状が出やすかったようです。このように花粉症と食物アレルギーつまり果物や野菜アレルギーが密接な関係であることは知られています。口腔アレルギー症候群とPFS花粉関連食物アレルギー症候群は全く同じではありません。採血なんてして意味ありますかという保護者も多いが医学はどんどん進化しています。

抄読会

医師会で大気汚染やアレルギーに関する抄読会に参加させていただくことになりました。英語でも日本語でも論文を読み他の先生方に解説してもらい、自分が当番の時の7月は私が解説することになります。楽しみです、胸がときめく出来事です。ただ不安なのが文献検索する方法がわからない。大学病院のように図書館もない。英語の雑誌は皆捨ててしまった。誰か教えてください、文献検索の方法を。英語を読むのは英検2級の2次試験をあと2点で落ちて捲土重来を期す子供よりもいまだかなり上です。英語だけは高校時代の校内偏差値70から75ありました。今では少子化で偏差値70などありえないようです。困ったなあ、文献検索。大昔はMRさんに頼めばよかった、今はどうすればよいのでしょう。自社製品にに関する英語の文献があればMRさんどなたかお願いします。

生物製剤

生物製剤の抗VEGF抗体は眼科医療費の7パーセント高額です。マブMABで終わるお薬には何があるか、いつの間にかいっぱいあります。高分子の生物学的製剤です。MABで終わる薬は高価です、主成分が全く同じものが日本でのジェネリック医薬品です。バイオシミラーは日本での呼び方です。ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体デノスマブは骨粗鬆症のあらゆる分野でAを取得したらしい。これからは高分子製剤の時代です。小野薬品がニボルマブという悪性黒色腫の生物製剤の抗がん剤で脚光を浴びている。大手製薬会社に割って入り株価急騰だそうです。抗がん剤など全く使うことがないのでよくわかりませんが生物製剤は副作用が少ないそうです。FFPつまり富士フィルムファーマさんのインスリングラルギンのお話は興味深いお話でした。インスリンの打ち方について最後に実習しましたがいわゆるアテオスつまり当ててオスだけだの注入器のすべてにいろいろ特許がいくつもあるようです。これを中医協がどのように評価するかで薬価は大きく変わるそうです。ニボルマブは一年間で医療費300万円を使うことになるようです。そして2年後の診療報酬改定で1000億円売って一気に薬価が下がる。今日は雨ですが20時から医師会の会議所謂委員会です。

アレルギーを学ぶ

アレルギーを一人の医師が横断的にみるのがアレルギー科です。日本には今までの臓器別の診断が根付いています。今年のアレルギー学会は東京です、年二回にアレルギー講習会も東京です、アレルギー総合講習会は横浜です。関東へ行かないとアレルギーの新しい話は入ってこない。アレルギー学会は新高輪プリンスホテルやホテルニューオータニなど東京が続いています。今年は花粉の飛散がとても少ない。黒坂小児科アレルギー科の黒坂文武先生がホームページに公開されている姫路の花粉情報と同じで同じ兵庫県南部でも花子さんで公開されいる花粉情報は姫路の西にある上郡は西宮と比べてけた違いに少ない、つまり収入も患者さんの数も激減です。世の中にとっては良いことです、姫路だけかと思いきや阪神間も同様のようですが姫路では花粉の飛散が少ない。最近中学生以下の8割が医療費無料になりVIEW39を採血する子供が多い。少ない採決で39項目を調べることができます。ダニアレルギーが多いがこの人にダニの舌下免疫療法を進めるが無関心な方が多い。放置するとダニはアトピーや喘息につながります。

プロペト

ワセリンには3種類あります。白色ワセリン、眼科用の高級ワセリンのプロペトそして保険適応がないサンホワイトです。プロペトは白色ワセリンに比べて女性にはしっとりすると人気です。しっとりするらしい。私自身乾燥肌ではなく保湿は全く要りません。手はつるつるです。プロペトを目に入れないでくださいと添付文書に記載がある。やっとその理由がわかりました。加熱滅菌処理していないからだそうです、つまりまぶたには常在菌がいる、いくら白内障手術前にイソジンで消毒しても30分もすればブドウ球菌だらけになるのが今や眼科医の間では常識です。つまり自己責任なら目にプロぺトは入っても問題がなさそうです。眼瞼へオフロキサシンの眼軟膏の漫然投与は良くない。誰が見ても当たり前です。成分ではなく滅菌しているかどうか。つまり、まぶたに塗る薬は眼軟膏がPMDAの救済制度に乗るには必要です。しっとりしてプロペトがアトピー性皮膚炎には絶大な人気です。ここ数日、花粉の飛散とともにアトピー性皮膚炎が悪くなっている。

駆け込み受診

駆け込み受診の年度末です。姫路では特定健診も年度末で駆け込みがあります。数年前は中学生のMRワクチンで駆け込み受診がありました。姫路市では福崎町などに遅ればせながら昨年7月から約8割の家庭で中学生以下の医療費無料化が実施されています。無料じゃなくなるから4月からは来れないとおっしゃる保護者もおられます。中学卒業になる平成12年から13年生まれの方の駆け込み受診が続きます。特に先週末から少し目が赤くなっているアレルギーの方が多い。鼻もすこしつまります、顔も少し赤くなっているスギ花粉皮膚炎のような状態の方が増えている。附子で有名な三和生薬の麻黄附子細辛湯エキス、飲みやすいコタロー麻黄附子細辛湯カプセルどちらにするかという話になりますがそろそろ暖かくなり漢方薬も鼻詰まりに対応できるものへと変えていきます。ザイザルシロップ、デイレグラ、ナゾネックス点鼻薬など比較的新しいアレルギーの薬が外来では最後の新薬となるかもしれません。今後は分子製剤ばかりが新薬候補となっているようです。もうこれ以上アレルギーの薬は出ないのでしょうか。ザイザル、ルネスタと光学異性体という既存の薬の改良型に最近の薬はなっています。

子どものアレルギー

子供のアレルギーは最初は食物アレルギーから始まります。気管支ぜんそくは2歳に秋に発症することが多いとされています。ダニアレルギーは2歳で急に増える。喘息発作は気温・気圧・湿度と密接に関係します。喘息死はゼロ作戦のためか吸入ステロイドのためか大きく減少しています。乳幼児にはまだまだ治療困難例があるようです。アトピー性皮膚炎は減っているが気管支ぜんそくは減少しません。畳が減った、あるいはカーペットの売り上げが1980年代にピークを迎え減っていることとアトピー性皮膚炎は関係するかもしれません。今のところ3回目の喘息死のOUTBREAKはなさそうです。アレルギーを全身疾患としてみるという法律が昨年7月国会を通過しました。私も2月に知りました。ところで乾燥肌に早期のスキンケアはアレルギーマーチを阻止するかという話があります。経皮感作の概念からは可能性はあると思いますがこれからEBMの積み重ねが必要になります。アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症は減っていません、今年の姫路はスギ花粉の飛散は大変少なかった。ニュースで女御県南部といっているのは西宮芦屋の阪神地区のデータです。そろそろヒノキ科です、患者さんが入れ替わっています今日の外来はどんなものでしょう。

スギ花粉症2016

姫路では今年はいや今年もスギ花粉が飛散しない。とても暇です。目があかい人がお越しにならない、目が赤いと思ったら違う病態です。うちの子供もスギ花粉が免疫療法で治ったかの様子です。シダトレンをしている人も満足ですとおほめいただく、しかし3年前に比べスギ花粉の飛散が非常に少ない。スギ花粉症の舌下免疫療法をやめるひとは全国的に10人に1人だそうです。鼻が詰まって眠れないという人も見えない。スギ花粉の飛散は向こう10年減ることなしと言われているが昨年も今年も花粉症が軽い。スギ飛散は8月の日照時間と降水量と気温と3月の雨により変化するとされています。落としなら漢方薬の顆粒や細粒でなく錠剤やカプセルでも十分に対応でそうです。もうすぐヒノキ花粉に代わる、今年はずいぶん診療が暇に終わりそうです。しかし、わかりません。スギの花粉飛散が非常に多いとニュースでは報道されます。シダトレンをされている方がニコニコされています。薬をやめてから楽になるシダトレンが治療中に楽になっています。

二つのダニの舌下錠の違い

舌下免疫療法がおこなわれている。二つあるダニの舌下錠の違いは何か。わかりません。治験している医師が同じだから仕方ない。アステラス製薬は昆虫で作る短期間でできるインフルエンザワクチンのみならずスギ花粉やピーナッツアレルギーワクチンをアメリカのベンチャーを買収して手掛けているようです。大日本住友製薬と武田薬品工業はIPS細胞の製品化に向けて切磋琢磨している。大日本住友製薬っは今は売る薬がないがIPSのみならずMDSつまり骨髄異形成症候群のワクチンも開発中だそうです。ジェネリック医薬品が登場したら終わる、今の生活習慣病の薬は側鎖を変えるだけという医薬品も少なくない。大塚製薬はアルツハイマー型認知症のお薬ワクチンを開発中だそうです。そういえばムコスタ点眼液の澄明化製剤は苦戦しているそうです。社長が3年で製品化するとおっしゃったが難しいみたいです。阪大とメデイパルHDは生活習慣病の予防ワクチンに着手したそうです。塩野義製薬は食道がんのワクチンつまりがん細胞に発生するたんぱく質の一種を合成したものだそうです。シダトレン・ミテイキュア・アシテアも海外での考えはVACCINEワクチンです。