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スギ花粉症

姫路ではスギ花粉症は今年も軽かった。姫路では昨年に続きスギ花粉は飛ばなかった。シダトレンで花粉症が治ってしまったと思ってる患者さんがいるから怖い。シダトレンの効果にはバイオマーカーがありません。本人さんしかわかりません。マスコミで何かと腸管免疫が注目されています。経口免疫寛容薬が山口大学・九州大学そしてベンチャー企業連合が実験中です。アシテアダニ舌下錠でANAPHYRAXISが2例あったそうです。今年も姫路の花粉飛散がすごくすなかったようです。目が真っ赤、鼻閉で息ができないから何とかしてくれという人がいなかった。鼻噴霧ステロイドとアレグラとプソイドエフェドリンの配合錠デイレグラそして炎症を改善する麻黄や石膏が配合された漢方薬のフルメデイケーションが必要な人が少ない。そしてシダトレンもより高濃度の舌下錠を開発中で遠からぬ時期に登場するらしい。ダニアレルギーは舌下錠でシダトレンは液体です。液体よりも舌下錠のほうがよりJAUが高いものができるそうです。ミテイキュアとアシテダニのどちらが有効か。あるいは違いはHOW TO SLITでも明らかにはなりませんでした。SLITは花粉飛散が全国でつまり東北で終わる6月に新規施行ができます。ダニはいつでもできますがスギ花粉合併例ではダニも6月からです。漢方薬は風邪薬と抗アレルギー薬が同じです。咳とか全然違うことが薬情に記載してあると電話がよくある。これがゼロになるのが院外処方のメリットになります。アレルギーも感冒もふうじゃです。

今年の花粉症

今年は一月からアレルギーの症状が目と鼻を襲っています。そして今年のアレルギーは単なるアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎ではないようです。たとえばアレルギー性鼻炎とまったく同じ症状でアレルギーけんさが陰性の病気を血管運動性鼻炎といいます。アレルギー性鼻炎は軽いので鼻閉がないつまり眠れる結膜炎は目が白いがかゆくて痒くてといってお越しです。これはひょっとして黄砂の影響が考えられると思います。3月8日に西を見ると白かった。この日から花粉によるとみられるアレルギー症状が増えた。そして3月9日雨だったがアレルギーの患者さんはへらなかった。そして漢方アレルギーの代表的処方である小青竜湯は寒い時期にはとても効きます。しかし、春の陽気が世の中に満ちてくると小青竜湯ではだめになってきます。さて今年は花粉が飛んでいることになっているのに目が白い。不思議な気持ちです。これはひょっとして大気汚染つまり黄砂の影響ではないかと思います。今姫路は雨が降っています。明日も雨ですが雨が止んだあとの午後が症状が悪い。花粉は軽いから簡単に舞い上がります。山から飛んできます。今年は目が真っ赤な人や鼻詰まりで何とかしてくれという方がおられません。ステロイド点眼は眼圧上昇を招く恐れがあります、眼圧を測ってから用いるのが原則です。

関節リウマチ

姫路では1月になるとドライアイで苦しむ人が増えるはずだったが増えなかった。暖冬の影響です。OPHTHALMOLOGYに掲載されていたリフィテグラストはT細胞を介して炎症を抑えドライアイを改善するそうです。リフィテグラストはインテグリン改善薬だそうです。海外で第三相臨床試験が終わったそうです。ドライアイに対してはシリコン製の涙点プラグがとてもいと思います。関節リウマチは2次性シェーグレン症候群で眼科とつながります。関節リウマチの血液検査には何があるか。鑑別するための抗体検査にはリウマトイド因子、MMP3,抗核抗体、CRPなどがある。昔開業時の指導の時この3つの項目を採血をしていたら近畿厚生局の医官から保険病名だといわれた。しかしこのかたは今は関節リウマチに伴う2次制シェーグレン症候群で通院中です。昨日診察に来られて同じような採血をしてほしいといわれたどうも調子が悪いようです。MTXをリウマチ専門医処方されているが込んでるここで採血をといわれました。アレルギー学会の専門医試験には関節リウマチは試験に出る。近畿厚生局の医官に今度言われたらアレルギー学会専門医である旨伝えよう。

花粉飛散

3月も2週目、期末考査が終わった学校、きょうからの学校いろいろあります。ようやく今週になりスギ花粉の飛散が姫路でも本格化してまいりました。3月7日の受診者はは姫路より北へ遊びに行かれた方が多かった。3月8日は姫路でいる人にまで波及した。ようやく目が赤い人もこられました。しかし昨年来れていない方が多い。姫路は昨年は非常に花粉の飛散が少なかったそうです。最近医療の世界にいろいろなARがあるようです。アレルギーの世界ではARはアレルギー性鼻炎、ACはアレルギー性結膜炎のことを意味します。私はノートとるときARやACと記載します、私のブログは講演会のノートの復習であることが多い。今週は医師会館でアレルギーの講演を拝聴しました。疫学調査の大御所をお招きし2時間半にわたる素晴らしい講演でした。ARやACは今のところ減る気配はないそうです。業界用語で今年は表の年のはずが今年は花粉症の方が少ない。その理由は寒波でスギ花粉の雄花がやられたらしい。西馬先生が講演の中で言われました。

アレルギー性鼻炎ガイドライン2016

2015年12月のアレルギー講習会へ横浜へ行ったときちょうど発売になりライフサイエンスの鼻アレルギー診療ガイドライン2016を購入しました。4300円に消費税です。スギ花粉症の時期が近づいており愛読しています。スギ花粉が飛散する前に治療をするかどうかというのが私はかねがね疑問です。さらにはシダトレンの登場によりスギ花粉が飛散する時期に口からスギ花粉を投与している方がいます。抗アレルギー薬の内服を発売している製薬会社は新しい薬は立ち上がりが早く強く効くという一方で初期治療をしようという。特に点眼液メーカーは2週間投与することを進めている。鼻噴霧ステロイドを発売しているメーカーは症状が出てからでも十分聞くと説明している。その根拠が鼻アレルギーガイドラインです。さらにはCLINICAL QUESTION8では鼻噴霧用ステロイドと抗ヒスタミン薬の併用は鼻噴霧用ステロイド単独治療と変わらないとの記載もある。CLINICAL QUESTION9ではLTRAや第二世代抗アレルギー薬ヲ一週間前から服用しても変わりんかったとの記載がある。先日食物アレルギーで来られた方がザイザルを服用して一週間で3Kgの体重増加を認めた方がいる。H1とH2を完全に選択して遮断しているわけではないようです。昔、ぺりアクチンに食欲不振という保険適応があったのを知るのは私がもうすぐ還暦になるということです。

スギ花粉の敏感型

今年は暖かかったから正月が終わると目がかゆいという人がいました。スギ花粉には敏感型の方がおられると聞いています。スギ花粉症の敏感型とは花粉の飛散は始まっていないのに花粉の症状が出ることです。今年は一月の早い時期から目がかゆい、鼻がでるといわれる方が少なくない。積算温度400度がスギ花粉飛散のPOINTとされる。アレルギー性鼻炎にはエフェドリン配合漢方薬で眠たくならない治療がおすすめです。眠たい受験生を寝させない漢方薬がおすすめです、錠剤やカプセルもあります。先週は和田山まで栄養指導の講演を拝聴に行きました。良い天気でした。今日も快晴でしたが医師会館で内科医会の講演会でしたが聖マリアンナ医科大学の教授の糖尿病の栄養指導のお話でした。そして夕方には日航姫路で眼底写真の見方について学びました。どちらも満員でした。今日は良い天気でした。正月からの積算温度がさらに上がったはずです。糖尿病のお話はとても興味深い内容でした。朝こそ野菜をいっぱい食べる。夜の食事が遅い人は夜は二分割して食事をとる。おやつはカロリーの消費が多い昼の食事でとる。私自身、ちょっと痩せないといけない。かなり痩せないといけない。正月に神戸大丸の福袋を買いに行ったら患者さんが診察に来られレジのところで見たでと言われた。目立たぬ体形を目指そう。姫路のケーブルテレビWINKにかつてでた時など山陽百貨店の店員さんにもばれてしまった。

アレルギーの内服薬で太る

アレルギーの内服薬で太る女性が時々相談にお越しになります。まさかアレルギーの内服薬で太るとは思っていません。しかし、アレルギはヒスタミン1受容体、胃薬はヒスタミン2受容体です。ヒスタミン状態が関与して太るようです。規制緩和が進む抗アレルギー薬の内服です。ガスターがSWITCHOTCになった以来アレルギー領域はSWITCH OTCにどんどん変わっている。アレジオンは抗うつ薬そっくりの形です。構造式のことです。今は亡きトリルダンはQT延長で発売されていません、エバステルによく似ている。ポララミンは小脳以外の脳全体に移行する。ポララミンは睡眠薬のようなものです。第二世代の抗アレルギー薬ははっきり分かれます。しかし服用してみないと効果も眠気もわかりません。だから私は漢方薬をお勧めしています。ザイザルとジルテックも光学異性体の考えを用いた薬ですがどちらでも眠くなる人がいる。脳内移行には個人差がある。入眠導入剤のアモバンとルネスタもアモバンの方がふらつかいない患者さんが多い。いちばん眠くならないフェキソフェナジンでも10人に1人は眠くなります。オロパタジン塩酸塩で体重増加を訴える患者さんが後を絶たない。だから私はオロパタジン塩酸塩を寝る前に服用することを推奨しています。子供さんなら2・5mgを2条寝る前に服用です。抗アレルギー薬と抗うつ薬の構造式は似ている。抗うつ薬も抗アレルギー薬もH1BLOCKERもヒスタミン受容体に作用する。これらのお薬は似ている、だから太る。

アレルゲン免疫療法

今年も残すところいくばくもありません、スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンは間もなく半年のお休みに入ります。日本のどこを旅行するかもしれないのでどこかでスギ花粉の飛散が考えられる時期は新規の患者さんにスギ花粉の舌下免疫療法を始めてはいけがないからです。12歳以上のお子さんが対象になる治療です。大学生になると一人で医療機関へ通院しなくなる。女性は妊娠があるから薬を一つ減らす意味で舌下免疫療法をお勧めしています。妊娠中は継続となりますが新規の開始はできません。減感作療法とか脱感作療法といわれた治療が今やアレルゲン免疫療法と呼ばれる。ところでミテイキュアとアシテアが日本アレルギー学会の作ったJAUで5倍の差がある。それでも効果は同じ、納得がいきませんといわれる方もおられると思います。耳鼻咽喉科を中心にそして鼻科学会を中心に話が進んでいるから低容量は鼻炎、高用量は気管支ぜんそく向けのようです。そして5歳以上の子供向けも開発が進んでいるそうです。規定どうりに治療しないとPMDAの救済制度が使えず自賠責になる。未承認の蜂の減感作療法なんか電話で気軽にたずねるがアレルギー協会を介して国内未承認薬の使用です。気軽に市の医師会に電話で尋ねて困って私のところに何回か電話があった。

Aがつく薬には要注意

リンデロンAのAは何かご存知ですか。ACETYL FRAJIOMYCINのAです。Aはアミノグリコシド系のAではありません。Aが入っている薬は古くなってしまい耐性菌で抗菌力はほとんどないようです。ネオメドロールEE難航もAが配合されています。その上接触性皮膚炎をおこすので私は大嫌いです。アンダームのように発売中止にしてほしい。第二回アレルギー講習会でPRICK TESTの実習が終わりグループについてくださった御高名な女性皮膚科医に眼瞼に塗布する眼軟膏についてご意見を聞いてみた。Aつまり抗生剤が配合されているものはだめよとまずおっしゃいました。アトピー性皮膚炎でも一番安い石鹸を使いなさいそれでだめなら次に安い石鹸かもっと安い石鹸を探すとよいそうです。高くなるいろいろな成分が配合されて敏感になった肌にアレルギー反応を起こします。ヒアレインミニ点眼液でもかぶれます。ヒアレインミニはBAKフリーですがεアミノカプロン酸が悪さをするそうです。BAKフリージクアス点眼液にはεアミノカプロン酸は入っているのでしょうか。

トリイのヒスタミン二塩酸

OASの診断にPRICK BY PRICK TESTが必要です。アレルゲンスクラッチエキスの陽性コントロールのヒスタミンは今までは大きな病院では倫理委員会を通過しないといけないものであったそうです。。2016年1月から陽性対照液「トリイ」ヒスタミン二塩酸が製品として登場するそうです。陰性コントロールは生理食塩水です。前腕屈側に滴下します。第二回総合アレルギー講習会でプリックテストを学んできました。案外簡単でいつでもできそうですがいろいろ盲点はあります。まず、薬は3日前からやめておくこと。即時反応を抑えてしまうからです。ランセット針は血が出ないようやさしく押さえる。そして最後に陽性コントロールとして鳥居薬品のヒスタミン二塩酸を針で刺すことです。そして液をふき取って15分後に判定します。ヒスタミンの膨疹の径の倍以上なら4+、同じ径なら3+といった具合で判定します。PRICK BY PRICKTESTではリンゴは皮の方が抗原性が高いそうです。芯の近くを針で穿刺するとよいそうです。モモは冬にはありません、凍結した桃でも同じ結果になるかは今研究中だそうです。TOTAL ALLERGISTを目指して頑張ろう。