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慢性じんましんと湿疹

患者さんにはどうでもよいことかもしれない、蕁麻疹とか湿疹と自分で判断胃や診断をされることが多い。最近ジンマシンの患者さんが激増です。じんましんの慢性じんましんがアレルギーかどうかもわからない。アレルギー機序を介さない造影剤、光線蕁麻疹や寒冷蕁麻疹いろいろあります。先頃、お越しの方はビタミン剤と抗アレルギー剤のフルコースだった。保険の審査でよくパスしているものだと思いました。おひとりの方はアタラツクスP、ポララミン、アレロックこれだけ服用すればふらふらになりそうです。アメリカなら交通事故を起こせば訴訟リスクがありそうな組み合わせです。一方湿疹は真菌症、白癬の感染、尋常性乾癬、ヘルペスやカポジ水痘様発疹症、膿痂疹などがあります湿疹とは搔痒を伴う表在性炎症性病変です.湿疹三角とは点状状態、多様性、掻痒を三徴としてとらえるものです。湿疹の代表はアトピーと接触性皮膚炎です。紅斑・丘疹・小水疱・膿疱。痂皮・落屑と変化する。今日は急病センターで一日働きます。ふつうの眼科医に戻ります。明日からは元に戻ります、患者さんにとってはゴールデンウイークにはたららくのは医師ならば当たり前ですが医師にも労働基準法は適応されます。いつかは過疎の町で働きたい。今のうちに時代に遅れないように頑張ろう。

ヒト汗

アレルギー検査でHRTを用いるとヒト汗という項目があります。HRTのヒト汗はアトピ-性皮膚炎との関係が深いそうです。HRTは一項目だけ実施することはできません。HRTは五項目がセットです。ヒト汗はHRTという検査をする必要があります。5項目を検査するには2CCの血液が必要です。小さな子供さんでは結構2ccは多い。HRTと他のアレルギー検査との違いは今の状態を表します。広島大学や杏林大学の皮膚科で人の汗と皮膚の関係は研究されています。ひと汗をアトピー性皮膚炎の方に注射すると80パーセントに皮膚反応がみられるそうです。汗は体に良いの変わるのか。体温調節、保湿機能、角質剥離作用、外から敵がバリアを壊し体内への侵入を阻止する働きなど汗には非常に多くの皮膚を保護する働きがあります。最近ではアトピー性皮膚炎の方は少しずつ汗を出すことがわかってきた。本来汗は良いものである。中医学では汗は津液です.体を潤す成分であるはずです。今日も熱くなってきました。暑い日に汗をかくことはアトピー性皮膚炎の方には体に悪いのでしょうか。よくわからないところです。皮膚疾患が暑くなると増えます。

オオバヤシャブシ

六甲山系に登山する方がいい時期です。六甲山に登山して花粉症がひどくなるのはオオバヤシャブシです。カバノキ科ハンノキ族のオオバヤシャブシとハンノキの区別がわかりません。ハンノキは全国どこにでもあります。オオバヤシャブシで有名なのが兵庫県です。六甲山系がキーワ-ドです。オオバヤシャブシを知っている医師はアレルギー診療をしている。兵庫医科大学耳鼻咽喉科准教授の故小笠原寛先生はオオバヤシャブシのけんいでした。オオバヤシャブシはカバノキ科です。私自身はCAP-RASTでは代わりにハンノキを見ています。カバノキ科のアレルギーはLATEXアレルギーにつながり且つOASにもつながります。花粉症と食物アレルギーは大いに関係あるのです。アレルギーの世界では常識となりました。OASとは口腔アレルギー症候群のことを指します。今はないそうですが六甲山でなぜ多いかというと植林が原因です。そういえば日本固有の花粉症であるスギ花粉、ヒノキ花粉も植林が原因です。シラカバそのものは北海道にしか存在しません。今年のアレルギー学会総会のテキストが届いた、モーニングセミナーはなく朝8時10分スタートだそうです。

アレルギーの採血検査

暖かさを超えて熱くなりアレルギーの採血希望の方が急増です。鼻症状よりも特に皮膚疾患が増えています。アレルギーの採血検査にもいろいろあります。アレルギーの採血検査にはこどもならVIEW36やMAST33など何もわからない方向けのアレルギー検査。CAP-RASTはMAST33やVIEW36はより精密な検査です。採血ができない金属アレルギーは皮膚科へ行かれるとよいです。アトピー性皮膚炎ではHDやダニそれもマダニではありません。夏のアトピー性皮膚炎では採血もヒト汗をみるならHRTしかありません、広島大学皮膚科では古くから研究されてきた項目です。春の花粉として岡山ならヒノキ科のネズ、兵庫県ならシラカバ科のオオバヤシャブシこれは採血で検査できません。HRTは5項目がセットです。ヒト汗一項目の検査はできません、したがってHRT5項目で2mlは必要です。小さなお子様では2mlが大変です。ダニやハウスダストは採血するといがいと多くの方が感作されています。ゴキブリや峨などの昆虫に意外と感作されています。採決量と項目の選択が重要です。そして一回採血しても一年もすれば大きく変化します.ゴールデンウイークはまず寝ます、そして急病センターで必死で働きます。働けど税金減らず。姫路の子供の8割を子供の医療費無料化にするなら働く医師の税金も無料化してほしい。それが無理なら中学生以下の子供の医療費無償化を撤回してほしい。

MAST33

金属アレルギーは採血ではわかりません。MAST33は優れた検査です。なんといっても微量の採血で33項目見れることです。子供さんにはピッタリです。しかし36というのも登場しています、MAST33は食餌、花粉、環境関連同時にそのほかカンジダ、アルテルナリア、ラテックスを少ない血液で調べることができます。しかし、万能ではありません。イメージとしては薄く広くです。何が優れているかといえば血清で0.5ccという血液量の少なさです小児の採血は嫌なものがあります。しかし、皮膚テストとくらべショックがないことが何よりです。コナヒョウダニDerf1とヤケヒョウダニDerp1を成分とするアレルゲン免疫療法が始まります。標準化エキスを用いる検査と治療です。Derf1とDerf2の合計22.2から66.7μg/ML含まれるエキスを1000000JAU/MLと表示しているそうです。スクラッチテストも免疫療法薬も同じです。アレルギーの分野では分子標的療法に治療が入っていこうとしています。抗IgE抗体はすでに臨床の場に登場しています、そしてNFκB抗体Decoyもいよいよ第三相試験です。アレルギーのダニはチリダ二〔House Dust mite〕です。今はやりのマダニとは異なります。

蕁麻疹の講演会

最近お子さんのアレルギーの検査が多い、誰でも何が原因かを知りたい。兵庫県保険医協会の姫路西幡支部で蕁麻疹について勉強しました。講師は御高名な足立厚子先生です。薬疹とじんましんといった皮膚のアレルギーの話でした。じんましんは急性じんましんと慢性蕁麻疹に分かれます。さらにいろいろタイプ別に解説いただきました。講師は金属アレルギーや茶のしづく石鹸など皮膚科領域のアレルギーでは御高名な足立厚子先生です。講演要旨を400字以内でまとめないといけません。4月25日に提出の予定ですができたのでMAILで送付しました。。話の内容がエピペンや薬疹など以下のみならず金属アレルギーなど歯科の内容に及んでおりましたので土曜日の14時30分からにもかかわらずしかしの方もご参加のようでした。蕁麻疹の話はもちろんパンケーキ症候群、アニサキスと魚のアレルギーなど今話題になりやすいところもお話しいただきました。私共が診療していると蕁麻疹の原因は不明が最もおおいと思います。

MAST33

MAST33採血でもは少量の採血量で33項目の検査ができる。小児のアレルギーのスクリーニングはMAST33で行っている。一方、採血でCRPSが起こる。採血とは繊細なのです。CRPS問題で取り上げられる子宮頸がんですが海外では九価の子宮頸がんワクチンまで開発されているそうです。先日、今年度の公費ワクチンの契約書が届いた、もちろん昨年度から子宮頸がんは辞退しています。ワクチンの接種は本来ならばかかりつけ限定が良いと思います。、私のクリニックには少ないが子供がお越しになる。お母さんが看護師さんであるお子さんで貴重な経験をした。MAST33には血清で0.5ccが必要です。血管を見ているとどうもお母さんは看護師か臨床検査技師で採血ができるようだ。一緒に血管を見ていた。もしよろしければ採血していただけませんかと言ったら採血してくださった。湯たんぽであたため採血に臨んだがなかなか採血に向いた血管が肘にはなかった。小さな子供は2回穿刺つまり採血できない。わたしのところは看護師がいない。眼科OPなしではほとんど看護師はいない。だから予防接種も採血も心電図もすべて私の仕事です。寒い時期は血管が浮かない、手間がかかる、一回で決めなけれならない。3重苦です。またお母さんが看護師さんの場合薬の名前など専門用語でおはなしができる。しかし、ここ数日暖かくなり採血が非常にしやすくなっている。

重症喘息

重症喘息の概念について学びました。重症喘息とはステロイドの経口投与を月に3回以上必要とする状態だそうです。重症喘息はICS/LABAでも症状増悪し呼吸機能がコントロールできない状態です。たようなびょうけいがあります、ひとつのびょうけいではありません。いろいろな分類法があるがearaly onset allergic phenotype,late onset obesephenotype,late onseteosinophellic phenotypeに分類される。重症喘息がくわしく分類され研究されてきたのは最近だそうです。EARLY ONSET ALLERGICASTHMAは食物アレルギーや真菌が関与します。うちの子どもがいま気管支ぜんそくのATTACKで苦しんでいる、小学校からずっと悩まされている漢方薬は飲めないので気管支ぜんそくが出ている。雨ばかりで低気圧の影響もあると思います。アステラス製薬のシムビコートのSMART療法を実践している。シムビコートはLABA/ICSの配合剤です。アレルギー性鼻炎の鼻噴霧ステロイドで成長抑制が来るかどうか?まだ結論は出ていないそうです。最近はICS/LABAはフルテイフォルムは郵政だそうです。

スギ花粉とヒノキ花粉

今日は花粉が飛散しました、昨夜あたりからひどいようです。風媒花と虫媒花お受験の世界です。風媒花は虫媒花に比べて地味です。ヒノキ花粉とスギ花粉症の方のRASTの値を比べるとスギの方がRASTの値が高い。なぜか?スギの治療を3月にしているから4月の花粉の予防になっていると考えるのが妥当なようです。最近の傾向として花粉症と気道病変は関係するという報告が多いように思います。つまり花粉の破片が微粒子となり気管支喘息用の反応を起こすようです。また㏚抗原という言葉を耳にすることが増えました。㏚高原とは真菌・ウイルス・細菌などの病原体からの攻撃を防ぐ目的で合成されるたんぱく質PATHOGENESIS RELEATED(PR)タンパクが抗原となっています。PRタンパク質が抗原になっている。果物や野菜と共通抗原を有しておりOASつまり口腔アレルギー症候群を引き起こす。スギ花粉の抗原は二つある。CRYJ1はPECTATE LYASE,CRYJ2はPOLYMETHYL GALACTURONASEと呼ばれ植物の生育に不可欠の酵素です。ちなみに舌下免疫療法のシダトレンにはCRYJ1とCRYJ2がふくまれている。

ヒノキ科の花粉

スギとヒノキの花粉の飛散は一定しないしかし今年は一致した。どちらもひめじでは少ない。気温と降水量の差によりスギ・ヒノキには一か月の差があるそうです。今年はヒノキ花粉の方にとっては良い年でした。ヒノキ科の中にスギとヒノキがあることをご存知でしょうか?私はスギがヒノキであることを知りませんでした。ヒノキが終わると岡山ではネズが飛散します。之は有名な話ですがおそらく姫路ではハンノキの花粉が飛散します。この安室地区で多くの生徒や児童で検査をすると陽性にでます。シラカバは北海道しかないがハンノキやヤシャブシは人工的植樹しているからどこにでもある。今採血でRASTをチェックすると多くの方にハンノキが陽性となります。ヒノキとスギには抗原交叉性があることが知られている。6割は交差性があるといわれている、ひょっとしたらスギ花粉の舌下免疫療法で檜科の花粉症も楽になることはないでしょうか。産業医業務の中で衛生委員会というのが毎月ありますが花粉症についてお話しました。姫路生まれの姫路育ちはわたしだけです、大企業には転勤があります。その地方地方で花粉の時期は違います。話は変わりますが北海道では定期予防接種の日本脳炎をしていなかったのにはびっくりします。今やGLOBAL化しています。いつだれが転勤や転校で西日本や韓国・東南アジアに行くかもしれない。