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アシテアダ舌下錠

ダニとハウスダストは一つのものです、今まで標準化ダニ抗原が日本にはなく、ハウスダストを用いていましたが不純物が混ざるのがハウスダストです。ダニの舌下免疫療法が承認された。その前に、まもなくダニの皮下免疫療法が登場します、少ないPHASE4で4例の標準化ダニアレルゲンにアナフィラキシーの発生そして53週以降で標準化ダニ荒れるっ現2例のアナフィラキシーが起こったそうです。ダニアレルギーに対する皮下免疫療法は蘇生措置に絶対の自信がある人でないと人間関係が構築されていない中でアナフィラキシーは怖い。アナフィラキシーを4件海外では液体ですが欧州21か国で発売されています。アシテアダ舌下錠はアレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの保険適応を有する。アシタデ舌下錠だから今度は錠剤のようです。シダトレンのような液体では海外では少数派で錠剤が主流のようです。問題はアナフィラキシーショックです。予防接種でもなんでもアナフィラキシーが怖い、しかしシダトレンとは異なりアナフィラキシーがダニは舌下錠でも注意喚起されている。シダトレンと同じで小児アレルギー学会、アレルギー学会、鼻科学会で講習会を受講し、e-learaningを受講したら処方できるのでしょうか。しかし薬科発売即発売とはいかない、シダトレンは季節限定なので飛散の時期には新規の投薬を開始できません。ダニは通年性アレルギーですから新規はひょっとしていつでも開始できるのでしょうか?注意しておかないとスターターキットのみ売り切れ?それとも錠剤ですからスターターキットがない?わからないことだらけです。そうだ塩野義製薬のホームページを見てみよう。

第47回アレルギー学会専門医教育セミナー

5月28日は休診にしてアレルギー学会と第47回アレルギ学会専門医教育セミナーに参加します、アレルギー学会専門医講習会に参加することは以前に比べて困難になっている。なんと講習会は遅刻・早退した者はネームプレートを一時的に回収されるそうです。そして後日教育研修委員会で審査されるそうです。第45回より遅刻早退は原則認められなくなっているそうです、なかなか厳しいです。というのは当分アレルギー学会は関東で開催されます。遠くへ帰る方は大変だと思います。今後姫路で増えるアレルギーの採血検査です、7月から所得制限ありで中学生以下の7割の方の医療費無償化が実施されるとアレルギーの採血検査が増える可能性が非常に高いと思います。HRTという項目についてテキストの中で解説がされています。HRTは翌日が休日の日には検体回収されませんのでご注意ください。できれば祝日のない週の半ばに御来院いただきますと確実かつうれしく思います。HRTは特異度に優れSPTは感度が高いそうです。感度と特異度は先日も記載しましたので先日のブログを参照ください。

NF-κBデコイオリゴ軟膏

アトピー性皮膚炎の標準治療は現時点ではステロイドです。NF-κBデコイオリゴ軟膏はアトピー性皮膚炎の治療薬として塩野義製薬はフェーズ3が始まるそうです。NFκBデコイ軟膏プログラフやステロイドとの違いは依存性のようです。塩野義製薬はシオノギテレビとMUSIC FAIRでお世話になっています。塩野義製薬はアレルギー検査の試薬部門を有しており私のクリニックも時々訪問してくださいます。NFκBデコイはPHASE2で人間に有効であろうとの知見を得たそうです。デコイはおとりという意味です。PHASE2と3の違いは何かというと少人数を調べるのがPHASE2多施設多人数を調べるのがPHASE3です。NF-κBは炎症起因物質です、DNAの転写因子でデコイを食った肥満細胞がアポトーシスを促進しかゆみが改善します。NHκBは炎症惹起物質です。ステロイドほど協力ではなくライバルはプロトピック軟膏とのうわさです。プロトピック軟膏はアステラス製薬からマルホに販売が移っています。ひょっとしたらNFκBデコイが原因かもしれませんまた特許の問題もありそうです。ゲノムがおとりの転写因子と結合するため転写因子は作用を発現できないというのがメカニズムです。1995年に発見されやっと表に出てくる。研究とは20年かかるんですね。

エピペンと在宅自己注射

やられた、返戻附箋がついている。2月のレセプトで、返戻附箋がついている。在宅自己注射100点の査定です。されど100点です。エピペンの指導料にメスが入っている。エピペンを持つ人が姫路で実施される所得制限ありで中学生以下は医療費無料で必ず増える。市会議員も妊婦健診の検査料の自己負担分を無料にするとか検診のクーポン券をもっと増やすとかすればよいと医療従事者は皆思っている。そもそも市会議員を減らした良い。神戸や大阪に比べ大きく劣ります。橋下市長になり大坂は大きく変わったそうです。2014年の診療報酬改定で在宅自己注射の指導料が変更された。注射の回数で保険点数が変わるシステムです、薬価収載されてからエピペンを処方すると従来は在宅自己注射810点が算定できました。エピペンを始めて処方するのは結構時間がかかる。ファイザーが販売するようになり書類は簡略化はされている。2月に処方した方のレセプトが返戻付箋がついて帰ってきました。インスリンも含めて在宅自己注射はマイナス改定です。しかし眼科には指導料というものがない、今となってはどうしようもない。皮膚科でアトピー性皮膚炎を診療すると皮膚科特定疾患管理料が算定される、アレルギ化でアトピー性皮膚炎や蕁麻疹を見たら安くつく。皮膚科でプリックテストすると安い、しかし、アレルギー科で採血すると高いとの記事が掲載されていた。兵庫県会議員候補に出た私の高校時代の同級生落選です。姫路選出の女性議員はいない。

花粉症軽いですねえ

相変わらず今年は花粉症が軽い、今日は少し花粉症のひどい方がおられた。今年も家族の分をくれとは言わないが執拗に薬を求める方がおられる。アレルギーの薬はアレジオン、アレグラなど第二世代のものも積極的にスイッチOTC化がなされています。点眼液や軟膏など外用薬は開封後1か月の賞味期限であると知る人は少ない、一方ワセリンが石油からできているから大丈夫かと心配するヒトもおおいようだ。。家族の分がほしいあるいは家族に分け与えているのです。特に高齢者が軽い負担でいっぱい持って帰っている、湿布もそうです。これでいっぱいですか?と聞かれるそしてご老人は私の湿布を上げるということになるそうです。整骨院でシップもらっているけど医療用がいいんやと言われる。1割負担をしてもこの状態です。姫路の中学生以下の8割が無料化になるとどうなるのでしょうか?箱モノばかり作り50人以上の市会議員無駄が多い気がする。姫路駅でバスを降りてからJRまでの距離が遠く長くなっている。今日は市長選の講演会の方がお越しになりました、世代〇○の赤いのぼりが市内にいっぱいです。県会議員選挙が終わるとにぎやかになりそうです

アレルギー性鼻炎ガイドラインと免疫療法

アメリカのアレルギー性鼻炎ガイドラインで舌下免疫療法〔SLIT〕皮下免疫療法〔SCIT〕が取り上げられたそうです。さらには鍼灸も患者の希望があればしてよいと書いているそうです。環境改善や薬物療法では無効例にはSCITやSLITをの有効性が大規模臨床試験で支持されているとして中等度のEBMがあるとした。SLITとSCITのどちらがよいか?議論が続く段階、SCITがSLITを上回るとした。米国では液体ではなく舌下錠が使われているとのことです。ロイコトリエン受容体拮抗薬は初めから使用しないそうです。スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンをなさっている方は今年の姫路では有効性を判断できません。昨年の夏の冷夏と今年の春雨つまり3日に一回の降水の影響が大きすぎる。ハウスダストでSCITを行っていたのが日本でも標準化ダニ抗原を用いた舌下免疫療法が目の前に来ています。寒いから風邪の患者さんがお越しになります。アメリカのガイドラインでは鍼灸を認めているが漢方薬は?

アトピー性皮膚炎と気管支喘息

ダニアレルギーの治療が今年は大きく進化する。まずはダニの検査と皮下注射用にエキスが開発され発売される。ダニの免疫療法にはまず皮下注の免疫療法が発売されます。さらに前後はしますが二つのメーカーから舌下免疫用のダニアレルゲンが発売されます。アトピー性皮膚炎と気管支喘息の共通点はダニやハウスダストが共通抗原としてみられることがある。2007年にアトピー性皮膚炎とフィラグリンPOINT MUTATIONの関係について発表された。皮膚の表面にある角層ははがれる前の細胞として重要視されていませんでした。しかし現在は最表層の角層は死んだ細胞でもバリアとして重要だとして重要視されている。これはかなり以前ブログに書いたものです。タニアレルギーと言ってもアトピー性皮膚炎の方が強力アトピー性皮膚炎の治験を行ったかどうかこだわったかどうかでで前後して二つの会社からダニアレルギーの舌下免疫療法の薬が今回は錠剤という形で始まります。アトピー性皮膚炎の免疫療法は標準化ダニ抗原を用いた注射しかない。注射で2例が治験段階でアナフィラキシーが起こっている。私とこで皮下免疫療法をするのはやめておきます。様子を見ます。

アドレナリンとエピネフリン

アナフィラキシーショックでは初期対応に用いる薬として第一選択薬がアドレナリンです。アドレナリンは筋肉注射です。アナフィラキシーショックのSAMPSON分類では3が一番重傷でアドレナリン禁中の適応です。今まで重症となった既往がある場合もアドレナリン筋注の適応です。アドレナリンとエピネフリンは同じものです。商品名でいうとボスミンとかエピペンといいます。国によって呼び方が異なるそうです。エピペンもアドレナリン自己注射といいます。世界で初めて結晶化に成功したのは高峰譲吉さんです。アメリカではエピネフリン欧州ではアドレナリンです。2006年日本でも薬局法でアドレナリンに変わりました。さて先日学校の教職員の方に向けた研修を行いました。エピペンを持っていない生徒に対して何かできますかと質問を受けました。仰向けに寝かせて30cm足を高くする。嘔吐をしている場合は顔を横向けるくらいかと思いますとお答えしました。エピペンを持っていてもエピペンの持続時間は15分です。またエピペンを打つことは医療行為ではありません。

分子標的治療

分子標的治療は一つのものしか効かない。ある意味抗がん剤のイレッサと似ています。今臨床応用される分子標的療法が抗IgE抗体です。先ほどもアレグラFXを薬局で購入されていました。今の日本ではアレルギー薬は規制緩和の対象になっている、では今後アレルギーの世界はどうなるのでしょうか?分子標的治療に入っていく予定です。アレルギーの原因をサイトカインプロフィールからその患者さんに合ったものを一つだけに絞り込みます。何らかのマーカーを用いてタゲットを絞り治療することになると推測されます。抗IL5抗体、抗IL13抗体、抗IL17抗体、抗TSLP抗体などの開発が進んでいるようです。まさに治療の個別化です。ぺリオスちんという物質がバイオマーカーになるかもしれないようです。

古いアレルギーの薬

今年のスギ花粉症は姫路では軽症でした。OTCの薬をいつもは飲んでいたが一度漢方薬でと口コミで来られた方、舌下免疫療法シダトレンを施行している御縁で初めて漢方薬を服用された方など乾糞賞の漢方治療を求めて患者さんがお越しになられた。。西洋医学において古い抗アレルギー薬と新しいれルギー薬どう違うか?ご存知ですか?古いアレルギーの薬は新しい薬がドラッグストアでも混在している。抗アレルギー薬の脳内移行の問題です、頭の中へ移行すると頭がぼっとするだけではなく痙攣リスクが上がります。小児用で新しい抗アレルギー薬と言えばアレグラドライシロップ、アレジオンドライシロップ、ザイザルシロップ、ジルテックドライシロップがあります。古いものといえばぺリアクチンとポララミンです。これは保険適応の問題が大きい。風邪には同じ鼻症状でもアレルギー薬は保険的には使えない。だから鼻を止める薬を風邪では処方しないという小児科医も増えている。ウイルスや花粉を体外へ排出するための生体防御反応として鼻汁を出しているとしたら無理に止めることは生理的ではありません。漢方薬にはドライシロップやシロップという剤型はない。保護者の熱意がないと漢方薬でも試してみようでは飲めない、さらには効かない。OTCでも新しいのは医療用とまったく同じです。