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児童の漢方薬

最近、漢方薬が飲める児童が増え、漢方薬で心身症を治療したい保護者が増えている。しかし、最初は根性を入れて粘り強く子供つまり児童に接する必要がある。子供に漢方薬を処方するとき四診はしないのが普通です。その理由はまだ色がついていない子供では何をしても異常は出ません。夜尿は中医学では腎気不足です。更には肺脾不足、肝胆湿熱もある。癇証とは煩躁不安、形態消瘦、面色少華の状態です。癇癪とは精神的に不安定で夜間不眠を伴う。小建中湯は桂枝加芍薬湯加コウイです。芍薬が入っており緊張を緩める。FLASHBACKでは有名な神田橋処方がある。子供にも使えるそうです。神田橋処方は四物湯合桂枝加芍薬湯を派生させたものである。子供は繊細で、色々な現象が起こることに対して保護者がなぜを繰り返さないといけないです、繰り返しても子供は本当なことをなかなか言わない。授業の間の休憩時間によその教室に入ってはいけないほど今の教育は難しくなっている。学校でも子供の姿はオープンスクールでみるものは仮像であり、安心してはいけない。オープンスクールで授業中児童には恥をかかせてはならないということがバックボーンにある。加害児童の保護者逆切れということが日常茶飯のようです。かといって薬を飲まないなら児童の精神科というは相手にしてくれない。小児では甘麦大棗湯は抗不安薬として多用されている。心の問題では飲みやすいのでまず使ってみる価値がある。不安な子供には甘麦大棗湯がよい、保護者が子供が本当に漢方薬が飲めるのかと一生懸命な姿が子供に伝わる。子供にかかわる問題が今の学校には多すぎる。

姫路の口腔アレルギー症候群

姫路市の屋外ではスギ花粉だけではなくハンノキの花粉が飛んでいるようです。OASは口腔アレルギ-症候群のことです。例えばスギ・ヒノキはトマトと関係します。この安室地域ではハンノキ陽性の方に多いような気がします。バラ科の植物リンゴ・モモ・ナシ・琵琶・サクランボ・イチゴ他にも山芋のようなアクが多いものを避けるとかアボガド、マンゴーなどと関係することが多いとされます。OASは特定の花粉症と特定の植物をつなぎます。果物特にバラ科の植物が犯人です。口腔・唇・喉が腫れますそしてその周囲がいがいがします。なぜこのようなことが起こるかといえば抗原交叉性によるものです。花粉症の方が多いこの時期に特に多くみられます。姫路市ではブルーインパルスも飛びました。ひきこもりで外の出れない子もいます。いつだれが引き子もおるかわからない。OASの対策は原因となる食物を食べないこと、原因となる花粉の飛散言い足して花粉の暴露を受けないこと。姫路にはシラカバはありませんがカバノキ族のオオヤシャブシ、ハンノキは全国どこにでもあります。当然書写や八丈岩山にもあります。私は見たことがあります。

デイレグラ錠と漢方薬

黄砂がひどいようです。スギ花粉だけではなくここ数日姫路にはハンノキの花粉が飛散しているようです。重症な方にはデイレグラを用いる。デイレグラ見かけはグロテスクですが鼻閉を合併する方にはとてもよい。デイレグラ錠はクラビット500同様馬鹿でかい。MRさんが来ることも発売以来ないが短期的には非常によい薬です。ただし高齢者特に男性では要注意です、尿閉を起こされBPHかと思ったらPROSTATECANCERだった。デイレグラ錠には一日プソイドエフェドリンが多く含まれている。一日4錠を満量としている。つまりデイレグラ錠を2錠だとフェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの量が半量となる。そこで来るのが薬剤師の先生からの疑義紹介です。デイレグラは4錠が一日量だというお話です。昨年取り上げたように炎症作用を狙うにはプソイドエフェドリンだそうです。トゥルーエフェドリンではアカン。他にもエフェドリンにはいろいろあります。エフェドリンには敏感な人がいます。少量で眠れない、特に高齢男性では尿閉を起こした方もおられます。麻黄附子細辛湯とデイレグラ錠を併用するのは?しかし漢方薬の併用は兵庫県では2剤しか認められていませんので漢方薬と点鼻薬で無効例ではしばらくデイレグラ錠です。

食物アレルギー

自称食物アレルギーの方が多くお越しになる。MAST33を施行して或いはHRTを施行して陽性であっても原因物質とは限らない。この時期旬の食材として山菜やタケノコが多くの食卓に上る。茶のしずく石鹸の事件以来食物アレルギーは経皮感作の概念が普及している。食べて治る食物アレルギーの概念が出現している。先日から料理でエビがグラブを使わないと触れない人山芋を触ったと時間外に駆け込んでこられた人いろいろあります。女性は山芋を触らずにはおれない場合が多い。OASと思しき方が続いています、そういえばここ数日姫路市にはハンノキ科の花粉が飛散している。DASと思われる人が多い。ブルーインパルスの白い線は晴天に恵まれとてもきれいでした。皮膚症状で終わればよいですがアナフィラキシーを起こしたら大変だ。命の大切さを再認識する事態が起こらなければよい。もし子供の命が失われたら訴訟ものです。食物アレルギーの診断書をATTACKの現場を見ていないのに初診で採血も何なしに書いてくれと言われた。保護者の方がおっしゃるには紙に書くだけやん。診断書を書くということは責任が生じる。予防接種の問診書には保険に加入するとの意味があるそうです。

成人発症肥満合併喘息

重症喘息について勉強しました。重症喘息の一つに成人発症肥満合併喘息があります。lateonset obese asthmaと表現されます。成人発症肥満合併喘息はBMI40ぐらいのなぜか女性に多いそうです。炎症所見に比べ症状が強いそうです。非アトピー性で女性に多いそうです。好酸球性炎症やアトピー性素因が少ない。横隔膜の拳上つまりFRCの低下が見られる。血清CRPやFIBRINOGENの上昇があり全身に炎症所見を見る、マクロファージ活性所見として血清CD163の上昇がみられる。治療としてBMIが下がるつまり減量です。成人発症好酸球性喘息は好酸球性副鼻腔炎と発症機序が似ており好中球性副鼻腔炎とは異なりステロイドの全身投与を行う治療法です。肥満がらみですので体重コントロールが一番の治療だそうです。いろいろ喘息の薬に配合剤が登場している。何が一番良いのでしょう。

エピペン

連休前にエビで顔が腫れたとか山芋を触った手で顔を触ったら顔がはれ上がったというお子さんがお越しになった。皮膚症状だけではエピペンはうたないことになっている。食物アレルギーのSAMPSON分類の3度以上がエピペンの適応です。食物アレルギーでエピペン(0.3)を海外に持ってゆきたいといわれました。つまりエピペンを保有していることを英語で記載してある文章がほしいそうです。ファイザー製薬のカスタマーセンターに連絡してエピペンの専門のMRさんが持参していただきました。忙しかったのでご挨拶もできませんでした。カードようなものを想定しましたが大きな紙に記載されていました。エピペンを姫路では全教員ではなく全職員が打てることを目標としているそうです。ところで4月〇日の昼休みに教職員対象のエピペン講習を頼まれた。しかし二人の養護教諭の先生hがその日にはいらっしゃらないようです。9年の人事異動の年なので申し訳ありませんと言われた。そう昔から姫路では新卒3年そして9年の人事異動が行われている。今は5年以上で希望もだせるらしい。休み時間に児童が他の教室に移動してはいけない教育現場は大変です。教育関係の方のご挨拶が続く今日この頃です、眼科健診の依頼状を校長先生が養護教諭とともに皆さんご持参くださる、お忙しいのに。

ヒノキの花粉

スギ花粉が終わったらヒノキ科の花粉の飛散となります。そろそろヒノキ科に変わる。そして考査が襲来する。スギ科の花粉の飛散が非常に少ない年はヒノキが例年よりの飛散するジンクスがあります。ヒノキ花粉デビューの方も姫路ではきっと増えるはずですヒノキはスギ花粉の7から8割に合併しふつうはヒノキのほうがスギ花粉よりも軽い人が多いとされています。今年のヒノキ科の花粉はどうなるでしょう。目が赤くなる人、花がつまり眠れない人重症型の方すっかり鳴りを潜めており昨夜眠れなかったから薬をくれ息ができないから頭がぼうっとするという人が少ない。一年で一番忙しい3月が暇だった。このままでは予定脳是と消費是の納付ができない。困った。レセコンを同時期に開業した医療機関がすべて買い替えるそうですが私のところは無理と営業マンに行ってもオタクだけですと言われる。4年しか使っていないレセコンを税制の優遇があること・キャンペーン価格があること・メインテナンス料が発生することなどの理由から買い替えを勧められている。使えるものはもう少し使いたい。物を大切に使うことが大切です。比叡山の横川で学んだようにもの尾を大切に使うことを優先した。今日は私は姫路にはいません。私には花粉症はありません。旅行で花粉症がひどくならないことを奥比叡からお祈りしています。

ダニアレルゲン

今迄HDアレルゲンだったものが四月に鳥居薬品から標準ダニアレルゲンが発売されます。今までロット間で差があったものがDerf1とDerp1を一定の範囲で含有するそうです。適応はアトピー性皮膚炎は取得されておらず、アレルギー性鼻炎、気管支喘息に対すrものとなっております。第三層臨床試験の52週以降でアナフィラキシーショックを9.1パーセントと高率であったことから慎重に対処しなければなりません。また医師には講習会の受講は義務付けられません。重症の気管支ぜんそく患者には禁忌となっています。重症例では抗IgE抗体ゾレアの方がよいかもしれません。更には鳥居薬品ともう一つの会社からダニの舌下免疫錠が発売されます。但し、保険適応はうちの子供にシダトレンが発売される前にスギ花粉液を注射していました。期間が短いが子供なりに花粉症克服に頑張った。今年は姫路ではスギ花粉の飛散が非常に少ないため漢方薬もほとんどいらずナゾネックスの鼻噴霧ステロイドが全く不要です。シダトレンは花粉飛散の時期には副作用が増えるとされています。副作用も今のところ出ていません。一時は人権問題で登校不可でしたが今は休むことなく頑張っています。やはりスギ花粉エキスの注射をしてからシダトレンを舌下投与するのがよいのでしょうか。スギ花粉を克服すれば人生が変わると思われる方6月になったらシダトレンを服用するために御来院ください。電話でのお問い合わせは控えてください。

シダトレンみんな続いています

スギ花粉症の舌下免疫療法シダトレンを昨年10月から開始された方ですがおひとり一番近くの方を除き継続しています。西川クリニックのHPはアレルギー学会のHPとリンクされています。ご覧になるとわかりますがシダトレンの講習会をうけなくてもe-learningをうけなくてもシダトレンを処方可能になるかもしれないそうです。この後ハウスダストではなくダニの舌下免疫療法が2社から出てきます。また、講習会を受ける必要があります。もしかしたら12月のパシフィコ横浜のアレルギー総合研修会あたりでで講習会があるのでしょうか。最近MAST33を希望される方が多くなっています、舌下免疫療法の準備かなとも思っています。今年はスギ花粉つまり雄花がついていません。患者さんも軽症です。シダトレンが早くも効果を発揮していると思われる方もおられますが姫路の方の花粉症が軽いのはシダトレンの効果ではなく昨年の夏の気象によると思います。ダニと言ってもアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくをお帰る力はなく適応病名はアレルギー性鼻炎とうかがっています。根がいいいる治療である舌下免疫療法をどこまで続けることができるか?塾や部活がある世代には無理なような気がします。一か月中断したら又やり直しですよ。くじけそうになっても頑張ってください。

アレルギー学会専門医の更新

スギ花粉の最盛期を迎えていますが今年は鼻閉がほとんど発症せず結膜の充血もほとんど見られません。姫路の花粉症はとても軽症です、昨年よりも軽症でわたし自身は暇です。よかった。アレルギー学会専門医の更新が終わりました。無地完了しました。全国で眼科専門医を有するアレルギー専門医は20人くらいです。5年後にアレルギー学会専門医を更新するにはまず眼科専門医を更新する必要があります。総合アレルギー講習会を最低一回、アレルギー学会の学術大会を一回最低5年間に参加する必要があります。さらに50単位を5年間で取得する必要があります。ちなみに専門医講習会が年間2回ありますが遅刻と相対で減点されます。関東で行われることが多いため遅刻早退の原点は厳しいです。更に今後登場するダニの舌下免疫療法の講習会を受講したいと考えています。決して利益があがる治療ではない舌下免疫療法です。しかし、舌下免疫療法はダニアレルギー・スギアレルギーの方には人生が変わるかもしれない治療です。アレルギー学会専門医でなくても可能な治療です。先日食物アレルギーの保育園に提出する診断書希望の方から電話がかかってきました。小児科に行くのが面倒だから私のところで書いてほしいという内容です。アレルギー専門の小児科を受診するように指導しましたところお越しになりませんでした。よかったです、診断書を書くということは責任がある。だから、アレルギー専門医の小児科の先生が未就学の子供の診断書は有料ですとおっしゃっていたんだ。紙に書くだけやろと保護者から言われましたが責任が生じる書類が診断書です。