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越婢加朮湯

麻黄が一番多く含まれる漢方エキス製剤は越婢加朮湯です。麻黄湯よりも越婢加朮湯のほうが麻黄の含有量が多い。ジュンコウの越婢加朮湯は以前は今のMSD社が販売していた。今は大杉製薬に変わった。ジュンコウは台湾の会社でトウモロコシでんぷんを使用しておりあまり味がうまくないようです。結膜炎や翼状片の保険適応を有する越婢加朮湯はジュンコウ製品のみです。本当に翼状片やフリクテン性結膜炎に効くかといえば特に翼状片には効くわけないやろと思います。翼状片は手術するかしないかの問題です。あまりに放置すると角膜の乱視が強くなります。翼状片は日帰り手術が定番ですが入院する病院もあった、私には経験がありませんが手術の夜に疼痛が強くトラブルになることがまれにあるようです。翼状片やフリクテン性結膜炎で清熱作用を強くするためには越婢加朮湯に桔梗石膏を合方すればよい。より温病の気分の時期に用いるに近い方剤に変わると思います。麻杏甘石湯に桔梗石膏を合方すれば傷寒論のエキス方剤が温病の方剤に変わります。桔梗は載薬上行のはたら気があります。気分の熱や陽明の熱を冷まします。

ダニの舌下免疫療法

いよいよダニの舌下免疫療法がアレルギー性鼻炎に対する治療として登場するようです。スギと異なり錠剤の様で塩野義製薬と鳥居薬品から出る予定ですがまずはシオノギそして鳥居薬品から発売されるそうです。舌下錠だそうです。またまた講習会とe-learningを受けないといけない。大変だ、これから3年間アレルギー学会は東京です、アレルギー総合研修会は2年間パシフィコ横浜を抑えてあるそうです。薬価収載はまだなされていません。ではどのような方によいのでしょう。保険適応はアレルギー性鼻炎でアトピピー性皮膚炎や気管支喘息はないようです。ゾレアもよいが高いし気管支喘息にあまり使われていないようです。然し、噂では姫路ではまだまだスギ花粉の舌下免疫療法を行っている人が百人に満たないようです。関東では多くの方がスギ花粉の舌下免疫療法を行っているようです。ではどのような方に良いでしょうか、アレルギー性鼻炎のみの保険適応ということはあまり抗体価が高い方には無理ではないでしょうか。薬をやめたいという人には良いかもしれません。例えば運転の仕事で眠くなると困る人には良い、しかし、若い人には継続が困難な治療です。

エピペン

食物アレルギーでエピペン(0.3)を海外に持ってゆきたいといわれました。体重30kgで0.15か0.3かが分かれます。海外ということはつまり英語で記載してある文章がほしいそうです。ファイザー製薬のカスタマーセンターに連絡して専門のMRさんが持参していただきました。カードようなものを想定しましたが大きな紙に記載されていました。これからはアレルギーを有する若者が増え続けると思います。学校医をさせている先で今年もエピペンの教職員向け研修を人事異動後の4月に依頼された。修学旅行に対する研修です。姫路の教職員は熱心です。いろいろな方の助力でパワーポイントの用意ができました。気管支ぜんそくではアドレナリンは0.3mgを3回皮下注や筋肉注射で15分間隔で3回用いるものです。迷ったら医療行為には当たらないから打ってくださいと繰り返し伝えています。エピペンはドイツメルクからマイラン製薬そしてファイザーへと販売が移管している。そして、保険適用になりました。7月から中学生以下の80パーセントが姫路でも医療費無料になるかもしれない。7月からということはゴールデンウイークもお盆も急病センターで働く私にはお盆休みが怖い。

シダトレン続いていますか

年末にわが子にスギ花粉症の舌下免疫療法シダトレンを導入して今シーズンの舌下免疫療法の導入を締めくくった。舌下免疫療法シダトレンの新規導入は次回は6月からとなります。シダトレンは一か月の中断をすると最初からやり直しになります。どうですか?続いてますか?14日に一度は医療機関を本人が受診する、そんなん無理とあきらめた方も多かった。患者さんの声としては今までのアレルギーの薬を続けてよいのかよいうものです。続けてください、シダトレンは魔法の薬ではありません。ヒスタグロビンとの併用療法です、ヒスタグロビンは相当痛いようだ、他人のお子様にはとても接種できません。ただし、ヒスタグロビンの注射は私がプロトコールを立てるので抜けません、シダトレンは子供任せにすると忘れている。最初の二週間は特に保護者の関与が必要です。一本目と二本目のボトルは中身の濃度が違うがもったいないと思い一本目を使っていた。三週目からは同じ量なので過ちは減るが口内炎ができているのにシダトレンの舌下投与をしてしまっていました。アレルギー総合講習会で若い人のほうがシダトレンが有効であると講演で拝聴しましたがMRさんが来て言うには絶対会社としてはシダトレンが高齢者には効きにくいと言ってませんとのことでした。若い人ほどアドヒアランスは低下する。総合アレルギー講習会でダニの舌下免疫療法が近く行われるという話を聞いた。ダニは電話で問い合わせが多い。また白樺についての問い合わせもあるが白樺に関しては発売予定はないそうです。

アレジオン点眼液の講演会

アレジオンはジェネリック医薬品が普及している古い薬です。しかし、点眼液としては1年、アレジオン点眼液はBAKフリーになりました。それで眼科医向けに講演会があるのかと思ったら眼科以外の医師向けのインターネット講演会が行われました。、眼科の医師が使う薬と何時もMRさんがおっしゃっていますがなぜか眼科医専門医を排除したインターネット講演会が行われた。メーカーさんはアレジオン点眼液は他科の先生ではなく眼科の医師に使ってほしいと公言している。まあ眼科医向けには他に大きな会があるからということでしょうか。19時30分からでした、私は医師会の会議が20時からでしたので途中まで拝聴いたしました。その会議でもアレルギー結膜炎の話をさせていただきました。アレジオンは眼科の医師に使っていただけたらそれでよいですとコマーシャルしています。インバでした。ースアゴニストという言葉はアレルギーの世界では当たり前の言葉でしたが眼科で普及させるのがアレジオン点眼液です。シダトレンもアレルギー性結膜炎は根治しません。アレジオン点眼液は売れるんでしょうね。

日本アレルギー協会と専門医

先日日本アレルギー協会の11月28日のオンラインセミナーは当初日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の更新単位付きという画期的講演会となるはずでした。ところが日本アレルギー協会の申請は日本アレルギー学会からH26年12月2日付で却下されたと連絡がきました。遠方に在住の医師にとって大変有意義な講演会となるはずでした。27年から始まる学会認定ではなく第三者機関からの認定専門医となる前にオンライン研修会をともことで生姜改革は難しい。日本眼科学会では問題を解いてFAXを送れば単位取得できる。日本東洋医学会でも年一回だけであるがDVDを購入して問題を解いて送れば単位取得が可能である。折角オンライン研修会の企画残念でした。北は北海道から南は沖縄まで1365人の参加者があったのにもったいないことでした。私を含め89人の単位申請が却下されたそうです。専門医制度も2017年から新たな研修が始まる。今までの学会認定専門医では共通の審査機関が審査することになります。離島で医療に携わる人もいるからオンラインセミナーで単位取得ができることはよいとおもいます。

変なアレルギー

変なアレルギーってお分かりでしょうか?今までこのブログに掲載したものを記載します。メリケン粉ではなくお好み焼きの粉は栄養価が高い、古いお好み焼き粉はダニの屍骸が潜んでいる。カクテルのカンパリに注意喚起が出ていることも覚えておられますか?青魚アレルギーと思ったらアニサキスアレルギーというのも多い。まずはパンケーキ症候群小麦粉やパン粉の古いものは廃棄していますか?加熱してもダニの屍骸には抗原性があります。古い小麦粉やお好み焼き粉は捨てる勇気を持ちましょう。カンパリソーダやカンパパリオレンジを飲む時を失うというものです、カンパリ自体サボテンについた虫の雄から取れるそうです。コチニール色素と言いますが現在日本では代替え物質を使っているそうですが輸入した物に含有される可能性はあります。漢方の世界では青魚はほじん作用がありアレルギーには良いものとされる、然し背びれが青い魚サバを食べて食物アレルギーになる人は多い。最近分かってきたことはサバではなくアニサキスアレルギーが原因ということです。いろいろなアレルギーがあります、このブログをしっかりお読みいただいている方はすべて正解できたはずです。

舌下免疫療法

舌下免疫療法を始めたがすでにお越しにならない方がおられます。どこのでもいるようです。舌下免疫療法は中断一か月で始めからつまり少量から再スタートです。舌下免疫療法は薬の管理大変です。2度から8度で保存って意外と大変です。先生のとこのお子さんしてないのって聞かれます、もちろん始めました。スギ花粉症は不登校や人権問題の大元です。スギ花粉が楽になるだけで大きく違うと思う方がはじめておられます。やはり今後10年スギ花粉は飛散し続けます。戦後豊かになるためスギの植林を続けて放置しているという日本人が自らまいた種です。先週の横浜での講演会では鳥居薬品のランチョンセミナーでスギとダニの舌下免疫療法の治療について聞きました。ダニは来年あたり発売されるそうです。ただし、アレルギー性鼻炎のみの保険適応だそうです。ダニは錠剤だそうです。ONE AIRWAY  ONE DISEASE。気管支喘息の適応は取れないそうです。ランチョンセミナーでは海外のレビューを紹介されていました。なぜ12歳からスギ花粉の舌下免疫療法か?副作用の問題ではなく45パーセントの高率で継続できなかったということです。

子供の言うことはあてにならない

子供は家庭では本当のことは言わない、なぜなら親から怒られるからです。アンケートという手法の限界です。アナフィラキシーで死亡するのは年間60人、主は医薬品と蜂刺されです。八チは5人くらいのようです。エピペンを処方して使われるのは1パーセントです。99パーセント使われません。首都で起こったチヂミの誤食事件が残した教訓はなにでしょう。食物アレルギーの子供は文部科学省の調査では45万人です。ちぢみの誤食が残した教訓はわたしの私見では子供が言うことはあてにならないということです、子供自身がアナフィラキシーではないといいそれを聞いている間に不幸な転機をとった。アナフィラキシーショックと教員は思いエピペン接種を勧めたが違うという児童の意見を尊重した。最期は校長がエピペンを打ったが心肺停止に至った。そして不幸の転帰をとった。だから東京都にはカラーのきれいな素晴らしいアナフィラキーショックの対応マニュアルができたそうだ。食物アレルギー緊急時対応マニュアルというそうです。エピペンは筋注です、皮下注は効果発現に30分かかります。アナフィラキシーには遅すぎる。インフルエンザの予防接種で行っている手技です。アレルギーの問題も人権問題も児童や生徒が死なければ世の中動きません。組合活動なら動きます。

学校生活管理指導票

TOTAL ALLERGISTを育成するための第一回総合アレルギー研修会に参加してきました。学校生活管理指導票は診断書と同じで有料でよいそうです、学校生活管理指導票は診断書ですから保護者の思いを書く事ではありません。また医師が過剰な要求をしてもいけません。新年度からは学校給食はYESかNOかのいずれかになるそうです。給食ですが小学校は文部科学省管轄、幼稚園は文部科学省管轄いろいろ溝があります。12月20日から21日にかけて第一回総合アレルギー講習会に参加しました。学会が認定するのではなく第三者機関が認定するせいどになる。2017年からの新しい専門医制度にに対して秋季のアレルギー学会がなくなり第一回総合アレルギ-講習会が行われました。向こう3年間はパシフィコ横浜を抑えているそうです。2017年より基本領域を選び3年間の研修が実施され2020年には新しい専門医が誕生します。統一基準による第三者機関が認定することになります。総合的にアレルギーを診察できることを目標として研鑚することになります。第一回総合アレルギー講習会の一日目は雨で下、今日は晴れていました。話は変わりますが大企業の産業医の業務も大変になります。学校のクラス担任が組合の幹部というのはよくないなあ。○教組。組合の仕事している時間があるなら人権問題に取り組むべきですね。私は一度も労働組合に入ったことがありません。学校の産業医も大変だ。