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HRT

医学の世界でHRTとは何でしょうか?HRTには二つの言葉が略されています。ホルモン補充療法、ヒスタミン遊離試験の二つです。アレルギーの検査であるヒスタミン遊離試験ですが保険科学研究所に依頼しないと出来ません。さらには休日の前に日には検査ができません。アトピー性皮膚炎の増悪因子であるヒトの汗に対する自己抗体を調べる検査として注目されるヒスタミン遊離試験をご希望の方は休日の前の日を避けて御来院ください。

春季カタル ブログ 治った

「春季カタル ブログ 治った」で検索していただいていたので同じように検索しました。確かにヒットした。なかなか簡単に治らないのが春季カタルです。アレルギー性結膜炎の重症型が春季カタルです。春季カタルはアトピー性皮膚炎に合併し眼瞼型と輪部型に分かれます。眼瞼型はコンタクトレンズ装用者の巨大乳頭状結膜炎にかなり似ています、巨大乳頭状結膜炎は糸や義眼、コンタクトレンズなどの異物に対するアレルギー性結膜炎です。輪部型は輪部の増殖性病変が主です。なかなか治療は難しい。わたくしは主にリンベタPF点眼液とタリムス点眼液を併用しています。なかなか治りません。アトピー性皮膚炎には漢方薬を併用しています。

ダニとハウスダストアレルギー

最近、目がかゆいとか肘や膝の間擦部位の皮膚が炎症を起こしている人が多い。原因は採血をしてRASTを見るとダニやハウスダスト陽性の人が多い。ダニにはコナヒョウダニとヤケヒョウダニがあり、ハウスダストには1と2があります。どちらが採血するとき陽性率が高いかご存知ですか?ハウスダスト2とヤケヒョウダニです。わたしが採血するときは必ずヤケヒョウダニとハウスダスト2の組み合わせです。ダニとハウスダスト対策ですがエアコンの掃除、布団に掃除機をかける、窓のさんは拭く、いろいろ言われてますが「言うは易し、行うが難し」蒸し暑いですね。このごろ漢方薬が効いた患者さんが増えています。異常な気候になるほどくすりが効いたような気がします。今外は大雨です。

アトピー性皮膚炎と生まれ月

アトピー性皮膚炎と生まれ月に関係はあるかを調べた論文が200年にでています。春に生まれるとアトピー性皮膚炎にはなりにくいというものです秋冬に生まれると寒気と抵抗力の乏しい皮膚が触れ合います。更にはスギ花粉を春になって浴びるからとされています。10年以上たったいまどのように考えられているのでしょうか。

エピペン

はやり目つまり流行性角結膜炎にかかった児童は学校伝染病では登校停止処分にできる。一方、学校基本法では大津市の中学2年生のような場合登校停止にできるとアエラに書いているそうです。そしてその適応になったのは年間全国で数人らしい。ざる法です。そこに書いてあることは登校停止にした児童に対処する能力がないからだそうです。そのあとどうしてよいか困ってしまうから。姫路の小学校で有名なことの一つに児童が持っていたエピペンを医療行為になると学校関係者がエピペンを使わず母親が来て打ったことがある。マイラン製薬がいうには蜂に刺された人を見たとき人間として未使用のエピペンを持っていた場合使っても医療行為には該当しないはずです。私のブログ全国からアクセスがある。そのなかで「他人のエピペンうっていいの」と検索していただいた方へのお答えです。世の中臨機応変な態度や姿勢が必要であり、監督官庁への確認も必要です。

アナフィラキシー

アナフィラキシーという言葉がよく聞かれるようになっています。アナフィラキシーは予防接種のあとは30分以内は特に注意が必要です。症状は大きく分けて皮膚、循環器、呼吸器、消火器、神経など複数の臓器に症状がみららるものです。蜂の毒素、薬物、食物などが原因です。血圧低下、意識障害などがみられるものはアナファラキシーショックといいます。アナファラキシーは生命の危険をともないます。そんな時病院に行くまでの一時的処置の使われるのがエピペンです。アナフィラキシーの既往がある自動は0.14パーセントです。約2校に一人のアナフィラキシ―の児童が存在します。これを病院搬送まで間に合わせるのがエピペンです。病院へ行けばボスミンという名に変わります。ボスミンを自分でうてるのがエピペンです、正式な名称はアドレナリン自己注射器といいます。先日来られた患者さんが病院の医者が「しらへんねん、なんて説明したええんや」とおっしゃっておりました。

シムビコートタビュウヘラー

シムビコートタビュヘラ―は2010年にアステラスとアストラゼネガ社から発売された気管支拡張作用とステロイドによる抗炎症作用がある吸入薬です。シムビコートは喘息の方が普段から吸入するために使うのが一般的です。ところがこの度喘息発作時頓服的につかえるようになります。画期的です。

特発性蕁麻疹

原因のはっきりしないじんましんを特発性蕁麻疹と言います。特発性蕁麻疹は現代医学で原因が解明されていないじんましんです。疲労やストレス、感染、内臓の病気が原因と考えるのは早計です。すべてのじんましんに症状出現予防と病勢の鎮静化に抗アレルギー薬は有用です。

血管浮腫

血管浮腫は皮膚と粘膜の深部を中心とした限局性浮腫のことです。血管浮腫はガイドラインでは3病型に分けられます。血管浮腫の症状の発現は表在性の蕁麻疹と異なり症状の発現は間欠的です。毎日薬を飲むかどうかは症状の発現頻度による。NSAIDsおよびACE阻害剤によるものは原因薬剤の中止が必要です。NSAIDsやACE阻害薬が原因と思っていないことが多いのでまさかとご本人は思われているので注意深い問診が大切です。

アレルギー性副鼻腔炎

アレルギー性副鼻腔炎はアレルギー性鼻炎と副鼻腔炎が合併したものです。鼻汁には好中球がみられます。30から70パーセントと高率です。10歳以下の小児にアレルギー性鼻炎と膿性鼻汁があればアレルギー性副鼻腔炎です。小児のアレルギー性鼻炎は寛解率が低い。治療はマクロライド系抗生物質と抗アレルギー薬です。