エピペンが保険適応となった。喜ばしいことです。もともと八チアレルギーに対して一般でも使えるようになった。では、八チアレルギーでなぜ死者が多いのか?考えられるのは山林で八チに刺されても助けを呼ぶすべがないことが考えられる。
姫路の眼科 西川クリニック院長の日々雑感及びお知らせ
エピペンが保険適応となった。喜ばしいことです。もともと八チアレルギーに対して一般でも使えるようになった。では、八チアレルギーでなぜ死者が多いのか?考えられるのは山林で八チに刺されても助けを呼ぶすべがないことが考えられる。
慢性蕁麻疹。なおの治療は難しいです。3年が治療の目安です。治るのは5人で3人です。誰でもなる蕁麻疹ですが根治は難しい。まず、原因が分からない。肝炎、ピロリ菌、悪性腫瘍などとの関連を示すクリニカルエビデンスはない。抗アレルギー薬でコントロールされていれば過度に検査しなくてよいのではないでしょうか?一方甲状腺疾患,膠原病、肝炎、悪性腫瘍、ピロリ菌感染症などの関与がある。
当院で最近見つかった珍しい疾患にアナフィラクトイド紫斑があります。ステロイドを内服していますが腎臓に来ると怖いそうで絶対安静と言われているそうです。
なぜリボスチンは点眼薬と点鼻薬しかなかったか?やっとわかりました。リボスチンは内服すると高濃度すぎるのです。効きすぎるのです。ザジテンなどのH1blockerとの違いでした.でも、そんなに効くなら製品化しなかったのか?なぞは深くなった。製品化すればナゾネスックス、アラミスト等に税金とられなかった?ザジテンは熱性けいれんに禁忌です。食欲増進作用もあります。
一型アレルギーによるじんましんは5パーセント程度です。一型アレルギーと分かってもなかなか原因物質はわかりません。食品添加物、NSAIDsによる増悪はしばしばみられる。努力不足ではなく対処がむずかしいのです。不登校問題とおなじです。
裸子植物の常緑或いは落葉高木です。人工林として戦後急に発達したものです。「直木」の意味とされています。屋久島に縄文杉があります。長寿の象徴です。ブタクサ発見後の1963年に日光で発見され、3年周期で出現しています。五人に一人と多い為「国民病」ともいわれています。
ヒノキは日本固有の有用樹です。関東以西に多い。あすなろやネズも仲間です。スギ花粉症の8割はヒノキ花粉に合併します。1985年に最初に報告されました。ヒノキ科単独感作例がない為よくわからないことが多くあります。また、なぜヒノキ単独監査例がないかもはっきりしないそうです。
常緑針葉樹のネズこと「ネズミサシ」はとがった枝や葉をネズミが嫌がるため、通り道をふさぐことからなずけられたそうです。姫路のような瀬戸内海沿岸の乾燥した気候に適応します。ネズミサシは強い日照を必要としますが、やせ地に特に生育します。岡山県で杉、ヒノキに次ぐ花粉として注目を浴びました。ネズミサシはRASTでは現在のところ検査出来ません。
ブタクサもヨモギも強い抗原性を持つ。ヨモギは多年生で繁殖力が強いのは知ってのとおりです。ヨモギの開花は8月から9月です。風媒花です。ちなみにタンポポは虫媒花です。風媒花ではありません。ヨモギ花粉前線は北から南へ一か月かけて南下します。