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新大阪発16時40分が最終のぞみ

関西系統中医学講座が素晴らしかった。昨日は子供と本屋さんでウロウロし疲れた。いつも通り6時に起床し梅田に向かった。台風は関西には来なかったが講師の仙頭正四郎先生がお住いに東京には大きな影響。講演開始前から16時で講演会を終了することが決まっていた。今日は生理病態治療編は産婦人科領域で初めから素晴らしいのはわかっていた。それよりも何よりも台風接近の中で16時まで講演会を行われたこと。受講生も午後から減っていた。最終が16時40分全席自由席というので受講生も一歩早くお帰りになったんだろう。仙頭正四郎先生は16時までご講演くださった。系統中医学講座はすべてオリジナル、中医学を超えた日本人向けのお話です。系統中医学の産婦人科のお話特に妊娠にかかわるところはどこにも記載がない100パーセントオリジナル。エキス漢方ZtoAの中で何度も9月8日は関西系統中医学講座で産婦人科のお話をしますとくり返しておられた。また2年たたないとこの話はない。仙頭先生は無事に帰られたでしょうか。

健忘と不眠

関西系統中医学講座で健忘・不眠について勉強しました。何度も睡眠のお話は聞いている、わかりやすくご説明いただきその時は私自身興奮する。健忘は老齢化に従って記憶力が低下することです。東洋医学でも健忘と不眠は似ているんだ、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用するというは今や常識になっている。いや非ベンゾジアゼピン系睡眠薬も同じように認知症になるという論文が大勢を占めるようである。デパス錠はデパ中という言葉まで生まれている。神はこころ(心)の機能、学習や記憶は神(しん)がつかさどる。記憶は過去の情報を保持することを必要とする機能だそうです。記憶は若い時はみんな良好ですが私ぐらいの年齢になると忘れることが多くなる。どうしようもない、漢方薬で何とかとしばしばいわれる。よく眠るためには小麦牡蛎、ゆり根などがあげられる。興奮状態には標治としては鎮静つまり清熱するものが良いそうです。健忘が進行してADやLBDなどでおこまりな人は非常に多い、しかし有望視された認知症のワクチンの開発はすべてストップした。どんどん有効な治療が見つからない間に患者さんが増えている。

不眠症

関西系統中医学講座で不眠症について午前も午後も勉強した。難しい魂神意はく志と睡眠のお話はとても難しい、何度も聞いているが難しい。東洋医学では五臓の心(しん)と肝(かん)のお話です。睡眠障害は肝ではなく心の問題です。ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使わないだけではなく非ベンゾジアゼピン系睡眠薬も使わない。最初に処方するときにやめるイメージを持つことが重要だとされる。生薬的には酸棗仁、方剤的には酸棗仁湯がカギのようである。柴胡加竜骨牡蠣湯と桂枝加竜骨牡蛎湯はどう使い分けるか。桂枝加竜骨牡蛎湯が使いやすいとみんながいう。黄笒が入っているだけで柴胡加竜骨牡蛎湯は使いにくい。加味帰脾湯と人参養栄湯の違いは桂皮の有無だそうです。それだけ桂枝湯で巡らせる.桂皮で引火起原、腎陽を温める、そして最後に竜骨・牡蛎で引き下ろす。不眠症に使うなら酸棗仁湯だそうです。昔使ったことがある。今度の週末は横浜へ行って休診です。台風が来ないとよいですが。

更年期障害

更年期の女性45歳の誕生日から60歳の誕生日の前日まで保険でプラセンタの注射を更年期障害に行っています。かなり効果を上げています。どうもプラセンタ注射のほうが漢方薬よりも人気があります。仙頭正四郎先生が昨年から始まったエキス漢方ZtoAの中で盛んに唱えられているのが奔豚気です。腎からまっすぐに突き上げるというのが奔豚気だそうです。肝気うっ滞から化熱して腎気をあおるもの腎に潤いがなくなること、格陽、戴廱などいろいろな病態がほんとん気に当たるようです。奔豚湯でないと直せないのかなあと思ったがコタロー匙クラブの薬が有効な病態が奔豚気だそうである。ただし五苓散も有効だそうです。苓桂朮甘湯の朮を○に変えると苓桂○甘湯になります。○にはいろいろな生薬が入ります。系統中医学では奔豚湯は登場していません。エキス漢方ZtoAで盛んにお話されています.ZtoA実践から基礎へ。普通はAtoZです。基礎から実践です。金匱要略に奔豚湯がある。エキス漢方では苓桂朮甘湯の重要性について学んだ。りょけいじゅつかん湯プラスアルファで慢性の頭痛や片頭痛に最近効果が上がっている。更年期障害でほっと暑いのでフラッシュが多い。

鬱熱胃熱について

参加してよかった今日のエキス漢方ZtoA,AtoZではないからいろいろ応用が利くお話です。神楽坂は夏のお祭りのようです。次は9月1日です。間もなく横浜、自宅に到着するのは20時30分ごろでしょう。今回は鬱熱胃熱についてなので黄連やオウゴンについてのお話なので間質性肺炎やアレルギー性の肝障害をきたしやすい生薬なので休もうかと思ったが眼科生涯教育名古屋講座で名古屋まで来たから飯田橋まで来てしまった。2001年の春から系統中医学講座は続いている。全く飽きることなく系統中医学を理解しようとするがなかなか崇高な理論についていけない。エキス剤2種類を組み合わせることによりせんじ薬が逆ザヤで処方すればするほど赤字という時代に生薬が薬味ダンスからどんどん減っている時代に患者さんにとってより良い医療を提供することになる。初めから目からうろこの状態だったが今も同じである。いかに成長しないかというよりも系統中医学の奥は深く永遠なるものだと考えています。ZtoAとは応用から基礎へ、系統中医学を学んでから受けるとわかる、あるいは分かった気になる。2年後におないテーマで系統中医学講座を受講すると私にはとても新鮮である、DVDでは味わえない。常に進化している。東洋医学会では古典重視だが時代に会うようにアレンジしてあるのが系統中医学や標準東洋医学である。標準東洋医学は初期の系統中医学講座そのものである。重厚な書籍である。以前AMAZONのレビューで講義を聞いたらわかるが標準東洋医学だけを読むとさっぱりわからないと書いてあった。まさしくその通りだと思う。

エキス漢方ZtoA

あいにくまだつゆなのでムシムシ湿度が高い、こんな時には漢方薬。日本眼科医会が行っている眼科生涯教育講座を途中退出しのぞみで一路東京飯田橋へ第3日曜日は仙頭正四郎先生のエキス漢方ZtoAを受講しました。ウインク愛知の中会議室は満席でした。名古屋会場はいつも込み合っている。エキス漢方ZtoAがはじまり再び東京に向かう機会が増えた。今日は夏休み最初の日曜日名古屋から乗ったNOZOMIは満席でした。2005年だったと記憶するが第2第3日曜に系統中医学講座が行われた時期があり東京にしばしばいてました。当時はまだ私も若かった、JR飯田橋駅も西口が工事をしておりちょっと不便になっている。東京理科大の校舎もきれいになった。2001年ごろからお茶の水から飯田橋にかけて系統中医学講座は会場を転々とした、一つには仙頭節は多くの医師薬剤師そして獣医師や歯科医師まで多くの職種の方の心を夢中にさせる。お茶の水は昨年の小児漢方懇話会フォーラム以来行ってない。収容できる会場を抑えるのにコタロー漢方製薬の東京支店は奔走されたんだと思います。大阪もホテルサンルートがホテルビナリオに変わって第6期関西系統中医学講座はせっかく東京に行ってもとんぼ返りです。系統中医学講座は円熟期を迎え東京から関西に活動の場を移しています。名古屋と東京でエキス漢方ZtoAが開催されるようになり系統中医学という一つの流派尽くしになりうれしい限りです。来月のエキス漢方ZtoAin名古屋はパシフィコ横浜で毎年休診にして参加する相模原臨床アレルギーセミナーに参加するため参加できない、残念です。

水と湿濁痰飲

金原出版の標準東洋医学P75から78を眺めるとスーッとする記事が載ってました。湿濁痰飲は病邪の表現です。水は生理的状態では木火土金水の水。生理的水は津液邪魔物は湿。日本漢方ではすべて水。良いものも悪いものも見ず。病的な意味を明確に表すのが水毒、毒とは邪なり。毒は中医学では病邪が重大な時の用語です。強毒インフルエンザなどは毒です。津液の中で陽的なものが津、陰的なものが液。つまり粘ちようなのが液。世間のイメージの逆です。血管の中にとどまるのが液、外に出てくるのが津。体外に出ていくのが津、出ていかないのが液。理論で説明できる楽しい。言葉は文脈で変わるが一応語彙を増やすと理解が深まる。

2020年は20年目です

2001年東京での系統中医学講座が始まりそして受講を開始して20年目というのが2020年。場所は関西に変わり梅田のホテル阪急インターナショナルのむかいのホテルに移りました。お茶の水や飯田橋にはやたら詳しくなりました。そして飯田橋もお茶の水もなかなか詳しいですねと言われる様にもなりました。のぞみで東京について中央線が動いて無かったら有楽町から飯田橋へ向かうのに有楽町線を使うことも覚えました。1010(仙頭湯)を2倍にした2020(二仙ニ湯)では言葉遊びとしては全く面白くないが新しい何か面白い読み方を考えてくださるのが仙頭先生です。しかしいろいろな漢方があるが系統中医学とエキス漢方ZtoAを学んで漢方薬の打率が上がっている。大谷選手の打率が昨日4打数0安打で下がった。最初は3月に東洋医学会の岡山県部会で聞いてこれは凄いと思った。そして4月から東京のお茶の水スクエアで系統中医学講座は産声を上げた。そこから値上げなしで10回シリーズ20000万円の破格を実現したのがコタロー漢方製薬のすごいところ最初は社員が撮ったビデオを無理を言って分けていただいていましたがほしいといったのは参加者のほうだったのは間違いない。DVDのほうが保存に場所をとらないとお願いしたが費用がかさむとのことで年余をかけてDVDに変えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの経緯を知らない人にはDVDは当たり前かもしれないが。20年前は7000円で泊まれた東京のホテルが今は15000円と倍以上かかるようになっている。

苓桂朮甘湯の変法

奔豚はホントンと読みます。トントンとぶたが下から突き上げるのが奔豚。それを茯苓で脾から肺に上げて回す。そして桂枝甘草湯の方位で下げる。最近冷え症には苓桂朮甘湯を使う機会が増えた。単なるめまいや頭痛の処方ではなく上に上がってしまったものを特に気を下げる方剤として苓桂朮甘湯は使っている。苓桂朮甘湯の変法ではエキスにない方剤が多い。苓桂朮甘湯の甘草を○という生薬に変えると苓桂○甘湯という表現ができます。甘麦大棗湯の中のナツメ大棗に変えると苓桂甘棗湯にかわる、りょうけいかんそうとうです。苓桂味甘湯もある。五味子を○に入れるとりょうけいみかんとうです。エキス漢方ではこれらを漢方2剤併用でいかに作るかです。

POWERPOINT

昔なら紙に書いて勉強したことは復習するのが普通ですが今はpowerpointのスライドをまねをしてパソコン上で絵をかいて復習する時代かもしれない。仙頭正四郎先生が作成された図にはいろいろ奥が深いことが自分で円を描くとわかる。5つの円が層構造を形成しさらには外側の円は中枢神経を表す。そこから2本の細い線が全身を一周する細い円につながる。この図を表すにも私には1時間以上かかる。系統中医学が始まり20年以上最初はオーバーヘッドポロジェクたーでっちゅう~POWERPOINTを使われるようになった。8月の終わりに医療機関を閉院するための講習会での司会が回ってくる。子供が医師になっても継承することがないケース、子供が医師になれなかったあるいはならなかったケースではいつか閉院することが必要になる。生涯現役となるには子息が戻ってきて2人で働く時期が必要になる。そこらが医療法人を形成した時の問題点です。医療法人は目の前の税金を考えるとよいことのようです。しかし、若い医師には勝てない。若いって素晴らしい。廃院・継承についてもう一度田中税理士のお話を聞いてみよう。今日は東洋医学会来週はコンタクトレンズ学会はじめとするフォーサムが京都で行われる。いよいよつゆでむしむしする。