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もっとしろうよ、アレルギー性鼻炎

スギ花粉の舌下免疫療法は今行わないと来年の6月まで待つことになります。12月中の新規導入がタイムリミットでした。1月のおなり旅行をすると日本全国どこかでスギ花粉の飛散が始まっている可能性があります。したがって1月になるとスギ花粉の舌下免疫療法は開始できません。第三回総合アレルギー講習会でもっと知ろうよアレルギー性鼻炎という指導せんをいただきました。いきなりNOSEにBUTTERFLYが止まっている。意味不明です。この指導せんは舌下免疫療法のためのアレルギー性鼻炎の内容を解説しています。年中鼻がおかしいのは通年性アレルギー性鼻炎という病気の可能性がある、採決すればダニアレルギーやペットアレルギーと診断できることも多い。今の治療に満足すれば舌下免疫療法は不要です。将来妊娠可能な女性は挙児希望さらには授乳中に対し薬が使いたくなくなるかもしれない。また、姫路では8割の中学生が医療費無料残り2割は3割負担となっている。高校生ではみんな3割です。お金の問題だけではなく大学に進学したら下宿にバイトで忙しく定期受診ができないかもしれません。自宅にいる今がチャンスです。6月になったらアレルゲン免疫療法新規患者さんの導入が

過重労働

もう少しすれば労働衛生コンサルタントの試験です。過重労働メンタルヘルス問題は一回目の電通事件の裁判で片が付いた時だった。そして昨年また第二の電通事件が起こった。起こるべくして起こったようです。残業は悪であるから仕事が終わったら早くうちの従業員にも帰ってほしい。わつぃも公務員の時○時間以上の残業はつけないよう言われていた。電通でも同じようなものだと思う。しかし、過少申告するようには言われていなかったとのことです。残業は申告制なのでどうでも申告できる。ところで医師にも過重労働問題はある。県立奈良病院の産婦人科の医師の提訴により最高裁つまり三審まで行き結果が出ている。原告勝訴です。当直とは昔から監督署に届けて行うものです。当直と夜勤が異なるのは1.25倍や1.35倍の加算が付くかつかないかの違いです。当直は軽作業です、皆さんが思っているのはつまり患者さんを診察するのは時間外労働です。速達を受け取るのが当直です、そんな仕事は皆無です。りょよう型病棟特に介護療養型病棟も再編の時期が来ています。最高裁で意見となった当直がいつまでも改善されないのは?よくわかりません。

お屠蘇

MRさんが最後にお越しになるメーカーほど私共を思ってくださっていると考えております。特に最後の週に訪問いただいた方ありがとうございました。11月に最後の訪問を終えるメーカーもある。今年も年末に檀家さんにお配りするお屠蘇を名古屋の○○薬業さんから送っていただきました。もちろん有料ですが、お屠蘇は年末に檀家さんにお配りするようです。お屠蘇をお正月に飲む家はどれくらいあるのでしょうか。名古屋の○○薬業さんは生薬も扱われている関係でお屠蘇もお作りのようです。以前は多くの漢方薬メーカーからお屠蘇を分けていただいておりましたが公正取引委員会がうるさいとのことで多くのメーカーがお屠蘇の配布をやめてしまいました。買うしかないのです。今年は喪中につきお屠蘇もありません。お正月に何をするか。昨年は日本東洋医学会の漢方専門医の更新が迫っているので何が何でも仕上げないといけません。カルテがないと作業ができません。十七学会の一つである眼科学会の眼科専門医も専門医制度改革で大きく変わろうとしています。今まで5年で100単位だったのが50単位に減り今までのような単位は10単位になる?ようです。専門医なくてもアレルギー科を標榜している医師も多いみたいです。今年は疲れて寝てばかりです。

時代を変える薬

明けましておめでとうございます。時代を変える薬が何かと話題です。共産党の書記局長のおかげでオプジーボの薬価が50パーセントカットになる。ハーボニーによりC型肝炎が確実に治る時代が来ています。次のターゲットはB型肝炎やNASHのようです。肥満の約半分が脂肪肝、BMIが30以上の人の70パーセント以上が脂肪肝です。日本人には1000万人のNAFLDと100万人のNASHがいるようです。代表がハーボニーです。C型肝炎の薬がなにかと話題です。内服薬で治癒するとはすごい。そして抗がん剤さらにはLDLが下がる💉PCSK9。いろいろな高薬価な薬が登場している。1錠8万円のハーボニーの薬価改定を契機に色々動いている。そして薬価改定ですがどの薬を毎年改定の対象にするかが話題となっている。血小板が10万未満で肝硬変といわれていましたがNASHからの肝硬変は15万くらいでも生じるそうです。つまりALT正常でも線維化が進行していることがあるそうです。BMIが25以上でNAFLDの確率は50パーセント以上とされる。NASHの診断は肝生検によるが4型コラーゲン、インスリン抵抗性、フェリチンの3つから簡易的に見ることもできるそうです。時代を変える安い薬でてこーい。今日はホームページを訪れた方が少なかった、なんと今のところ検索キーワードはなかった。

せん妄

せん妄の原因は多くは薬、手術、体です。せん妄の症状は落ち着きがない、返答が遅い、きょろきょろ視線がそれるなどの注意力障害。思考障害。見当識障害。しておかねばならないのがせん妄には我々がよく見る過活動型せん妄、我々では診断が難しいうつと間違える低活動型せん妄がある。鑑別診断は記銘力障害や見当識障害があれば認知症、厳格妄想なら統合失調症、易怒活動性の低下もうつ病や認知症と鑑別が必要です。統合失調症に使う薬の一部が抗精神病薬です。幻覚妄想にはリスパダールやセレネース、鎮静にはコントミン、ヒルナミン、セロクエルが用いられる。ヒルナミンは翌日残りますがセロクエルは残りません。DMの恐れがあるならリスパダールなければセロクエルが用いられる。うつ病なら良く休む、低活動性のせん妄なら覚醒を促す、せん妄の3因子と言われる。せん妄(火)準備因子(薪)促進因子(油)です。りすぱだーるは鎮静作用は弱く幻覚妄想に良いそうです。特養はゆっくりしているからせん妄は少なく老健はスケジュールに追われせん妄が多い。蚊活動型にはセロクエル、リスパダール。抗活動には使える環境ならエビリファイもあるようです。

ホームページの充実

スギ花粉症の舌下免疫療法SCIT及びSLITを非常に多く行っておられる三重県津市の先生が舌下免疫療法をもっと増やしたいという医師の質問に対して「ホームページの充実が大切」とお答えになっていました。今年も12月、第3回総合アレルギー講習会の時期となりました。日曜日の昼食を食べると睡魔に襲われた、シダトレンの話が・・・・。昔は舌下免疫療法という用語はなく減感作療法と言ってました。変えたのはWHOです。WHOがVACCINEといえばVACCINEになります。VACCINEとは予防注射に使う言葉です。アレルゲン免疫療法とワクチンはWHOによりセットで用いられるTERMです。ワクチンということはスギ花粉症を予防するとともに治療をします。最近シダトレンを導入した患者さんが口がかゆいといわれることが増えています。増量期にはいろいろなことが生じます。舌下錠を少なくなめるとか抗アレルギー薬を併用するとか工夫が必要です。妊娠を考える女性、今は考えていなくても将来妊娠したら薬を服用したくない女性にはシダトレンを用いた舌下免疫療法は大切です。学生時代に未婚時代に不妊治療よりも前にしたいものです。

舌下免疫療法の実習

スキンケアの実習が終わり、廊下に出ると舌下免疫療法の実習があるというのでキャンセル待ちをかけました。入室してしばらくするとプリックテストの同意書を回収された。アレルギー専門医の集う会とあってアレグラとオイラックスそしてエピペンが用意された。調子が悪くなったら皆さん医師なんだから早くおっしゃってください。キャンセル待ちの8番だったが回ってきた机に座ってよいとのことです。耳鼻科の医師が初回の説明をデモンストレイションなさった。そして質問タイム。初心者からたくさん経験を持つ医師まで多くの質問があった。そしてプリックテストを隣の席に座っているいる人と一緒に行いました。昨年登場した鳥居の陽性コントロール、大塚生食の陰性コントロールそして自部が検査したいん鳥居のエキス。判定は15分後です。さすがに陽性コントロールはかゆくなりました。1ッ本100円もするBIFURCATION、中には23Gの針で行うところもあるそうです。お隣の男性医師はかゆみが強くアレグラを服用されていました。舌下免疫療法と言いながらPRICKができてよかった。

アトピー性皮膚炎

漢方薬のご縁でアトピー性皮膚炎を見る機会が多い。本来は診断がついたアトピー性皮膚炎をどう診るかが主です。漢方薬でよくなるかというと?だと思います。標準治療はステロイド外用薬。良く効くとか言って患者さんがお持ちになる。困るのは本当は似ているがアトピー性皮しんではない場合です。以前のアレルギー専門医講習会は片岡葉子先生のお話はとても明快でした。はじめは酒さ様皮膚炎の話でした。小さな丘疹が目の下から鼻唇溝へ続くことだそうです。疥癬のこともある。家族ないでうつるから大変です。A群溶連菌の感染は糸球体腎炎にも至りますから鑑別が重要です。アトピー性皮膚炎ではヒルドイドが良く使われます。ヒルドイドローションは後発品には変えないほうが良い薬の一つです。保湿目的ではヒルドイドソフト軟膏もある。ヒルドイドクリームはまた違う。ビーソフテンスプレーは先発にはない剤型です。この領域の話は複雑です。患者さんの使用感が一番です。国立成育医療センターのRCTの研究で新生児の保湿剤使用がアトピー性皮膚炎の発症を半分に貼らしたそうです。ヒルドイドは、ヘパリン類似物質は大切です。

アレルギー科

日本は自由標ぼう制度です。アレルギー科にアレルギー専門医はいないという記事が出ていた。アレルギー科はだれでも医師免許があれば標ぼうできる。姫路以外では小児科に小児科専門医がいない。そもそもアレルギー学会専門医がいるのかどうか日本では疑問視されている、アレルギー医会もない。電話で肺機能検査が今からできるかと問いあわせがあった。機械がないしどこにでもあるものでもないがアレルギー科へ行けばあると聞いたものでと言われました。日本ではまだまだアレルギー科は広まっていない。周知不足です。そんな状態を打破しようとおこなわれるのが12月17日~12月18日の第3回アレルギー総合講習会です。アレルギー学会でなくて講習会です。喘息おなじなら人と子供を同じセッションで講演するなど学会とは違いTOTA LALLERGIST育成に向けたカリキュラムです。皮膚テストや呼吸機能検査の実習もありとても充実していました。アメリカのような教育で一人のアレルギーをすべて見る医師の誕生が待たれます。

私の頻用処方

私の漢方薬の処方量をMRさんに教えていただきました。こんな形で私の頻用処方を教えていただけるMEDICAL REPRESENTATIVESは面白い。まんべんなくお使いいただいていると従来言われてきたが初めてご教示いただいた。他社でお若いMRさんに代わり他社でも初めて○番を使ってくださいと言われた、そして目の前の調剤薬局にいろいろな漢方薬メーカーのエキス製剤があるのにびっくりしましたともいわれました。ひょっとしたらこれをすべて自社のエキス製剤に変えたいと思ったかもしれません。確かに調剤薬局の棚にはいろいろな会社の漢方エキス製剤が入った箱が所狭しと並んでいます。さらには西洋薬はジェネリック医薬品の比率75パーセント目指し先発医薬品とジェネリック医薬品は1500種類以上並んで恵まれた環境で毎日診療を行っています。ということで私の頻用処方がわかりました、系統中医学講座で学ぶおかげで巡るあるいは流体を意識した処方が多いのが特徴でした。