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やられました

ブログに私が全く覚えがない記事が掲載されました。愉快犯ですか?MEDPERRの動画が見れない状態になっています。大変不便です。

柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝乾姜湯について大変わかりやすい解説を見つけました。答えは系統中医学講座のQ&Aの中にありました。柴胡桂枝乾姜湯は柴胡が6グラムも入っているそうです。柴胡6グラム以上は辛涼解表、3グラムまでは疎肝に用いるそうです。上焦の熱にはオウゴン・牡蛎で清熱潜陽、かろ根で滋陰、下焦には乾姜、桂皮で温陽とともに引火帰原で上焦の虚陽を引き下ろすとの記載を見つけました。この柴湖は上昇の熱さましだそうです。カロ根・牡蠣が入り半夏と人参が入らない不思議な柴湖剤である柴胡桂枝乾姜湯が少し見えてきた。鳩尾の圧痛が有名な柴胡桂枝乾姜湯ですが生薬が他の柴胡剤とは異なります。スーッとしました頭の中が。柴胡桂枝乾姜湯はそんなに虚証ではないことがよくわかります。人参が入っていないばかりか柴胡が6グラム配合されています。今日から視点を変えて柴胡桂枝乾姜湯を使おう。

衛生委員会

先週は二日続けて衛生委員会そして次の日は訪問診療。昼休みも結構忙しい。そして週の最後はWEB講演会でした。疲れた。産業医活動の軸となる衛生委員会ですが繁忙期のようで労働者の代表もおらず私と管理監督者のみでした。高血圧は私は関係しないと思ったのか管理監督者はウトウトしていた。子供が風邪ひきとかで従業員がいないので管理監督者もお忙しいようです。ウトウト本当に私の目の前で居眠りが始まった。高血圧に続きワークライフバランスの話を次はする前にWLBつまりワークライフバランスとは何ですか?聞ちょくやくするとしいごとと尋ねたところ過重労働とかとおっしゃった。ワークライフバランスは直訳では仕事と生活の調和である。電通事件が再発し産業医学の世界でも来年度は過重労働は重点講義のネタになりそうです。人減らしのため一人が抜けても回らない。過酷すぎて退職者が多い、人を育てて楽をするワークライフバランスが提唱されてもうすぐ10年になろうとしています。WLBは本当に存在するのでしょうか。忙しい人は忙しい。暇な人は暇です。

系統中医学講座の基礎理論編

関西系統中医学講座も基礎理論編3回目が今日、終了しました。どれも系統中医学講座でしか学べないものばかりでした。中医学は当たり前すぎて飽きた方には素晴らしい蘊蓄を含んでいます。4月に比べ参加者が増えています。そりゃ初めて聞いたら目から鱗です。聞いて絶対損はしない系統中医学講座です。参加が無理ならDVDとテキストで家庭学習もできます。コタロー漢方製薬の方は関西系統中医学講座と関西支部例会のランチョンセミナーに分かれていたそうです.ご苦労様です。日本漢方で気血水しか学んでいない人にとって軽いものから気津液血、重いものから血液津気とは革命的です。2000年からこの豊かな発想は存在しましたが改めてすごい理論が系統中医学講座には潜んでいると認識しました。日本人による中医基礎理論をわかりやすくしたものが系統中医学講座では学べます。何回も聞かなくてはわからない奥行きの深さが系統中医学講座には存在します。今日の学習とは関係ありませんが面疔は顔面の中心にできる庁です。ストレスや免疫力の低下が原因です。庁は中医外科の用語です。面疔は怖い。いろいろな医学が日本にも中国のも存在する。

高額な薬代

治らない病気が治る、素晴らしいことです。これは高額な薬が直してくれます。ハーボニーが1錠8万円、オプジーボが日本で1グラム73万円、米国で30万円、ドイツで20万、英国で15万円。オプジーボが発売されたときはこんなに適応が増える予定はなかった。外国に薬価がなかった。日本の薬価のつけ方に大いに問題があるのではないでしょうか。当たるか外れるかわからない創薬。いまやの本企業は創薬をやめるとこも出ています。小野薬品はオノンのライセンスが切れてどうなるかと思ったがよみがえった。海外ではブリストルマイヤーズスクイーブが販売する。いろいろな抗がん剤を持っているようです。お金で買えないものが少ない時代になっている。健康は失って初めて感謝の気持ちを持つものです。そろそろゆっくりしたいと思うが仕事を受けてしまう。医療も主治医以外の外来受診時に100円余分に払う制度の導入が検討されている。社会福祉のお金を抑制するの必要です。しかし、医療費は70歳超えても2割、一割の方も近いうちに2割になります。医師国家試験のマイナー科は厳しい状況を迎えかもしれません。そしたら若い医師はマイナー化を選択しない。医療は偏在している。過疎地に行けば一層偏在する。

がん

天寿がんとは男性85歳女性90歳を超えてがんになり老衰に近い形で最期を迎えることです。人間最後は死です。私の医師としての出発は胃と大腸のバリウム検査でした。しかし当直が1次から3次救急救命センターでした。修羅場は多く経験した。大腸がんは症状が出にくいがんである、死因第3位から第1位になった。女性に比べ男性が2倍死亡率が高い。乳製品が増え悪玉菌が増える。アマランサスはスーパーにも販売しおり腸が動く、宇宙飛行士も摂取しているらしい。クレイジーソルトはハーブ含有で減塩になるそうです。赤い肉は一週間に500グラム以下にすることは大腸がん予防になるらしい。糖質制限食とは逆の話です。焦げたものには発がん性物質が含まれているが一日1トンぐらい食べる必要があるそうです。がん予防の食品は何か?キャベツ玉ねぎトマトそしてニンニク。DATS.ニンニクオイルのように加熱するとよいそうです。体内時計とオリーブ油は関係ないことが分かっているようです。

老衰

死亡診断書に老衰と書いてよいかわからない。人間の死は若くても老衰に近いことを理想とする。静かに死に向かいあいたい。延命治療はやめてくださいとおっしゃる方がおられる。私も先日採血や点滴などチックとすることはわめてほしいといわれた。余命数日だが急性期病院の管漬け医療につかれた家族は何もしない看取りを望む。死とは縁遠い眼科につかれた。在宅医療は間違いなく必要です。終末期において医師がすることの9割が不要とすることだそうです。葬儀を公開しない家族葬がはやりです。しかし流行に流されてはいけないと思います。葬儀をしないデメリットはなくなられたのを知らなかったのでお線香をお供えしたいという参列者が後を絶ちません。これは残されたものにとり大変なことです。大きな負担です。葬式は若くして亡くなれば執り行ったほうが良い。残された家族のためである。そして消えゆく命のためである。訪問診療と言っても私と歳が変わらぬ方もおられる。私も訪問診療を手伝うようになりいろいろ考える。アボットジャパンのエンシュアリキッドにも黒糖味ができ在宅の資材はどんどん増えているみたいです。

神戸国保保険料

1961年に国民皆保険が確立されました。国庫補助は当初は50パーセント今は25パーセントです。神戸の国保保険料が大幅値上げになるそうです。こんな中でご高齢な方も高額なお薬が使われています。国保の財政運営が市町村から県単位になるようです。神戸では3世帯に1世帯、4人に一人が国保に加入しています。保険料の未納はなんと3万世帯。生活保護の制度がなければもっと増えます。生活保護なら保険料を払わず医療費無料夜間は車の所有を認めないからタクシー代まで支給される。国保の保険料を上げると年金が未納になる可能性がある。国保保険料が上がるのは国からの補助が減るかららしい。我々医師国保も値上げになるというのは以前書いた。いわゆるかねもち国保ということらしい。最近診察室でガムをかむ患者さんが以上に多い。保護者や家族もみんなガムを噛みながら診察室に入ってくるようになった。これも中学校卒業までどこの自治体でも医療費無料の影響でしょうか。何か世の中がくるっています。受診者も誰でもスマホにコンタクトレンズという時代。目に有害なコンタクトレンズではなく眼鏡で十分と私は思います異常に安い眼鏡が標準ですぐにコンタクトレンズが目に入る変な時代。

アシテアダニ舌下錠のWEB講演会

アシテアダニ舌下錠を用いた舌下免疫療法についてのWEB講演会をなめるように繰り返し見ました。私のアシテアダニの治療成績が悪い原因がわかりました。スギのシダトレンはほぼ100パーセント継続しているのになぜアシテアダニ舌下錠の舌下免疫療法がうまくいかないかわかりました。初回投与で60~70パーセントの一番は副作用が出る治療を副作用が少ないスギと同じ土俵で考えていました。まずは副作用の多さを患者さんに前もってお話できていませんでした。スギに比べて難しいと表現していました。抗アレルギー薬のプレメディケーションを怠っていました。最初は十分量の抗アレルギー薬を投与すべきところを投与していなかった。この二つが私のアシテアダニの治療成績が悪い原因でした。先週はNEW ENGLZAND JOUNAL OF MEDICINEの赤い肉アレルギーとセツキシマブアレルギーの相関についての論文を医師会の抄読会で読みさらにはWEBでアシテアダニ舌下錠を用いたについて新しい知見を得ました。抄読会はうまく日本語に訳せないところが多くドキドキでしたが勉強になったとほめていただきました。

授乳中の舌下免疫療法

妊娠していることがわかって居るなら舌下免疫療法は始めてはならない。すでに妊娠前からしている舌下免疫療法は続けても良い。市外からお越しの方がみんな続き地元の人々は続かない不思議な治療が舌下免疫療法ですが市外からお越しの方が地元で続けたいとおひとり他院にいかれました。東京のホテルニューオオタニで最後の秋のアレルギー学会終了後18時まで受講したのは何だったのかという気もします。ダニアレルギーに対する舌下免疫療法は少しスギとは異なり慎重でないといけないようです。ほとんど離脱がないスギとは異なりダニの舌下免疫療法は医師の前で行う初回で63パーセントの副作用が起こります。10月5日の夜抄読会でアシテアダニ舌下錠の講演を聞き逃したがさっそくONDEMANDが放送されている。副作用が多いダニの舌下免疫療法はあらかじめアレルギーのお薬を渡してこれを服用してもダニの免疫療法の治療には邪魔しませんといった内容を伝えるそうです。私の今までのダニアレルギーの成績が悪いのは抗アレルギー薬を予防的あるいは余分に処方していなかったことになるようです。スギはみんな継続するがダニがなかなか継続しないという悩みはこれで終わるでしょうか。