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ラテックス

LATEX-ALLERGYが増えています。医療従事者では10パーセントという数字もあります。感染症対策のSTANDARDPRECAUTIONで医療従事者手袋をすることが求められている。良いことばかりではありません。LATEX-FRUITS ALLERGYはLATEXにアレルギーがある人がトロピカルフルーツに反応することです。LATEXのアレルギー検査でHev b 6.02というコンポーネントが注目されています。LATEXとHeb6.02を両方調べたら感度とは病気の人が例えばキットで陽性になる確率、特異度とは健康な人がキット陰性になること。感度と陽性的中率は異なるそうです。病人が検査で陽性となる確率を感度と言います。感染症を重視するとアレルギーが増える。TH1サイトカインとTH2サイトカインにはあまり介入しないほうが良いかもしれません。好酸球を上昇させるのは寄生虫とアレルギーです。過度な清潔志向はやめたほうが良い。子供がいれば汚いのには慣れっこ。クリニックでも子供さんが帰った後は・・・・。

爪みずむし

最近、爪を切って培養にたくさん検体を出しています。そうです、そこで爪みずむしの話を拝聴するために神戸に行きました。今年は蒸し暑くダニ関連の方が多いが白癬菌感染症も多いと思います。ポーラファーマのMRさんの爪みずむしに対するルコナックの話から始まりました、ちなみに私のところは佐藤製薬のルコナックです。手の爪みずむしは6カ月足の爪みずむしは18カ月も治療しないといけないそうです。しかしイトリゾールの内服の漫然投与よりもましのように思います。水虫は国民病です。放置すると家族全員がかかります。クレナフィンよりも効くという外用薬のルコナック。その実力はかなりのようです。皮膚用の1パーセントが爪用に5パーセントになったそうです。5倍のパワーがあるかどうかは別としてかなりの浸透力を有するようです。一枚の爪を35から50枚にスライスするポーラオリジナル試験法というメソッドがあるそうです。最後にポーラさんは私のところにも入っているデイュアック配合ゲルについても説明しておられました。赤ニキビで2週間で62.5パーセントに有効、12週間で90パーセントに有効性を示したとのことでした。

アシテアダニ舌下錠

父親が亡くなったからと言って休んでおれません。どちらのダニ舌下錠が良いとすれば患者さんが1カ月処方可能な製剤を選ぶのはもっともです。お盆が終わりダニアレルギーのお若いお二人を新たに導入しました。一人は喘息と言われたことはないがダニ単独感作で喘息が強く疑われる方です。しかし保護者は喘鳴は効いたことがない方です。私の目の前ですでにおかしなことが起きなのでうがいをしていただき飲み込み法ではなく掃き出し法で続ける様に指導しました。もう一人はペットアレルギーとダニに感作されている方でした。ダニアレルギーは陽性ですが喘息はありませんでした。姫路で減感作療法を古くからなさっている医師お二人に別々の機会にいろいろとダニアレルゲンについてお話を伺いました。ダニのアレルゲン増量期は危険だそうです。ちょっとでも喘息の既往があれば喘息がコントロールできなくなることがあるようです。2週間後患者さんは元気にお越しでしょうか。今年は蒸し暑くダニアレルギーが多いと思います。

花粉症に異変

ロラタジンの光学異性体デスロラタジンは杏林製薬が販売するそうです。光学異性体といえばザイザルとジルテック、ルネスタとアモバンなど評判がよくはないような気がします。また混ぜMSDが発売しないか不思議です。キプレスシングレアがともに特許が切れるからアレルギーの後継薬が必要な会社とアレルギーから引く会社ということでしょうか?7月から非常に自主規制が厳しくなりよくわかりません。2年連続スギ花粉の飛散が少ない。スギ花粉症の飛散は7から8月の日照時間、降水量、気温で大きく左右される。しかし、今年は姫路では雨が降らない。夢前川の水が枯れている。日照時間は十分です。来年のスギ飛散は秋になって山に入らないと予想できないような気もしますが久しぶりに飛びそうな気もします。シダトレンの新規導入もぼちぼちです。夏休みはお子さんにシダトレンの導入にはぴったりです。ダニアレルギーはミテイキュアかアシテアか?姫路の耳鼻科の医師お二人に尋ねました。いろいろな試薬を作っているさらにはシダトレンを作っている会社が優勢なようです。しかし長期処方できないので???

ブリーチバス

ブリーチバスはブリーチなどの次亜塩素酸ソーダに入浴することだそうです。アトピー性皮膚炎のブリーチバス入浴について今年のアレルギー学会で聞きました。次亜塩素酸ソーダに入浴するのは違和感を覚える。アメリカでは推奨される殺菌作用は一時のもののようです。かぶれることも多いようで日本では推奨されないようです。ノロウイルスに有効な消毒液の次亜塩素酸に体をつけるといつ次亜塩素酸ソーダに感作されるかわからないから怖い。経皮感作が茶のしずく石鹸の問題で当たり前になった。一度も食べたことがないものに対してアレルギー反応が起こるのは奇異なことです、母親のおなかにいる胎児に対して母体の除去食は全く無効です。茶のしずく石鹸の問題は大きな教訓を食物アレルギーに与えました。話は変わって今日は早くも二七日忌いわゆるふたなのかのお参りでした。あと五回あるとも言えます。長ーい旅の始まりです。多くの方にお参りいただき本当に喜んでおります。親族のあいさつが良かった、僧侶がたくさんいて感動した、いつまでも余韻に浸っておれぬ。しかし、しばらくはこの雰囲気です。

人参

お種人参は奈良のもりの農園が有名です。人参は日光に弱く虫に弱い。徳川吉宗が栽培を奨励したお種人参は湯通ししてあるから長期保存が可能です。最近正官庄の紅蔘末がかなり爆発している、日本東洋医学会のブースで大木製薬のMRさんにだれか医師をご紹介お願いしますといわれたが姫路にはそんな漢方に造詣のある医師はいないとお答えした。いまだに八百屋の人参と西洋ニンジンを鑑別できない方が多い。西洋ニンジンはカナダなどで多用されるニンジンで温性がなく、夏バテに本来良いとされ気陰両虚に用います。八百屋の人参はせり科、漢方薬の人参はウコギ科です。私は八百屋のニンジンの大きな塊は食べることを好まない。もし、比叡山で修行中なら飲み込む。黄色い沢庵が嫌いな私は比叡山では飲み込んでいた。そもそも比叡山では沢庵をぼりぼり食べてはいけない。音を立てないのが修行です。黄色はアレルギー学会専門医の私には黄色2号の塊に見えます。黄色2号はアスピリン喘息に至ります。コンビニ弁当には黄色2号がいっぱい入っている。

通導散

今日は潰瘍性大腸炎の漢方治療を希望される方が姫路市街からお越しになった。瘀血と気虚でした。日本の漢方エキス製剤の駆瘀血剤で温めるものは通導散と治打撲一方です。以前名古屋の安保ホールでで坂東正造先生の講演を聞いたとき間質性肺炎の基本処方が通導散ですとお話しいただいた後ご年配の男性医師が通導散は?桃核承気湯と通導散を間質性肺炎で使い分ける方法を質問された。質問者の意図は?講師の先生が間質性肺炎の基本処方が通導散なのですとご説明なさって話は収まりました。一貫堂処方です。中医臨床通巻143号で兵庫県立病院の東洋医学研究所の所長の先生は一貫堂処方重視でで日本漢方的とのべている記事があります。私はかつて神戸大学まで仕事が終わった後この先生の講義を聞きに行ってました。さらには著書と弁証論治のソフトも購入しました。弁証論治のソフトで勉強したおかげで少しは所長の先生のお薬の使い方がわかります。一貫堂処方は日本漢方古方派とはずいぶん異なります。通導散は温める駆瘀血薬です。サフランという活血薬は保険で処方できる、昔の半額以下になっている。売れば売る穂赤字になるからあまり宣伝されていません。お茶にして飲むとよく眠ることもできます。

よつめ

正式にはヨツメはオヤニラミと呼びます。夢前川上流で子供たちと魚を取ってきました。石をのけて網で構えて子供にも網を構えさせといろいろ取れました。大きなヨシノボリや水生昆虫を狙っていましたが久しぶりに四つ目の子供を捕獲しました。四つ目は別名親にらみと言います。姫路では四ツ目です。今までも何度か捕獲しています、初めて捕獲した時はブラックバスかブルーギルかと思いました。清流にいるようです。ヨツメは肉食です。以前ナマズやオヤニラミを飼育していました。2から3年ぶりにオヤニラミを捕獲しました。水連ばちで飼育しようと思いましたがものめずらしいオヤニラミですので室内で飼育することになりました。沢蟹よりは簡単と思います。できれば今日の午前で診察が終わるのでまた夢前川上流に行きたいと思います。親にらみがまた捕獲できるとよいのですが。石の下にはいろいろ変わったものがいます。木戸ダムは埋まっている、しかし人でいっぱいです。人が多いのは私には向かない。診察も漢方診療では多くは見れません。しかし今週は1万円札が飛び交います、釣り銭が大変です。

不人気

先日はたくさんの方にお参りいただき感謝しています。葬儀に弔電・供花・参列者が少ないとの声が出た。日曜日と月曜日で日の巡りは良くないと思います。医師会に連絡しMAILを回していただいたのが金曜日の夜23時ごろ。そこから薬屋さん経由で連絡をいただきました。確かに同じ会場での父の友人の葬儀に比べて空席があった。ただ親戚の会社経営の副社長の葬儀に比べにぎやかでした。きっと普段の行いが悪いからだといわれました。きっとそうなんでしょう。しかし、最近家族葬を見直す時が来ているようです。香典も受け取り参列もいただく葬儀が少し復活しているようです。しかし、大きな企業とかが関係しないと葬儀に参列できないとは困ったものです。寺院には冬の時代のようです。初七日は当日終わってしまう。私のところは18時から葬儀の二日後に行いました。いわゆる逮夜参りです。檀家さんもたくさんおまえりしてくださったそうです。仏教離れは著しい。後継ぎがいない寺院が多すぎる。困ったものです。お布施を高いと思われる方は多い。しかし寺を管理する費用と思えば相当だと思います。皆さんどう思われますか。天台宗の比叡山での厳しい修行は仏教では一番厳しい。

訪問診療

眼科では訪問診療は存在しない。往診はできる。しかし十分な報酬がないからみんな積極的ではない。内科の訪問診療に携わっています。SPO2やバイタルチェックは訪問看護ステーションの看護師さんもしてくださっている。多くの患者さんがPOLYPHAMACYです。20種類くらい薬を服用している人がいたので薬を減らしたいと思いませんか?と言ったら奥様がこの人薬が大好きなんですよとおっしゃった。カロナールにNSAIDsのロキソニンの両方が入っていた。両方服用しないと頭痛が改善しないつまり薬物依存になっているんだ。親指に爪白癬がのこっておりイトリコナゾールを長期服用されている。調べていないがCYP3A4で代謝される薬はないのでしょうか。一回行ったら何か一つくらい減らしたいが難しそうです。さらにはお薬多いですねというとアンタラーが勝手に出しとんやろーと厳しいお言葉がかえってきたこともあったそうです。爪白癬にはるこなっくばかり使っている、POLYPHAMACYの患者さんにイロリコナゾールは肝障害とCYP3A4の問題がありつかいたくありません。採血もBNPが必要な人が多いです、5cc必要なので大変です