記事一覧

アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法特に舌下免疫療法を保険適応前から行っている医師とお話しする機会があった。大学病院で講師をなさっていたそうです。今のアレルゲン免疫療法を主導する教授は部下だったそうです。偶然にも感動の物語を聞きました。保険適応前の時は自家製剤で破棄する分がすごく多かったそうです。先生は現在は掃き出し法を進めておられるようです、保険適応前は週刊誌の取材もあったそうです。保険適応前は最初は2JAUからのスタートであったそうです、ダニの舌下免疫療法は副作用率が60パーセントを超えるため吐き出し方がおすすめだそうです。決して利益が出る治療ではない、しかしスギ花粉に苦しむ患者さんには根本的治療になるかもしれません。舌下免疫療法はやめた後が楽になる治療です。3年をめどに治療しいったん止める。効果判定の時です。ダニの舌下免疫療法は気管支ぜんそくの既往がある人には特に要注意だそうです。やはり以前から聞いていた通りです。ダニは慎重に行う。特に3日で維持量に持っていくのはいろいろ難しいようです。OASのシラカバの免疫量はまだまだ日本では実現しないようです。

エピデュオゲル

2015年はニキビ治療の元年で下、2016年またまたニキビに新たな配合薬が出ます。今のデュアック配合ゲルと違いBPOとデイフェリンの配合薬がエピデュオゲルです。顔以外の背中や胸部に塗ったらあかん。シオノギ製薬とのライセンス契約が切れてでフェリンはマルホが販売することになります。そして新しい配合薬もマルホが販売します。原因でいじめにあった中高生は930人中21人もいるようです。幸せになるジュンブライドでニキビに悩む人が診察にお越しになる聴けば「姫路 漢方」からたどり着いたそうです.ベピオゲルとデイフェリンゲルが新たに登場するらしい。他院のBPOでかぶれつまり接触性皮膚炎になった人がいる。2.5パーセントの確率だから起こるのも無理がない。漢方薬はニキビにはかなり効く。エビデンスレベルC1にしては効く。2月に処方したゼビアクスローションをまたほしいといわれ断った。尋常性ざ瘡ガイドライン2016ではキノロン系の抗菌薬は3か月で一度やめる必要があるから。

アスタキサンチン

アスタキサンチンについて講演を聞きました。眼科でも北海道大学でアスタキサンチンは研究されていますが今回はSGT2阻害薬の講演とあすたきさんちんとNASHやNAFLDがセットでした。アンチエイジングのサプリメントとしてアスタキサンチンは注目されています。アスタキサンチンはベータカロテンつまりエビカニなどの甲殻類鯛・鯉・金魚などに広く分布する赤橙色の色素です。今回はNASHやNAFLDのお話がSGLT2阻害薬にくっついていました。SGLT2阻害薬のルセフィは小さな錠剤です、そして2.5mgと低用量になっています。富山大正製薬のルセフィを服用している人からルセフィを飲まないと一日0・3Kg体重増加がみられると言われました。体重が減る糖尿病の薬は初めてです。同じ富山大正製薬とアステラス製薬のジェニナックが私の父には一番有効です。eGFRが25となり腎不全状態です。つまり一日一錠しか服用できません。嚥下力が落ちた老人にはグレースビットよりもジェニナックが好きです。ちなみに下痢するときはキノロンに対してビオフェルミンRは適応取得していないのでビオフェルミンを用いることになります。

130万円の壁

参議院選挙は自民党の圧勝です。自公合わせればもっと圧勝です。アベノミクスのまやかしで今最低賃金が上がっている。しかし、短時間労働者いわゆるパートタイム労働者の保険の壁である130万円は変わらない。短時間労働者は130万円は絶対に超えてはいけない壁です。何故なら配偶者の社会保険の扶養から外れてしまうからです。つまり労働時間は減りつつある。絶対に103万円の壁で働くよりも年収130万円までの抑えるのが今お得な働き方です。配偶者の扶養の範囲に抑えて社会保険の扶養者になる。配偶者が個人事業で国民健康保険ならこの壁は関係ありません。シングルマザーの方には関係ない話です。そもそも子供医療を無料化するよりも一人親の保険を元に戻す政策が必要と思える。子供医療の無料化も国の後任になり助成金の削減も廃止になった。子供医療を無料化する余裕があるなら兵庫県西部の夜間や休日の医療を支える急病センターの出務手当を姫路市は上げるべきです。朝9時から18時までの出務は年を取るとえらい。市民病院を持たずその代わりを急病センターという形で姫路市の医師に負担をかけている。神戸市なら3時間で交代です。姫路はあまりに長い一日です。

ハローワークの求人票

ハローワークに求人の更新の電話するといつもほめていただく。求人票わかり靖い。ボーナスが出て退職する人がいる。夏休み前後は人が動く。夏休みは子供と過ごすという人もいる。取り立てて人が不足しているわけではない、しかしハローワークに求人表を出し続けています。何か良い出会いがないか待っています。主婦中心に探しているので前の週に譲り合いの精神でシフトを組んでいます。先日も3カ月の期限切れで求人の継続を行った、電話に出た方がこれが私どもが推進している求人票ですといわれた。とにかく詳しい。思ったのと違ったといわれないように工夫している。漢方診療ではだらだら話を聞くより問診を中心に弁証し薬を決める。脈・舌を見て反証がないか見る。丁寧に効くがだらだらと話を聞くのは精神科に任せてます。開業医は院長がなくなれば廃業かもしれません。じっと待っています。職員が無駄話をしない、職員同士がコミュニケーションが取れることそのためには少ない目の人の配置が選択です。多いとろくなことがない。しかし、もう一人いたらと思うときもある。

アセトアミノフェンはNSADsにあらず

アセトアミノフェンはNSAIDsにあらずという。アセトアミノフェンととNSAIDsはなぜ分類しないといけないのかということが分かりました。アセトアミノフェンは中枢に働く、アセトアミノフェンはつまり末梢でCOX阻害していません。末抗炎症作用はなく。末梢でCOX阻害していません。NSAIDsは末梢に働く。1873年アセトアミノフェンは分類されました。1955年臨床応用されました。欧米の鎮痛にあらず。薬の第一選択薬はアセトアミノフェン、日本ではアセトアミノフェンは解熱薬です。なんと2014年OTCで897種類のアセトアミノフェン配合薬が発売されています。慢性疼痛ガイドラインではアセトアミノフェンがファーストチョイス、実態はNSAIDsが使われている。日本では慢性疼痛はNSAIDs、第二筋弛緩薬、第三位抗うつ薬。アセトアミノフェンは一回400mgMAXは4Gまで処方できます。子供にカロナールを300mg×3或は200mg×3もっと大人の慢性疼痛では🈛を増やす必要があります。

プロスタグランジン関連薬

緑内障の治療を変えたのがプロスタグランジン関連薬です。今はインチャンネル開口薬と名前を変えた現在のアステラス製薬、昔の藤沢薬品のレスキュラですが当時は画期的でした。土曜日の夜スカイパーフェクトテレビで配信されたフジサワサテライトジャーナルはビデオに録画して持っています、そして当時のビデオ映像を自慢の書斎においてます。お若い当時京都大学の谷原秀信先生が写っています。イソプロピルウノプロストンも網膜色素変性症の薬として再出発しようとしています。PG関連薬は側鎖が違うという講演を聞きました。ただルミガンはちょっと違う。先日新聞に塩野義製薬の後発医薬品があるものをGSKの関連会社へ販売すると報道されていました。後発医薬品8割のノルマを達しするには医療費無料の人つまり生活保護・身体障碍者の保険証を持参する人には少なくても宣発人の差額徴収は不可欠です。糖尿病のDPP4阻害薬、SGLT2阻害薬なども側鎖を変えている。どれもこれも似たようなものです。昨日のデベルザの講演良かったです。体重が減るのも大事ですが体重の中の脂肪を減らさないといけないそうです。今日はトラムセットの講演会です。訪問診療を昼休みにすると年だから疲れがどどっと後から出ます。介護の方は薬のことも含めて熱心に瘀ベbb供しておられるのに感動しました。関東では七夕です。私は8月7日が七夕のイメージがあります。

クエチアピン塩酸塩

認知症にセロクエルつまりクエチアピン塩酸塩の25mgはとても有効です。前回前医がクエチアピン1から2錠夜に投薬していたのを私が午前1錠、15時2錠、夕食後3錠でコントロールすることを提案しました。すると前回引搔かれた患者さんがおとなしく座っているではないか。今日は採血もできました、今日は一人で訪問診療でした。訪問診療をしていると爪白癬や認知症で大暴れの多くの患者さんに出会います。認知症に私はクエチアピンをおおよそ一日6錠でコントロールすることを目指します。6錠とは午後に2錠、夕方4錠で黄昏症候群に対抗します。クエチアピンは効果もすごいがCYP3A4で代謝されるからイトリコナゾールの爪白癬パルス療法には注意が要ります。クエチアピンはさらには急激な血糖上昇をきたす可能性があります。血糖管理に要注意です,そして足に爪白癬があればもっと注意です。リスパダールは液があるのがよいが蓄積します。夜間大暴れのご老人にはセロクエルのほうが使いやすい。

日本の漢方

日本の漢方では先人の真似をしなさいとしばしば言われます。漢方エキス製剤を2つ使って新しい薬を作ることはタブーとされています。よほどの理由がないと2剤を合法してはいけない。甘麦大棗湯がとても効いた人がいた。子供さんです。今年の春先から私のところに通院中の患者さんはまじめに飲んでいるわけではないが夜中に大声で叫ばなくなったそうです。あるいは甘麦大棗湯は飲み忘れると大声で夜中に叫ぶそうです。甘麦大棗湯は臓燥の薬です。つまりは古典的ヒステリーの薬です。抑肝散と抑肝散陳皮半夏は抑肝散の方が怒りが強い。さらに体が弱ったら抑肝散陳皮半夏だそうです。心の中の怒りを面に出せない人の処方だそうです。柴胡加竜骨牡蠣湯は抗ストレス作用や希死念慮に用いるそうです。四逆散は感情を外にださずストレスがたまった状態で頭が真っ白な時の薬と記載してある。診療報酬で優遇されているので精神科は話をゆっくり聞いてくれる。そのような土壌で漢方薬は処方しやすい。

漢方づくし

週末は漢方づくしでした。漢方薬の講演会は職種限定、さらには診療科限定などいろいろあります。7月2日に漢方研究会を姫路で行う予定でしたが事務局の不手際で流れました。そこで姫路にも講演会でお越しいただいたことがある奈良県生駒市の岡留美子先生の講演を聞きに行きました。会場は当然満席でした。岡留美子先生の話は名古屋でも一度講演を聞きました。そこで初めて神田橋処方についていきました。神田橋処方は桂枝加芍薬湯と四物湯の組み合わせです。もっと正確には桂枝加芍薬湯から派生した処方と四物湯から派生した処方の組み合わせです。鹿児島の神田橋條治先生が作られた神田橋処方はフラッシュバック・PTSDのトラウマのフラッシュバック・発達障害の子供のフラッシュバックの処方です。桂枝湯ではなくなぜ芍薬を倍に増やした桂枝加芍薬湯か?いまだに理解できません。子供なら小建中湯つまり桂枝加芍薬湯に膠飴を加えたものです。話は少し脱線しますが桂枝湯の加減方は本当に応用範囲が広い。当帰四逆加呉茱萸生姜湯や温経湯も桂枝湯加減です。だから衆方の祖といわれます。小建中湯はかなりのお子さんが服用できます。美味しいとまで言われる漢方薬です。