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六淫と七情

病気の原因は内因、外因、不内外因に分かれます。七條と六淫はともに病気の原因です。六淫とは六季の異常変化と体質の相違によって引き起こされた外感疾患の致病因子です。六淫には風寒署湿燥火があります。六淫は季節環境と関係します、表から侵入します。二つ以上の淫が同時に侵入することがある。六淫は互いに影響し転化する。六淫は単独または二種以上の邪が人体に侵入する。六淫は相互に影響し互いに転化する。失時・激変・大過という変化をします。大過とは夏の暑すぎ冬の寒すぎ時です。失時は夏熱くなるところがならないこと。風邪には内風と外風があります。自然の風邪の侵入を外風といい内蔵の機能の異常で発病することを内風といいます。ふうは風に似ている。風は強く変化するゆり動く感じです。七情は気の乱れで起こる病因です。これを七情致病といいます。喜怒憂思悲恐驚が七情です。七情致病は内臓を直接痛め臓腑の気機に影響する病態です。気機は気のめぐりです。漢方薬のMRさんはご存知でも一般人はわかりません。

デイレグラのMRさんが来た

ディレグらについて貴重なMRさんのお話を聞きました。デイレグラは単なるフェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの配合剤ではありません。プソイドエフェドリンは覚せい剤の原料になる。だから四錠分二になっているようです。一錠に入るプソイドエフェドリンが多いと規制に引っかかるようです。ところで光学異性体の薬が薬価のわりに評判がよくない、抗アレルギー薬の内服でジェネリック医薬品がないのがタリオンあと一年らしい、そしてザイザル、デイレグラの3製剤です。ザイザルは一切の講演料を否定するイギリスの会社の製品です。フランスのデイレグラのMRさんが初めてみえた、通年性アレルギーのアピールだそうです。そして装い新たな指導箋を届けていただきました。8週間の安全性がやっと確立されたデイレグラを通年性にというのは何か矛盾を感じる、プロモーションしなくても使わないといけない薬デイレグラ。ナゾネックスとどっちがが鼻閉に有効か?相性です、まだEBMがございませんとのことでした。以前書きましたが一番近くの調剤薬局の応援薬剤師先生わざわざ土曜日の忙しい時にお電話いただきデイレグラは2錠ではなく一日4錠服用しないといけません間違っていますとなかなか電話を切ってくれない、漢方薬のは麻黄が入っているからプソイドエフェドリンが増えてしまうという私の話を受け入れてくれなーい薬剤師先生にはまいりました。アルガードにはデイレグラ二錠と同じ量のプソイドエフェドリンが入っているそうです。OTCのお薬と同じ量のプソイドエフェドリンならまあ安全です。やはりデイレグラは二錠分二です。そして朝・夕の食前です。食後に服用するとフェキソフェナジンが効果が減るそうです。処方箋には朝夕と記載してあるが口頭で服用方法ミニレッスンをしてこそアレルギーを横断的に診療するアレルギー学会専門医です。

価値観の共有

同じ製薬メーカーの姫路営業所の二人のMRさんが当日の午後になり使っていない薬のウエブ講演会の案内を持ってきてくださった、同種同効品を使っています。このウエブには何かあると思ったら。。。アクセスできない、USBデバイスが認識されません?というメッセージ。USBがおかしいとメッセージが出る、USBなんか使っていない無線ランがまた悪いのかと思いましたが会社に連絡したらPASSWORDが違うとのことでした。案内状には2人のMRさんが2人とも同じ間違ったPASSWORDです。2冊とも手書きで同じ間違ったPASSWORDが記載されていました。追っかけで追走しましたがむちゃくちゃ良い糖尿病のお話でした。近頃のウエブ講演会は追っかけができるようになっている、すごい。良いのか悪いのか眼科の自宅で見るウエブはほとんどありません。もはや糖尿病は膵臓の病気ではないとか画期的なお話でした。糖尿病の最小血管障害の指標がHbA1c、大血管障害の指標はない。SGLT2阻害薬はエネルギーを捨てることができる薬です。SGLT2阻害薬もそれなりに使用しましたがこの会社のは使っていません。ブログをなぜ書くか、それは価値観を共有する患者さんにお越しいただくためです。さらには価値観を共有するMRさんにお越しいただくためです。

ブナ花粉症

4月後半から姫路では花粉症が少し増えた。皆さんヒノキと思っておられるようなので採血で調べませんかとお声がけするとそんなことして何になるんですか?とおっしゃる方が多い。そしてお子さんは当然ながら注射は嫌。私も一発で採血が決まらないと嫌。今は少ない採血で検査ができるように改良されている。絶対血管が出ると思っておすすめした検査ができないこともある。ブナ目にはブナの花粉症でカバノキ科とブナ科があります。カバのキの仲間にはハンノキとシラカバそして兵庫県の六甲山で有名なオオバヤシャブシがあります、ブナの仲間にはブナとコナラがあります。4月後半はテレビのニュースの報道と異なり姫路ではブナの花粉が飛散しています。5月はイネ科のカモガヤとオオアワガエリの季節です。オオアワガエリはスズメのテッポウです。なんとビツクリ5月は松の花粉です。マツの花粉なんて採血のセットにはありません、マツの花粉は近畿地方では今です。マツの木に近づかないようにして感作されないようにしましょう。

姫路の学校の視力検査

姫路では学校で年一回の視力検査があります。阪神間へ行けば年に2回つまり秋の視力検査があります。姫路だけではなく最近の学校の視力検査は1.0、0.7,0,3ノ3つを測るだけです。ふつうクラス担任の教諭が測定します。1.0が見えたらA、0.7が見えたらB,0.3が見えたらCです。今年は視力検査の結果を学校が早くに通知しているようでお子様が少ない静かな言葉を変えたら閑古鳥が鳴いている私のところもかなり騒がしい。あくまで参考の結果ですが学校と私共では視力の差が出ることが少なくない。根本的に検診ですから眼科で測るのと学校で測るのが違うのも当たり前と思います。姫路では色覚検査は昨年は希望者全員でしたが今年は小学校と中学校の一学年の希望者になっている。子供の視力は目を細めれば上がる。目を細めないように測定する必要があります。所得制限有の中学校までの医療費無料化に伴い受診率が上がればよいのですが・・・・。高校生は医療費が3割負担ですから受診率アップは期待できません。生活保護の方が無料で母子の保険が無料でないのも気になります。おそらく声が小さいんでしょうね。少子化対策なら学童保育の充実をして働ける体制を作ってほしい。学童に預ける保護者の自覚も大切です。

肝鬱はうつ病ではない

肝気鬱血は肝鬱と略することが多い。肝鬱気滞と同じ意味です。現代医学でうつ病やうつ状態というのはどちらかといえば気の不足で気虚になります。肝は疏泄をつかさどる。そして気機の調節を行います。さらに消化の機能を高めます。最後に情志を調節します。更年期症候群かうつ病かわからない人がいる。うつ病か更年期症候群ですぐ効くホルモン補充療法かゆっくり効かせる漢方薬考え方は人それぞれです。更年期症候群は45才から55才蔵までの10年です。基礎体温がほぼ一層性になり高温期がないのは更年期が終わったサインで、低温層が短くあるいは長く続くときが更年期であることが多く、高温相が短くなって来たら卵巣機能の衰える時期であることが多いとされています。高温層はプロゲステロンの働きが参です、一気にホルモンバランスが変わります。ゴールデンウイークが終わり5月病に季節です。今まで当り前の行けた仕事や学校へ行けなくなります。肝が持つ疏泄の意味は気をめぐらせることです。心は血を一定の方向へと巡らせる。心は体全体に血を巡らせる。めぐらなければ癥癪となる。癥癪はTUMORの意味です。肝は気を雲の巣状に巡らせる。気は四方八方にめぐる。いそいそ社会が明日から動く。今日もゆっくりすることにします。

スギ花粉の舌下免疫療法

6月からスギ花粉症の新たな方にシダトレンを用いた舌下免疫療法を姫路眼科西川クリニックでは行います。シダトレンを用いた舌下免疫療法はやめてからもスギ花粉に対する効果がつづくする治療です。シダトレンを用いた舌下免疫療法を発売時から続けておられる姫路市外の方が2カ月ぶりにお越しになりました。深くは聞きませんでした。最低3年姫路眼科西川クリニックへ続けてご来院いただける方へ行う治療です。スギもダニにも舌下免疫療法を続けている人がお一人でも中途でやめることなく継続していただくためにできる限りゆったりと時間をお取りして行列ができる耳鼻科や内科ではできないおもてなしを阻用意しています。姫路眼科西川クリニックは漢方薬を用いた診療をしている関係で診察時間は長いそして待ち時間は長くはない。危機になりたいことはメモに書いてご用意いただけれバいくらでもお答えします。5月は眼科検診で一番込んでます。もうすぐアレルギー学会とアレルギー専門医講習会です。採決は5月そしてシダトレンをなめていただくのは6月です。ダニは塩野義製薬と鳥居薬品どちらの製品も使用できます。

腎不納気

腎は泌尿生殖器・内分泌にかかわり現代医学の腎臓と副腎をあわせた様な臓のことデス。腎不納気による呼吸状態は夜、横になって寝ることができない、息切れがひどい、浅い呼吸ですえない。呼吸は肺だけでなく腎も関与します。腎虚では吸気が短くなる。宗気は胸中に積もり咽に出るという言葉もある。妊婦と腹水貯留以外の納期は腎虚が原因だそうです。深い呼吸は横隔膜を使う呼吸です。開闔は尿の回数や量を調節する。肺主呼気、腎主吸入。肺為気之主、腎為気之根。深い呼吸は腎が関与する。脾の水穀の精微と肺の清気から宗気は作られます。衛気は体の外を守る気、営気は血管の中を守る気です。気は津液や血液を巡らせます。腎気には蔵精、水分代謝、納気の3つの働きがあります。腎陰には養う、腎陽には作用促進、腎精には生殖促進、成長促進、血液の有効成分、陰陽の元の働きがる。貧血でも再生不良性貧血は腎、栄養不良の貧血は脾です。膀胱の開闔は排尿異常につながります。

一生勉強一生青春

一生勉強、一生青春。相田みつおさんのことばを置き変えてみました。先日、ある高校へ眼科の検診に行ったとき養護教諭の先生が相田みつおさんのFANのようでいっぱい言葉を飾っておられた。私なら一生勉強、一生漢方になると思います。昔のように姫路でせんじ薬を出せる時代は来ない。東京医療福祉専門学校で弁証論治の授業を受けたこうかしょう先生のご子息が某メーカーのうちの担当MRになった。東京衛生学園で温病学を学んだ劉公望先生はなくなられた。いまはアレルギー学会と関連講習会で西洋医学を、そして眼科の講演会に参加している。うちの子供の10倍以上は勉強している。子供たちはまったく勉強しない。私には青春なんてなかった。大学1年の時でも朝8時30分から授業だった。しかも体育とか参加することに意義がある授業が並んでいた。今は9時からだと思います。高校では朝8時10分からいきなり授業だった。ホームルームは昼休みだった。毎日コツコツ勉強する。産業医学・認知症・生活習慣病この3つは将来のために必須です。さらには日医認定健康スポーツ医の講習会。これもいろいろ役立つ。厚生年金の受給資格に10カ月足りない、引退するまでにあと10カ月働かないといけない。いやそんなことはない、早く死ねば同じです。幅広く勉強すればオファーがある。

6月になればスギ花粉の免疫療法

スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンが新規患者さんに実施できるそうです。ゴールデンウイークも終わりです。鳥居薬品からいただいた黄色の封筒を患者さんに渡しているがあまり投かんされていないようです。本当に治そうという方は自分で投函する。職員がまとめて投函しても仕方がないしある意味で利益誘導、つまり眼鏡屋さんはここへ行ってくださいというのと同じです。話は変わりますがブナの仲間の花粉が姫路では例年おおく飛ぶ。近畿がハンノキの陽性率は全国で一番高い。これがくせ者です。スギ花粉症はOASとしてトマトと大きく関係する。5月に三重の湯田先生がお越しになるというので期待していましたがご都合が悪いそうです。湯田先生のお話は3回聞きましたがとても良かったです。PFS花粉関連食物アレルギー症候群口腔粘膜に軽微な症状を発現します。花粉症の増加に伴いPFSは増えます。唇・喉・口に以外がかゆみ腫れを認めます。PFSは口腔咽頭粘膜局所に即時型アレルギーを起こすことが多いのでその大部分がORAL ALLERGY SYNDROMEをひきおこします。OASは症状を表す言葉です。PFSは病態です。