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長時間作用型睡眠薬

睡眠薬にお扱いが4月から少し変わった。3月に通達が出たらしい。非ベンゾジアゼピンやベンゾジアゼピンとは作用機序が異なるスポレキサントとラメルテオンが睡眠剤としてカウントされるようになった、さらには3種類の睡眠剤を処方すると処方箋は処方箋料を減算です。睡眠時間はは25歳で7時間45歳で6・5時間、65才では6時間と年齢とともに次第に短くなります。成長しない年齢では睡眠は必要なくなるということでしょうか。概日リズム睡眠障害は体内時計の乱れです。つまり眠る力の低下です。ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンでは受容体は同じです。つまりGABA受容体に働きます。筋弛緩作用は非ベンゾジアゼピンのマイスリーはありませんあるいは弱い。常用量依存、高用量・多剤併用など非ベンゾジアゼピンもベンゾジアゼピンと変わらぬ悪さをします。ベンゾジアゼピンで最悪はデパスです、身体科で3mg分3で処方されると依存になりやすい。筋肉がほぐれて楽になる。やめられない。だからデパスには0・25mgの剤型追加になった。ベルソムラの低量が一番無難、ロゼレムはコストパーフォーマンスが悪すぎる。

YAG LAZER

病院から使っているYAGレーザーが寿命です、買い換えました。POWERDOWN。もうしばらく働きたいのでYAGレーザーを購入してしまいました。電子カルテやレセコンにお金を使うなら患者さんに喜んでいただけるYAGレーザーは有用だとおもいます。何よりも患者さんのために。YAGレーザーは元は取れませんが喜んでいただけます。ARGON LASERは開業時に買い換えました。しかし、糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉そく症の人は抗VEGF抗体の出現によりレーザー治療をしなくなっているので遊んでいます。YAGも白内障手術の進歩で後発白内障が減っているので遊んでいます。緑内障のレーザー虹彩切開術も減っています。角膜内皮細胞を減らないようにするにはYAGレーザーは有用です。しかし抗VEGF抗体は眼科の医療を大きく変えています。一本10万円以上します3割負担でも5万とかの負担になります。眼科医療費の総枠が決まっている以上抗VEGF抗体はアバスチンに代わるべきですが製薬メーカーにうまみがないので眼科疾患に適応取得がなされないそうです。レーザーの保険点数は大きく下がっています。患者さんには良いことですが抗VEGF抗体の薬価をより一層下げていただきたい。YAGレーザーの支払いどうしましょう。ゴールデンウイークが終われば今度は両眼開放型オートレフのデモです。

関西系統中医学講座

あす、4月24日から関西系統中医学講座が始まります。仙頭先生の著書をもって大手企業の保険証を携えた患者さんが先日お越しくさださった。そこで読体術をご購入いただきました。そしてそして問診票を記載いただき処方したらばっちり当たりました。漢方薬を処方するには問診は重要です。問診はカウンセリングではない、更には心理行動療法でもない。問診票を記載いただき、こちらが聞くことに瘀答えいただくようにしています。ADでは基本はステロイドホルモンの外用です。気管支ぜんそくではICSが標準治療です。ニキビは今や青春のシンボルなどではなくアクネ菌感染症です。いずれも漢方薬は標準にはなっていません。しかし漢方薬は効いている。不眠症でもすべて行けるわけではないがベルソムラ併用でかなりいける。短時間作用型や超短時間作用型が良いのか長時間作用型が良いのか意見は分かれるがやめる気なら半減期が長い睡眠薬の方が良いみたい。ON・OFFがはっきりするのはやめれない、依存への道を歩みます。半減期が短いから軽いというのは過ちです。

オレキシン

オレキシン受容体拮抗薬で持ち越す人がいる。同じ中途覚醒でもいろいろな方がいるから仕方がない。米国ではオレキシン受容体拮抗薬の5mg,10mgが発売されているそうです。オレキシン受容体拮抗薬は日本でまず発売され次にアメリカで発売されました。の本では15mg,20mgが発売されています。ラメルテオンは体内時計調節薬です。オレキシンは覚醒物質です。日本人が発見したのがオレキシンです。オレキシン受容体拮抗薬であるベルソムラはデパスをはじめとするベンゾジアゼピン系睡眠薬、マイスリーをはじめとする非ベンゾジアゼピン系睡眠薬をやめる武器になると思われる。ラメルテオンは体内時計に作用するいう考えは良いが費用対効果を考えると悪いそうです。ベンゾジアゼピン系睡眠薬と非ベンゾジアゼピンは基本的に依存する。やめるにはベルソムラを使う漢方薬使うなどいろいろ一時的に薬を増やさないといけない。それでも依存から向けだせるかどうか。最近薬物依存症が多い。デパ中は有名ですがカロナール依存の患者さんがいました。PL中毒も多い。カフェインが入った薬に依存は多い。やめるにはそれなりのご本人の意志がいる。

NOAC改めDOAC

非弁膜症性心房細動の薬がNOACです。NOACについてはネット配信の情報量が大変多い。では弁膜症があったらどうやねん、ということになります。さらには人工弁やったらどうやねん。県立循環器センターの部長先生のNOACのお話を拝聴しました。眼科でNOACはないでしょうというのが一般的ですが私のところではあります。多淫で処方する薬を紹介病院から持ち帰る患者さんがいるということです。NOACがいつの間にかDOACに変わっています。DはDIRECT INHIBITIONの略だそうです。回る回るよ時代は回る。NはNEWだとしたらいつまでもNはおかしいということのようです。NOACが怖いのはワーファーリンならビタミンKという拮抗薬がありますがDOACは今開発中だからです。なぜ弁膜症の患者さんにNOACは適応を有さないかNOACにもさらには機械弁ではどうなんだろう。経口直接Xa阻害薬と経口直接トロンビン阻害薬がある。NOACのNはNOVELとかNEWとかから由来しています。昔は薬がない眼科で少量のアスピリンやワーファリンが使われていました。NON VITAMIN K antagonistとか難しいことは言わず新しく名づけるならMSと機械弁以外の心房細動を英語で表現すればよいと思います。

アレルギーを学ぶ

アレルギーを一人の医師が横断的にみるのがアレルギー科です。日本には今までの臓器別の診断が根付いています。今年のアレルギー学会は東京です、年二回にアレルギー講習会も東京です、アレルギー総合講習会は横浜です。関東へ行かないとアレルギーの新しい話は入ってこない。アレルギー学会は新高輪プリンスホテルやホテルニューオータニなど東京が続いています。今年は花粉の飛散がとても少ない。黒坂小児科アレルギー科の黒坂文武先生がホームページに公開されている姫路の花粉情報と同じで同じ兵庫県南部でも花子さんで公開されいる花粉情報は姫路の西にある上郡は西宮と比べてけた違いに少ない、つまり収入も患者さんの数も激減です。世の中にとっては良いことです、姫路だけかと思いきや阪神間も同様のようですが姫路では花粉の飛散が少ない。最近中学生以下の8割が医療費無料になりVIEW39を採血する子供が多い。少ない採決で39項目を調べることができます。ダニアレルギーが多いがこの人にダニの舌下免疫療法を進めるが無関心な方が多い。放置するとダニはアトピーや喘息につながります。

しごと

医師で弁護士資格を有する人がもっと増えるとよいと思います。医師国家試験をパスした方がテレビ局に入るという話がありました、ドラマには監修する医師がいる。現場にいないで医師免許を持っているだけではね。今は研修医をしないと保険診療ができません、私のころは研修医もしない女医さんがいました。医療のドラマなんて嘘ばかり。医療現場はあんなに楽しいものではない、医師国家試験を前に診断書書いてくれとお近くの女性が来られた、いろいろ教えてもらったが私の研修医をした病院が難関になっているようです。私が研修医になるとき3倍くらいの競争率で医師国家試験よりも難しいとされた。今はもっと難しいそうです。。先日抄録に女医先生が産休取得と記載されているのを見ました、ご略歴に国立大学の医学部で医師一人を養成する税金は一億円以上です。職業選択の自由があるのはわかる。しかしへき地や過疎地では医師不足です。ところでもうすぐ産業医の仕事が増えるかもしれません。現在嘱託医をしているところはストレスチェックテストは本社の健康保険室の管理下にあります。どんどん仕事が来るが太りすぎなのでゆったりして何とか痩せたいです。ホンマにどんどん仕事が来る。頼みやすいからと仕事を増やさないでほしい。最近患者さんが言い残した言葉にこの薬を○だけ頂戴。一方では来たくないのに来ているからたくさん頂戴。ドラッグストアや自費診療を勘違いしている。3割の孫のヒルドイド25グラムを15本くれという人がいた。大金持ちのようだ。そのご老人は会社経営、わしのんやったら1割や。当然詐欺罪になると伝えお帰り頂いたヒルドイドはお高い薬兵庫県の上限も知らず15本。

学校でのけが

今日は学童でけがしたお子さんが来られました。昨日は保育園のお子さんでした。学校でのけがや学童でのけがにはこども保険は使えません。無料化の財源は市民の血税です。学校や学童での事故に備えてTOTOの保険に子供たちは加入しています。日本スポーツ振興センターのデータからスポーツ庁が学校の事故を調べるとタワーが14.4パーセント、倒立が13.6パーセント、肩車が6.7パーセントです。40年間で学校での骨折が2.5倍に増えているそうです。日本スポーツ振興センターの保険に加入している。学校でのけがををめぐる保険診療を一部の教育機関が誤認している。学校には2015年文部科学省管轄と厚生労働省管轄があります。7月から姫路市でも医療費無料化が実施されました。この無料の医療券は学校のけがではつかえません。さいたま市で5年間で医療費無料化により医療費が5倍に膨れ上がり元に戻そうとしたが既得権益の前のどうしようもない。姫路市長も次回の選挙では変わる、出馬しない。医療費が2割になってから急病センター受診を控えているという声をよく耳にした。急病センターで無料でキットを子供にするのは大きく賛否両論がある。月曜日からの診療をスムースに行うためには週末急病センターでキットをしなければ月曜日、普通の医療機関の小児科がパンクする。

抗VEGF抗体

抗VEGF抗体について眼科生涯教育講座で話を聞きました。そして今日はジバサンビルで聞きました。抗VEGF抗体の薬価は眼科医療費の7パーセントと大きすぎる。中外製薬が安価なアバスチンを抗VEGF抗体として適応拡大すれば患者さんの負担は大きく軽減されるが中外製薬はその気はなさそうです。さもなくば、ちょろい薬価削減ではなく大きななたを3つのC型肝炎の内服薬のように入れてほしい。アメリカでは加齢黄斑変性症には半分がアヴァスチンだそうです。加齢黄斑変性症の患者さんと書写のお寺の花見でお話しする機会を得た。お金が大変そしていつまで打つかわからないことに大きな負担と不安があるようです中心窩を含むCNVを有するTYPICAL AMD、PCV,、RAPと加齢黄斑にもいろいろあります。更には中心窩をを含まないに加齢黄斑変性症は分類されます。本邦PCVが約半数だそうです。そして浸出型AMDではPCVにはアイリーアが良いそうです。年金暮らしの方には負担が大きすぎる。しかし、新しい薬を高く評価しないと新しい薬は発売されなくなる。やはりアバスチンの適応拡大が何よりも患者さんのためになると思います。明日は雨明日もきっと暇でしょう。

130万円パート

保育所の待機児童問題そして保育所の新設撤回など話題が多い、そして、全国で所得制限の有かなしかは別として医療費無料化が当たり前になっている。待機児童の問題も重要ですが学校行事を減らすことも重要です。働く親の就業を妨げます。医療費無料化を実施すると地方交付税が減らされた、しかしついに政府が負けた。いよいよ減減額をやめるそうです。長時間労働は良くないことです。短時間労働者つまり、パートタイムが増えるのは無理がない。130万円を超えると25万円余分に所得を得て保険料や主人がサラリーマンの時は年金の3号保険者にならないといけない。持ち帰り残業で訴訟が起こっていた。今は過労死防止法という法律もある。ストレスチェックテストは進んだ大きな会社ではすでに行われていました。50人以上の事業所ではいよいよ今年の11月までにストレスチェックテストを施行する必要がある。つまり大規模校なら学校の教員も対象です。良くないことです。一部上場の大企業は訴訟リスクも大きいので第三者機関を間に入れているようです。私の顧問先も第三者機関が行います。数年前に産業医も大阪で訴えられ負けた。新たな産業医の仕事が来た、時間管理、場の管理がやりにくい職業です。なんでも訴訟もうかるのは弁護士さんです。