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遊離脂肪酸分画

遊離脂肪酸分画を測定するとEPA/AAがわかる。そしてEVENTの発生が予見できるそうです。私のクリニックで測定したEPA/AAの一番良い人は0.62、一番悪い人は0.29でした。LDLが悪いことは周知のとおりです。アステラス制約からバイオ製剤の大型製品が登場するそうです。LDLがドングリを食べている民族並みに下がるそうです。NHKのためしてガッテンを見てサンマを二日に一回食べていて痛風になってしまった方がいる。製薬会社の講演会を拝聴して測定していますがEPA単独のメーカーさんのお話では演者は動脈硬化の立場からEPAのジェネリックではなく日本水産が刺身で食べれるくらい新鮮なイワシをペルーで調達し魚油を取り日本で貯蔵しておられるそうです。エルニーニョ現象が来ても多様を保存しているから良質の油だそうです。高純度EPAつまり純度98パーセントだそうです。最近ジェネリックではなくEPA製剤はエパデールをお勧めしています。材料のイワシと魚油が違うといわれたら患者さんから同じものですか?と聞かれたら答えに困るからです。EPA/AAが0.4を下回ると心血管エベントが増えるとされています。DHAはEPAからできると思っていましたがどれくらいできるかわからないとかEPA/AAが一番良い動脈硬化のマーカーかわからないなどDHAとEPAの配合薬を発売しているメーカーの講演会でお話がありました。今のところ動脈硬化予防のEBMがあるのはEPAです。世界遺産姫路城マラソンが終わった姫路に帰ってきたら姫路駅前がガラッとしていました。

特定業務検診

特定業務検診の時期になってきました。深夜に働く人は特定業務従事者です。たとえばコンビニで22時以降に仕事に就くことは特定業務従事者です。普通は年一回の検診で事足りますが医師・看護師のような深夜業務がある職種は年間に2回の検診をおおむね6カ月開けて行う必要があります。大手企業では検診センターで行ったデータを事業所に届けることになります。そして最後に産業医がサインをして労働基準監督署に提出する。健診実施日と指導日はのタイムラグがあります。そして産業医がチェックします。本部の健康管理室のチェックと私のチェックダブルチェックです。なぜなら転勤があるからです。転もうすぐ3月、転勤が決まる時期です。私も次回の出務日には特定の患者さんと面談します。数か月に分けてお話しする予定です。ストレスチェックテストも入ってきて大変です。タクシードライバーの勤務形態は特殊なようです。朝8時に出勤して明け方2時までというのが姫路では多いようです。単純に計算すると労働時間が非常に長い。8時間労働や週休二日など別世界である。特定業務検診では胸部レントゲンはありません。

メルスモン製薬と大木製薬

メルスモン製薬と大木製薬ってご存知ですか。メルスモン製薬と大木製薬のMRさんがひこっとあるいはMSと同伴でお越しになりました。メルスモン製薬は漢方薬の保険適応外の軟膏である太乙膏やひと胎盤から作るプラセンタの錠剤や保険適応がある更年期障害の注射を作っているあるいは販売している会社です。知らなかったが丸石製薬にも紫雲膏がありました。大木製薬は漢方薬のエキス製剤中でも正官庄の紅参末で有名な会社です。正官庄の紅参末を保険で処方するにはどうすればよいか。教えていただきました。メルスモン社も大木製薬も医療情報伝達者MRはほとんどおられない。メルスモン製薬さんは近畿で2人、大木製薬さんは近畿に1にも満たない人で回しているそうです。2社ともに貴重なお話を語って帰らました。名古屋からわざわざ漢方薬の話をするために来てくださる松浦薬業さんも貴重な存在です。松浦薬業さんは刻み生薬いわゆるせんじ薬も扱っており有名な漢方専門医のところは西日本をまたに書いて回っているとのことです。私は今から医療法人の話と子供たちの教育の話を聞くために神戸に行きます。子供たちには好きな道を選んでほしい。子供の通う学校を去ってゆく人逆に転校してくる人いろいろおられるみたいです。入学はバラ色ですが入学式を終えるとまた新たな人生です。6年一貫教育というが6年で終わるものではなくまだ予備校が待っている。できれば教育制度改革があるため現役で入学できるところに入らないと今の中学1年生、2年生、3年生あたりはどんな改革があるかわからない。今日は英検2次試験がある姫路獨協大学周辺は混むかもしれない、来週はいよいよ世界遺産姫路城マラソン姫路市民は家にこもるに限る。私は関西系統中医学講座最終回です。神戸新聞松形ホールのに日本眼科医会の参加費生涯教育講座2万円必要です。何かと物入りです。

三陽の合病

別段漢方薬がほしいわけではない発熱の患者さんが内科の看板を出していない私のところへ来られた、麻黄湯と小柴胡湯加桔梗石膏を合法して処方しようとしたが患者さんが漢方薬二つも要らんとおっしゃった。六病位で考えると太陽病の麻黄湯、少陽病の小柴胡湯、陽明病の桔梗石膏。インフルエンザではと思いキットもしましたが陰性です。結局、漢方薬は麻黄湯のみ処方しました。一方、製薬会社の保険証を持参したご婦人がお越しになる、私が問診で聞くべき内容を自分からおっしゃる、製薬会社の保険証を提示されましたのでひよっとして薬剤師かと思ったが違うそうです。例えばぞくぞくしているが熱はない。表証について正確に答える。おかげでこの患者さんにふりまわされツムラにしかない柴胡の入った処方が増えてしまった。最近はあなたには合わないとはっきりお伝えしています。ネットで条文まで見れる時代です。以前から来ているSさんがヒルドイド15本ほしいと切り出した。そんなにたくさん予見できないから出せませんとお伝えしたところお越しにならなくなりました。ご家族でお使いのようで1割負担が3割負担になるため孫の分までお持ち帰りになりたかったようです。○○皮膚科ならくれるでえ、それならそこでもらってくださいと伝えました。薬を処方して損するのは医療機関です。診療報酬改定に伴い4月から湿布薬70枚を来れると処方箋料と調剤基本料は算定できなくなります。患者さんが得しますがどこの医療機関・調剤薬局ともシップ70枚は出さなくなるでしょう。今日は雨みたいです。

サインバルタの保険適応

サインバルタに腰痛症の保険適応ができるらしい。サインバルタはSNRIに属する抗うつ薬です。うつ病ばかりではなく糖尿病性神経障害につづき昨年線維筋痛症の保険適応を取得している。私の恩師が線維筋痛症になられた。この医師のMRIやPET診断に救われた患者さんは少なくないと思います。ところがプレガバリン服用で中毒疹がでたのに続きアセトアミノフェン配合のトラムセットで中毒疹が出たそうです。中毒疹は服用してみないと出るかどうかわかりません。抗うつ薬はまだましなようです。線維筋痛症はリウマチ関連疾患ではなく痛みが強い病気である。医師が患者さんの立場に立つことは大切なことです。私はプレガバリンは25mgでふらついたらもう諦めます。最初は75mgを処方していたが患者さんに不人気です。効く人は25mgで十分有効だと思っている。プレガバリンを服用後すぐに中毒疹が出たとのことです。リンパ球幼若化検査はしていないそうです。アレルギー科といってもいろいろな状態が存在します。線維筋痛症を見るのはアレルギー科でもリウマチ科寄りの医療機関だと思います。PMDAの救済制度に乗るには保険適応の病名が慣用的に使われている病名に勝ります。パッチテストするといきなりショックもあるのかなと思います。

スギ花粉症が原因のアレルギー性結膜炎

スギ花粉によるアレルギー性結膜炎はもう発症している人も多いと思います。今年は正月明けから結構痒いとのことで受診されます。今年は元旦以降暖かい日が続いたからでしょうか。スギ花粉症の国民的損失は大きい。だからか?私のクリニックではシダトレンを用いた舌下免疫療法を行う人はみんな続けている。風邪と書いてふうじゃと読むのが漢方薬の世界です。ふうじゃは同じアレルギーであるリウマチ関連疾患の原因でもあります。患者さんから漢方薬の説明書に咳とか痰と書いてあるとおしかりを受ける。痰の仲間には痰邪・飲邪・湿邪がある。必要以上の涙も鼻水も邪である。そんな説明していたらいくら暇な医療機関でも回ってゆかない。そりゃそうだ、2000年の歴史においてアレルギー性鼻炎などという病名はずいぶん後のことです。昔、カモガヤアレルギーが知られていないころ5月に変な風邪がはやることが話題になりました。風邪症候群とアレルギー性鼻炎は似ています。漢方薬も昼間に飲みやすいのはカプセル・錠剤であることは明らかです。一日18錠であろうと錠剤なら飲むという人は多い。しかし顆粒なら飲めるんですという方もおられる。

研修費

インフルエンザの流行で眼科の患者さんが激減しています、漢方の勉強には金がかかる。日本東洋医学会漢方専門医の更新で日本漢方古方派について学んでいます。書籍を買うには高額のお金がかかる。最近の漢方の勉強は系統中医学講座が中心になっています。系統中医学のDVDと参加費が2年分で26万円。業者さんが撮ったDVDです。これぐらいは十分かかると思います。大阪や東京への交通費もばかにならない。東洋医学会の総会のDVDも発売している。肖像権と著作権があり微妙な時代になっています。私のブログには写真を出したことがありません、肖像権がかかわるからです。アレルギーの専門医講習も関東ばかりだからお金がかかる。パシフィコ横浜・東京国際フォーラム・幕張メッセ旅費交通費という勘定項目が非常に高い。関西ではほとんど行われないから困る。新眼科診療アップデートセミナーという素晴らしい講演会が京都で3月の連休に行われる。参加費だけで3万円する。子供が小学生の時には子供を託児室で預かっていただき参加させいただいたこともあります。二日目はなんと学会のモーニングセミナー並みに朝8時から講演が始まります。漢方医は遅咲きだから年老いても頑張らないといけないとおっしゃったのは県立尼崎病院東洋医学科の長瀬千秋先生です。今年も毎日コツコツ勉強しています。子供たちの何倍も勉強しています。

正官庄の紅参末

紅参末と正官庄の紅参末では薬価が異なるそうです。正官庄の紅参末が他の紅参末と薬価に差がついたのは平成4年4月1日だそうです。大韓民国の正官庄の紅参末は人参公社の厳しい管理の元生産された6年物人参根を乾燥根に加工しさらには粉末にしたものが正官庄紅参末です、正官庄紅参末には銘柄別薬価請求を求めています。わたくしのクリニックへ輸入元の大木製薬のMRさんが正官庄の紅参末をPRするためにお越しくださいました。大韓民国の人参公社で紅参末は作られているそうです。ソウル郊外の一度作った畑では20年間紅参は作れないそうです。人参サポニンは周皮と油道だけに存在するそうです。正官庄人参根は6年物だけを使っているそうです。白人畑はもっと南だそうです。紅参(6年物)は韓国北部で作っているようです。白参はもっと南で民間が自由に作っているそうです。ちなみに薬価収載は昭和59年6月2日です。漢方薬との併用が求められています。保険では一日3グラムまで保険で認められています。

小児東洋医学会

小児東洋医学会から東京の有名な森蘭子先生の名前でMAILが届きました。昨年の9月の東京での小児東洋医学会のDVDが出来上がり10800円でお分けいただけるとの連絡でした。漢方の世界も肖像権や著作権でややこしい時代になっている。そのDVDが届いたら昨年9月のことを思い出して復習したいと思っています。東洋医学会の漢方専門医の更新が今月末に迫り日本東洋医学会から更新の意思を確認する文書が来ました。今年は高松で東洋医学会が行われます。もうすでに宿も安いとこを無事抑えました。やっと肝腎な東洋医学会漢方専門医の更新は鉛筆で下書ができました。何とか更新したいものです、今回更新できないと延長届を出し来年リベンジをするみたいです。症例報告10例を普段は考えたことがない条文に基づき処方の根拠と鑑別診断を行うことが厄介です。普段は問診票を記入いただき舌を見て脈を診る。そして舌診アトラスで正常との違いを解説する。問診票で該当することを10個以内で記入していただき追加質問する。脈診は寸関尺をみたり浮や沈を診る。たくさん来るとこんな診療できない。おそらく患者さんに満足を持って帰っていただける確率は高いと思っている。中医学とは五臓を重視する。日本漢方古方派は六経弁証を重視する。風邪以外は六経弁証はあまり使わない。中成約は食後服用が多いようです、しかし処方箋は食前または食間と書かねば保険で査定さる、ただそれだけのことです。患者さんは食前に大きな意味があると思っている。私は仙頭征四郎という日本人医師が作った系統中医学を信じています。

MRさんもいろいろ

MRさんのMRとはMEDICAL REPRESENTATIVESの略です。麻疹風疹混合ワクチンもMRです。Kという漢方メーカーの新人MRさんがお越しになり先生何か漢方薬でお悩みやお困りのことはありませんか??????絶句してしばらく言葉がなかった。しかし、仕事に来ているんだからこのブログを読んでいる上司に言われたのかなと無理に質問をした。小児の漢方薬の飲ませ方について。そしたらそんな文献呼んだことがあります、注腸すればよいんですよ。思わずそれは違いますよ、それは嘔吐している人に五苓散を注腸するんですよとお答えしてしまった。それはね、カレーで漢方薬の味を隠すんですよとかいう答えを期待しました。ひょっとしたらブログを読んで東洋医学会漢方専門医の更新にてこずっているのを心配してくれたんでしょうか。職員ともどもお帰りになった後笑ってしまった。以前ブログに記載しましたが診療中に受付に私を呼びつけるMRがいます。靴を脱いで上がってくるという教育を受けてないのでしょうか。子供の学校でおたふくがはやっているそうです。おたふくはワクチン以外薬がない。困ったものです。