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人参湯と真武湯

人参湯と真武湯を合わせると茯苓四逆湯の方意があるそうです。人参湯と真武湯を合方すると真理湯という人もいる。人参湯の別名は理中湯或は理中丸だからです。人参湯と真武湯の使い分けを教えていただきました。人参湯はおなかを温める甘草乾姜湯から派生した処方です。内臓が冷えて居る病態です。下痢が便泥状で尿が多い、真武湯は苓・朮・附がきもです、尿不利で水様便だそうです。つまり津液代謝の異常に用いる処方です、折衝飲加減を服用していたがタ来られた、保険で折衝飲を作ると当帰芍薬散と桂枝茯苓丸の合法ということになります。2016年の2月に日本東洋医学会漢方専門医の更新書類の提出がある。単剤処方の報告が求められている。今年の正月は何が何でも少しでも症例報告を完成させ6月の高松の東洋医学会へないと参加できません。憂鬱なお正月でした、がんばって勉強しよう。変わり者といわれても私には漢方診療がぴったりです。アレルギーもPRICKBYPRICKTESTの手技を学んだのが昨年の収穫です。あとは東洋医学会へ提出する条文に基づく症例報告の完成です。ブログを更新できない理由は漢方専門医の書類ができないこと、さらにはアレルギー調査の姫路市への提出書類が完成しないことなのでウログどころではない。この連休も漢方専門医の報告書と格闘です。

つけまつげ

まつ毛エクステ、つけまつげとグラッシュビスタとどちらが安全でしょう。接着剤を使ってまつ毛をつけるのがまつ毛エクステです。韓国ではじめられたまつ毛エクステですがいろいろ問題があります。まつ毛エクステのセルフ方式が導入されているらしい。セルフ方式とは自分でさせて見守るだけということです。睫毛貧毛症の治療薬グラッシュビスタは高くて中なかユーザーがいない。パンフレットはご覧になるが2か月で2万円というと考えますとのこと。グラッシュビスタの2万円は高い。4ヶ月でPLATEAUに達する治療ですから4万円の予算が必要です。しかしまつ毛エクステンションに関しては独立行政法人国民生活センターから安全性について注意喚起されています。しかしまつ毛エクステを施行している女性は多い。貧毛症で苦しむ或は関心あるのは案外中年女性です。若い人も年配の人もまつ毛エクステをしている。同じ製薬会社が販売するアシテアダニ舌下錠・違う会社のミキテイアダニ舌下錠も安い。欧州から原料を購入しているにもかかわらず世界初の舌下錠にも関わらず薬かが安い。わたしの周辺ではダニの舌下免疫療法を最初に行うのはわたしのクリニックではないかといわれているとのことです。ダニはスギと異なり反響がありません、先日も12歳まで待てないから舌下免疫療法を12月に始めたいといわれた。お母さんは看護師ですが案外安いねと言われてほっとしましたが言葉を変えたら厚生労働省がシダトレンに安い薬価をつけたということです。このままではすぎ花粉も高力価の舌下錠が登場してみんなが効く治療ならないとしないと漢方薬のよう原料費すらでない様になり苦しくなると思います。

ハードコンタクトレンズのすすめ

ハードコンタクトレンズをお作りの方には少なくとも一日でよいからハードコンタクトレンズを外してくださいとお伝えしています。角膜曲率半径が変わってしまうためです。言葉を変えると角膜の形状がハードコンタクトレンズの形状に代わっているのです。ハードコンタクトレンズの遠近両用を私のクリニックで処方した方からのご紹介の方が見えた。ハードレンズで一生あるいは白内障手術を施行するまで使ってください、遠近両用コンタクトレンズが確かに見えるという方は圧倒的にハードコンタクトレンズです。角結膜障害がすぐに発見されるのはハードコンタクトレンズです。カラコンユーザーはわたしのところにはいません。デファインはカラコンではないと思っている人が多い。カラコン適正使用の7か条がPMDAから発表されました。ものすごくショックな内容です。感染防止の4か条もなかなか良いいです。15年間、ハードレンズならほぼ100パーセント遠近両用コンタクトレンズを成功させています。それがソフトレンズになる遠近両用コンタクトレンズはほとんど成功しません。

アレルギーの内服薬で太る

アレルギーの内服薬で太る女性が時々相談にお越しになります。まさかアレルギーの内服薬で太るとは思っていません。しかし、アレルギはヒスタミン1受容体、胃薬はヒスタミン2受容体です。ヒスタミン状態が関与して太るようです。規制緩和が進む抗アレルギー薬の内服です。ガスターがSWITCHOTCになった以来アレルギー領域はSWITCH OTCにどんどん変わっている。アレジオンは抗うつ薬そっくりの形です。構造式のことです。今は亡きトリルダンはQT延長で発売されていません、エバステルによく似ている。ポララミンは小脳以外の脳全体に移行する。ポララミンは睡眠薬のようなものです。第二世代の抗アレルギー薬ははっきり分かれます。しかし服用してみないと効果も眠気もわかりません。だから私は漢方薬をお勧めしています。ザイザルとジルテックも光学異性体の考えを用いた薬ですがどちらでも眠くなる人がいる。脳内移行には個人差がある。入眠導入剤のアモバンとルネスタもアモバンの方がふらつかいない患者さんが多い。いちばん眠くならないフェキソフェナジンでも10人に1人は眠くなります。オロパタジン塩酸塩で体重増加を訴える患者さんが後を絶たない。だから私はオロパタジン塩酸塩を寝る前に服用することを推奨しています。子供さんなら2・5mgを2条寝る前に服用です。抗アレルギー薬と抗うつ薬の構造式は似ている。抗うつ薬も抗アレルギー薬もH1BLOCKERもヒスタミン受容体に作用する。これらのお薬は似ている、だから太る。

アレルゲン免疫療法

今年も残すところいくばくもありません、スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンは間もなく半年のお休みに入ります。日本のどこを旅行するかもしれないのでどこかでスギ花粉の飛散が考えられる時期は新規の患者さんにスギ花粉の舌下免疫療法を始めてはいけがないからです。12歳以上のお子さんが対象になる治療です。大学生になると一人で医療機関へ通院しなくなる。女性は妊娠があるから薬を一つ減らす意味で舌下免疫療法をお勧めしています。妊娠中は継続となりますが新規の開始はできません。減感作療法とか脱感作療法といわれた治療が今やアレルゲン免疫療法と呼ばれる。ところでミテイキュアとアシテアが日本アレルギー学会の作ったJAUで5倍の差がある。それでも効果は同じ、納得がいきませんといわれる方もおられると思います。耳鼻咽喉科を中心にそして鼻科学会を中心に話が進んでいるから低容量は鼻炎、高用量は気管支ぜんそく向けのようです。そして5歳以上の子供向けも開発が進んでいるそうです。規定どうりに治療しないとPMDAの救済制度が使えず自賠責になる。未承認の蜂の減感作療法なんか電話で気軽にたずねるがアレルギー協会を介して国内未承認薬の使用です。気軽に市の医師会に電話で尋ねて困って私のところに何回か電話があった。

眼科・耳鼻咽喉科・産婦人科

眼科・耳鼻咽喉科・産婦人科の中で一番漢方薬が効かないのが眼科です。中国語の書籍を見ても基本処方は日本で保険適応となるものが多いが加減方ができない。ところで専門医制度改革で注目を集めるプライマリーケア学会です。眼科・耳鼻咽喉科・婦人科この3つの診療科で共通点は何か。眼科・耳鼻咽喉科・婦人科は主治医になりにくいかかりつけ医になりにくい診療科です。せんもんいせいどかいかくで17学会とプライマリーケア学会の専門医認定医がなければ漢方専門医やアレルギー学会の専門医とは認定されません。それは今プライママリーケア学会連合会が主催する講習会で学ぶ診療科目である。コープの宅配を利用する方が増えているように高齢化とともに複数の医療機関を受診する余裕がない方のために内科や外科をクリニックとして受診する方にプライマリーケア学会連合会が各地で講習会を実施しているそうです。眼科を内科や外科の専門医がみるのはそんなに甘くない。そこへ登場したのがNIDEKの器械です。私が眼底を見るのは簡単です、しかし私に患者さんの鼓膜の写真を写すことができるのです。特に産婦人科は減少著名です。

ウイルス性肝炎の入学試験

ウイルス性肝炎の入学試験というのを市内のホテルで受けてきました。①キャリアがお酒を飲んでよいかはご家族の判断が最優先される。②ウイルス性肝炎の本質はウイルスが癌を作ろうと試みたいがそれを止めようとする病気です。これは正解だそうです。肝炎ウイルスが暴れだすと肝臓がどんどんやられ壊され程度が強い場合は肝硬変、肝がんになってしまう。これが誤りだそうです。ウイルス性肝炎の本質はvirusが癌を作ろうとして体がそれを止めようとする病気である。これも正解だそうです。昔の常識と大きく変わっています。肝臓の専門家はGPTではなく血小板を見ているそうです。GPTの上昇は免疫力でウイルスをたたいた結果だそうです。肝炎ウイルスは決して悪人面していない。ハンサムや美人に該当するそうです。ひとめぼれするような存在だそうです。ハンサムや美人と思っていたら癌というわるものであったとのことになるそうです。ウイルスキャリアであるというのは第三者には言わない方が良い、そしてキャリアの唾液には肝炎ウイルスがいる、キャリアの夫婦は運命共同体と学びました。だからB型肝炎のワクチンを接種した方が良いと思いました。

C型慢性肝炎

C型慢性肝炎の薬は高額医療費で助成があるため患者さんにはそれほど負担がない時代です。さらにC型慢性肝炎の薬が高すぎるとのことでいきなり斑岩とは最初の薬価に問題があるような気もします。C型慢性肝炎のgenotype1、GENOTYPE2の方にはINFの注射から内服へと歴史が変わりつつある。歴史が変わる瞬間がある。ガウデイ計画ですがいよいよ下町ロケットが終了しました。最終回は今年のドラマの最高視聴率です。うちの子供たちはテレビで始まる前に読んだみたいで私一人で毎週テレビを見てます。GILEAD社のVIDEOもなかなか何かを予感させる優れものです。さらには先日NK新聞報道でのっていましたが高額な薬の薬価を下げるとの記載もありました。C型慢性肝炎の内服薬が対象になるのでないかとのことでした。眼科の抗VEGF抗体も眼科医療費の5パーセントと大きく突出しています。これも対象でしょうか。患者さんから昔自費ですか?保険がきいてこの支払ですかといわれました。何回施行するかわからない抗VEGF抗体に高額の医療費が使われる。慢性C型肝炎の考え方が大きく変わっているようです。ニキビのベピオのように耐性菌ができない、耐性ウイルスが新しい内服薬ではできない、さらにはGENOTYPEさえ合えば治るようです。

漢方薬の自由診療

漢方薬は可能なかぎり保険で処方したい。漢方薬は今後自由診療になる可能性が大いにある。今のうちから漢方薬が保険適応から外れたときどうするかというもんだ愛を真剣に考えなければならない。関東と違い関西では漢方薬を自由診療でという発想がほとんどありません。日本東洋医学会のホームページのTOPをご覧いただければお判りになります。コタロー匙クラブはもし漢方薬が保険外しをされたら大いに有用です。私はコタローさんのご推薦で昔週刊朝日漢方増刊号に載っています。しかし、まったくそれに対して触れないのがコタロー漢方製薬です。そこで私は完全自由診療せんじ薬を処方しますと宣言した。本当は課税対象事業主にはなりたくないから保険診療大歓迎です。消費税の課税対象になるコンタクトレンズ販売や予防接種もしたくない。非課税事業主でありたいが甘くはない。しかし、中には精神科や心療内科のように長時間話を聞いて当り前と漢方を取違いあるいは愚弄する輩がいるのです。ゆっくり話を聞いてください、そんな人のために自由診療を行うようになりました。桂枝は枝です。桂皮は幹の皮です。シナモンの香りがします。細い桂枝は温経通陽の働きがあります。表面そして上方に働きます。日本では漢方エキス製剤に桂皮を用いている。桂皮は上の方、表面にはたらく事を前提にしている。桂枝は細い枝ですから末梢まで巡らせることを前提にしている。本当は桂枝が良いみたいです。基本となるの葉エキスで行けるが温病やめい目、そして滋陰の考えはエキスでは無理です。

CYP3A4とPMDA

CYP3A4により代謝される薬が増えています。今話題のC型肝炎のすごいお高い薬つまりINFフリーのお薬。そして睡眠の薬オレキシン受容体拮抗薬ベルソムラもそうです。飲み合わせ大丈夫ですかと聞かれるといろいろ縛りができそうです。PMDAの救済制度の適応になるためにはぜひ今一度チェックしておいた方が良いと思います。薬事法という言葉になれている私にはPMDAの救済制度は耳に響く用語です。下町ロケットではPMEAと紛らわしい呼称をつけています。医薬品医療機器総合機構とPMEAを読んでいます。pHARMACEUTICALs& MEDICAL DEVICES AGENCYを略したものがPMDA、そしてDEVICESをEQUIPMENTに変え他のがPMEAです。厚労省は認可機関、その前にはPMDAが存在しています。薬事法で親しまれていましたが約10年前に改変されています。下町ロケットでは機械の承認審査ですが健康被害救済・安全対策に活躍しています。CYP3A4で代謝される薬物にはアムロジピン、クラリスロマイシン、PPI、H2BLOCKER、西洋オトギリソウなどいろいろあります。もうすぐ下町ロケットです。今東京から帰りました。