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制限食

五代栄養素(ビタミン・ミネラル・炭水化物・タンアパク質・脂質)のバランスのとれた食事と言われたのが懐かしい。特定保健用食品、機能性表示食品などいろいろ新しい概念が提唱されています。青魚をとりすぎると尿酸値が上がる、ロトリガ・エパデールを飲むのも一つだと思います。STATINを飲んだらコレステロールが下がる。DHAやEPAを服用すると中性脂肪が下がる。EPAとDHA療法が必要なのかよ理解できません。DHAで頭が良くなるというのはうそだそうです。最近は糖質制限食よりも野菜をまず食べることを推奨する食事療法がはやっています。産業医をしている事業所ではほとんど20代の若い方が多いためメダボの方がいない。みんな次第に検査所見の悪化が予測される。糖質制限食と脂質制限食どちらが良いか、これは従来のバランスの食事指導を覆すものです。糖質制限食を全うするのは難しいことです。筋肉には必須アミノ酸・オルニチン・クレアチン、骨には炭酸カルシウム・ビタミンK2,大豆イソフラボン関節にはグルコサミン、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などを主食・副食・副菜にそろえバランスをとることがロコモ予防だそうです。秋祭りも最後の練り合わせです、学校のグラウンドで6基の屋台が練り合わせを行っています。

コンタクトレンズでの損失増大

コンタクトレンズの種類が増えすぎた、取り扱いがないからお断りすることが多い。もし苦情が来たら扱いのないレンズでは損失が増える。どれでもよいです、あるいは私共が取り扱っている場合のみ診察させていただく。コンタクトレンズを代金引き換えで自宅へ郵送するが受け取り拒否をする人がいる、代金引換つまり代引きにすると手数料が大きい。受け取り拒否を一人でもすると送り返される側には行と帰りの2倍の代引き手数料がかかる。一人2PACKで100円の利益で薄利多売している業者さんが悲鳴を上げてきた、自宅郵送をやめたい。業者さんと考えた末今後は自宅郵送のメーカーは極力取り扱わない。さらにコンタクトレンズの価格改定を行うことになりそうです。先日もオーダーメイドの遠近両用ハードコンタクトレンズを取りに来られなかった。返品になった。送料だけでも大赤字です。カラコンユーザーはもともとお断りしている。カラコンユーザーも色が合わないとかゴロゴロして気に入らないとか難しい。お迎えのドラッグストアでカラコンが売れているようです。消費税納入業者になっているから所得税とは別に消費税を納めている。ものすごく大きな額です。コンタクトレンズにはできるだけかかわりたくない。ずっとお越しいただいている患者さんにはできるだけ安く提供したい。そのためには代引きをできるだけやめるのが一番です。笛の音がにぎやかです、秋祭りで獅子舞が披露されています。

ロコモテイブ症候群

整形外科では2007年ロコモテイブ症候群を唱え今や整形外科ではロコも一色だそうです。日本語では運動器症候群のことです。40歳代からの運動器の低下は寝たきりにつながる。筋肉の量は体重の40パーセントです。80歳には30課40パーセントの体重減少をきたすようです。

医療の変化

医療は進歩する。たとえば、耳鼻科で行われていたルゴールの塗布ですが今は行わない、ずっと前から否定的になっている。炎症が起きている喉にルゴールを塗るのは悪い。慢性肝炎も小柴胡湯が病名漢方で処方された時代からBMSの一錠60000万円以上のお薬が登場し副作用が多いインターフェロンを超えた治療が始まっている。そして月に20000円を超えるとあとは精神科と眼科を含めて無料の女性もできている。眼科では洗眼をしなくなった、かえって角膜に傷が入るからです。鼻アレルギーガイドラインでは初期治療つまり症状が出る前に薬は投与しても同じとなっている。前回のガイドラインで改定された、アレルギー性結膜炎ガイドラインではいまだに初期治療を進めている。この差を説明できる人はいないでしょう。アレルギー性結膜炎では新薬登場とともにINVERSE AGONISTというアレルギー学会では当たり前の理論を根拠に初期治療を促進している。風邪に咳止めや抗ヒスタミン薬は使わない時代になっている。アセトアミノフェンぐらいが生き残るのでしょう。インフルエンザワクチンも4かになる、さらにはGSKの点鼻生ワクチンのフルミストが待っている、そしてアステラス製薬も新しいインフルエンザワクチンも待っているようです。

発達障害

最近の考えでは広汎性発達障害を自閉症スペクトラム(ASD)に入れました。また、社会的コミュニケーション障害を新設した。ADHDは不注意・多動性・衝動性を三徴とします。胎児期の二分脊椎の予防に母体に葉酸補充を行うと自閉症のお子さんが多くなるとの報告が以前からあるそうです。自閉症関連はDOPAMINE,緊張にはADRENARIN,不安にはSEROTONINが関与しているそうです。低年齢で多く、学童期には3から7パーセントと意外に多い。8対1で男に多い。不注意・多動性・衝動性の3つの症状にいかに対応するか。原因は同定されていませんが低DOPAMINE説があります。70パーセントは思春期、30から50パーセントは成人に移行します。この病態に東洋医学が役立つとうれしい。早くも5日です。姫路市北部は今週末は祭りです、今週も診療は暇そうです。なんとか日本東洋医学会の専門医の更新の書類を少しでも仕上げたい、先日、2015年VOL28日本小児東洋医学会の学会誌が届きました。アレルギー疾患ばかりではなく夜尿症でも便秘でも心身症にも子供には漢方薬がとても良く効く。

タミフル・リレンザ

インフルエンザのお薬であるリレンザとイナビルが慎重投与になりました。乳糖が使われているため乳糖に対するアナフィラキシーのリスクがあるためです。ツムラの漢方薬には乳糖が入っている。たかが乳糖されど乳糖、乳糖でアナフィラキシーショックが起きている。乳頭が入った漢方薬は味が人気です。甘い。小児用のドラアイシロップで人気がないのがいちご味。クラリスやクラバモックスは人気がない。いちご味は確かにする。子供は好んで薬を服用しません。嫌々服用すると舌の上に薬が残る。この味が苦いんです。H1N1インフルエンザで日本の治療成績が良かったためアメリカでもタミフル・リレンザの投与時期が早くなったとの話を聞く。そしてタミフルドライシロップとラピアクタの備蓄も始まったそうです。タミフル・リレンザを期限までに消費できず期限が延期された。そこにEBMが十分な漢方薬の麻黄湯の備蓄はどうなっているのでしょうか。このBLOGは多くの業界人がみている。なぜ安い麻黄湯は備蓄されないのでしょうか。かなり医療費の節約になると思います。インフルエンザワクチンが値上がりすると接種しなくなる。各自治体で無料化した医療費を使ったらと考える保護者入るはずです。インフルエンザのお薬は解熱までの時間を競っている。脳炎になることを予防するわけではない。インフルエンザワクチンの値上げに伴い接種者が減少する、A型が流行すると脳炎が増える、今年ひそかにうわさされているシナリオです。

防已と防風

漢方薬単独で痩せるのはなかなか難しいです。食事や運動と合わせて痩せるかもしれないぐらいです。患者さんはそんなもんかとおっしゃる。副腎皮質ホルモンつまりステロイドは水を蓄えるので太る薬です。しかし防風通聖散と防己黄耆湯が2類医薬品でやせ薬として売り出されている。防風通聖散の妙味は1グラムの麻黄と言われています。麻黄を大量に用いるとエフェドラです。この麻黄で汗をかきます。防已も防風も帰経は膀胱です。他に防風は肝・脾、防已は腎です。防風は味は辛甘で解表・止痛・解痙祛風、防已は苦辛で祛風湿つまり利水消腫です。日本では浜防風を防風で代用することもある。日本産の防已は中国では清風藤のことです。防已で忘れてはならないのがアリストロキア酸腎症です。本来粉防已が使われているはずが中国製の中成薬では違う植物が使われていたという話です。近くのドラッグストアで3本4000円のドリンクを勧められて服用したらHbA1cが6.4から7.8に上がった、まいったなあ。この患者さんドラッグストアへ怒鳴り込んで言ったらどうしよう。紅参という言葉に騙される。漢方薬を前面に押し出し中身は?むかし、エフェドラを服用したという患者さんも私のクリニックにお越しです。安全性が重要なOTCは効かないものを販売していることが多い。後発医薬品のメーカー指定が大きなもんだいになっている、なんとメーカー指定で変更不可の後発医薬品の処方箋が22パーセントから44パーセントの今年は増えている。私のところはそれどころではない、先発品への変更を遠くの薬局から求めて電話が鳴り続ける。

ドライアイのプラグ

残暑がなくいきなり秋になった、ドライアイでプラグを入れてくれとの希望が増えている。最近つまり先週からドライアイがそして目が痛いという人が急に増えている。ジクアス点眼液が増えている、以前なら大塚製薬のムコスタ点眼液だったが今はジクアス点眼液です、ムコスタ点眼液関連涙道閉塞を複数経験してMRの対応が悪かった、そして怖い薬とのイメージが私の頭にこびりついている。そして一番の原因は空気の乾燥とスマホです。25CMで公共の交通機関で移動するときあるいは子供を待ち受けるときみんなスマホをしている。パソコンもデスクトップからノート型に変わっています。ノートの方が目には優しいそうです。電車の中でスマホを絶えず使っている人が大変多い。携帯電話で会話をする人が減ったがスマホいじりが増えている。個人的には電車の中が静かになった。車内放送で携帯電話とスマホは…と放送している。バス停でバスを待っている人もスマホいじり、いっぽう講義中にスマホいじりしている人にはメモを取っている人もいるそうだ。シリコンのプラグは挿入失敗すると丸損です。

先発品変更

後発品変更は認められる、しかし先発品変更は認められない。ところが大手チェーン店に処方箋が飛んでゆくと先発品変更が求められる。私のところに今日も薬剤師から電話がかかった。薬剤師におまけに逆切れされた。うちの処方箋はいろいろなところに飛んでゆく。外用薬つまりあとぴ性皮膚炎の軟膏や結膜炎の点眼液は機材が異なるので変更不可としているとこがある。日本点眼薬のヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液とヒアルロン酸ナトリウムミニ点眼液の添加物を比べると微妙な違いがあります。どちらもBACフリーです。PFにはホウ酸、ホウ砂、エデト酸ナトリウム水和物などが配合され、ヒアルロン酸ミニ点眼液にはイプシロンアミノカプロん酸、エデト酸ナトリウム水和物、ポリソルベート80などが配合されている。ヒアレイン点眼液でもヒアレインミニ点眼液にはイプシロンアミノカプロン酸が配合されている、これが悪い、接触性皮膚炎のもとである。患者さんの不利益になる先発品変更はやめていただきたこの調剤薬局は私のところから近くないが処方箋が良く持ち込まれています。後発品を処方するにもいろいろ選んでいます。

かぜに銀翹散

コタローさんのきび漢方懇話会で菅沼栄先生に風邪の漢方治療を学びました。漢方薬の方がすきっと治る病気が風邪と思います、私は信じているし家族で風邪が流行っても私は漢方薬で元気です。今日診療しているとOTCの銀翹散も飲んだけど効かなかった女性がお越しになった。辛涼解表薬の銀翹散を保険で代わりに代用すると荊芥連翹湯、清上防風湯、桔梗石膏などが候補になります。銀翹散はのどのが痛い人が服用する薬です。総合感冒薬はカフェインが入っており、カフェイン依存の傾向の人がおられます。PL中毒とも言います。漢方薬の味がいまいちという方向けにカプセル錠剤を多くそろえている。ところで銀翹散は温病の薬で漢方エキス製剤にはありません、清の時代、日本は江戸時代でした。今のデング熱やSARSなどは中医学で対応できる可能性があるそうです。なぜ日本漢方ではだめかといえば江戸時代に鎖国したことが大きいと思われるそうです。咳には双菊飲が温病では用いられます。漢方エキス製剤では貝母が入ったツムラ清肺湯も貴重な方剤です、今日来た患者さん一日飲んで無効なら明日は清肺湯です。漢方薬で風邪を予防するならツムラの参蘇飲だそうです。今日の患者さんにはのどの痛みがあったので以前処方した柴胡桂枝湯ではなく小柴胡湯加桔梗石膏を処方した。麻黄湯の時期にお越し頂ければもっと早く治ったのにね。