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UVカットは必要ですか

UVカットのコンタクトレンズ・めがねを希望される方がいる。UVカットについてどれほどのEBMがあるのでしょうか。UVは外眼部でカットされます。光は粒子でも波でもありません。ひかりは光子です。目のことだから価格が上がってもと思われる方が多く存在します。しかし所詮5000円PLUS消費税のめがねが売れに売れている時代です。PCメガネは同じだと思っていませんかというCMをしている会社からある研究会のPCメガネをランチョンセミナーで配布されたことがあります。コンタクトレンズ診療でもこのレンズUVカット入ってっていますか?といわれる。BLUELIGHT-CUT LENSEはどうですか?患者さんから尋ねられたら?ですとお答えしております。わたしの個人的な感想では光が優しく感じるのは事実です。屋外でUV-CUTのコンタクトレンズ通いとなる現在のカラコンのようにみんながコンタクトレズ装用が推奨される。ありえないような気がします。メラノプシンは22時ごろから分泌されるちょうど今の時間分泌されている。GCLの光受容体で反応し瞳孔を収縮させる、睡眠、偏頭痛、概日リズムの調節します。24.1時間が体内時計で調節されています。

タバコ

煙草で肺は解ける、これがCOPDだそうです。COPDはCHRONIC OBSTRUCTIVE PULMONARY DISEASEの略です。煙草について岐阜大学が研究しておられるようです。夫も非喫煙者である女性に比べ1日21本以上喫煙する夫を持つ女性の乳がんリスクは1.98倍という日本人のデータが出ている。喫煙する夫で飲酒しないは女性は乳がんリスクが上がる。煙草で過多体重をを阻止できると思う女性が禁煙率を上げている。たばこを吸いたい人が吸うのをやめたらどうなるか。煙草を吸うことから解放されストレスがなくなるそうです。手術前にタバコを吸うことは悪いことです。手術後にタバコを吸うことも悪いことです。組織の酸素分圧が下がると好中球の貪食脳が減り繊維芽細胞ん機能低下を認めます、SSIの発症も増えます。たばこを吸い続けると放射性物質ポロニウム210をα線を放出続けます。放射能を体から出すなんて気持ちが悪い。TABACCOは体に悪い。動脈硬化の進行に肺がんリスクの上昇いろいろあります。かつては女性は受動喫煙が問題でした。今は違う。SMOKERが増えている。来月は衛生委員会でたばこの話をすることになっている。

サプリメントと尿酸

国営放送でビタミン剤についての話、特にビタミンCについて取り上げられていました。またあの番組です。私のところへ高校生のかたが感冒様症状でお越しになり採血をしたらなんと血清尿酸が10以上あった。BMIでいうと20以下だと思われる。血清Crも1.0以上ある。きっとサプリメントの摂取過剰です。尿酸値と腎機能は密接に関係します。どちらが卵か鶏かはわかりません。尿酸は最近の知見では食事からの摂取が30パーセント、70パーセントは体内で合成されるそうです。採血を重ねること3回ですがCrはいまだ0.9もありますよ。不思議なことに尿酸値が一日でこんなに下がったのに痛風発作は起こらなかった。致日で尿酸値があまりに下がったから検体取り違いの可能性もあるとのことで血液型を検査センターが調べてくださった。ところでビタミンDを摂取するためにノルウェー・米国・英国ではサプリメントの接種が行われているそうです。つまり先進国でビタミンDの摂取が不足しているそうです。ビタミンDはきくらげが多く含むそうです。何でもサプリメントが悪いわけではありませんが考えさせらる経験をしました。まさに風邪は万病のもとです。4回目は血清Crは0・88でしたよ。サプリメント、漢方薬、お薬体に合わなければなんでも毒になる。

第48回アレルギー学会専門医教育セミナー

第48回アレルギー専門医教育セミナーが東京中央郵便局跡のJPTOWERHALL&COFERENCEで行われます。今までは夏のアレルギー学会専門医教育セミナーはお茶の水の総評会館でした。昔はアレルギー専門医教育セミナーは空いてましたが今や人気講演会となり募集開始後すぐに満員になります。まして今や途中退席不可で途中退席と遅刻者の場合は参加単位の付与については後日決定するという厳しさです。5000円から6000円に値上がりしました。テキストが届きましたが別にカラーになったわけでもない。なんでも値上げです、糖尿病学会の年会費も値上げ、このまま行くと3年で破たんするとか書いてあった。次は第二回総合アレルギー講習会です。なんといっても五年間で絶対1回は参加しないといけないその心は実習に参加できます。パッチテストやプリックテストの練習ができます。第二回総合アレルギー講習会はお盆明けの14時WEBで申し込み開始です。早く申し込んで実習に参加したい。外は雨が降り出しましたよ。一日集中的に勉強するのは良いことです。

回峰行者さん

お盆ですね、お寺やお墓に行くと何となく悲しい。物悲しい。沙羅の花が落ちる姿を見て諸行無常だと思う。いろいろな患者さんがお越しになり去ってゆく。そしてカルテは2階の倉庫に保管される。私のクリニックは5年経過したから初期にお越しになったカルテは処分されることになる。受け付けに多くのカルテを置いてはおけない。電子カルテと異なり紙カルテは保存に場所をとる。達人達で千日回峰行の回峰行者さんが再々放送で登場しておられました。普段は0時なんて起きていることはない。ただ新聞のテレビ欄でで回峰行者さんが出ることが分かったから頑張って起きてました。探検も業も同じである。北極を探検する探検家と千日回峰行者さん。今は亡き酒井雄哉師の昔の一回目の千日回峰行者の写真がテレビでうつされていた。木が倒れていました。三頭巡拝つまり一日回峰行でも大変な思いをした私には千日回峰行がいかに大変かわかる。一日休みをいただくのも大変な市民病院で長期にお休みをいただき比叡山で行院にて修行をさせていただきとても感謝しています。得度は一日で終わる。行院はああ長い。昨日は雨で涼しかった、毎日が長い。

桔梗石膏

最近おそらく一番使っている漢方エキス製剤は桔梗石膏です。小柴胡湯加桔梗石膏が有名ですが桔梗石膏はいろいろな漢方エキス製剤と合わせることができます。熱い暑い。皮膚は真っ赤、喉も真っ赤です。桔梗には載薬上行作用があります。薬の働きを上にあげることです。石膏は炎症を抑えます。真っ赤な皮膚や真っ赤なのどに対しては桔梗石膏は服用しやすい。そして他の漢方エキス製剤と併用しやすい。うがいしながら飲む桔梗湯もあります。桔梗湯は桔梗と甘草です、のどの痛みによく効くらしいが血圧が上がると嫌です。署湿、まさに今の気候です。詳しくは温病学になります。温病では石膏は気分の熱をとる生薬です。衛気営血弁証の世界です。デング熱も温病学が日本に普及すると漢方薬でやっつけることができるかもしれません。同じ麻黄甘石湯でも麻黄と石膏の比率が傷寒論と温病では異なるのです。デング熱の診断のポイントは血小板の減少と突然の発熱です。デング熱ウイルスにり患しても不顕性感染が80パーセントもあるそうです。発熱に対しては出血傾向の助長とアシドーシスが怖いのでアスピリンはやめておこう。NSAIDsは胃炎と出血の助長があるからやめておこう。

ダニアレルギー

これだけ暑いとあるいは湿気が多いとこれは中医学の温病の概念が必要かもしれません。熱いだけではなく湿を伴っています。温病学では署湿という概念になります。湿気が多いとダニが大増殖していると思います。アレルギーを疑うお子さんがお越しになったので血液検査をお勧めしたがお母さんが採血して何になるんですか?と言われたので対策がとれます。環境整備ですとお伝えしたが?という感じでした。ダニアレルギーはアトピー性皮膚炎やハウスダストアレルギーと大きな関係がある。ハウスダストやダニはCAP-RASTでCLASS6がざらにいる。アレルギーの検査をしてくれと電話での問い合わせが良く来る。小さなお子さんは今の時期が血管が良く浮いて出ており採血しやすい。小さなお子さんには一回で取れなかったらやめることが多い。保護者の方がもういちどとおっしゃてもたいてい小児科でとお話しする。小児科なら看護師と医師で交代できる。抑える・布団にくるむなどの人員がいる。私しかいない、横に保護者がいる。絶対2回目の採血は難しい。寒くなると湯たんぽで温める。時間がかかる、子供の血管は今が一番血管が浮いている。明日は午後からフリーです。。。。

5.5倍の危険

ソフトコンタクトレンズのケアが良くない人が多い。受診している人には何かメッセージをお伝えしています。5.5倍とは3か月ごとに取り換えるべきコンタクトレンズのケースを6か月ごとにすると5.5倍も角膜感染症が増える。最近は煮沸消毒の機械を売っていません、先日相談を受けたので隠し持っている煮沸気を廉価でお分けしました。煮沸機が販売されていたらなあと思います。もう15年はお越しいただいている方です。昔からの患者さんはきっちりしている。さらには戻ってこられる。考えてみればコンタクトレンズ学会で重鎮がマルチパーパスソリューションはだめです。殺菌力が弱いし汚れが落ちないあかんとアメーバ感染症が増えるといわれていましたがあかんとアメーバを開業医でも死んだできることがあるそうです。コンタクトレンズケアがむちゃくちゃ。コンタクトレンズをつけて風呂に入る・プールに入る・シャワーを浴びることはアカントアメーバ感染症を6.5倍も増やす。マルチパーパスソリューションは高くて効かない液体です。むちゃくちゃな使い方のコンタクトユーザーが増え角膜移植が増え再生医療が進んでいくのでしょうか。

シダトレンが錠剤になる

国民病のスギ花粉症の根本治療となるかもしれないスギ花粉症の舌下免疫療法のお薬シダトレンの液が冷蔵庫に入れなくてもよい錠剤になる。PHASEⅡ/Ⅲが終わりいよいよ承認申請の段階になった。スギ花粉症は日本でしか存在しない、関東地区へ移り住むと花粉症はひどくなる。当分減ることがない病気の一つがスギ花粉症です。漢方薬でも細粒や顆粒よりも錠剤を待望する人は多い。剤型変更は重要です。
現在のシダトレンは液体のため最初の二週間の服用方法つまり用法容量が煩雑で今年年末に登場予定のダニアレルギーの舌下免疫療法で用いられるように錠剤待望論がありました。講演会でも錠剤の方が良いとのご意見でした。さらには経験はないが液体はこぼしてしまうとのリスクがあります。ダニアレルギーではどのような人にどちらの会社の製品が良いのでしょうか。私はそれを知りたい。今年はアレルゲン免疫療法元年と言われています。副作用が少なく、官界率が高いお薬をまっています。

清暑益気湯

夏バテ防止の漢方薬といえば清暑益気湯です。清暑益気湯には3つの方剤があった。その中の一つがツムラの清暑益気湯です。長い間清暑益湯は長い間使っていません、今年は暑いし署邪と湿邪が多いので私は石膏・知母の配合処方を積極的に用いています。生津しないといけないと考えています。室内熱中症の救急搬送は50パーセントを超えています。ただししんどい、私自身が患者さんが増えるとしんどい。人参・黄耆・麦門冬がある。ツムラさんに使ってくださいあるいは売れてますよと言われた。しかしながら私はどちらかといえば実熱を冷やす津液を補う治療を行っている。川の水がお湯のように熱いということは体もクーラーで火やさければ冷えない。さらにクーラーでなければ湿気がとれない。胃熱を取り除かないと水分摂取がふえ比べも水分をとってしまう。よくお話をする人は薬を上にあげる桔梗、熱を取り除く石膏の桔梗石膏を使って上昇から中焦の熱を裁いています。清暑益気湯のように人参・黄耆の配合された処方でで気を補います。陰虚の虚熱果実熱かわからないが舌診で白貳苔がいっぱいの患者さんは冷たいものを飲みすぎです。かえってそれなら冷やす漢方薬が良い。胃熱をとればよい。