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消渇

消渇の特徴は尿量が大量、消穀善飢、消痩の3つの特徴を持ちます、つまり糖尿病です。三多一少の特徴を有します。葛根湯の葛根は血糖を降下させる作用、肩こりの改善などの作用があります。糖尿病の方は40歳を超えると腎虚さらに瘀血の体質に変わってきます。腎虚とは当たり前ですが糖尿病性腎症だけではなく腰痛、インポテンツ(陰萎)などの病態です。腎主水、腎主二便の状態です。久病入腎の病態です。腎虚における基本的な処方は六味丸、八味丸、牛車腎気丸などがあります。瘀血または血瘀とはドロドロの血の流れになる状態です、さらには塊ができる状態です。久病入瘀と言います。桃仁や牡丹皮が入った処方などを考慮します。糖尿病の漢方治療の本治は気陰両虚です。標治は壮熱内盛で、慢性になると瘀血も考慮することになります。気陰両虚には地黄と黄耆です。気飲料虚はインテリジェンスの高い人に多いとされています。三焦弁証では上焦の症状として多飲、中焦は多食、下焦は多尿・濁尿がみられます。数字が出る病気は漢方薬より現代医学が良いと思います。

胃熱

最近漢方薬を処方するとき,平素は暖める人にもあまりにも熱いので同意を得れたら胃熱を除きます。つまり中焦を冷やす生薬を基本に組み替えています。今まで温めていた方でも冷やしています。胃熱は糖尿病状態です、いくらでも食べたいさらに飲みたい。消穀善飢といいます。胃熱は環境が熱いからさらには飲酒の過剰などから起こります。中性脂肪が増える飲酒つまり飲みすぎ・働きすぎ・食べ過ぎは炭水化物が増える・タバコの吸いすぎ・怠け過ぎそして運動不足による肥満。五過ぎを言うそうです。本当に夏場に脳梗塞は多いのでしょうか。私は学生時代脳卒中は気温の差が大きなお彼岸に多いと聞きました。本当に水をとることが血液をサラサラにしてHEMOCONCENTRATIONを解消できるのでしょうか。熱中症ですがこれは上焦・中焦・下焦の三焦すべてに熱があり致死性不整脈や心筋虚血を除外して初めて診断できます。わたしの学生時代は公衆衛生学で熱痙攣・熱射病・日射病の鑑別診断について記載することが大切でした。最近は3つの病態を集めて熱中症と呼んでおり除外診断する病態です。お盆休みに続き今年はシルバーウイークがある。正規労働者は休みが増えうれしい大部分の非正規労働者は給与が減る。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎は性行為で感染します。B型肝炎の感染の原因は麻薬や刺青そして医療関連感染だけでありません。0歳でB型肝炎ワクチンを接種することは抗体取得率が上がります。しかし、思春期前のB型肝炎ワクチンを接種するのも一つです。海外渡航前にB型肝炎ワクチンを接種するためにお越しになっても1回接種で終わる人がわたくしが医学部の学生の時からB型肝炎のキャリアや感染者の唾液や精液にはB型肝炎ウイルスが存在することは当たり前でした。B型肝炎ワクチンが定期接種になると生後二カ月で皮下注射3種類、生後三カ月では皮下注射4種類、生後四ヶ月では皮下注射四種類と怖いようなことになる。さらには生後二か月・三か月・四カ月とロタウイルスのワクチンを接種することになる。海女エリカではB型肝炎ワクチンに遺伝子型がA型が多く、日本ではB型、C型の遺伝子型が多く日本でもA型が増える。遺伝子型のA型が増えるということが慢性化しやすくなるということです。A型はキャリア化しやすい。10パーセントが慢性化する。なぜ日本でA型遺伝子を有するB型肝炎が増えているか?それはSTDとしてのB型肝炎が増えているということです。我々医師もB型肝炎ワクチンを接種する、しかしなかなか抗体はつかない、一度抗体がつけば消えても感染のリスクを大きく下げるというのが最近の見解です。

比叡山高校

天台宗の宗立高校が比叡山高校そして大学は大正大学です。8月9日は天台宗の寺院では四満六千の日です。四万六千日お参りしたのと同じ価値がある日です。比叡山には延暦寺という単独の寺院はありません。比叡山での法華大会(ほっけだいえ)の時にの時延暦寺学園の教員の方とご一緒になりました。お盆を前に延暦寺学園比叡山高校の野球部が甲子園を去った惜しいところです。延暦寺学園というだけあって比叡山高校を卒業することは天台宗の僧侶には出世コースです。宗内生という制度があります。天台宗の寺院の子息がプロの僧侶として英才教育を受けるそうです。朝から登校するまで僧侶としての基礎を叩き込まれます。しかし、私が比叡山に出入りしていた20年前に聞いたお話では寺院のボンボンが勉強ができるかといえばそんなことはないそうです。宗内生が東京の大正大学に進学し天台學を専攻し大学院を卒業すればより一層の出世コースだそうです。13等級ある僧侶の地位がかなり大学院を卒業すると飛び級になります。滋賀県では進学校の比叡山高校には商業科があるそうです。今年の野球部員がどうか走りません。愛媛の進学校今治西高校も普通科ではない生徒が甲子園に出ていると予備校時代の同級生に聞きました。この辺りは今特進コースを設けている学校と同じです。PERFECT LIBERTYつまりPL学園の野球部がなくなるということは一文字も見れなくなることです。さみしい限りです。あんた叡校か?と比叡山に1人で得度に行ったとき聴かれた。恥ずかしくて姫路○高なんて言えなかった。比叡山に行ったら比叡山高校です。

エピペンとハチアレルギー

アドレナリン自己注射のエピペンはもともとハチアレルギーのお薬です。そのエピペンが自由診療から保険診療になったのは給食での食物アレルギーに対応するためです。エピペンを求めていろいろな方がいろいろな理由でお越しになりますが夏には八アレルギーの方が増えます。八チアレルギーの季節です。アシナガ蜂、スズメバチ、ミツバチのCAPRASTを検査することができます。どうもスズメバチとアシナガ蜂には交差性があるそうです。市内の基幹病院の知らないDrからご紹介いただいた患者さんも調べてみるとアシナガ蜂とスズメバチだった。ANAPHYRAXISで緊急搬送されてエピペンを持っておいた方が良いと私を紹介され受診されました。今でこそインターネット講習で簡単にエピペンを処方できるようになりましたが私がエピペンを知ったのは群馬大学でアレルギー学会があったころで二階建ての新幹線やまびこマックスで嬉しそうに行ったことを覚えています。木曜日の診察を終えまずは東京まで行き翌朝東京から群馬県前橋市まで行きました。体育館の広いところでドイツメルクの方のお話を聞きやっと登録医になりました。今日も暑くなりそうです。家から出たくない状態です。

思い出のメロデイー

NHKの思い出のメロデイーを拝聴いたしました。昔は思い出のメロデイーは8月13日のお墓参りをする日でした。OPENINGはりんごの歌そしてみかんの花咲く丘そして岸壁の母と私の亡き母が好きな歌が続きます。NHKも新会館建設に国立競技場よりも高い価格を予定しているそうです。そんな予算があるなら国民からお金を集めることを考え直すべきだという意見が噴出しているようです。世界の国からこんにちは。細川たかしさんが歌っていました。私は兄弟の中で一人ちょうど小学校に入学していたので大阪万博に入っていません。学校休んでまで行く時代ではなかった夏休みはお盆で多くの方が参拝にお越しになり忙しい。思い出のメロデイーが終わりました。最後は以前なら藤山一郎さんが歌っていた青い山脈が全員の合唱でした。時代の流れです。いつまでも年より若く見られるがいつまでも若くない、仕事もほどほどにしておかねばならない。こんなにゆっくりするのは久しぶりです。MUSICFAIRもシオノギMUSICFAIRに代わっている。今日は森高とプリプリが出ていました。塩野義さん、アシテアダニ舌下錠の発売で面会回数が増えることまちがいなし。今や中堅製薬メーカーになっているそうです。

どんこ

金魚用の網で夢前川で久しぶりにどんこをとりました。子供たちは羨ましそうです。大きな魚が取れるとうれしいものです。しかし、福崎町は最高気温が37度もあったそうです。ところでお近くのフィッシュマンへ行くとよいことを教えていただきました。タニシによく似た貝を150円で購入しました貝類を水槽に入れると掃除をしてくれるそうです。貝類は掃除してくれるのですね。私は二枚貝を以前書写ロープウエイの近くでとってきてかっていました。タナゴを買っていたことがあり産卵用と考えていました。子供たちはどんこを見るがはじめてのようです、図鑑で肉食と書いてあるよとびっくりさせました。ナマズと同じで肉食です。しかしアメンボも肉食です。庭のすいれん鉢でナマズを買っていました。田んぼにいるオタマジャクシを餌に献上していました。お盆でクリニックは閉まっていても仕事でいっぱいです。家にはほとんどいません。ああ楽しかった。各地で花火大会です。きっと今頃ポートアイランドは車が渋滞しているのでしょう。

夢前川が熱い

今日は診察が終わりフィッシュマンに網を買いにゆき子供たちとヨシノボリを取りに青いバケツを片手に木戸ダムの手前つまりかなり夢前川上流までのぼった。ヨシノボリはハゼ科の魚です。ヨシノボリは石の陰に隠れており夢前町ではイシクボと言われる。山之内の手前まで上がったが夢前川の水がお湯のように熱かった。昨日警報が出て上流で雨が降ったようですがぬるいお風呂のようだった。毎年子供たちと行くがこんなにぬるいお湯のような夢前川上流は初めてでした。イシクボは佃煮にすると珍味だそうですが今だ食したことはありません。本当に小さな小さなウグイの子供がメダカのように泳いでいる。ヨシノボリは二つ網を持ち挟み撃ちにするがその間をうまく逃げる。私が一番大きなのを捕まえたから子供たちは嫉妬している。小さなヨシノボリが大きく成長するのが楽しみです。途中、古知之庄の駄菓子屋さんにも立ち寄りました。子供たちは駄菓子屋さんと魚取りが大好きです。今年は家島の釣堀でカンパチを釣り、さらに学校行事でミミズでブラックバスを釣ったそうです。お盆の休みにと言ってもほとんど家にはいませんがもう一度子供と行きたいな。子育てもあと数年です。

眼部帯状疱疹

これだけ暑いと免疫力が低下し帯状疱疹の患者さんは増えていると思います。目の周りに帯状疱疹ができると厄介です、特に鼻の頭にできると大変です。角膜とつながっているのです。つまり角膜ヘルへ巣を起こす可能性があります。特に無疹性の眼部帯状疱疹は難しい。眼瞼に水泡がなく目が赤い。はやり目と間違いそうです。淋菌性結膜炎もはやり目と間違うそうです。眼部帯状疱疹ははふつう水泡がある。しかし、無疹性の眼部帯状疱疹がある。すごく痛くいつまでたってもあおらない。ファモビルやバルトレックスなどの抗ウイルス薬をを内服すると痛みが改善する。皮疹の重症化とPHNが残る患者さんもいます、何度か経験がる。これだけ暑いと神経節の中で帯状疱疹ウイルスは活性化する。さらに糖尿病や抗がん剤を使っていると細胞性免疫が落ちて帯状疱疹ウイルスは活性化する。帯状疱疹の予防に水痘ワクチンが用いられています。水痘ワクチンで発症率と重症化を防ぐことが可能です。生ワクチンで効果は10年です。新規に帯状疱疹ワクチンZOSTAVAXが導入予定です。子供で水痘ワクチンの定期予防接種が導入されすでに減少しているそうです。阪大微研の水痘ワクチンは唯一WHO公認ワクチンだそうです。

講演依頼

講演できますか?MRさんに尋ねられました。ダニの舌下免疫療法についての講演をお願いしたいとのことでした。ダニの舌下免疫療法とは国内での使用実績がゼロの薬です、つまり英語の論文を読んで噛み砕いて舌下免疫療法についてお話しすることだと思いました。公民館での一般向けの講演が多く、MRさん向けの講演は10年前に新大阪で西日本エリアのMRさんに集まっていただき一度だけさせていただきました。お盆休みまでにする仕事は投稿原稿を仕上げること、産業医の衛生委員会の準備の原稿を作成すること、そしてお盆までではないが先日依頼を受けたダニの舌下免疫療法のMRさん向け講演が本当に私が可能か手元の今まで学んできた資料を再確認することです。そしてとりは急病センターで日直をすることです。ゴールデンウイークもそうでしたがお盆休みの最後も急病センターです。中学生以下の所得制限つき医療費無料化で受診者が増えているのでしょうか。私のクリニックには中学生以下の方が少ないので暇です。忙しくなったら漢方なんてやってられない。ダニの舌下免疫療法は年末まで出てこない、薬価収載即発売、あるいは3か月以内の発売が常識の中で異例の6カ月先送りです。e-learningが終わりMRさんにカードをいただきました。私は舌下免疫療法を行っていますとの記載が一番上にあります、私の6ケタの舌下免疫療法の講習会を受講したときの番号ではなくアシテアダニ舌下錠を処方する患者さんにお渡しするカードをアシテア受講修了医師番号を記載するところがシダトレンとの大きな違いです。